自然を尋ねる人

自然の素晴らしさ、豊かさ、人と自然の係わり合いを求めて!自然から私たちにくれる贈り物を見つけるために今日も歩く。

2010-07-31 22:12:03 | Weblog
朝同好会のNさんからお電話をいただいた。
不法投棄だった。
おっとり刀で堂々公園に駆けつけた時には綺麗に分別されていた。
約1年ぶりの五袋もの大量のごみであった。


缶ビール、週刊誌、弁当の空き箱等など

別の場所には煙草の吸殻、薬の空き袋、野菜ジュース缶


さーて、この不法投棄にポイ捨てはどんな奴が捨てたか推測してみた。
たばこを吸って、薬りを飲んで、野菜までとる矛盾した健康志向の若者が
一人暮らしで寝苦しいアパート生活の気分を変えるために昨晩車で遠出して捨てたようだ。
捨てたお人、次からの注意事項
堂々川は福山北署のパトカーや駐在さんが巡回しているよ!
同好会の人が見回りしているよ!
イノシシ君も夜には出てしっしと追っても逃げないよ!
ゴミばかりに対応していたら
明日の薬草教室や3日の水質調査の自主活動がおろそかになるので気分を切り替える。
本日の計画を変えて芦田川見る視る館へホタルの幼虫を留学させた。
そこで出迎えてくれたのが6月に見つけたサンショウオ


凛とした姿に変わっていた

名前がまだない
どなたか見る視る館で確認して教えて欲しいのですが


ごみを捨てられた気分の悪さはもうない。
帰り道「紙ヒコウキ博物館」をのぞいた。
よくよく聞けばここは土曜日の10時から4時までが開館だった。





見た目は小さな博物館ではあるが中をのぞかせてもらって驚いた。
紙飛行機の対空時間世界一の記録をここの館長は持たれている。
ちなみに8月8日先日姫ボタルを紹介した近くの豊松で世界大会があるようです。
くわしくは「紙ヒコウキ博物館」ホームページを参照してください。



大きく横道にそれた7月31日、まだ8月1日の薬草研究会の準備が残っている。
テーマは桃と紫蘇の薬効について食べて学んで実感する講座


桃を食べて若返ろう
桃は無農薬のもので甘いことが条件


そして桃の葉を煎じた緑色の液は
ふけや白髪にも効くらしいので試すのである。



子供のアセモには市販薬よりはるかによく効くことはすでに会員多数が実証済みである。
アセモの薬を販売しているメーカーには大変な邪魔をするわけで罪作りな勉強会です。
今回、読者のみなさんには何を言いたいのかよくわからない罪作りのブログでした。


堂々川の生き物

2010-07-29 09:43:54 | Weblog
朝7時うるさく鳴くクマゼミに今日も汗だくの1日が始まるイメージを植えこまれ
10時過ぎからはこの音を聞くだけで汗が噴き出るアブラゼミがなく


クマゼミが声をそろえて鳴く
一匹でもうるさいのに二匹並んで鳴く

アブラゼミも負けない


堂々公園付近で蝉の抜け殻を大量に見つけた
公園では声はすれども姿が見えないので蝉の写真は我が家のもので代用した


アブラゼミとニイニイゼミの抜け殻


あいも変わらず堂々川の草刈りを会員の方と続けている
影の声 日本一の砂留を下流から撮影するにはアシがない今がチャンス
以前どこからかおアシ(お金)をもらったが同好会が喜んでもらう「よし(葦)」とはいえない額だった



草刈時の休憩時間に見つけた生き物を紹介する


走り蜘蛛の仲間
タランチュラほどではないが大きい
すぐ近くに牛ガエルがいたが撮り逃がした
この蜘蛛もうすぐ牛ガエルの餌になるのだろう


砂留を撮影するには絶好の場所の橋上にはアブがいる


こいつにさされたら痛い、アブないから注意


おなじみのトンボ
他にキイトトンボ、赤いトンボも見えたが証拠はなし



水がひいた川岸には蝶が3匹遊んでいる
うまい具合に1直線に並んだ


青筋アゲハ?


以下は堂々川のお隣の川にすむ親子鳥


バン親子の愛を語る姿

カイツブリの子供は潜って撮影拒否


最後に現在堂々川で育っているだろうホタルの幼虫の大きさは


生態研究中の平家ボタルの幼虫


2mmを超えた程度だろうが自然の状態では見つけることは出来なかった





川の水質調査

2010-07-26 09:18:03 | Weblog
7月25日夕方雨が降った。
西に沈みかけた太陽を背に東を見ると虹だ出ていた。


雷も鳴る

二時から遅れること三時間以上たった誤時の虹


本題にかえって8月3日、小学生の夏休み自由研究を兼ねた
福山市と共同開催の水生生物から探る堂々川の水質調査を行う。
その準備は結構きつい仕事になった。


よく伸びたものだ
2m近いヨシ(葦)=アシ等の草を刈る

水を浄化してくれる時は良しだが草を刈るときはアシになる
昔の人は良いことを言う=ヨシアシと

水質調査はこの橋の付近ともう1個所


参加者を募集している
カワニナなどの放流をやめているから綺麗な水の判定を期待する


カゲロウなどの水生生物

トンボの抜け殻の発見


5番砂留が作る砂堆積地のすぐ下に
ごみの不法投棄をやめるようにと同好会の悲願達成のために
彼岸花を植えている場所がある


誰が植えたかこの場所にグラジオラスが咲く

薄い紫


その傍に3本、夏水仙と呼ばれるリコりスがピンクの花を咲かせた
今年の5月に植えたものだ


リコラスと草刈をした5番砂留を見る

蝉の抜け殻とリコりス


水質調査 募集要項
8月3日火曜日 9時集合 堂々川1番砂留付近
ごみを拾いながら徒歩で5番砂留まで
9時30分福山市の環境啓発課の方と合流
川の中に入り水中生物を採取
生物を採取後に水質判定
スイカを準備するので川原で食べてもらう。その皮はカワニナの餌にする。

準備するもの 長靴 タオル 帽子等必要と思うもの 
スポーツ飲料と500mlのお茶は同好会で確保、教材は福山市より配布予定。
希望者は保険をかけるので28日までに 事務局 090-2865-3486へ電話を!

お願い今回の調査以降
子供さん他の方が川の中で水生生物をとらないでください。
ホタルや貴重な生物保護のためご協力をお願いします。

姫にこがれて

2010-07-24 16:43:47 | Weblog
本日24日の気温
「アチイ」のを通り越して体温越えの37.3度



今年ホタルが昨年比55%を受け、来年のリベンジに向けて
源氏ボタルの餌になるカワニナを35000匹副会長と採取・放流した。


高屋川からひきいれた川にいるカワニナを2人90分で

採れた約35000匹を堂々川に放流した


堂々川のホタルはさておき
7月21日幼虫が水中では暮さない姫ボタルを約1時間20分かけて
広島県中央部の油木と言う町から岡山県寄りの集落へホタルを探しに旅した
そこにはまたたびの木が葉を白く染めていた


我が頭の髪の毛と白さを競ったらまたたびには負けた
と言うことはまだ若い


この地にもホタルを守るボランティアの方がおられた


貝原

出佐(いずさ)

ホタルを守る人


余談だがこの川では7月初め源氏ボタルが無数に飛んだとか。
この川の上流には山口の豊田町と同じ石灰石がたくさんあると言う。
(豊田=日本最大規模でホタルが舞う町、ホタルミュージュアムもある)



ホタルは恋か愛かは知らないが人を夢中にさせる。
そんな人がいるところが多く飛ぶのかな!
リベンジの姫ボタル





前回の山野よりねずみ花火に近い光りが撮れた
そして水に入らない幼虫を数匹撮影した






この木に3匹光っていた


多分光るホタルの撮影は最後だと思う
これから来年の堂々川ホタルを飛ばすことを考えるが
これだけ川が自然現象に左右されると保護する方法が難しくなるかも!
砂が多く流れカワニナの餌をどうするかまで考えるのだから!
こんなに暑いと考えるのは無理だよねー。

こんなのあり

2010-07-22 15:08:16 | Weblog
7月18日のことだった。
堂々川ホタル同好会の定例清掃日の出来事。
朝の集合場所、堂々川1番砂留


水が邪魔して通せんぼ
結局、お母さんが車で救助に


本日の作業はごみ拾い、伸びた草刈り、さくらに防虫予防と施肥


遠くでごみを拾う人の呼ぶ声がした

何が起きたかと駆けつけた
ありゃ!蟻ではなくたくさんの1円玉


そのお金は作業が終わった後神辺交番へ
親切な相談員さんとお金を数える
引き取り手がなければ10月19日以降引き取りに行けば同好会のものになる
しかし1円玉を300枚以上数えるのには時間がかかる。
お金を捨てるなどこの罰あたりめとつぶやくとこのお金もしかしたらお賽銭?の声
そしたら泥棒!ここは警察なんだけどなー!

さくらの木の周辺整備と施肥を行う


肥料は前日夜盗まれないようにそっと置いた

害虫退治と鳥糞ペレットを撒く

草を取るのを鳩も協力してくれた


ホタルが孵化しているから餌になるカワニナの生育を助けるため川の周辺の草刈
今年よく飛んだ場所を主力に草を刈る
それにしても暑い!






7月14日までの2日間にこの川周辺で降った雨、約130mmは
その日の6番砂留


砂留から落ちる過去最大規模の水

18日はご覧のようにちょろちょろ


今日のテーマは
とうせんぼ
お金を捨てる
水の量
でした。

あい

2010-07-19 21:39:57 | Weblog
ホタルの勉強会でお世話になったボーイフレンドと
子供たちとの中をとり持ってくれるガールフレンドの誘いで
藍染め勉強会のお手伝いに参加した。
子供たちの参加が少なかったので記録写真係りになってしまった。
藍染め
奈良時代に日本へやってきて、一時期はこの植物で染物を染めるのが当たり前であったが
時代により外国から新しいものが入り衰退していったが
今でも徳島県を中心に受け継いで染めている人は多い。
虫が衣服に着かないとか藍植物特有の利点もたくさんある。
(昔から 「蓼食う虫も好きずき」 という言葉あり)

藍染めについて
アイはたで科1年草で赤まんまと呼ばれるたでによく似た草だ。
その草の葉を傷つけると傷口が藍色になる。
前置きはさておいて、時間が来たから勉強を開始する。


ガールフレンドが挨拶

藍染めの先生が青は藍より・・うんちくから始まる


あいを染料にするには数カ月かけて乾燥した葉を発酵させるとか


この染料かなり高価なものらしい
ボランテアの方が講師だが都合が悪いことは聞かないことにした


模様をつける段取り


でんぷんでした絵を描き、熱湯へ浸ける

色が入らないように輪ゴムで縛る


模様をつけたら色をつけるため塗料タンクへ作品を浸ける


色を濃くするためには数回つけたり乾かしたりする


タンクへ浸けて引き揚げ干す





干すと模様が浮き出る



と言う工程で藍染めは出来るのであるが材料の藍玉が高価と言うのが難点だ。
違った観点から見てこの藍染めを使った新しい商品開発もできると思った。
同じことを考えている実業家もおられ相談がさっこく舞い込んだ。

たかがあい、されどアイ、藍は偉大だが、私はホタルの愛に恋が好きだ。

梅雨明け

2010-07-17 21:20:27 | Weblog
蝉の抜け殻発見、アブラゼミが飛んだ。


アブラゼミの抜け殻

アブラゼミ


先日のニイニイゼミは声だけで梅雨明け宣言をして、戻り梅雨と言うミスを起こしたが
今度のアブラゼミは姿を現し梅雨明けを証明した。
気象庁も梅雨明け宣言したのでめでたしめでたし。
昨日までが嘘みたいな空


桐の実のかなたは青空


昨日までのゲリラ雲



一夜明ければこうも変わるとは


堂々川最下流の池でカイツブリが子育て


ゴイ鷺の子、ホシゴイはすでに自分で餌を探している


友人宅の前の池では
バンが子育て、子供が5羽もいた





梅雨が明けたので雨の心配はなくなったが今回の戻り梅雨のおさらいをすると
神辺町 北緯 34度 32分 44秒
     東経133度 22分 54秒の地点では
    雨の降り始めた13日(累計57mm)
そして14日までの累計127mm、1時間最大雨量17mmだった。
    こんな降り方をした場合山崩れなど土砂災害が起きやす。

こんなに雨が大量に降り、水かさも増した堂々川のホタルはどうなっただろうか。
生態研究の為に飼育してる我が家のホタル


孵化して3日目


堂々川でも同じことが考えられるから平家ボタルの半数以上は孵化しているものと推定できる
という推定の世界で平家ボタルは1ペアーが約100個卵を産み半数が孵化していれば
それは下流へ流され来年堂々川で光ることはないだろう。
それでもまだ半数は健在のはず、ホタルは簡単に消滅危惧種にはならない強い虫だ。

昨日から咲き始めた我が家の「節黒仙翁」が言うことには


フシグロセンノウ


「自然をいじめれば自然は必ずしっぺ返しをしてくる。
バンバン、バンバン、ババン、バン
池に生活排水を垂れ流しにして藻や水草で水面一面を覆うとは何事だ。
今度はこの場所をゲリラ雲が襲いにくるぞ。
速く対策を考えないと!」

広島県東部の大雨

2010-07-15 09:55:40 | Weblog
7月14日広島県福山市の北東部の雨、被害は少なかったが大量に降る。
昨年7月25日と比べても負けてはいない雨量だ。
昨日の中国新聞に紹介された堂々川の砂留は広島県最大規模と表現されていた。
(江戸時代の姿に戻したのに、そして本当は日本一なのに悲しい記事だった)
その堂々川の水量は近年の最大規模だろう。
7月13日から国の登録有形文化財の砂留を超える水を順次紹介していく。


7月13日の5番砂留

7月13日の6番砂留


かなりの雨が降った13日まだ砂留は平常心を保っている。
が1夜明けた14日、様相はがらりと変わり川の水が「ドウドウ」と音をたてている。
この「ドウドウ」が堂々川の名前の言われである。
7月14日午前中の砂留を紹介する。


1番砂留下の砂留

2番砂留

3番砂留

4番砂留


1番砂留から4番砂留を一気に見ていただいた。
5番と6番砂留は昨日と比較してみてもらいたい。


5番砂留

水の怒りが見え隠れする怒ったような水の流れ
不法投棄や自然を無視した化石燃料の使用で水が怒る


堂々川の支流の2つの砂留


鳶が迫砂留

内広砂留


堂々川が流れ込む高屋川は



そして高屋川が合流する広島県ワースト36年の芦田川



この地点で高屋川は1級河川全長86kmの芦田川の水の1部となり瀬戸内海に流れ込むのである。

このたび水害にあわれた方々には心よりお見舞い申し上げます。

姫(金)ボタル

2010-07-13 22:06:48 | Weblog
姫ボタルが飛び始めたと聞いておっとり刀で訪ねた先は


福山市最北端の山の中の山野と言うところ

10m強の落差がある滝の近く


正式名「姫ボタル」別名金ボタルと言う
ホタルの体は小さいが光ると金をちりばめたような光が見られる
政治の移り変わりが早いから、年金暮らしも将来苦しくなりそうだ
今から金を拝み、金確保を考えるために9日、10日と山野へ出かけた
夜の撮影を行うが源氏や平家の調子では光が撮れない





1時間ねばった成果が上の2枚
2007年兵庫県立大学の教授に誘われ
「ホタルのふやし方、写し方」の本に寄稿した際
村上教授から教わったやり方だと姫ボタルは
フイルムカメラでF1.2レンズを使いなさいと言われていた
焦点をうまく合わせばデジカメでも写せそうだと思うがご存知のような大雨で
30分程度のドライブはその後出来ていない
姫ボタルは


平家ボタルをもう少し小さくした8mm以下
速いサイクルで光の点滅があり、光が非常に綺麗だ

21時を過ぎると葉にとまることが多くなる
ここのホタルは葉っぱで数えると64匹ぐらいか?
今回も九九を勉強することが出来た

大きさの物差し(右の銀色が私の携帯電話)
飛びあがる寸前


今回の収穫は何と言っても道路を光りながら這いまわる幼虫の姿だ





源氏や平家ボタルの幼虫が動く速さと比べると数段速い
少しよそ見をしていたら



草の中だった
闇にまぎれて逃げられ観察は途中で終わった
今回訪ねた山野は星は綺麗に見えたが暗い場所で全般的に撮影は失敗
堂々川で磨いた腕で源氏ボタルの光が見えたので撮影した



やっぱりうまくいかないが「カジカ」の鳴く声が値千金だった

余談
20時過ぎまで瀬戸公民館でホタルの勉強会があった
そのとき話したが幼虫時代を水の中で暮らすのは
源氏、平家、久米島ホタルを含めて世界のホタル2000種
日本で50種いる内で5種ほどだと言う
姫ボタルは陸ですごすホタルと言うことだ

久しぶり

2010-07-11 13:57:22 | Weblog
ニイニイゼミが梅雨明けを教えてくれたが、今朝早くから雨が降り出した
10年当たっていたから信用したがやはり今回は間違いか!
なぜ嘘をついたか蝉に聞いたら、
「よくあることだ、昔は梅雨明けした後大雨が降るケースは多かった。
そんな場合気象庁は戻り梅雨だと平気で回答していたと思うが!
なぜ私を責めるのか」と逆に叱られた
蝉問答はさておいて
我が畑を見ると
サツマイモの花が咲き、遅ればせながらいもずるも芽を出した。


今年は6月初めに買った10本の苗の80%に花がついた
ヒルガオ科の植物だから花もアサガオなどによく似ている

天候異変だろうか、今頃芽を吹く日本で1番甘いとされる安納芋


アブやハチが飛び立つ毎にラベンダーもよい香りを漂わせている



ホタルにかまけて放置していた田んぼを除くと
カブトエビとオタマジャクシ発見


尻尾がエビの形をしている

足と尻尾で蛙だとわかる
よく考えたら蛙には尻尾はない、
おタマから蛙に変わるとき落ちてなくなる


堂々川も会員の皆さんが思いついたまま草刈りをしているように見えるが
不法投棄をさせないように伸びた草を刈り周囲が見えるようにしている


1番砂留

2番砂留下流


5番砂留も草刈してあるが例のイノシシも早速やってきたようだ
今年はイノシシのおかげでしし16の掛け算や九九を教えてもらい楽しかった



残念なのは本当にホタルが16匹しか飛ばなかったことだ


尾も白い鳥


今年はししが活躍してくれたこと等でホタルは最終的には700匹弱と
昨年比55%であったが観察したりPRしたりするには面白かった
久しぶりに
尾も白い鳥が登場した

次回は姫ボタル(金ボタル)の取材を記事にします