令和4年4月20日(水)
穀 雨 : こくう
二十四節気の一つ、太陽の黄経が30度のときで清明から
15日目にあたる。 4月20日頃
穀物を育てる頃という意味で、この雨に田畑も潤っていく。
地上に在る穀物にたっぷり水分と栄養がためこまれ、元気
に育つ様に天からの贈り物の恵の雨が、しっとりと降り注
いでいる景が浮かぶ。
中国では「牡丹の花」を「花中之王」(花の王様)とか、
「国色天香」(国の色、天の香り、美女や牡丹を指す)と
呼ばれ、最も愛される花で穀雨の頃に咲き誇る花として、
「穀雨花」とも呼ばれている。
中国では牡丹を「穀雨花」と呼ばれる、
日本と中国では季節のずれが在り、中国では夏の訪れる頃
に「穀雨」とされる。
日本では、農耕の準備をする雨となり、農具の手入れや、
田畑の作業が始まる頃である。
穀雨の頃においしい食べ物は、蓬から作る草餅、ゴボウ、
筍などがあげられる。
草餅、
ゴボウ、
筍、蕨の炊き合わせ
ゴボウはきんぴらやけんちん汁、旬の柔らかな筍料理等、
また、桜に代り藤の花の美しい便りが届く頃でもある。
今日の1句
休耕田穀雨ふる畔眺めをり ヤギ爺