遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

清 明

2022-04-05 16:39:39 | 日記

令和4年4月5日(火)

清 明 : 清明祭

二十四節気の一つで、春分から十五日目の今日4月5日

清浄明潔」を略したものと云われ、天地が清々と明る

い空気に満ちてくることをいう。

清浄明潔とは、清らかで明るく生き生きしていること。

江戸時代に書かれた「暦便覧」に、「清明の季節を万物

発して清浄明潔なれば、此芽は何の草と知れる也」と記

述されている。

空気は澄み、陽光は明るく万物を照らし、全てがはっき

り鮮やかに見える頃という意味である。

物がはっきり見える時候は、芽吹いた此の草も何という

草なのかよく判るという。

 

清明祭 : シーミー、ウシーミー(御清明)

二十四節気の「清明」の頃に、沖縄で行われる「墓前祭」

のこと。18世紀に中国から伝来したといわれる。

一族一門が墓前に集まり、御香や紙銭を焚いてあの世の

人(ご先祖)と伴にご馳走をいただき、泡盛を酌み交わ

し、一日を楽しむ行事。

紙銭とは銭の形を打ち込んだ、打ち紙のこと。

墓前には、餅や御三味の重箱等料理を供え共に味わう。

御三昧とは、豚肉、揚げ豆腐、天婦羅、カステラ,かまぼ

こ等の9品を奇数にならべたもの。

 

 

今日の1句(俳人の名句)

清明の風きらきらと一里塚   甘田 正翠