自然を尋ねる人

自然の素晴らしさ、豊かさ、人と自然の係わり合いを求めて!自然から私たちにくれる贈り物を見つけるために今日も歩く。

堂々川

2007-10-30 21:28:11 | Weblog
 「ハックション」大きなくしゃみが風に乗り
離れた山からこだまして小さく帰る「ハックション」。
そばの山から空耳みたいな「クシュン」の声が聞こえた。
耳をすますと赤松が
「周りの木々は進む秋の気配を感じて葉っぱが黄色く色づき始めているのに、
私は今年の暑さに負けて茶色の葉っぱに変わっています。
赤くなりたくないけれどこれが定め」と泣いていた。
今日から数回にわたり堂々川の秋を紹介します。

堂々川の流域では1番高い山東山(標高236m)を見る。


三反田池から西の方向を夕日が沈む。ここが東山。


福山カントリクラブゴルフ場NO.2コースからの見る東山


周囲の山を見渡せばやはり黄色が目立ち始めた。



東山から北で降る雨の水は大原池(標高165m)に流れてとどまり
それから下流へ旅にでる。(気温が30℃のとき水温23℃)



大原池を流れ出た水は急な渓谷を流れて淀ケ池に溜まる。


約100台停められる駐車場があり、
ここからハイキングコースに最適な
奇岩や大石群がある八丈岩付近に行く道がある。
最近グランドゴルフ場3面を地元住民が作り無料開放をしている。


淀ケ池(標高120m)
 

このあたりから江戸時代に築かれ、
その後、かさ上げや修復をした12の砂留がある。


淀ケ池東砂留(提高2.6m 提長9.3m)


他にヘヘリ峠下砂留、淀ケ池獅子渡下砂留がある。
この2つの砂留はまだ私が確認できていないので今回は載せません。
次回は堂々公園と国の登録有形文化財の砂留を考えています。

ししが出た

2007-10-27 10:02:32 | Weblog
 約束は破るためにする。
そんなつもりはなかったがものの弾みで破ってしまった。
すみません。謝って次に進みます。 
 平和な平野の町で最近猪が出る噂をよく聞く。
3週間ほど前、稲を刈る寸前の田んぼに猪がいたという。
その猪が少しづつ西へ移動して今回の騒ぎとなった。
 その日は仕事の打合せで東へ西へと移動したが
移動途中の池が干され、鳥たちの遊び場になっていた。


4種類の鳥たち


鵜もいたが驚いて飛び立った


上空を4回転して西の空へ飛んでいった
 

2時間ほど打合せをした帰り道
夕日が綺麗だから車を止めて西空を見る。


この木なんの木、気になる木の幹あたりを沈む


烏が鳴いて1羽南へ飛んでいく


そろそろ帰るかと思っていたら
ししが出たよと知らせが入る



このやぶに逃げ込んだという


臭いだけではどこにいるのかわからない。犬苦戦



猪が飛び出した。犬が追う。
逃げ足は速い。
カメラは焦点合わせですぐには光らない。



あーあ、ついに逃がしてしまった。
付近の人の通報で福山市の職員も応援、
でもみんな何にも出来ない。
亥の年、猪がんばれと応援もしたいが
ここは小さいけれど害獣。つかまって欲しかった。
お粗末捕り物帳報道記でした。

福山城

2007-10-24 11:41:48 | Weblog
1619年徳川家康将軍の従兄弟水野勝成公が
神辺城から引っ越す為に福山城の築造にかかり1622年頃完成した。


説明のとき配布された福山城復元図 (東西500m)


地下送迎場を建設するために調査していると
福山城の瀬戸内海につながる外堀から御水門が発見された。
(上図右下まる印部)



以下発掘された各方向からの遺構を見ていただく。







福山駅前の場所、つまり今の福山駅はお城の中にあることになる。
下写真は掘削場所から見て北、南、東の順に並べた。








駅北口から見る現在の城壁


昭和期に再建された天守閣が見える


偶然に説明会に参加でき有意義で幸運な1日を終えて
家に帰ると縁起物の黒柿が熟れ始めた。



神辺から福山へそして再度神辺に帰るお城の話
次回はこの城壁つくり技術を活用した砂留の話を載せる。

そば

2007-10-21 15:30:32 | Weblog
 295回も自然と遊ぶと重複する話題が多くなる。
今回はそばの話で昨年も10月12日に載せている。

 貴方のそばにかえるがいて、そして蝶がいた。
イナゴが帰るのはいやだとすねる。
そんな出来事をポエム集は残していたが
あーあ、あれから40年
若かった人も髪の色がごま塩色に変わっている。


種を植えてから2ヶ月よく伸びた


もう実が黒くなっている


かえるがいる。
あまがえるは虫が沢山寄ってくる蕎麦のそばが好きだ。




このかえるは見られるのが嫌いなのか帰るのを急ぐ。

蝶は帰り支度を始めた。


イナゴはまだ、そば娘と遊びたいから帰らないと蕎麦畑に身を隠す。

蕎麦のそばで目立つ花が咲いている。
3年ぐらい前から急に増えてきた。


今年は白いのも咲いている


昔はこんな花は見たことがなかった。
どうりで髪が白くなるはずだ。


薬草のこぼれ話

2007-10-17 09:30:00 | Weblog
異常、異常と騒がれた今年の夏も
咲くのをためらいながらがんばっていた彼岸花も




 以上で終わり秋らしい蜘蛛=雲が顔を出してきた。
(真ん中あたりの黒い点はレンズのくもりかと思ったが蜘蛛だった)

今日は薬効があるとされる植物の2題のこぼれ話である。
まず「カタバミ」
この草は種子を2m以上飛ばせる実力からいろんなところで繁茂している。
シュウ酸を含んでいるからすっぱい味がするが
これを多く取ると健康を害する。
虫刺されや皮膚の寄生虫くじょに使われていた。


この草は銭草とか銭磨き草の名前もあり5円、10円玉を磨くとぴかぴかになる。
本日の来訪者の方との5えんをぴかぴかの5円で祝い、ご縁をつなぎたい。





どうでもいいことだが付け加えると銅や真鍮製のものを磨くと綺麗になる。

次ははぶそうとハブ茶の関係


エビスグサ


ハブソウ



エブスグサの種子



薬局でハブ茶として売られているのはエビスグサの種子(生薬名決明子)である。
ハブソウもエビスグサも同じような環境・生育方法なのだが種子の生産量がエビスグサのほうが多い。
いつの時代にこのような名前になったのかわからないがその当事でも
お金が儲かる方へ名前まで動いたという証拠だろう。
ちなみに薬効は
エビスグサが健康増進、高血圧予防、便秘、リュウマチに良いとされ、
ハブソウが胃腸を丈夫にする。また虫刺されに聞くとされる。
おまけの情報だがハブソウはマムシにかまれたときこの葉を使って自分で
治療した時期が古い昔、日本に入ってきた当時にはあったらしい。
この話はうそだからくれぐれもご注意を。

季節はずれ

2007-10-14 21:25:38 | Weblog
 時は十月半ば
ようやく平年並みの気温に戻ってきた。
 ホタルのビオトープの川に水が流れていないと連絡が入る。
山に登ると川の水がわずかしか流れていないから
少し高い流れに設定しているビオトープが干からび始めている。
応急で川の砂を集めて漏水を少なくするよう堰を補強した。




カワニナ全滅の様子・ホタルは無事か


きつかった10日間が今日の決算報告でようやく終わりに近づいた。

しばらくぶりに20分ほど自然の営みを観察した。
今年の暑い夏が起こしたいたずらのせいで
バラ科の木等が花をつけている。
ばらばらに咲いているというより、
パラパラに咲いていると見るほうが正しい。
だから綺麗と表現するには無理がある。
まず桃の仲間から花桃と食べる桃の白鳳種





スモモ、10月桜、梅の花が咲いている。







梅まで咲いていてくれて、うめー話のおちが付いた。
今日最後は山吹の花を見てもらう。



季節はずれの秋に咲くバラ科の木は
夏に毛虫や野分けの風に葉を落とされて
葉っぱ64枚以下になると
秋の風に誘われて芽を出したり花を咲かせる。
春に咲くから二度咲くことになるが秋の花は少ない。
葉を落とすことで人工的に花を咲かすことがたやすいバラ科の植物
皆さんも挑戦してみたらどうですか。

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アジサイ植樹

2007-10-11 23:03:51 | Weblog
 晴れ渡る空
胴体に一杯絵を描いた飛行機が降りてくる。
少しキチガイじみた色に見える。
地上ではキチガイ彼岸花がまだ咲いている。
平年より20日は遅い。暑い日が続いたからなー!
余談だが、地球が平均気温を守ろうとするから今年の冬は寒いと予想する。





今日はライオンズクラブの方たちがアジサイの植樹をしてくださる日だ。
小学生の登校を見送って堂々川へ草刈に出かける。
ホタル同好会が堂々川に
1000本のアジサイを植えると宣言しているのを聞いた
神辺ライオンズクラブのメンバーが今日60本を植えてくださる。
少しでもきれいにして待つのが礼儀だと会の役員の方と草を刈る。





アジサイ以外に桜の木を2本植えると聞いている。
平成14年に広島県の設計で植樹している木が枯れている。



理由がある。





上流のかんがい用の池の水を利用するため樋門を開いたとき
雨が沢山降ると洪水になり川の水位が高くなる。
砂留の仕組みを計算しないと木は根腐れを起こして枯れるのである。
ホタルのためにもよくないのであるが
水利組合の管理であるから眺めるだけで口は出せないのである。
しかし同じ徹は踏まないように
造園業者の方にこっそり高いところへ植えるようにお願いしておいた。
穴を掘ってもらってそこへ植えてもらうことにしている。



そして本日11時、60本のアジサイと
そして同好会の監事の方が20本持参してくださったものを植えてもらった。



鳥取のホタル研究会で聞いたホタルはアジサイの木が好きだ。
この言葉を聴いてからアドバルーンを揚げた計画が
実際に動き出した。
この木は来年ホタルが飛ぶ頃には花が咲く。
新しい名所ができるのだが
同好会はこの管理をするという重い責任を負うことになる。

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神辺ライオンズクラブの皆様ありがとうございました。
新聞社の方が数名来ておられたので明日の新聞が楽しみだ。




まつり

2007-10-08 10:29:49 | Weblog
 月へ向かって「かぐや」が急ぐ。
月の砂漠でらくだが乗せた鞍の金銀を見たい。
地上では木犀の金銀が色を増し、香りを放つ。





お祭りの当番組会計や雑用
ホタルの取組みの発表や会計の〆切り。
忙しい。人を滅ぼす文字が憎らしい。

まず、お祭りの風景を見て欲しい。


はね踊り、小学4年生以上


子供神楽


予想をはるかに超えた参拝者。
ただ酒を二人で1升開けた猛者もおり会計はあわてた


大黒様がお餅やお菓子をまきはじめると
子供より大人が燃える。


神楽のおしまいはお酒を飲まして大蛇退治
めでたしめでたし

一夜開けたお祭り本番の日
地区内には98人の小学生がいる。
参加は輪投げ、相撲ともに13人
少子化が寂しい。
相撲については大相撲が衰退していく様が見えた気がする。
組み方、投げ方など経験していないみたい。怪我がなくてよかった。
ましてや相撲のTVなど見ていない。





神様が1年に1回の旅に出かけられる。
今年は120メートルの鉦を従えての行列であった。



前夜祭の日
私はフーラムの発表のため苦労していた。
冗談の世界で私は同じ表彰されるなら小池大臣のほうが良い、
今以上に喜んだと思うと話したが、
皆さんまじめで数名の方の口元が緩んだだけだった。





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ここで発表した「ホタルについて」A3版2つ折の資料が必要な方は
メールで要望してください。
ホタルの団体は会員から会費を取っていません。
貧乏ですから希望者は切手を送ってくださいね。

準備

2007-10-04 17:02:11 | Weblog
 祭り歌から思わぬなじみ
こんな古い歌を口バサむ人がいる。
何かを期待しているようだ。
お酒が飲める、前夜祭の夜の期待!子供神楽!跳ね踊り!
お祭りの準備を町内会の半分の家庭が総出ではじめた。



あるチームは幟や竹を準備



藁を水にぬらしてたたいて柔らかくする人たち



おしめを綯う(編む)人たち



奉納相撲の土俵を作る人たち

朝8時から弁当を食べて・・・4時まで疲れた。
会計が受け持ちだから人々の観察をしていたが
心が浮き浮きしているが結構おられた。
いつもの例で大声で怒鳴る人や人の心を逆なでする人もいた。
例年どうりに何とか収まったが9年先の当番が回ってきたとき
このように指揮する人がいるか。
時代の流れが早いのは注意しておかなくては!
心配していては頭がはげる。

自然界は2週間遅れている。
我が家の律儀な彼岸花がようやく満開の姿を見せ始めた。







彼岸花の花だが昨年は白かったが今年は黄色に見えるのが1本出てきた。
新種に化けたか、先祖がえりか。
おも白くないが種類が増えたことに乾杯する。
そんな日の翌晩ホタル同好会の役員会を開催した。
一人の役員がスズメバチを退治したことを話し出した。
まさか参加した3人は皆さん70歳を超えているはず。
夜の9時ごろ帽子、厚手の長袖、長靴其の上に合羽や
ビニール袋をかぶって薬を穴に入れたそうだ。
静かになったのを確認してコンクリートを
石垣の穴に入れてつぶしたと報告した。
蜂退治をした翌々日確認の写真撮影に出かけた。



弱ってはいたがカメラめがけて攻撃してきた。
こ・わ・い!
カメラを置いて逃げた。
そのまま車で2キロ先のホームセンターへ。
「キンチョール」を買って再度撮影現場に!
今度は2本のボンベから薬剤を全開にして吐き出したまま前進した。
また飛んできた。しかし薬剤散布の霧にに当たると
急降下で落ちていった。





確認の撮影をしたが5匹以上の蜂が動かない。
そこには3月に植えた彼岸花が赤い花を咲かせていた。
まだ罪を犯していない蜂さん達、
悪いけれどもうすぐ次の計画に移るから危険予知の世界につきさようなら。

怖かった。こんなまねはしないでね。

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秋が来た

2007-10-01 10:55:07 | Weblog
暑い暑いの前日から、寒い寒いの晩秋のような秋の1日でした。
町内会総出でお祭りの準備をしたが、会計の任をすると気を使う。
しかし、元気で仕事をこなせるのがうれしい。

先日の薬剤師会主催の薬草研究会の続きから
マタタビ、サルナシ、キーウイフルーツを紹介する。



薬効はマタタビアブラムシが入ったいびつな実にある
幹を割ると白い隋がある



サルナシは幹を割ると茶色




中国原産のサルナシはニュージランドに渡り、品種改良されて日本に入国。
(もちろん中国からサルナシは日本にも渡来している)
改良されたサルナシはニュジーランドの国鳥キーウイに似ていたからキーウイフルーツと其の名がついた。
3つはどれも同じ仲間である。
どの果実も疲労回復効果が見られる。
マタタビは疲労回復、冷え性、神経痛、マタタビ酒にして飲むと最高の効果があるという。
 猫には万病の薬だと聞く。
キーウイは熱があるときの食べ物に最高で糖分、たんぱく質が多い。
 中でもビタミンCは果肉100gあたり80mgも含まれている。
 案外知られていないが美容には最高の果実である。

ここからは堂々川のページに移る。
最近の堂々川には秋の気配が漂う。




枯れ木に止ったカラスがもの思いにふける季節。
秋なんだ。
ホタル同好会の事務局長は
堂々川のホタル集団の光源氏役を仰せつかっている。
が源氏物語の中身のようにもてないのがつらいと、カラス同様悩んでいる。
 紫式部の世界から離れて
ホタルの川に桜の木2本、アジサイ60本を
神辺ライオンズクラブの方が植樹してくださる。



堂々川を改修した平成14年に植えた木々は地下水が豊富な川の中に植えたため根腐れで枯れている。
今度は同じ徹を踏まないよう植木屋さんにお願いした。
よくよく頼んだ後蛇に注意しながら周辺を散策すると
毒キノコがにょきり、堂々公園のメインの赤松が赤くなりはじめている。
(松は秋でも赤くはならない。少しはやりすぐて赤恥をかいてしまった)





ホタルが沢山飛ぶ、ビオトープでは先日草刈しておいたところを
イノシシ君が協力してくれたのか耕していてくれた。



耕してくれたそばのコスモスは満開が近くなってきた。
秋の色が見える。



こんな堂々川で遊んでみよう。
少し危険ときれいな色とまだ30度の日もある川でルンルン気分になるのも悪くない。
10月1日の福山市の広報誌には堂々川を載せてもらった。

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お願い
10月6日 14時30分過ぎから広島県他主催のフーラム 
  場所;福山中央公民館 
  分科会「うちの地球環境への取り組みは面白い!」
  堂々川ホタル事務局長が報告者として話すから
  本気で応援してくださいね。 
  「ヨイショ」がんばれと。