令和4年4月5日(火)
清 明 : 清明祭
二十四節気の一つで、春分から十五日目の今日4月5日
「清浄明潔」を略したものと云われ、天地が清々と明る
い空気に満ちてくることをいう。
清浄明潔とは、清らかで明るく生き生きしていること。
江戸時代に書かれた「暦便覧」に、「清明の季節を万物
発して清浄明潔なれば、此芽は何の草と知れる也」と記
述されている。
空気は澄み、陽光は明るく万物を照らし、全てがはっき
り鮮やかに見える頃という意味である。
物がはっきり見える時候は、芽吹いた此の草も何という
草なのかよく判るという。
清明祭 : シーミー、ウシーミー(御清明)
二十四節気の「清明」の頃に、沖縄で行われる「墓前祭」
のこと。18世紀に中国から伝来したといわれる。
一族一門が墓前に集まり、御香や紙銭を焚いてあの世の
人(ご先祖)と伴にご馳走をいただき、泡盛を酌み交わ
し、一日を楽しむ行事。
紙銭とは銭の形を打ち込んだ、打ち紙のこと。
墓前には、餅や御三味の重箱等料理を供え共に味わう。
御三昧とは、豚肉、揚げ豆腐、天婦羅、カステラ,かまぼ
こ等の9品を奇数にならべたもの。
今日の1句(俳人の名句)
清明の風きらきらと一里塚 甘田 正翠