自然を尋ねる人

自然の素晴らしさ、豊かさ、人と自然の係わり合いを求めて!自然から私たちにくれる贈り物を見つけるために今日も歩く。

カスミサンショウウオ

2017-03-27 21:10:56 | Weblog
3月27日お昼から晴れていても急に雨になるから注意とお天気予報の美人が云う。
ヒガンバナの球根を掘らなければならない事情の人に貰いに出かけた帰りの車の中。
大きな音がして空から水と2~3mmの氷の塊が落ちてきた。


黒い雲が近づき5分もしないうちにあられが落ちてきた
雹ではない


昨日の夕日、雨が降りそうな気味の悪い夕日





つい先日もおなじ雲と夕日を見た気がする。確か翌日は雨だった。
今は自然予報よりコンピューター予報の方が正確である。

3月も終わり近い、広島県東部、海から10kmの山の中の自然
姫こぶしが咲き、ぼけの花が正常に咲いている。
つまりぼけた花ではなく限りなくビュウティフル花色であった。
ぼけていたらこれだけの美は見せてくれないはず。





春の花に惑わされて
本日のメインテーマ「カスミサンショウウオ」忘れてはいけない。

このサンショウウオは絶滅危惧Ⅱ類の両生類である。
昨年は我が地でも数を減らせており心配した。

この絶滅危惧種の両生類を守ろうと堂々川ホタル同好会の有志が
一昨年カスミサンショウウオのビオトープ作りを計画、実行した。
他の場所から幼生を移設した。

春になり、湧水がある水たまりや流れのゆるい渓流に
オスが先に来てメスを待つシーンが見られる時期なので確認に来て見た。


水がある沼状の場所
しばらく放置していたら砂堰が切れて水が少ない


その場に網を入れて引き上げると


水がない中帰って来てくれていた


副会長に電話して応援依頼、二人で超小型の花崗岩砂防堰堤を築いた。




上流の沼からこの葉を集めて周囲にばらまいた。


葉に中に潜っていく


それから水の少ないビオトープの中の泥の中へ入り見失った。



絶滅危惧種でも条件が合えば生息することが確認できた。
これで堂々川ホタル同好会はまた貴重な実績を作った。

ある人はユウだろう。何が面白いのだ。
白くはない。カスミは黒っぽい。今回はホタルの勝ち!

ご無沙汰です

2017-03-21 14:07:14 | Weblog
前回から11日ぶりの更新です。
その間いろいろありましたが先週3日間は東京へ
孫の卒業式2校に参加しました。お涙頂戴の卒業式はパス!
17日卒業式を滞りなく見届けて都内平河町へ

見るもの、見たものみな新鮮、やっぱり花の都の東京だった。
東京をヨイショしても小池知事は忙しいから別に返事はない。
福山市長からは返事を戴けるがやっぱりねー、そうだろねー


この川、大井川だったか
富士川だったかこれも東京へ行った証拠


折角の東京、ただでは帰れない。


全国治水砂防協会
ただいま工事中


理事長殿をお訪ねし、福山市が今募集しているオンリーワン募集についてお願した。
福山市では日本一またはそれに準じるものを認定するらしいので問い合わせがあったら
堂々川の砂留や福山市の神辺の砂留が日本最古の建築物である証明して欲しいと!
事実、日本最古は間違いないから何処かの森がつく小学校のようなことはない。

もう一つ、理事長殿に神辺の民話ゴントハチのDVDを訪問土産に差し上げた。
この物語は日本武尊が日本書紀によれば悪神(オ二)を退治し、千年古墳に封じ込め
千年後に改心して、古墳を出たら世の中は干ばつ、土砂災害、一揆が多発の時代
オ二たちが昔の恩返しとして1晩で砂留を築いた話である。
作者はホタル同好会の人であるが面白い。もし見たい方はコメントに!

理事長が云われるには砂防会館図書館に置いて閲覧できるようにしようと。




大喜びして帰途についたのです。


この時間帯は福山に止まるのぞみがないので新神戸で九州新幹線さくらに乗換て
帰ってきた。約4時間。

そして19日、朝8時にはホタル同好会の3月定例会。

今回から災害保険をかけての作業とした。


川の中に流木、これを取り除き


平家ボタルを飛ばすためと不法投棄をなくす為の環境作りで川の中の整備
おまけとし見通しを悪くする木の伐採もした。






整備しているとルリビタキがご挨拶



平家ボタルの幼虫の住処は
今、日本赤ガエルのオタマジャクシが一杯


一方ではゴミの不法投棄をなくすための作業、今回は参加者が少なく
目標は達成できないがゴミだけは拾った。





想像以上のゴミ、雑誌が多かった。
ここ2カ月のゴミ拾い量は8年前に戻った。
対策を本気で考えなくては!

4番砂留脇では猪が交通事故死?
もうカラスがやって来て食べている。
よく見ると内臓はナイゾウ。
夜のうちに狐か狸がやってきたのだろうか。
この西側の谷の名は『狸ケ原』



食事中のカラスにどいてもらいけもの道付近に埋めて成仏を祈った。
仲間に「堂々川は来てはいけない所とPRするように」

日本最古を

2017-03-10 16:39:16 | Weblog
時計を見ると時間がある。
堂々川の隣の川の砂留会長さんに電話して時間の有無を聞く。
OKの返事を貰い、尋ねる途中に鴨類発見。


まだミコアイサがいた


行きがけの駄賃としてパチリ
JR福塩が線路を渡る。珍しくはないがこれも1枚。




今日も目的は日本最古の砂留探し
広島県が平成9年発刊の本を頼りに
東中条という神辺町構成の北の集落。
明治時代には銀行も女学校もあったらしいが。


今信川


調査は今回で4回目である。
この地で小部砂留を聞いても誰も知らない。
18人目ぐらいの人が「オベ」ジァーニャワー「コベ」よ。
そこの校長先生宅に行き聞いてみたらええ!
先生88才、確かにその先の山に砂留があると教えてもらった。

山に入る前の白樺林の中に砂留がある。


石の割り方綺麗 大正時代か?


50mほど登ると藪の中に石崖が見える。
砂留だ。


鎌をとり出し笹を切る



砂留だ


福山藩で1番古いと言われても考えてから返事をしなくては!

この上にも砂留がある。


身体が痛むから代ってもらい

すでに崩落が激しい


なんとかしないと、気は焦るが!
今日はこのあたりでちょうど時間となりました。

用事がある人を送って行き、今度は公民館へ


地図の意味が分かる図


2枚目の地図に目指す砂留がある



地図には砂留は無いが小部の小字(コアザ)は記載がある。

引き継いで作業か、県・市へ連絡して
ハイそれまでよにするか。
しかし長い年月、この下方の矢神社と生活する人の安全を守った
砂留をそのままにはできない。
『だから止めておけと言ったのに』注意してくれた人感謝。
とんでもないかもネギになった。


春の息吹

2017-03-06 17:20:31 | Weblog
弥生3月春心、花芽も膨らみ、人の気持ちもおおらかに
そんな気がする今日この頃。

あるボランティア団体が堂々川周辺の山の管理を定期的に行ってくれている。
古墳の話など1時間ほどの講演を依頼された。
座る場所も電気も何もない山の頂上。
無い知恵を頭を叩いて考えた。
そうだテーマを二つにして場所を移動して話せばよい。良い考えだ。
30分を2本なら立っても聞いてもらえると古墳と観光地を作るボランティアを
パワーポイントで作りA41枚裏表を2枚作った。


古墳の上に立つのは講談師(好男子)ではない


これが昔の人のお墓だと言うと驚いて石の上から下りた人がいた。
ここでは古墳の話、奇岩の話。

帰る時道路脇のゴミを拾った。子供たちも参加していたがどんな感想を持っただろうか。





5日の日、近くのボランティア団体からホタルの幼虫調査をするから指導と
手伝いを要請されてその場へ行く。


広島県の天然文化財


よくぞここまで復活させたと感心している。


幼虫が餌のカワニナを食べている


ホタルの幼虫は今の時期、餌を食べるのが少ない仮冬眠期を過ぎ、食欲旺盛だ。


幼虫 伸びれば30mmぐらい


石の下でじっとしている時は20mm前後
5匹の幼虫を確認した。今年も数百の乱舞が見られると思う。

あっちこっちウロウロ忙しい。
他所のシマ(縄張り)を見て自分のところはと思い堂々川へ。

着くとすぐにテングチョウが挨拶にくる。




下流ではコゲラの夫婦に出合った。
ここで10分程道草。




堂々川でも水の中。水はぬるみ春が来たと教えてくれた。
トンボの幼虫が2種、コニヤンマとオニヤンマ、魚は100mmぐらいのドンコ。


コオニヤンマ

ドンコ

ホタル見つけた。でも写真には映っていない
こう云うのをとり逃がしという


楽しく遊ばしてもらった。
皆が帰る頃、つまり夕闇が迫る頃太陽は沈みはじめ、サンピラーがみられた。




雲が邪魔して太い光であった。

春がそこまで来ている。自然の気配で春を感じたここ数日であった。

3月花

2017-03-02 15:27:17 | Weblog
朝から雨、日が出たかと思うとお昼から又パラパラ、今は薄日が差している。
そんな春3月、前々回に続いて春の花黄色を載せてみる。

始まる前にご挨拶
私は2月で「御領の古代ロマンの会」に辞任を申し出で役員会で了承いただきました。
代表を辞任して楽になるかと思ったが!
3年近く応援していただきましたが後継者が見つかり、めでたしめでたしです。
ただ、誰もご苦労さんと言ってくれないのは少しさびしい(笑い)

現実に戻り


今日の空


古代ロマンの思いでを消すために


古墳の丘

御領遺跡 多分ここから出土した土器が
重文になると思う

鬼伝説もDVDが250枚以上残るので引き継ぎ


2月の終わりに一緒に活動した小学校の発表会に参加させてもらった。


プログラム
何と2学期の総合学習では8チームすべてが
堂々川と古墳


良く地域を学んでいた。


10年昔の堂々川のゴミの事も


午前中雨がパラパラの時、(高屋川で夕方みたいに暗くなっていた時)
鳥のバンが川にいた。鴨の内早い仲間は北帰行を始めたのだろう。
大幅に減っていた、でバンは渡り鳥?



用事を済ませた後、黄色い花を追ってみた。
春の初めは黄色が似合うようだ。


クロッカス

フクジュソウ


野にタンポポ、昔を振り返れば薬草教室を1年開いた



その時この根を掘り、キンピラ蒲公英、根を干して粉にしてコーヒーモドキを
作ったりした。アンコールを戴いたが一つ仕事を減したばかり故辞退。


老人大学へ行く年代なのに講師とは
推薦してもらったのはありがたいが!


終わりになるが椿




黄色というには無理があるがまだ捨てるにはおしい人間か。
自分で言うからまだ大丈夫。