自然を尋ねる人

自然の素晴らしさ、豊かさ、人と自然の係わり合いを求めて!自然から私たちにくれる贈り物を見つけるために今日も歩く。

逃げるが勝ちよ

2010-04-29 11:22:49 | Weblog
日本一の砂留
6月には土砂災害防止「全国土砂災害防止」in広島があるそうだ
そのイベントには堂々川の砂留を見学するコースもあるときいている
全国レベルの大会が広島で開催され、
堂々川が全国へ紹介されるとは夢にも思わぬ出来事だ
くわしくは後日に紹介できると思う!

ところで6番砂留が最高によく見える広場のロープが朽ちて
ホタルシーズンに入ると危険だと注意する人がいた



緑が目に入りだした

その砂留が最高によく見られる広場
そこのロープは朽ちていた



おまけにその方は広島県に依頼して直してもらうのが良いとまで教えてくれた
ところで誰がお願いに行くのだろうか?
事務局の名前が出そうだから、こんな時には逃げるが勝ちとその場を逃げたが
そのような作業は誰に頼まなくても30分もかからない
友にロープを段取りしてもらって「はい」出来上がり

話は変わってまだ雨の降る夜はホタルが上陸している
水から出た蛍の幼虫は砂の広場を通り抜け光りながら
石崖を3m弱のぼり
そして柔らかい土に潜って蛹になるのだ










約2時間のドラマは終わった

次の日
下流の川では鵜が1匹さびそうにたたづんでいたが







危険を感じた川鵜君
逃げるが勝ちと空を飛ぶ

う・う・う
昔の俳人が「逃げるが勝よそのホタル」と言ったのは良くできた話だと感心した1日だった

花から花へ

2010-04-26 22:33:49 | Weblog
ランラン気分の春の日にエビネラン、スズラン


エビネラン

スズラン


が咲きだして、
花から花へチョウが舞う
マメ科の花をひと巡り、遊び疲れたらソラマメの花の近くで一休み


エニシダ

ソラマメ


綺麗な春をミントカエル無精な輩もいれば


アップルミントに隠れるアマガエル


孵化してまだ日が浅いキリギリスの幼児は矢車草を隠れ蓑にして遊ぶ





みんな世の中をそれぞれが上手に渡っているのに、こいつだけは許せない
春とは言ってもまだ寒い日が続く3月のある日
「私は貴方に尽くしたい」と言い夜から少しだけよと援助したら
ひさしを貸して軒までとられたとジャーマンアイリスが嘆く



無理はないつくしは胞子を飛ばしたらスギナが顔を出しすごい速さで勢力を広げる


スギナの群生

ジャーマンアイリス邪魔だ
そこのけ、そこのけと追い立てる


春にもいろいろある事例でした
ところで前回の夜の鳥
トリミングしてみました


パソコンが勝手に自動補正してくれ昼のように明るいフォトに

トリミングしてみたらブレブレでした


鳥の名前を教えてくださいね。


夜の訪問

2010-04-23 11:17:01 | Weblog
春雨がしとしと降る夜の闇にまぎれて黄色い光が地上を這う
この姿に魅せられて
雨が降る夜、雨上がりの夜、堂々川を散策する
しかし、夜の川だからおやつにお茶など準備して訪ねる
夜がとっぷり暮れたスーパーの傍の木に
昼間つがいで餌をとる鳥たちが続々集まっている


少し遅れてきた鳥は
場所がないからホバリング
この姿は尾も白い=面白い


準備がそろうと堂々川へ
そこではすでに一つの光が地上を這い、
よく見ると水の上でも光っている






石の上でも




この幼虫すでに2mも石崖を上っておりその先を追うように川を上がっていくと


トンボの抜け殻

傍には羽化したトンボがいる


その脇にカゲロウもいる



怖そうなゲジゲジの大きいような昆虫もいる




昨晩から今日にかけUPがうまくいかず
すでにPCと3時間近く格闘しています


23時の日本一の砂留


どうどうの音だけが響く夜の川
少し怖い場面もありましたがホタルの幼虫上陸もそろそろ終わりです
夜の訪問も少しの間おやすみ出来そうです


ホタル4月の作業

2010-04-19 21:26:57 | Weblog
NHKの大河ドラマの影響は大きい
何回も紹介しているが福山に鞆と言う港町がある
ここが竜馬伝に出てくるので観光客が増えている
その鞆が見える丘に堂々川ホタル同好会の桜を植えていただいた
福山グリーンラインの展望台のある丘の道をはさんだ東の場所
F7の看板がその白の八重咲き万里香桜だ



夕闇がせまる中、仙酔島の四国寄りの沖、船の明りがぼんやり灯っていた



ぐいと一杯ひっかけて舟歌の一つでも歌いたいが
このグリーンラインは夜間通行止めになるので帰りを急いだ
カメラよあれが福山の灯だ
洗い谷の目線から山を二つ越した13km先が神辺だ



その神辺の堂々川は18日朝から不法投棄防止計画の花の植栽や
川に倒れそうな危険な枯れ松の伐採を行う


30人弱の参加者が安全訓話と最近の情報を聞き

菖蒲を植え

ジャーマンアイリスを植え

川に倒れてきそうな枯れ松を切る


前月から川の斜面等の木や竹を伐採したものを処分する



菖蒲を植えた広場のところではチョウが舞っている





アゲハ蝶がいる場所へ近づいたらなんと10匹近くが一勢に飛び立ち舞った
これは春から縁起がいいやーと喜んでみたが
ホタルの幼虫の上陸は前年の同じ日で比較したらまだ半分である
明日は雨だからどのくらい上陸するか?
「春雨じゃ濡れて行こう、夜の川へ」
「良い男はつらいのう」とひとが呼ぶ光源氏はつぶやくのでした

春爛漫

2010-04-16 10:48:27 | Weblog
ソメイヨシノ桜の花もほとんど散り春爛漫のはずが
気温が10度を超えないので、15時過ぎからあそこのたき火で遊び
ここでもたき火をして過ごす羽目になった15日。

「兎の刻雨には傘いらず」のことわざ通りその後は雨が降らなかった。


朝6時ごろの雨


少しでも雨が降れば夜の勤めが待っている。
堂々川を長靴をはいて一回り
水中で光るホタルの幼虫(上陸の気配はしない)



が周囲を良く見回すと誰かに良く似たボケた幼虫が上陸している。




「貴女馬鹿よね、おバカさんよねー
陸上のほとんどの場所は乾いて、這いまわって土に潜るまでに
背中が乾いて日干しになるから次からはやめるんだよ」
良く良く諭してみたけれど、この幼虫はもう自ら陸へ登りはしない。
後45日後には黄色い光を出し飛ぶホタルに糠に釘の説教をしたのはまずかった。
昨日はこの幼虫1匹だけの上陸だった。
(余談だが貴女と呼んだのはメスだから。メスはオスより20%以上身体が大きい)

幼虫は寒くても(ホタルの幼虫は寒いのは0度でもOKだけれど30度を超えたら弱い)
大丈夫だが春を謳歌している陸の花はどうしているのだろうか。
シャクナゲ、つつじは綺麗に咲いて、この寒さで散るのが長引くようだ。





早めに咲きだしたボタンやカエデの花もこの程度の寒さは関係ない。





ウコン桜も黒松も花が咲いているが異常なし。





赤色をした花のイチゴもワラビも元気





ハーブ
松茸の香りと言う名前で購入したハーブだが
正式名称はいまだに不明
キャットミント、キャットニップに良く似ているが背の高さが違うし
猫が好きな香りだが近づいた形跡もない。



葉を触るとまったけの香りがする。

寒い1日だったが春は関係なく前に進んでいる。

ホタル上陸

2010-04-13 18:16:08 | Weblog
天気予報ではこれから寒くなるらしい
その前に春は一生懸命仕事をしている。その場面から今日は紹介する


日本一の砂留
周囲には山桜やつつじが咲く


桜を植えるまできずかなかったがこの周囲には10本を超える山桜があった


昨年12月に植えた桜(万里香)が咲いた


里ではカラタチの花
太田道灌の花、山吹が咲きだした


カラタチ

ヤマブキ


ホタルの話になるが
4月11日ソメイヨシノが満開で散り始め、その日は雨だった


紅葉の花を伝う水滴


その夜ホタルの幼虫は上陸した
(指標木ソメイヨシノの予想は当たった)


幼虫上陸の光の軌跡
10分間で20cm弱を這う


しかしこの場所は道路、交通事故が起こる


道路を這う幼虫

車が来る

轢かれてしまった


ホタルのために交通止めにするわけにはいかない
しかしこんな田舎の道を21時ごろアベックが乗る車に轢かれるのは悔しい
さっそく保護活動を始めた
約20匹を道路の対岸の池堤防へ移動させた



この場所のホタルは強い
通常3面コンクリーの川でホタルがこれだけ上陸するのはめずらしい

さて、下流の話から堂々川でホタルが昨年600匹強飛んだ場所では



川の中で黄色の光が見える。幼虫が上陸開始
そして1時間後22時過ぎ




上陸したホタルが土を求めて光の軌跡を残して這いまわる
黄色い光に魅せられる綺麗な色だった

お願い
ホタルの幼虫の光る写真をお使いになる場合はこのコメント欄で連絡してください
この画像を撮るために3.5時間がんばりました
暖かい夜が救いでした

いよいよホタル

2010-04-11 17:17:59 | Weblog
昨日の夜から雨が降り出し
今日は15時過ぎまで曇りだったが
耐えきれなくなったが今はしとしと小雨が降る
ソメイヨシノが満開になり、散り始めた夜にホタルは陸へ登りを開始する

昨日の堂々川の様子
上流の淀が池
北へ帰る鴨が間違えてこの池に降りてきたのかも1羽泳ぐ



その池の湖畔は今桜が8部咲き



もう少し下流へ下りるとつつじが目立つ
昔、狸原と呼んでいた谷で今でも狸が生息する



さらに下流に下がって国分寺付近
散り始めたソメイヨシノの傍で小鳥が遊ぶ







その梢の下の川でホタルのえさをとり、来年の飛翔のためにがんばる人がいる
あくまでも鬼が笑っても来年のことだ



狸原の近くに放流した
たぶん今年はこの4番砂留付近で舞うホタルが1番多いはずだ

昨年のイメージから見ると
本日または次回の雨が降った夜から約2週間にわたり
ホタルの幼虫は光りながら上陸して土に潜る



ということで今日からホタル出勤を始めることにするが
今現在は自然がすることで情報はなし


近くの梨畑
花が咲き始めた

さくらⅡ

2010-04-08 21:37:20 | Weblog
さくらのソメイヨシノが満開になり、花びらが一つ、二つ舞う日の
午前中小学校、午後中学校の入学式がありそれぞれに参加させてもらった。


満開

3Cが学校の基本理念


7日のことは忘れて
今日の話はさくらとホタルにしぼり前に進める
まずソメイヨシノだが
この桜は東京は巣鴨から駒込にかけて江戸時代に存在した染井村で発見されたさくらである。
どの文献を調べてもソメイヨシノ桜は種ができてもソメイヨシノは生まれてこないとある。
たぶん突然変異で生まれた1本の桜が挿し木、接ぎ木、とり木等
人間の手により現在のように繁栄し、日本を代表する桜になったと思う。
だがその桜のDNAを調べると先祖がある。
大島桜と江戸彼岸桜の系統のコマツオトメらしい。


大島桜

江戸彼岸桜


私こと自然はいたずらが好きだから江戸彼岸桜2本を植えた隣に
将来ソメイヨシノ桜が生えることを期待して大島桜を植えてみた。
ここでまた疑問が湧いてきた。
江戸彼岸桜はもう散り始めているのに大島桜はこれから咲こうとしている。
つまり交配する可能性が非常に少ないのである。以下はこれからの研究者に任せる。
その堂々川のホタルだが4月12日には雨が降るようだからその夜から上陸するはずだ。
と言うことは5月末から光り始め、6月5日頃から産卵が始まり
その後はメスまで舞い始めて10日すぎより最盛期の乱舞が始まる。
7月初めには卵から孵化した幼虫は川に入り餌を食べ始める。
それに合わせて餌になるカワニナをたくさん増やすことが来年のホタル飛翔数に関係する。
堂々川の役員はカワニナを採取して放流を始めた。


小さな川で貝をとる

カワニナ約3万5千匹


この程度のホタルの知識なのに
神辺観光協会に他の場所の人がホタルで町おこしをするから
指導してほしいと依頼が入り、訪問して川を診断することにした。


この川たぶん昔は飛んでいたに違いない
ホタルが飛ぶ可能性は極めて高いが
ホタルは人工の光や風が嫌い
大量に飛ばすにはホタルが隠れる木や竹藪が欲しい

我が神辺から15km以上も離れた南の地、桜を通してのぞいてみた


依頼者は勉強会を開いて欲しいと要望された。
時間が取れればご希望に添いたいと答え別れた。
帰り道
私が尊敬する指導者がおられる「グリーンラインを愛する会」の活動場所を訪問した。
3年前に訪問した時とは様変わりして堂々川が変わったと
自慢しているのが恥ずかしいほど綺麗になっていた。
その中に記憶に残る鳥がいた。


クジャクの楽園まで出来ていた


教訓
上には上があるものだ
ところでクジャク君なんで木の上のいるの!餌は地上にあるのに!

玄鳥(つばくろ)

2010-04-05 21:02:17 | Weblog
西空に未確認飛行物体UFO現れる



宵の明星を撮影した時の手ぶれが作った画像


24節季をご存じと思うが
立春、雨水の言葉で表わされている24の言葉
地球から見て太陽を通る黄道を24等分したもので新暦で約15日に1回の割に出てくる
24節季をさらに5日毎に分けて示される言葉がある
それを72侯と言う
72侯の最近を見ると
4月5日玄鳥至る、4月10日鴻雁北、4月15日虹始見


4月5日玄鳥(燕)がやってくる

4月10日雁が北へ去る


話は変わって
表の畑で「ゲン(我が家の番犬)」がなく
正直じいさん?掘ったれば


ここ掘れワンワン

穴を掘る
本音は実のならないサクランボに業を煮やし
切断して根から掘り上げた


その際穴から本当にお金が出てきたのであります


金額は5円ご縁の10円が出てきた。昭和37年とある
銅さびで黒くなり文字は読めない


近代知識でさっそく周囲のカタバミを探す
ここでちょっとだけの薬草教室
カタバミには別名=ゼニミガキ、ミガキグサ、血止め草があり、
シュウ酸を含むので銅合金をこの草で磨くと赤銅色が戻ってくる
また擦り傷ぐらいならこの葉を揉んでつけると血止めになる
寄生菌・虫の皮膚病に聞くそうだ



切った桜は燃やして灰にした



その灰を少し弱っていたこぶしに振りかけたら
あら不思議ヒヨドリがやってきて花を食べるようになった



それを遠くから見ていた近所の爺さん
わしも真似をしょうと灰を枯れ木にかけたそうだ
そうしたらまだ火が残っていたようで山火事を起こしてしまった



その爺さん人に自慢をしようとしたばかりに消防署に呼ばれ始末書を書くやら怒られるやら!
もう人の真似はしないと反省したそうだ

ところでご縁が倍の10円はカタバミを探しているうちにどこかへ消えてしまった
さくらが咲きだしたころの不思議な話はここでおしまい

さくら

2010-04-02 20:27:07 | Weblog
天気予報通り暖かくなってきた
昔の洗濯板みたいな雲が東へなびいている



さくらの記事に入る前にもう生え出したタケノコの情報から
たけのこと山椒の公式
山椒の葉が目立ち始めるとタケノコが顔をだす
山xA=竹xA この式を木の芽あいの公式と言う


山椒の木はアゲハ蝶が好む木
アゲハに似た山椒の木をイメージしてみた


話は戻り、神辺のさくらの開花を見てみると


吉野山公園

神辺中学の西 山王さんのさくら

レベルが落ちるホタルの川の指標木

同じレベルのさくら
今に見ていろ堂々川だって
昨年植えた桜がもう数年したら咲くはずだ


蝶チョチョウチョさくらにとまれ
さくらにあいたら福山の鞆へ
映画やテレビからブレイクして


中央下部長靴が石を後ろに蹴る図辺りが鞆

竜馬伝と鯛網PR


この鞆の町のお土産は


薬種 保命酒

焼酎イロハ丸
余談だがくわいの生産は福山が日本一(福山そだち)


悲しいことに福山のメーカーが開発したラーメンに
尾道ラーメンと名をつけたメーカーがある


そのラーメンと鯛の浜焼き


そのラーメン、小魚でだしをとった味は天下一品
なかなかあきが来ないらしい

福山という町 人口47万人もいるのに
こんな経営者がいるから全国での知名度は下から数えたほうが早いらしい
ちなみに堂々川のホタルのほうが全国レベルでは上という笑える統計もある