自然を尋ねる人

自然の素晴らしさ、豊かさ、人と自然の係わり合いを求めて!自然から私たちにくれる贈り物を見つけるために今日も歩く。

2019年10大ニュース

2019-12-28 20:58:57 | Weblog
 今年も残すところ3日と数時間。 
堂々川ホタル同好会というボランティア団体が今年も頑張っていますと
小さな声で新聞社に負けないように10大ニュースと名前を付けてチラシを作った。
今年も小学生一緒に彼岸花を植えたり水質調査をしたりと砂留文化のPR。
インク代がないので発行部数は40部、メールがある人には添付で送付した。
その原本写し

A4版4頁


ニュースの1番初めの内容は
今年も自然保護活動で表彰された。山口県新山口に於いて
瀬戸内海環境保全地区会議殿から感謝状をいただき、
多くの人のパラパラの拍手を貰い活動事例発表をした。




この発表者、固い雰囲気の場所で笑いを貰った


2.彼岸花の開花数が県NO。1になったようだ植え始めて苦節10年経過


12月でも咲いている

猪に掘られて日干しの球根が増える中、前年より2万本も増えた


500万本咲く埼玉県や100万本を超える茨城・名古屋・京都。奈良などには
傍にもよれないが毎年増えている。堂々川中流域1200mの道筋と川原だから
まだまだ毎年増えていくはず!

又この川筋には24色の花色が7月から12月にかけて咲く。
写真を貼られる看板を作っている。



3.ホタル
 昨年の西日本豪雨で福山のホタルの里は軒並み壊滅状態
 堂々川の5番砂留が作る川原だけが前年を超えて、他地区から雌の
 譲渡要求があったが時期が遅く断った。


ホタルの幼虫

ホタルを見に来られた人たち

砂留をバックに飛ぶホタル


4.砂留の整備


最大の6番砂留、残念なことに日本トップレベルは他に譲ることになった
高さ13.5m 鎧積みの石崖、お城の城壁みたいで美がある


5.中南米7か国8名の公務員の研修の場
  8年連続で彼岸花が咲くころ来訪され各国代表とごみ談義をした。

6.新入会員高校生、大学生が大活躍
  高校生は昨年暮れに迫谷から流れ出る砂を止めた砂留を再発見
  大学院生は会報の裏面に何故砂留が必要かの記事を書いてくれた。
  福山市の文化担当の方が江戸時代の物のようだから追加で
  日本登録有形文化財に申請する準備を始めたいと!

7.広島や岡山県からも視察の希望が相次いだ


彼岸花は11月になっても花を咲かせてお出迎え


8.小学生と作る観光地


水質調査


夏休み堂々川へ家族連れが水遊びにやってくるがその水が
安全・安心かどうか毎年確認している。
また水生昆虫や両生類の生息確認の場にもなっている


セトウチサンショウウオ


一緒に活動している福山大学の学生さんがDNAを調査したら
カスミサンショウウオと少し異なる新種と判明し、上記の名前が付けられた。
近々ホタルの会報裏面に記事を載せてもらうことになった。

9.不法投棄
発足依頼同好会メンバーがポイ捨てごみを拾い、不法投棄を福山北署と共に
撲滅する作戦をたて対応して大幅に減少していたが今年の9月
4件も発生。同好会のメンバーの多い人は8時間も無駄な時間を費やした。


2日続けて道路上から川原へ投げ込んだ計10袋


捨てた人間の会社が分かって警察が訪問、会社の担当は大慌てして対策を取ったとか!

10.小鳥の巣箱掛け


堂々公園に17個の巣箱を掛けた

内2つからは巣立ちした


1つはスズメに箱を乗っ取られた
もう一つは巣箱のシジュウガラの雛を捕獲し、
下流のサクラの木の根元に捨てたらしい。
おかげでその雛の飼育先を探すのに多くの時間を費やした。

番外堂々川は人間以外に猪やアナグマに自然を荒らされる。
今年、猪は瓜坊3頭のみ捕獲、昨年10頭捕獲したから
学習されて罠に入らなくなった


我が家のトウモロコシを狙ったアナグマは捕獲した


猪はだめだったがアナグマ1頭は獅子の檻の隣で捕獲。
捕獲は福山市の許可を取って、資格のある人の指導で捕獲した。

よく考えたら今年の12月はブログ更新が2回、
いそがしかった!!!。
しかし今回のブログの筆者もあまり頭が良くない。
誰も喜んでくれない仕事を自分で作って時間を浪費している。
こんな人を「い」の付く人とは言わないで
「ば」の付く人というらしい。
来年は馬から離れたいが、今年広島県一の彼岸花の里は鹿に葉を食べられ
1番の地を堂々川に譲ったらしい。
ならば、私は馬が合うなら来年も馬と付き合ってみるか・・・

観光地 ホタル

2019-12-12 14:53:18 | Weblog
昨年のホタルの舞は「福山市でトップ」の評価の方が多いです。
よく飛ぶ地域3カ所からホタルの雌が欲しいと言われた。
 堂々川のホタルは「ソメイヨシノ」の花が咲いた直近の雨の夜
幼虫は光りながら水から上陸して土に潜ります。


サクラが咲いた

水の中

水から上陸


幼虫が光りながら上陸する様は独特の綺麗さを感じます。


1匹の光

5匹が上陸


上陸して土に潜り、約40~50日後に成虫になり光りだす。
ホタルの光る部分は雄の場合お尻の2節が光り、メスは1節が光りもう1節は赤い。


雄のホタル


ホタルの成虫


源氏ボタル


堂々川のホタルの光は年により異なるが普通は6月10日頃がピークである。


多くの人が5番砂留川原で見物される
時々路上駐車で警察に叱られることがある。


ホタルの光の軌跡


3番砂留川原

6番砂留の下方

写真愛好家が撮影すると明るい


源氏ボタルは6月から7月にかけて産卵する。
川の周辺のコケや水草の根等で卵から孵化すると水に直接入れる場所。

私たちは今から13年前この川にビオトープを造った。


広島県に申請許可を貰って開発
4番砂留川原から始め、3、2、5番川原を開発した。


それ以降毎年、8月初旬に福山市の出前教育制度を利用して
水質調査をしている。


近隣の小学生が中心


珍しい水生昆虫


ヘビトンボ


ホタルの幼虫2年目


餌になるカワニナを食べている幼虫


普通ホタルの幼虫は1年目の翌4月に上陸するがもう1年留年するものもいる。
たかがホタル、されどほとんど
ここまでになるのは黒い水の対策から始め、ビオトープづくり、
途中3年ほどホタルの幼虫を養殖して放流もした。

会員、支援者等多くの人のご協力でここまでになり
堂々川のホタルとして観光地にまでなった。
石の上にも3年、努力して10年
来年3月、水環境文化賞を盛岡でいただける内示をいただいている。

今後もご指導、ご支援をよろしくお願い致します。