遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

虎 杖

2022-04-04 16:24:30 | 日記

令和4年4月4日(月)

虎 杖 : いたどり

山野の何処にでも自生する、タデ科の多年草。

茎は太く直立し高さ1m前後、2mに達するものもある。

春先に伸びる若い芽は軟らかく、茎は竹に似て内部が空洞で節

があり、卵形の先の尖った葉を生じる。

春、赤い斑点の在る筒のような若芽の皮を剝いた物をそのまま

食べられる。

夏になると、淡紅色や白色の花が茎の先に円筒花序を付ける。

 

久しぶりに、ご近所から虎杖を頂いた。

その方は、春になると岐阜の山間(親類)に出かけ、山菜摘み

に出掛けていたが、ここ数年出かけられなくなる(コロナ過)

昨日、「虎杖が届いたから御裾分け」と我家にも春の便り、、

アスパラのような形をしたのに、節目に紅い葉が付いている。

早速、下処理(皮を剝き、下茹で、灰汁抜き)をする。

二杯酢や酢味噌、塩漬けや煮物、天婦羅も旨い、、、、、。

ハム巻き、

含め煮、

天婦羅、

 

虎杖は別名「スカンポ」と呼ばれる。

小学生の頃、「すかんぽの咲く頃」という童謡があった。

この歌は、小学生(この歌が出来た頃は尋常小学校という)等

が通学する道に、スカンポ(いたどり)が咲いていた。

これを道々、摘みながら口にくわへながら行く風景が詠まれて

いる。 腕白に従い遊びながら道草をして学校へ行き交う姿が

目に浮かんで来る。

すかんぽの咲く頃(童謡)

作詞 : 北原白秋、 作曲 : 山田耕作

土手のすかんぽジャワ更紗(さらさ)

昼は蛍が 寝んねする

僕ら小学尋常生(じんじょうせい)

今朝も通って またもどる

すかんぽすかんぽ 川のふち

夏が来た来た ドレミファソ

※私達が歌った頃は、尋常生ではなく小学六年生だった。

 

今日の1句

虎杖を喰わヘ道草喧し   ヤギ爺

※喧し:かまびすし、騒がしい