自然を尋ねる人

自然の素晴らしさ、豊かさ、人と自然の係わり合いを求めて!自然から私たちにくれる贈り物を見つけるために今日も歩く。

ヤーコンばんは!

2005-12-28 23:21:26 | Weblog
夕焼け空がまっかっか
とんびが遠くで丸描いた。
薬草研究アンチエイジングの会、神辺の平田リーダー小グループ研究会に参加の帰り道でした。
いつも、とんびやカラスが多いところなのですが
いつもと違うのは夕焼けが綺麗なので、年の瀬が近づいているのに車を降りて夕焼けを楽しんだことだ。
自然よ!オレンジ色の美をありがとう。
さて、今日はリーダーが900坪強の土地の一部に植えているヤーコンが主役となった。

写真1ヤーコンの8月   
リーダーが濱田さん他に声をかけヤーコンを堀り、加工して薬効を試していると言う。
まだ試す期間が短いので確かな効果はでていないがリーダーは血圧が高かった。
でも、ヤーコンを食べ始めてしばらくしたら、平均値より少し高いが低くなって安定してきたそうだ。
このように効果のありそうなヤーコンの薬効を文献で調べられていたので紹介しよう。
糖尿病及び血糖値の低下、ダイエット、生活習慣病(高血圧症等)、便秘、老化予防、がん予防、整腸作用に効果を示す。

写真2ヤーコンの芋
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ヤーコンの食べ方についてはさすがに主婦、皆さんいろいろ研究されている。
その1部が下記である。
○ヤーコンのきんぴら
芋を牛蒡のキンピラのように千切りし、油で炒める。好みの調味料やゴマを加えて出来上がり。
ニンジンと一緒だとさらに薬効が多いという意見も出た。
○酢浸け
生芋をスライスして酢に浸ける。翌日から漬物代わりに食べられる。しょうがを加えたら体がポカポカしてくる。
○煮付け
サトイモのように、皮をむいて煮付けるそうだがこれだけでは私は料理できないのです。
だから黙って聞くだけでした。
○サラダ
生芋の皮をむき、そのままスライスしてドレッシングをかけてサラダとして食べる。
[注意]ヤーコンは掘って3日ぐらいまでは、灰汁が強く苦味が出る。
だからさーと茹でて灰汁を取ると美味しくた食べられる。
○ヤーコンの葉や茎を乾燥させてお茶代わりに飲む。
今年の葉や茎はすでに霜に当り枯れているので、芋をそのままスライスして、半日日干し、その後陰干しして、からからになったものに熱湯を注ぎお茶代わりにして試す事にした。
他にも沢山あるようだが今日はこのくらいで効果を1月までには確認する事にした。
参考までにヤーコンにはポリフェノールやフラクトオリゴ糖、カロテン、ビタミンB群等、食物繊維、カリウム、鉄、亜鉛、マグネシウム等ミネラル類も豊富だからこの芋をターゲットにしたのは正解であり、さすが薬草に興味のある人たちだと思った。この芋は日本に入ってまだ20年ぐらいの新参食物である事と心無い人が生産農家をだまして高い価格で芋を売りつけた過去があるからさつま芋のように大衆の誰でも好むところまで浸透していない。


写真3サンセット      

今日は12月28日
「もういくつ寝るとお正月」お正月の歌が聞こえ始め,夕日は山の端に沈み始めました。
来年の夢があるサンライズを期待して、皆様良いお年を!サンセット!さらば!

松物語

2005-12-25 22:36:08 | Weblog
年末が近づくと各マスコミは今年十大ニュースを競って掲載する。
以前書いたことがある十年一昔説の事を思い出し二昔ほど遡ってみたら、85年はジャンボ機が墜落して500名以上の尊い命が失われた。この飛行機には仕事で親しくさせていただいていた2名が犠牲になられた。冥福をお祈りして次へ進むと95年は阪神淡路大地震ひどかった。多くの人が亡くなれたがそれ以上に身近に感じたのは東京出張が新幹線高架が壊れたので神戸が通行止めだから困った。多分この高架の工事も今思えば木村建設他のようなワルが作ったのであろう。そして今年はJR西日本の事故である。10年の節目に3回連続で面白くない災害・事故が起きている。このことである人からの情報を待っていたのだが風邪をこじらせたからだめだと言うので、待つのをあきらめて今日は松の話に切り替えた。
私の住むところに松屋と言う敷地300坪の邸宅がある。このうちは江戸の末期に本家からの別れ家だが庭に松の木が十数本あった事からそう呼ばれていた。最近はどこの地方も同じで、松くい虫に襲われ9本になっている。その中の1本に松に寄生するヤドリギ(写真1)があったのでデジカメが活躍した。このヤドリギの実は今時分はグリーンだが熟すと赤くなり甘いので子供の頃は良く食べた。緑の実時代は鳥もちになる。粘着力が強いのでめじろや鶯を取るのに使った。巷では先生が走って忙しいのに、この年末時間があるのか昔を振り返えっている。

写真1はヤドリギ(別名松グミ、マツビイビイ)


写真2は松脂(マツヤニ)を取った後の松の傷跡
もう1つの写真2は太平洋戦争末期石油がないからその代用に松脂を取って燃料にした。思えば今年の石油価格は暴騰した。石油が高くなると半世紀以上前のこんな仕事が必要になるのかな!
自然を尋ねて歩くと面白い事にぶつかる。今年もあとわずかだが不思議を探す努力を続けたい。
さて今日の薬効だが今日私が立ち上げたホームページ のおばあちゃんの民間薬の中の「松私も役に立ちます」に載っているから見てね!
又、すごく人気のあるIT講習奮戦記12月23日に私の記事が掲載されているからそれもごらんいただければ幸いです。


日本の三大薬草

2005-12-22 11:40:06 | Weblog
朝起きてからの出来事でした。大雪が降ったのです。
昨日は危なかった。
広島の薬草園でボランティア活動を行いそれから山陽自動車道を通り帰宅した。
帰宅後しばらくしてテレビを見ていたら雪で高速道が通行止めになっている。
そして今日は8時過ぎから10時過ぎまでに10cm弱の積雪があった。36年ぶりかな。
さて、昨日の薬草園を紹介しょう。
広島大学の広島市段原地区の薬学部の北に位置し、2000種弱の薬用植物がある。
ほとんど冬なので枯れは模様を呈しているが名前、数、看板の効能、育て方が勉強になった。
この薬草に関して大学の教授から育て方、生育環境を説明いただいた。
センブリは最近姿を消しているが、生育地では秋に花が咲いたら全草全てを刈り取ったり、2年草なので冬場のセンブリの姿を知らないから草扱いで削り取ってしまう等困ったことだと。種は小さいから水をやるだけでも浮いてしまい発芽しない。新聞紙で覆いをし、乾燥しないようにさせるなど発芽の工夫も必要と。


日本の三大薬草・センブリ




今日の薬草教室はセンブリ、ゲンノショウコ、ドクダミと薬効の競演だ。
○センブリ
 秋に芽を出し、冬を越してその秋白い花を咲かせるが恥ずかしながら見たことがなかった。
薬効は江戸時代以前、蚤やしらみなどを殺す殺虫剤であったが、その後私たちの親の時代まで苦味の効いた胃腸薬として重宝された。
さて、千回振り出してもまだ苦い、千振とか当薬の名前がある苦い薬は
舌を刺激し、脳に指令を送り唾液を出したり、胃を活性化させて強くする。
ホワイトリカーに浸けてトニック代わりに使用すると円形脱毛症に効果を示す。
又しもやけにも良いそうです。
○ドクダミ
 膿の出る傷、にきび、中耳炎、かぶれ、腫れ物、むしさされ、慢性鼻炎
 婦人病 ぎっくり腰 高血圧予防 利尿 便秘
○ゲンノショウコ
 利尿 胃腸の強化 下痢止め 高血圧予防 冷え性 腹痛 

表題の写真はウイキョウ(別名フェンネル)ですがこれも良い薬です。



カマキリと雪の関係

2005-12-19 11:20:34 | Weblog
雪が約1cm積もっている。
こんなのは積もると言わないそうだ!
でも瀬戸内でJRのぞみが停車する駅から、夜だと10分のところの町は雪が降ると大騒ぎになる。
道路は凍結し、坂道では車が斜めに止まり、後ろから数人が押している。
いつもの朝なら300mは渋滞する道路はのろのろながらスイスイと走っている。
驚くことに、冬用装備をしていないお嬢さん運転の軽4自動車が他の車に比べるとスピードがでている。
1台だけではなく数が多い。
これからみても世の中は変わってきている。日本が滅亡に向う人口の減少要因が分かる気がした。
この雪の中、雪化粧を撮影するうちにカマキリの卵が高いところに産み付けられているのを見つけた。
そういえば今年はまだカマキリの卵の高さを記録していないことに気がついた。
カリン2.5m タラノキ1.5m サンシュウ2mと確かに高い。


新潟県のどなたかが昭和38年の豪雪の時から
カマキリの卵のある位置と雪の降る量を研究していると聞いたのが6年前である。

面白い記事があったのでリンクしてみた。しかし再度開いたらH15年のものでしたのでお詫びします。

カマキリの天気予報、雪予想があるのだが現在の気象庁の予想よりは
かなり当る率は少ないと私は思っていましたが今年は負けたみたいです。
当るも八卦、当らぬも八卦を占う師走の一興も面白いと思いますが。



牡蠣(かき)

2005-12-17 19:13:39 | Weblog
寒い!風が強い!雪が舞う!
私の決めた職務分掌は植物、歴史系の自然を尋ねる人なのだが
最近はホタルだの、蝶だのと動物系が多くなっている。
多少は多めにみるが今日で3回続くとなるとブレーキをかける必要があると自問した。
しかし友人や息子が牡蠣の殻付が欲しいという。しかたがない!
これだけ寒ければ牡蠣の身も締まっているだろうと思い、産地へでかけた。
岡山県の寄島と言う所で、国指定天然記念物カブトガニの繁殖地の近くだ。
この地区は大きな河川が海に流れ込んでいないので海水は綺麗だと思い常連を決め込んでいる。
しかし寒い。北国の冬はこれが当たり前なのだろうが、まだ12月の中旬でこの寒さ。
遠くの山を見ると中腹より上に雲のようなものがかかり、どうも通り雪を降らしているらしい。

写真1
今日のテーマは牡蠣の薬効を牡蠣打ちのおばあちゃんに聞いた。
1.糖尿病や腎臓病を気にしている人進行が防げるので食べよう
2.高血圧症の人は続けて食べると降下剤を減らした事例がある
3.動脈硬化、肝臓病、心臓病を気にしている人は食べてみよ。効果があるから
と教えていただいた。
確かに海のミルクと言われコラーゲンが豊富だと聞いたことがある。
今回は私の専門外だから深く追求はしないでください。
殻付牡蠣の食べ方も教わったのでご存知とは思いますが記載します。
よく水洗いして
レンジの場合、数にもよるが10分~13分
鍋に牡蠣を入れ、そしてカップ1杯の水を入れ沸騰させて約10分
レンジでも鍋でもこれで牡蠣は口を開けます。
そうしたら、まだ生の感触があるものが食べられ薬効が最高なのだそうです。



春の来ない冬はない

2005-12-14 11:38:19 | Weblog
雪化粧、寒波の襲来と自然のニュースは冬の到来一辺倒。
そんな中、朝の散歩道。
騒がしい鳥の声、近くによると隣の木へ集団疎開される。
すずめの大群が騒ぎ、その声を聞いて又四方からすずめが飛んでくる。
寒いからか、丸くなりながらも囀りはやめない。
10mそして6mと近づく、5m迄来てデジカメを構える、取れる。
そのとき、1羽が飛んだら皆が遠くの電線へ向けて逃げていった。

気温3度寒い。ブログを見るには寒すぎる。
鍬仕事をして身体を暖めることを試みた。確かに暖かくなってきた。
土は凍みており鍬は中迄入らないが2度打つと深くまで耕せる。
深くなったところを良く見ると蝶のさなぎがじっとしている。
来る春に備えて冬を耐えているようだ。
蛹のそばを見るとツクシが芽を出し、頭をもたげる準備をしている。
貴重な映像を確保するためにデジカメを取りに走る。そして土と格闘をした結果が
これである。
もうツクシ坊やの顔をしているではありませんか。
こうしてみると冬に入ったばかりの師走のある日、土中は春を迎えるために頑張っているのが見えた。
冬着たりなば春遠からじと誰かが言っていたが、まさしく自然はすばらしい!
ちゃんと次代を創っている。
今日の薬草研究はツクシだが
ツクシ誰の子、スギナの子、春1番の贈り物で痩せた酸性土壌を示す植物である。
ドラッグストアーへ行けばスギナのお茶なども置いてあり、
薬用にはスギナの若葉を使う。
干して煎じれば小便の出を良くするし、熱さまし、咳止めにも良い。
生葉の汁は山でウルシに触りかぶれたものに効く。
退治するには頑固な草だが季節を知るには貴重な植物だ。

ホタル恋(冬なのに)

2005-12-12 09:40:13 | Weblog
室内気温4℃、小雪がちらついている。
広島市では中心部でも雪が7cm積もった。昨年より20日以上早いらしい。
昨日のことだが気温10℃の堂々川へホタルの観察に行った。
長靴を履いて川の浅瀬を歩く。水深は10cmから20cmだから
濡れることはないがホタルの幼虫は見えない。
水面に顔を近づけて見ても小石を動かしても、カワニナはいるが幼虫は見つからない。
5分は過ぎただろうか。水中の大きな石の上に幼虫が2匹うごめいているのを発見。
デジカメを水面に近づけポシャリと押すとあのいてつい幼虫の姿がある。
これが幼虫とは

思えばこの堂々川も昔はホタルの乱舞が見られていたが時代を経て高度経済成長期に
乱開発、農薬汚染、そして公園開発とホタルにとっては生命存亡の危機があった。
それらを乗り越え一時復活したが又河川改修で一昨年数十匹の舞まで落ち込んだ。
そんな時ホタルと知り合いまず、お腹がすいているだろうと思い餌のカワニナを放流した。
色気より食い気をまず最初は優先したのだ。
これが私のホタル恋の始まりなのです。
それからホタルの一生を学び組合の友と餌を運んだのである。
又、その頃同好会員を募集したが誰も相手にはしてくれなかった。
だが、餌のおかげか広島県の河川改修設計がよかったのか今年6月ピーク時には
1000匹以上が乱舞すると相手をしてくれなかった人も見学鑑賞には来てくれた。
これからは多分評判につれられて多くの人が見物に来てくださるだろうが人が増えるとゴミが発生するのはことの道理、又2000匹を越えるホタルがもし発生したらホタルは餌のカワニナを8月から翌年の4月ごろまでに約20匹食べるというからこの貝の調達先も考えなければ!
昨日見ると川沿いの湿ったところを猪が鼻で掘った後もありこの対策もしなければならない。
こんなことは数人では無理なので今、堂々川ホタル同好会を作ろうと立ち上がりました。このホタル恋を多くの人に伝えて会を結成し、この自然そしてホタルを守ろうとしています。
そこのところを宜しくお引き回しの上ご支援くだされば幸いです。
追伸 昨日現在流域町内会長、民生委員、国分寺、森林組合組合長、堂々川管理者、小学生4人を含めて多くの方の賛同を得られています。
皆様に感謝しています。

冬の美容を助ける柚子

2005-12-09 12:16:55 | Weblog
まだ気温がこんなに寒くないとき
岐阜の五島さんから柚子化粧水の作り方を教わり、ただいま挑戦中している。
柚子は冬至の柚子風呂であったまることからブログにはいま少し後で載せることにしていたが、
昨日お昼、ミノモンタ先生が柚子の効能を番組で面白く紹介していたのでそれではとその気になった。
しかし考えてみると先に公開されたものを後から出すのは面白くないものだが
研究中の中身はこのブログの方がレベルが上?なので安心した。
という理由で今回は柚子の薬効と化粧水の作り方を中心に紹介させて頂く。
まずいつものことだが柚子の薬効成分を確認しておく。
ビタミンB2 C E カリウム カルシュウム クエン酸 酒石酸
リモニン フラボノイド ピネン リモネン ヘスプリジン ペクチン等など
特にビタミンCは温州みかん35mmg、レモン100mmg、 柚子150mmgと
みかんの4倍以上レモンの1.5倍とはるかにに多い事は知っておくべきだ。
これだけの成分が皮、果肉、種に含まれているから全てを有効に使用できる。
まず
皮の効能 芳香を放つ精油やビタミンCから
風邪の予防や回復に、食欲増進効果 血行不良改善 新陳代謝効果 炎症改善効果
腫瘍 高血圧症 糖尿病改善 入浴剤として使うポカポカ効果等など
果肉の効能 
クエン酸等含むから疲労回復や腎臓病の改善も可能 関節痛にも良いそうだ。
種子の効能
種を覆うぬるぬる成分がペクチン テルペンで水溶性の食物繊維があるといわれる。
これらの成分は大手化粧品会社が製造しているものにも入っており
高価な化粧品と同等の価値があるとすれば考えさせられる。
又、便秘 美肌効果 殺菌 炎症緩和効果 リュウマチ 神経痛の痛み止め等
おばあちゃんの民間薬伝承もある。 
写真
さて、これから化粧水等の作り方を述べてみます。作り方はいろいろあるようですが?
柚子50個をレモン搾り器で採取、柚子酢350㍉㍑が取れた。
その時の残った皮と果肉の半分をホワイトリカー35%1.5㍑に砂糖300㌘を加えて浸けた。
柚子酒として飲めるのは最低半年後からである。
この場合約10日で皮果肉を引き上げないと渋みが残りお酒がまずくなる。
写真化粧水はこのとき残った種を洗わないでコーヒーの空き瓶等に入れ、
ホワイトリカー残りの300㍉㍑を加えて蓋をする。
そして2週間以降から試験的に使用確認して利用する。
このときホワイトリカーが35%と濃いいのでコンタクトレンズを洗う用液で約半分迄薄めて利用する。

柚子は見た目の綺麗さ、薬効、香りと3拍子揃った優れものであり、
木で放置せずもう少し利用したいものだ。

馬鈴薯の薬効

2005-12-06 15:51:45 | Weblog
「雨にもマケズ
 風にもマケズ
 雪にも夏の暑さにもマケズ 丈夫な身体をもち・・・・」
気象庁は猛烈な寒波が近づくので明日は雪と予報した。
まさか、例年より20日早いとは思ったが遅れていた馬鈴薯の収穫をした。
取り入れ成果は植えるのが遅かったので期待しなかったが
予想以上の大物が茎を引っ張るとザックザックと出てきた。
<center>
多分昨年牡蠣打ちした後の殻を貰っていてそれを放置したのがよかっのだろう。
もう少し、馬鈴薯(又の名をジャガイモ、三度芋)について話そう。
アンデス山脈を源にしてスペイン経由でヨーロッパに広がり、
オランダによりインドネシア経由で日本もたらされたらしい。
だからジャガタラ芋→じゃが芋の名前が付いたと言う。
記憶が定かでないので正式にはと調べるとJRT(日本イモ類研究会)があり
そこでは「じゃがいもMINI白書」を出しておりこの11月に更新されていた。
良く知った振りをしていたら恥をかくところだった。
芋について知りたいことはこの白書を読めば良いのでここで止めるが
私が植えたのはキタアカリ(新品種でビタミンCが多く甘みを除くとさつま芋にも負けない味)
メークーン(馬鈴薯の代表的存在で煮物に適す)レッドアンデス(外は赤く中が黄色、
小粒だが最高にうまい)の3種。
寒く外では北風が吹いているが、ふかした熱々を食べている今、最高の幸せを感じている。
ここからは薬効を述べる。
消炎作用 軽いやけどやかぶれ、湿しんには皮をむきすりおろしてそのまま湿布する。
又スポーツ後の肩痛や肘痛、ジョギング後の膝痛にも同じ処方で良く効くが
若くない人が走って痛い言うのは身の程知らずという。
むくみは体の水分代謝が弱って起きるから茹でたり、ふかした芋を食べると良い。
胃潰瘍や十二指腸潰瘍、慢性胃炎は搾り汁を飲むと良い。
文献では皮をむき薄切りにしたものを火で焼き真っ黒の炭に近いものが上記症状によいと書いてあった。

あらためて、寒いときは熱々を食べればうまいことがよく分かった。
     
 


古代米と神楽の話

2005-12-03 21:05:45 | Weblog
広島県と栃木県で又幼い子が犠牲者になった。
ものすごいスピードで成長する人間社会にその仕組みが追いつかず
置いてきぼりを食った人が起こした事件ともいえるし、
ある意味では核家族化等もその遠因かもしれない。

今日、仕事の一部として岡山県備中地方の日本無形文化財に指定された、
子供神楽を見せてもらった。
須佐之男尊が出雲の国に舞い降りて、おじいさん、おばあさんの嘆きを聞き
お酒を飲ませて八岐大蛇(ヤマタノオロチ)を退治して、
天照皇大神に剣を奉納するストーリーを古式豊に面を被って舞うのである。
子供の芸を子供が見るから飽きずにまじめに見ていた。
演出も途中で飴を投げるシーンもあり気が利いている。
子供と大人約80人が笑い、喜び又小学1年生の芸を可愛いと思った。
このような交わりのある教育を受けた子達が大人になったら
悲しい事件は起こさないだろうと思う。
このお話は神代(かみよ)の神武天皇の前の話だが、
現実に帰った縄文時代には多分全てこのお米が栽培されていた。

最近、世に認識され始めたその古代米の赤米、黒米を説明したい。
この古代米はもち米系で、現在の米作では花粉が飛び散り
交配するので隣の田圃に植えるのは嫌われている。
植える量も少ないからお値段も魚沼産のコシヒカリより
はるかに高価である。
しかし、薬効を見るとアントシアニンを多く含みビタミンB群も多い優れもので
生活習慣病をはじめがん予防、虚弱体質の改善や
子供の肥満防止等の事例がある。
食べ方だが白米を炊くとき
黒(赤)米を約5%3時間程度水につけたものを同時に炊飯する。
お赤飯のような色したもっちりしたご飯が出来上がる。

神代の昔からそうだが、もう悲しい事件はいやだ!