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遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

菊花展

2020-10-26 15:57:48 | 日記

令和2年10月26日(月)

名城菊花展

菊は、キク科の多年草で、春の桜と並び称される

日本の代表的な秋の花。

菊作りを趣味にしている人は中年以上の方が多い。

菊が仕上がった頃に、各地の神社・仏閣、その他

で菊花展が催される。

自信の在る人は進んで出品し、審査により金賞、

銀賞等の札が掛けられる。

大掴み

懸崖

 

大輪も懸崖も見事であるが、最近では新工夫された

作品が多く見られる様になった。 亦それに逆らう

様に古典菊の様な日本の伝統を受け継ぐ出品もある。

古典菊

江戸菊

 

大物、中物、小物等や、花の形状により管物、厚物

平物等や、産地の名前を冠した嵯峨菊、伊勢菊、肥

後菊、美濃菊、江戸菊、奥州菊等の系統が在る。

黄管菊

管菊薄紫

厚物

 

昨日(10月25日)から、「名古屋城菊花大会」

が、名古屋市中区の名古屋城西乃丸広場で始まった。

(中日新聞より)

 

県内外の菊の愛好家が育てた菊の花が展示される。

盆栽菊

 

期間は11月23日迄(名古屋城の入場料が必要)

名城菊の会の会員、約70名の350点が出品。

会場は、「大菊」「山菊」「切花」の三部門に分か

れている。見頃は11月の上旬が良いとの事。

亦、11月7日(土)からは「菊人形展」が催され

初代尾張藩主の徳川義直と、その側室の春姫等の

菊人形が展示される。

今年も是非、観に行くつもり、、、、

(写真は、昨年の菊花展のものです)

 

今日の1句

菊花展丹精の顔自慢顔     ヤギ爺


聚楽園の大仏

2020-10-25 16:01:02 | 日記

令和2年10月25日(日)

聚楽園の大仏

愛知県東海市の聚楽園公園に大きな大仏がある。

以前は、自宅(名古屋市港区)マンションから頭だけが

見えたのだが、今では様々な建物が乱立して姿が消えた。

先日、ご近所の方がグループで聚楽園公園の温泉施設へ

出かけ一日遊んで来た。「亦今度出かけるのでご一緒に

どう?」と、カミさんが声を掛けられた様だ、、、。

2年程前の今頃(10月末)、聚楽園の大仏へ吟行に

出かけた事が在ったのでカミさんに伝えた。

 

名鉄電車に乗り、金山駅から凡そ30分「聚楽園駅」で

下車、道路を渡ると直ぐに石段が在り、それを上り切る

と目の前に大きな石の大仏が鎮座。(駅から凡そ5分)

 

聚楽園の大仏

像の高さ : 18.79m、鉄筋コンクリート製

1923年(大正12年)、天皇陛下(昭和天皇)の

御成婚記念事業として着工した。

名古屋市内在住の山田才吉は、当初に寄付を募ったが

集まらず、私財を投じ自身の所有し経営する料理旅館

「聚楽園」(東海市)の敷地内に設置する事となる。

この大仏を人造の石像にしたのは、自身の所有した

東洋館を火災で焼失したり、幾度となく水害等に遇っ

た経緯からと言われる。

この大仏のモデルは、鎌倉の高徳院の大仏と言われ、

自ら何度も通い模した様である。

1927年(昭和2年)5月21日完成、開眼供養

が執り行われた。台座に座すこの大仏は当時日本一

の大きさで在った。

1938年(昭和13年)、旅館と大仏の所有は名古

屋市の会社の所有となる。

1983年(昭和58年)曹洞宗大仏寺の所有となる。

1985年(昭和60年9修復落慶開眼供養が執り行

われた。

現在、聚楽園公園には「しあわせ村」がオープン(平

成9年4月)、健康ふれあい交流館、温水プール、14

種類の風呂がある温浴ゾーン、レストラン等がある。

ふれあい交流館

 

隣接する子供広場には様々な遊具が設置されている。

亦、茶室「嚶鳴庵」(おうめいあん)が在り、抹茶の

接待も受けられる。

吟行の折り、仲間と散策の途中に立ち寄り「抹茶」と

茶菓子で、一時を過ごした。

残念ながら句会は予約が必要で、別の場所で行った。

大仏の大きさと、静かな佇まいに暫し瞑想、、、、、

(その時の一句)

 

今日の1句

大仏と瞑想したる神無月     ヤギ爺


スペースジェットの凍結

2020-10-24 16:16:35 | 日記

令和2年10月24日(土)

スペースジェットの凍結

中日新聞10月23日朝刊より

 

日本期待の日の丸ジェット「スペースジェット」旅客機

(旧MRJ、M:ミツビシ、R:地域、J:ジェット)

は、YS-11型より半世紀ぶりの国産旅客機として、

期待されていたが、三菱重工業はこの生産事業計画を

凍結すると発表した。

2008年3月、三菱重工業がMRJ(現スペースジェット)

国産ジェット旅客機の事業化を正式に決定し、

2015年11月、愛知県営名古屋空港からMRJの初飛行

をし、1時間27分の間飛行した。

 

 

自衛隊機が曳航して、

太平洋上の自衛隊訓練空域で自衛隊機が曳航する中、上昇や

下降、旋回等を繰り返しながら操縦の安全性を確認する飛行

を無事完了した。大歓声の中、着陸した安村機長は「離陸の

速度に達したら、飛行機が飛びたい、、」と喜びの談話。

訪れていた多くの人、地元の人達はこの大成功にMRJの

一日も早い完成を願い、期待に胸膨らませた。

価格 57億円

 

その後の2016年10月から米国での飛行試験が開始。

試験飛行を重ねる中、国際基準にのっとった機体設計、百万

点に及ぶ航空機部品の安全性や精度の高さの証明は、困難を

極め、納入期日の延期を繰り返す事になる。

その間、受注した顧客の米国から100機の受注キャンセル

が、昨年(2019年10月)に発表された。

更に、追い打ちを掛ける様に「新型コロナウイルス」の影響

により、航空機需要の回復の見通しが立たぬ中、米国での

試験飛行の中断を余儀なくされる。

2020年1月、10号機完成

 

この間、スペースジェットの改造型は10機を数え、開発費

の総額は8,000憶円に上り、事業化での総額は1兆円を

超えると言われる。

三菱重工業は、「今後は機体の安全性を証明する、型式証明

の取得する作業は続ける」との方針を示すが、今後は開発費

を削減する様である。

地元の開発拠点、愛知県豊山町にはスペースジェットの最終

組立工場が在り、県営名古屋空港に隣接して「あいち航空

ミュージアム」が2017年に開設したばかり、、、、

地元の動揺は大きい様だ。

何だか、これもアメリカ頼りで開発途中でアメリカに放り出さ

 れ、、挙句に100機のキャンセルを食らい技術力だけ持って

 いかれ、アメリカにいい様に振り回されて、、、、

(ヤギ爺のヒガミ根性か、、、、?)

 

今日の1句

淋しさにただじっと耐へ秋の風     ヤギ爺


霜 降

2020-10-23 16:06:50 | 日記

令和2年10月23日(金)

霜 降 : そうこう

二十四節気の一つで、太陽黄経が210度の時

露が冷気に依って霧となって降り始める頃

「暦便覧」によると、「霧が陰気に結ばれて霜となり

て降るゆゑなり」と説明している。

霜降の七十二候によると、

1)初候では、霜が降り始める。

 

2)次候では、小雨がしとしとと降り、草木の葉が

  黄ばんで落ち始める。

 

3)末候では、もみじや蔦が紅葉し、虫などが皆穴

  に入り動かなくなる。

 

 

昨夜からの雨は明け方から雨脚が強くなり降り続く。

温かく湿った空気が漂い、比較的温かい朝を迎えた。

霜が降りるのは、もう少し先のようである。

今朝は北海道でも最低気温が5度とのこと、彼の地

でも霜は降りなかった様だ。

例年なら霜が降り庭の草木が白く朝日に輝き始めて、

いよいよ冬の訪れかと思わせるのだが、、、、

今年はどうにも寒暖の差が激しく、朝方の冷えに身体

の対応に困る(年齢の所為なので在ろうか、)

 

昨夜からの雨で公園や街路樹が落葉となり始めた。

紅葉はもう少し先の様だが、落葉が始まり、もう直ぐ

に「落葉掻き」のシーズンがやって来る、、、、

霜降は、ソウコウと読む。シモフリではありません

(私も、シモフリと読んでましたが、、)

シモフリは、霜降り肉のステーキなど、、、

 

今日の1句

雨しとど霜降の日のやはらかき     ヤギ爺


百舌鳥

2020-10-22 16:20:49 | 日記

令和2年10月22日(木)

百舌鳥 : もず、鵙、

バード・ウオッチングが趣味の友人から、秋の鳥と

して「モズ」の習性、鳴き声等を語ってくれた。

鵙(もず)はモズ科の鳥で、山野、平野、都会付近

にも繁殖する。

大きさは雀の2倍くらいで全長20cm程、目の上部

に眉状の筋模様がある。喉から頬にかけて淡褐色で、

尾、翼羽根は黒褐色をしている。

分布は日本、中国東南ぶ、朝鮮半島、ロシア南東等、

秋、高い木の頂や電柱等に止まって、尾を上下に振

りながら「キーッ」と甲高く鋭い声で鳴く。

これは縄張り確保のためで「鵙の高鳴き」と言う。

身体は小さいが猛々しく、肉食性の鵙はその高音で、

雀等、他の小鳥達を震え上がらせ、勢力範囲を誇示

する。 性質は荒く、昆虫や蛙、蛇、トカゲ等に

時に小鳥等も捕食すると言われる。

それらを尖った木の枝や、有刺鉄線等に刺し蓄える。

これを「鵙の早贄」という。全ての鵙は早贄を行う。

秋に繁殖期を迎え昂り、つがい相手を獲得するため、

或いは秋に初めての獲物を生贄として捧げかけた、

亦、餌の少ない冬季に備えての保存食等と言われる。

鵙は、鷲(ワシ)や鷹(タカ)等の猛禽類に比べて、

の力が弱く掴んで食べる事が難しいために木の枝

等に刺して食べるのでは、とも言われている。

また、モズは空腹、満腹に関わらず獲物を見つける

と本能的に捕える習性があり、身体が小さく一度に

食べきれずに「早贄」をするという説もある。

百舌鳥と書いてモズというのは、モズは鳴き真似が

上手で様々な声をだして鳴くと言われ「百の舌を持

つ鳥」から、「百舌鳥」(モズ)という。

「鵙日和」(もずびより)とは、「モズの鳴き声が

引きしまる様な澄んだ大気」を指していう言葉。

 

今日の1句

名園の空澄みわたる鵙日和     ヤギ爺