遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

山査子の花

2022-04-18 16:11:49 | 日記

令和4年4月18日(月)

山査子の花 : メイ・フラワー

中国原産のバラ科サンザシ属の落葉低木、高さ2~3m

春4月頃に針のような小枝から新葉を出すと同時に白色

5弁の花を房状に付ける。梅の花に似て趣がある。

枝には大きな棘があり、秋には黄色の実を結ぶ。

葉は倒卵形で、葉の縁にはギザギザ(鋸歯)があり、付け

根はくさび形をしている。

山査子は古くから、薬用として効能があり、「命を養う

不老長寿の妙薬」と云われ、疲労回復の漢方薬とされた。

また、山査子は生薬名「さんざし」といい、健胃、整腸剤

として使用されている。

山査子の実は、ドライ・フルーツや果実酒等に加工する。

西洋山査子は、ヨーロッパ原産で、高さ2~5mある。

4~5月頃、赤い花を付け「アカバナサンザシ」と呼ばれ、

八重の花は秋に実は付けない。 葉のギザギザも棘もなく

丸みがある。

同属の「西洋山査子」はメイ・フラワーと呼ばれる。

5月頃に開花し、ヨーロッパでは果実や葉は「心臓に良い

ハーブ」といわれ強心薬」となる。扁桃腺炎、消化不良に

も効能があるといわれている。

また、銀杏の葉と組み合わせると、記憶力低下予防にも

効いといわれる。

 

今日の1句

もの憂げに山査子の花濡れそぼち   ヤギ爺