自然を尋ねる人

自然の素晴らしさ、豊かさ、人と自然の係わり合いを求めて!自然から私たちにくれる贈り物を見つけるために今日も歩く。

キツネ花

2008-09-29 22:23:07 | Weblog
仕事であちこち回っていたら
真白の花のみずひき草が生えていた。



普通は上から見ると赤、下から見ると白、だから紅白でみずひき草といううことになるのにこの家の種は違うようだ。





今晩はみずひきとか赤と白の綱引きではなく彼岸花で遊ぶことにする。
この花の名前を調べると
マンジュシャゲ、彼岸花、毒花、シタマガリ、地獄花、キツネ花、キツネユリなどがある。
一部の呼び名が8月頃咲く「キツネノカミソリ」と同じ呼び名になっている。
たぶんどちらの花にもリコリンというアルカロイド系の毒が燐茎に含まれており
食べると吐き気やけいれんをおこすことが要因と推定する。







昨年も自然のブログを見ていただいた方は記憶があると思いますが白の彼岸花を植えている。
3株植えたはずなのに1株しか芽を出さない。
芽を出さない花もあるが、わけは聞かずに次へ進んでもらう。
彼岸花は生薬石サンと呼ばれる。
上で説明したがこの花の燐茎は毒だが毒は使い方によっては薬になる。
家庭薬として使う場合
燐茎1個を鉄類ではない、陶器のすりおろし器ですりおろし寝る前両足の土ふまずに張って(包帯で巻くほうが良い)寝ると肩コリが治る。
また、膝に水がたまる人は少し燐茎を多くして、小麦粉を混ぜたもので練り、同じく両足の土ふまずに貼る。
何回も何回も使うと効き目が悪くなるから安易に使うことは止めるほうが良い。
また古い文献を見ていたら乳房の腫れにも同じ処方で効果があるように書いてあるがこれは試さないのが正解だ。


9月26日の白い花

9月29日ほぼ満開になった花


前回もUPした堂々川の5番砂留の彼岸花9割がた、いや最多の花が咲いた。
ここに1000本の彼岸花を再来年咲かせるのが私の悲願だ。
今年約150本咲いているから10月に350本植えると来年500本の花が咲く。翌年は倍になるから千本こんな計算です。



こんな計画が立てられたのも
「惹かれるもの」ブログの「巾着田」記事が参考になりました。




みも秋

2008-09-26 10:33:56 | Weblog
秋が来た来た。どこに来た。山に来た。里に来た。北から来た。
実も味も身も観も美も秋だ。春と違った趣の秋を尋ねてみた。
堂々川、国の登録有形文化財5番砂留を彼岸花が見る。



薬膳料理を本格的にすすめようとしているお店がある。
少しだけだが薬草研究で得た知識でお手伝いをしている。


お店は神辺新徳田と
神石高原町国道182号道の駅からもう少し北

(春夏冬、秋がない)商い益々繁盛(2升はますが2つ、5合は1升の半分)
ごしょうばい(1斗は5升の倍)益々繁盛


ここで食べた薬膳料理、天麩羅の中身を確認する


山椒の葉、車前草の葉、紫蘇、スベリヒユ、ヨモギ
刺身のつまはシイバの葉、酢の物は素麺瓜


1部の食材を紹介する。


スベリヒユ(畑の雑草)
うーんこれが食べられる?はい食べました。

紫蘇


商売のPRもう少しするとプライスは840円から1000円ぐらい。
参考までにご飯には、はと麦が入っている。

これから下の4点は静かにブームを呼ぶ薬効がある植物だ。


菊芋、糖尿病に
掘るのが少し早かった。芋が小さすぎた。

秋ウコン、
お酒を飲む人、身体を思えば先に小さじに1杯の粉末を

ナタ豆
最近ブームのようだ。病後の栄養補給に、咳にも良い

ヘチマ、このみを味噌汁の具に、好みに合うかな!
彼岸を過ぎたからヘチマ液を取り化粧水に、
幹を切り必ず根のついたほうを瓶に入れる


欲張りすぎたレポートだが
先日の続きアケビの実
美味しく食べるために研究を続ける。



赤い実が三つ葉アケビで小葉が3枚
白い大きいのがアケビで小葉が5枚の木

水に4時間ほどさらした。うまい味に変身した。
秋の夜長は勉強、研究、そして美や趣味を楽しもう。

お手上げも

2008-09-22 22:56:12 | Weblog
山も家の周りも松という松はほとんど枯れている
暑さなのか、松くい虫なのかはたまた大気汚染なのか


旧山陽道沿いの山

我が家の110年以上の松
3本目も枯れかけた


国の政策により松くい虫予防を昨年からやめた
枯れるのはやむおえないと県の人が言ったとか、言わなかったとか
9月21日日曜日 ホタル同好会の清掃及び草刈り日
川の草も伸びて川面に陽が当たらないから藻が生育しない
ホタルの餌になるカワニナが育たない。そのために草を刈る







今年は猛暑のおかげで彼岸花の開花が遅れているようだ
心配して草を刈り、花の開花を確認する人



もうしょ(猛暑)うがない暑さに耐え切れずに枯れたアジサイを植え替えする人



ゴミを一生懸命拾ってもポイ捨ては後を絶たず



最悪、バイクを分解してそのカバーを2台分も捨てている奴がいる



参加者には雨が降るぎりぎり前で解散をかけていたので主催者は少しは安堵しているが雨は降ってくるし、雷は頭の上で鳴るし、お手上げの清掃日になった
(鴨は葱を背負ってくるものかと思っていたら鴨も同じく手を上げた。何で!)



人間がより以上の豊かな生活を目指し、化石燃料を燃やし、車を一人が1台運転してCO2をばら撒き地球温暖化に拍車をかけている
これから自然の破壊をどのようにストップさせるのだろうか
堂々川の改修をするための手続きに広島県の地域事務所を訪ねたら
そこには水素自動車が鎮座していた。遅ればせながら対策はされている



しかし良く考えたらボランテアの人間が国や県の手が回らない問題の場所を進んで対策しようとしているのに10枚にもなる書類を1部親しい県の人が手伝ってくださったとはいえ、作らなくてはならないもどかしさを感じている
その上、その書類は福山市を経由して提出しなくてはならず、福山市の職員に冗談とは思うが皮肉を貰うのだから堂々川ホタル同好会の人もお人よしだ

薬草研究神石編

2008-09-17 22:03:47 | Weblog
朝から快晴の先勝9月17日
秋を食らう薬草の勉強会を神石高原町で開催した。
今年は会長が自分が快調で忙しいのでまだ2回目の開催だ。
今日のテーマは疲労回復効果のマタタビ酒、ヤマボウシ酒と
会員の希望で菊芋の勉強会としていた。
勉強する前に会場周辺の散策に約1時間。


綺麗な三つ葉アケビ(後で胃に入る)

花が綺麗なゲンノショウコが飛び入り

又の名を神輿草という
お祭りのときの神輿に種子が似ているから


まずアケビと山椒を収穫する。


アケビは皮を天麩羅や油いためで食べる

山椒は赤い種子の皮を粉にして使う


歩いていればいろいろなものにあたる。
昔の人が言った「犬も歩けば棒にあたる」は納得
想像以上に時間が経過していく。
今回はテーマにしたくない「馬鹿になると言うミョウガ」が目に入り採取し始める。
初めはマムシを恐れてそろりそろり歩きだけれど慣れてくると大胆になるものだ。
この人たちにはいくら保険をかけたと言っても馬鹿と言いたい。



6月に尋ねて見つけていたマタタビの木
実を期待したが木さえ見つからなかった。



12時を回ったので昔小学校だった校舎に入り食事をした。
アケビの実を食べた後の皮をマトンの肉と一緒に油いため
渋みと言うかエグミと言うか少し気になる味がした。
残るかと思ったが皆さんで食べつくした。
その後すぐに天麩羅も出てきた。
熱い、美味しい、少し冷めて食べると変わった味だと言う人が多い。
それでも大盛りの皿の天麩羅は残らなかった。
残念なことに自然を尋ねる人も味に気が向きフォトを撮影していない。
証拠がない。説明のしかたにはフォトフォト困った。



最後はマタタビ酒を造る講座
マタタビは会員のTさんが数日かけて拾って下さった。



正常菓実は熟しても今の時期は落下しなくて
マタタビアブラムシが産卵した虫こぶ菓実が落下する。
それを拾うとの事だった。
昨年作ったマタタビ酒を試飲してもらうために持参したが
運転する人には飲むこと厳禁にしたら飲まれた量はわずかだった。
仕方がないから我が講師料はソフトクリーム代に化けた。





今回の勉強した場所はこのような標高500m強の中山間地域でポニーが可愛い。
ここの改修をし、この地をよみがえらそうと奮闘されている人の顔も生き生きとしている。
そばで夏アカネが気持ちよさそうに応援していたのが印象的であった。
暦で言う大安とか友引は良くあたるようだ。
先に早く行動したから帰る頃ポツリポツリと雨が落ち始めたが我が会の計画が勝った。
楽しかったと皆さんから言ってもらえた。

堂々川の生き物

2008-09-15 11:24:15 | Weblog
秋の月は見ごたえがあると言う。仲秋の名月とかがその最たるものだ。
9月14日は14夜だが15夜だと難しい話をする人がいるので月を見た。


すぐにも雲が隠しそうな月が登る

大丈夫かな


鈴虫に今月今夜の月の輝き予想を頼んだ。
「今は食べるほうが忙しい。雲はなす(茄子)」
雲に隠れる可能性は低いと鳴いてくれた。





この田舎の町でも敬老会が行われていたが参加者は少ないらしい。
反面お年寄りでもハイキングをがんばっている人が多い。



堂々川に「井原線まちおこしネット」ブログでは「ほのぼの井原線」でも検索できるグループが堂々川散策に来てくれている。
今後お互いに手を結ぼうと提携を投げかけておいた。

そのとき堂々川の生き物調査で川の中や沿道を散策していたのでその成果を紹介する。



バッタ類





このほかにイナゴは沢山いた。(捕って佃煮に出来るほどの数だ)
トンボ類も沢山いたが撮れたのは赤いトンボだけだ。
コオニヤンマは10匹ぐらいが飛んでいるが飛ぶのが早くて証拠は残せない。



この花たちも生き物には違いないが同好会が作る冊子作成には関与しない。
よって以下は付録の世界だが眺めてください。







秋が深まり始めました。皆さんは何をしていますか。
17日には薬草研究会を廃井関小学校で開催します。ハイよろしく。

せいじと自然

2008-09-11 11:09:54 | Weblog
 自民党の総裁選び
国民があそうと済ませたら
どんぐりみたいにころころ転がって小池にはまってさー大変
途中に福をはさんでもアッカンベ(安汗倍)と逃げられる。
景気と値上げ、福祉と環境
石二(原、破)とらわれると、もうよそう(与謝野)てなことになりますよ。

しばらく都会を追いかけて、自然を尋ねることをサボっており久しぶりの堂々川。
まずは訂正から
ヨシゴイと紹介した鳥はゴイサギの幼鳥ホシゴイだった。(訂正指導ありがとうございました)
そのホシゴイの住処を見つけた。


ねぐらのそばは糞で白くなっている

そんなこと関係ない。洗えば綺麗だよ。
フン

私は夜活動するから騒がないで

どうしても暗いところへ行きたくなるの


ここには3羽が住んでいる。
良く見ると餌には不自由がないみたい。


ザリガニ

ウシガエルのおたまじゃくし?


ホタルの幼虫もそろそろ親が育った川へ戻す事にした。
子供の環境教育のため保育所や小学校へ出かけた仲間以外に約50匹
放流を続けていたカワニナはちょうど良い大きさに育っている。





ホタルの幼虫は固体により大きさが倍半になっている。
飼育中の餌不足だと思える。



旅にでた幼虫が心配になり、カワニナを採取して留学先へ届けることにした。



今日は先日から撮影したいと挑戦していたギンヤンマを遠めだが捉えられた。





綺麗な川や生き物を見ていると世相のごたごたは関係ないように見える。
が今回は間接的に選ぶ人たちだから注意深く見守らないと綺麗な自然がどのように変えられるかわからない。


おおい

2008-09-08 22:42:50 | Weblog
おおいなー。11000人もの入場者。





ちょっといかした福山競馬のTシャツを着こなし、
福山物産協会の半纏をまとうと誰が見ても、あれは田舎のナポレオンだ。
時々勝ち馬券がヒットした常連さんが福山の銘産を買ってくれる。
(陰の声曰く、あの人は万歩計のサービス狙いで来ているのだとさ)





少し暗くなり見えない文字を無理して読むと「うまたせ」と書いてある。
お待たせをうまく洒落たつもりでも人がいないと洒落にもならない。



競馬がナイターで行われている。
福山でも以前挑戦したが人は集まらなかったそうだ。
だんだん暗くなってくる。
初心者ガイドを見て覚えたパドックでカメラを向けたらフラッシュが光り叱られた。





予想屋さんが沢山店を出しているが客がいる店といない店が極端に分かれる。



遠くで騒ぎが起こった。
100円券が40万円を越す高配当になったらしい。



お客さんを置いてきぼりにして野次馬に変貌してその店に急ぐ。



わずかな人がこの店の予想で買ったようだ。
ナイター競馬でナイター人がほとんどだろうが笑う人もおり、ご祝儀を渡している姿を見た。
そうこうしている内に21時が回り本日の終わりが来た。



足が棒のようになった。
宿を訪ねることにした。
馬込に行く。人に聞いたら新橋まで行き地下鉄にお乗りなさいと。
でも本当は大門で乗り換えたほうが時間もお金も安くついた。
こんなアドバイスだいもんだいだと騒いでもしかたがない、
本日は素直に勉強不足を反省した。



翌日馬込に宿泊したと今回の仲間に話したら競馬場で仕事をし泊まりは馬込、
面白い、意識して馬込を、マイナーな土地を選んだ人の顔が見たいと笑われた。

翌日も、その翌日も反省して通勤はモノレールを利用した。
モノレールが競馬場のすぐそばを走り抜けている。



うまも走り抜けて順位がつく。





少し古いが親父ギャルにおじん爺、若いカップル、競馬狂、福山を除くとすべての競馬場を回ったと言う通の人!、親戚が福山にいるからこれを買うよといってくれる人、福山のぶどうが美味しいかったとお礼を言った人は30人を超えていた。
この3日間さまざまな人間模様を見させてもらい、
その上、馬にうまくはまって楽しかった。

ちなみに、勝ち馬投票券には手を出しておりません。
午年を5回も経験すればうまい話には手を出すなの教訓は知っています。

こわい

2008-09-01 16:23:34 | Weblog
ホタルが縁で
堂々川を綺麗にしてくださる方が増えてきた。
そのお礼とまでにはならないが
保育所や小学校へホタルの幼虫を寄付することにした。
その第一弾を某保育所へ届けた。
ホタルの幼虫は大胆だ。里親へ預けられる前なのに食事をしている。


幼虫がカワニナに噛み付いて消化液を出して
カワニナの肉を溶かして食べる


そして、保育所へ着いてこれからの生活が始まる


友達を沢山作って環境PRをしてね


堂々川で綺麗なトンボを見つけた。
でも名前がわからない。





このトンボが止っている場所の足形は何!
頼みもしないのに耕してくれた人は誰!





もうイノシシが活動する時期になった。


蜂蜜会社の社長が捕獲し飼育されている


怖い!どこで会うかわからない。
怖い目にあった日、家に帰れば蜂が大移動をしている。
どこから飛んできたのかわからないが30匹以上が窓枠に張り付いている。



友達の会社に頼もうか。1晩考えた。
結局ホームセンターに行き、殺虫剤を買い、
夜を待ち、雨合羽を羽織って完全武装をし薬剤を撒いた。



今朝までの結果スズメバチが38匹地上に落ちていた。
ちなみに使った薬剤と捕獲した蜂を入れた箱。



38匹の数が気になる方も居られよう。
昔から嘘の38と言って信用が置けない数字だ。
無理に信じてもらう必要はないけれど38匹の集団がいたのは事実で怖かった。