令和4年4月18日(月)
山査子の花 : メイ・フラワー
中国原産のバラ科サンザシ属の落葉低木、高さ2~3m
春4月頃に針のような小枝から新葉を出すと同時に白色
5弁の花を房状に付ける。梅の花に似て趣がある。
枝には大きな棘があり、秋には黄色の実を結ぶ。
葉は倒卵形で、葉の縁にはギザギザ(鋸歯)があり、付け
根はくさび形をしている。
山査子は古くから、薬用として効能があり、「命を養う
不老長寿の妙薬」と云われ、疲労回復の漢方薬とされた。
また、山査子は生薬名「さんざし」といい、健胃、整腸剤
として使用されている。
山査子の実は、ドライ・フルーツや果実酒等に加工する。
西洋山査子は、ヨーロッパ原産で、高さ2~5mある。
4~5月頃、赤い花を付け「アカバナサンザシ」と呼ばれ、
八重の花は秋に実は付けない。 葉のギザギザも棘もなく
丸みがある。
同属の「西洋山査子」はメイ・フラワーと呼ばれる。
5月頃に開花し、ヨーロッパでは果実や葉は「心臓に良い
ハーブ」といわれ強心薬」となる。扁桃腺炎、消化不良に
も効能があるといわれている。
また、銀杏の葉と組み合わせると、記憶力低下予防にも
効いといわれる。
今日の1句
もの憂げに山査子の花濡れそぼち ヤギ爺