令和4年4月6日(水)
東谷山フルーツパーク
名古屋市の北部の守山区志段味にある東谷山フルーツパーク
の枝垂れ桜が満開になった。
園内には約1000本の枝垂れ桜があり、見頃を迎え多くの
人が訪れている。
河津桜、ソメイヨシノ、山桜、八重紅枝垂、御衣黄、鬱金等
等が咲き盛っている。
中でも、桜の木の下に在る「雨情枝垂れ桜」の立札に目に留
まり、つい立ち止った。
普段吟行等で、園内を巡る際には何の気にもせず素通りして
いたのだが、、、、。
この日は大勢の人の後に続き、立ち止る先の「雨情枝垂れ桜」
の記述、、、
雨情枝垂れ桜は江戸彼岸桜の栽培品種で、詩人の野口雨情が
住んでいた栃木県宇都宮市の邸内に植えられていた桜の木を
後に雨情を記念して名付けられたとのこと。
この品種を東谷山にも株分けしたようである。
今では全国各地の公園等にも植えられているそうだ。
普通の八重枝垂桜より大きな淡紅色の桜は思わず目に留まる。
杏、桃、林檎、栗など多くの果樹園としても人気の園であり、
園内にはその直売場やレストハウスもあり、季節ごとに果実
を楽しむ事が出来る。
野口雨情は、「赤い靴」「十五夜お月さん」「青い目の人形」
「シャボン玉」等多くの童謡を作った。
他にも「波浮の港」や「船頭小唄」などの抒情歌を多く世に
出している。
我々世代に於いては、最も有名な詩人である。
吟行の仲間、
今日の1句
人溢れ騒めく枝垂れ桜かな ヤギ爺