自然を尋ねる人

自然の素晴らしさ、豊かさ、人と自然の係わり合いを求めて!自然から私たちにくれる贈り物を見つけるために今日も歩く。

登録文化財

2009-02-27 18:43:41 | Weblog
 しとしとぴっちゃん シトピッチャン 3日目の朝
春の雨に濡れながら新しく出来た砂留モニュメントを撮りに堂々川へ


寒緋サクラ

サンシュウ


昨日完成したモニュメント1番、2番砂留
(注.1番砂留だけはすでに壊れて使えない。石で造られた中央の左右の砂の部分が流されている)


1番砂留(1番砂防ダム)

2番砂留


昨年までに完成している 3番、4番、5番砂留のモニュメント


3番モニュメント

4番モニュメント

5番モニュメント


8基ある国の登録有形文化財のうち残るは後3つ
チャンもう少し早くプレートを取り付けられないの!
大五朗もう少し待て、麻生首相に頼むことを考えているから!
たとへ「アソウ」と生返事だけもらっても!言うだけは言わないと!
「庄屋の娘も言わなければ応えはない」と昔から言うではないか。
しかしまだ3つ、春のイロコイは早いよのう。
残る3基の砂留は


日本最大の規模の6番砂留

最高の景観を持つ鳶ケ迫砂留

堂々川の事務局長は整備をやりたくないようだが
8基の中では1番高い場所の内廣砂留


以上の砂留が江戸時代に造られ現在でも補修をしながら
地元の農地や川を砂から守っているのである。
小さな声で言うが地元の人は案外このことを知らない。
この砂留の恩恵を受けている人がゴミを捨ててよいのだろうか?

今日も雨、そして今日も春の小川はさらさら流れている。
岸辺のすみれやアジサイの木


すみれの花

アジサイも芽を出してきた
早く葉を出して車の光が川面に当たらないように伸びてくれ
ホタルは人工の光が嫌いなのだ


前回も保育園児達が不法投棄防止キャンペーンに
協力してくれたが今日も可愛い姿を見せてくれる。


春の小川の流れのそばで


広島県の粋な計らいで河原にあった古井戸らしき穴は塞がれて安全になった。




春の風

2009-02-24 13:26:49 | Weblog
1月は会員の活動や啓蒙の冊子のおかげでごみの量が減っていた。
しかし2月になると温い日があったので堂々公園で遊ぶ人が増えたようだ。
快調なペースでゴミの量が減ってきていたので2月の清掃活動は多くの人の協力なしでもできるとたかをくくっていた。
 しかし、現実は悲しい。
メジロが遊ぶ、ブッシュの中に



ピザのお店のPRチラシが配布されずに堂々川へまとめて配布されたり
沿道で食事した後の空容器が一杯。
川原に入りにくいから草刈り機で刈り始めると
それ以外長年、蛇の餌になっていたらしい電線の被覆が出てきた。


金を払って配布依頼をしたのだろうが
頼む会社が悪かった?多分売上効果は出ていないと思う

この不法投棄まだ残っている
堂々川全体では2トン車2車分以上この会社は捨てている計算だ


この約20m間のゴミだ。
これ以外のゴミは家庭ごみとして出すので我が家へ持ち帰る。



ここまでの作業は愚痴が出ても、沿道や川が綺麗になるから達成感がある。
が、この集めたごみを処理りするのに
F市の担当部署へ連絡して引取りをお願いした。
元気な声で電話応対を受けたが
産業廃棄物らしいから○×・・・へ電話してくれと。
素直にそこへ電話して一から事情を話す。
聞いてくれた。しばらく待てとのこと
これは処理する課が違うので電話を回すという。
しばらく待つ、
改めて事情を話すとそれは県の河川だから県へ電話してくれときた。
県にたどり付くまで約10分、
失われた10分を返せと担当者を怒鳴る。
自然の今年初の春1番を吹かせた。
担当はびっくりしたのだろうか、
仕方がないからか県へ直接電話すると言ったので当方は電話を切った。
まだ、かなりエネルギーが残っていたので神辺の担当部署へ電話をする。
そうしたら縦割り行政だからそんなこともあるだろうとの返事。
続いて、春2番が吹いた予測は想像どうりである。
そうしている内に県から電話があり、
乗用車のトランクで対応できる量だろうか、自分が運ぶからと電話をもらった。
いつも丁寧に応対してもらえる担当の方だった。
この言葉で春1番、2番は消滅してしまった。
さーて、片付けを考えるかと堂々川へ登ったら、
いつも同好会のゴミ処理をいやな顔をせずに対応される方が
トラックでこられ、片付けてくださった。
そして、片手をあげて挨拶、
いろいろあった後だから、この人格好よかった。



あまりにも、燃えていたので
ある保育園の園児がホタルの幼虫を放流してくれることを忘れていた。


ホタルの幼虫は正面中央から少し上に2匹

可愛い手で川へ放流


多分今朝教えて貰ったのであろう「カワニナ」
約20人がそれぞれ放流してくれたのだが面白い会話は
ホタルさん頑張ってではなくカワニナさん「さようなら」
この子供たちが不法投棄の防止に協力をしてくれているのだ。
放流が終わり我が同好会の会長は鳶ケ迫砂留付近の整備の状況を視察
快調に進んでいる作業内容に笑顔、遠くでよく見えないが!



いろいろあったが春風は堂々川ホタル同好会に向けてさわやかに吹いている。
がんばれきっといいことがもうすぐ来るとささやきながら。


ニホンアカガエルの卵

広島県景観会議の景観づくりに応募


旧歴

2009-02-21 20:52:48 | Weblog
 2月18日は雨水だった。24節季の一つである。
今頃の季節は旧歴の方が正しいと思うが最近は自然が時々おかしな行動を起こす。
ちなみに、今年のカレンダー表示で2月25日が旧歴の2月1日だ。
 暖つたかかったり雪が降ったり、三寒四温の季節、
福山でも、昨日遅ればせながら春1番が吹いて春が顔をのぞかせた。
 仕事の関係で福山パーキングエリアに行く機会があった。


上りエリア

下りエリア


上りも下りもどちらにもかなりひろいバラ園がある。福山はバラの街をPRしている。
特に下りパーキングエリアには福山の名前がついたバラがたくさん植えてある。


この中はすべて福山の名前がついているばら

今が旬の「鞆の浦」の名前もあった


バラの話はここまでで本題にかえる。
春の息吹きが多く見られ始めた。





ボケのつぼみが急に膨らんできた。
雨のしずくが落ちそうで落ちない。その眺めは綺麗だ。
川の猫柳もネズミ色が目立ってきた。



鳥たちも春なのだろう。巣作りを始めている。


キジバトのつがい。多分こちらがオス

抱卵しているのか巣の中でじっとして動かない

鳩の巣はモズやスズメと違い、太い木を使って隙間だらけ


鳩が出かけた隙を狙って、巣のすぐ下へ、
友から貰らった、タラより美味しいと評判の「こしあぶら」の木を植えつけた。



今日の記事は目的がない。
本題に入ってもバラ、薔薇だ。
ばら、ばらにしたことをお許し願いたい。

しいたけ

2009-02-18 18:20:36 | Weblog
天国と地獄という映画があったが
映画の内容は別にしてここ数日のお天気の変わりようはなんだ!
4月の陽気から真冬の寒さへと季節が動いた。
八朔を半分にして山茶花に置くとメジロが遊ぶ。メジロが楽しく遊んだその晩には
その山茶花の枝がわずかに見える石灯篭のそばで雪が舞った。





今日のテーマは自然食品として人気の高いシイタケ
糖尿病患者には最高の贈り物でそのうえガンに効く成分があることが判明した。
こんなすぐれた食べ物を栽培しない手はないと友2人と原木を切りに出かけた。







エーナガめをみたその木を伐採した。



この木は我々はホーソーマキと呼ぶが「コナラ」のような気がする。
ちなみにしいたけの良く生える木は「コナラ、クヌギ」が適している。
他にアベマキ、カシ、シイ、ミズナラでもよい。
無理して桜に植えてもしいたけは生えてくる。



切断した木は3人で山分けし自宅へ持ち帰る。
シイタケの木を切る適期はすでに2か月以上過ぎているが
まだ大丈夫と判断している。
約1か月原木を乾かして種菌を打ち込んでいく。
種菌の製造最大手メーカーは多分群馬県だと思うが「森産業㈱」である。
このメーカー原木栽培を容易にする駒内方式を開発し
我々に安価な原木シイタケを供給する先駆者なのだ。
ちなみにこの方式が開発される前は自然まかせで、ある仕込み年度は生えるが全然生えない年度もあった。
シイタケ栽培農家は生えたら大儲け、生えなかったら自殺者まで出た。
まさに昔は天国と地獄の世界があったという。
現在では量産しいたけはおがくずで作る方式に変わっている。
しかし、原木栽培と比較すると味が違う。原木で作ると旨い。
シイタケには生えてくる時期がある。
品種によって異なるが
美味しくて大きいタイプは2月から4月と10月、11月頃収穫できる。



1昨年植えたホダ木からシイタケが顔を出す。

皆さんが原木栽培するための知識を教えます。
ホームセンターなどに行けば以下の目安値段で手に入る。
ホダ木の直径で生える始める時期や寿命が違う。

ここでは8cm程度の物を基準としている。
切断しただけの原木          590円    
種駒菌を打ち込んだホダ木       780円
熟成しているホダ木         1280円  長さが半分のもの780円

このホダ木を日が当たらない陰で湿ったところ又は水の補給がすぐ出来るところにおいて育てる。
生え始めると表面を乾かしてはいけない。

シイタケの美味しい物の選び方
軸が太く短い、傘の色が薄茶色か白と茶の混ざったもので肉厚が良い。



この話を聞いている百舌鳥は首をかしげて私の話を信用していないしぐさをした。



信じる信じないは百舌鳥の勝手だが現に我が家の竹藪ではしいたけは成長している。

きつつき

2009-02-15 20:29:48 | Weblog
 気温20℃の日曜日シイタケの原木を伐採した後片付けをした。
相変わらず堂々川はゴミを捨て易い川らしい。
でも、キツツキ汚れた私(堂々川)でも骨まで愛してくれる友がいた。


堂々川の西側堤防

キツツキの仲間コゲラ

又ごみが


見えないところを見えるようにするとゴミ、ゴミ、ゴミ
少し沈んだ気持ちは堂々川の鳥たちが癒してくれる。
シジュウカラ、エナガに交じってコゲラがルンバを踊っている。
冬にはよく見られる光景だそうだが初めて見た。





エナガが10数羽、
ジュウシマツは14匹いてもよさそうだが1羽
メジロも1羽


ジュウシマツ?違うシジュウカラが正解

エナガ

メジロ


軽快な動きをする。
鳥たちのオンパレードはまだ続く。





最後の鳥は遠いので秘話なのかシメなのかよくわからない。
わからないところで今日はしめとする。


黄色の

2009-02-13 20:16:33 | Weblog
 いつもの年より早く黄砂がやってきた。
昼間からもやもやが気になっていたが夕日がそれを証明してくれた。



ここでもアースの異常がみられる。
この現象、製薬会社の薬では治らない。
悪ふざけはやめて
原因は人間が造ったのだろうが自然がふざけている。
私もやっていいのか悪いのか考えないで、めじろと遊んでみた。
庭の山茶花の木に八朔の黄色が少しあせたのを切っておいた。





動きがはやい。





このリズムはサンバに合わせた元気印の盛り上げには最高だ。
がライバルが時々ちょっかいを出しに来る。
彼は人間様が怖いのかすぐに逃げ出してしまう。
その時はそばの椿で様子を見ている。



又、以前の行動を開始する。



お腹がいっぱいになったのか羽を広げて隣のつつじに飛んでいく。



つつじの木では腹いっぱいで動けないのか丸くなっいて静かにしている。



せっかく一緒に盛り上がろうとした我が気持ちをどうしてくれるかメジロ君。
仕方がない。
こんなことでは誰もチョコをくれないだろうから
恋人を作りに堂々川へ行こう。
あの川には恋がある。少し早いがホタル恋(来い)が。



メジロのいるつつじのそばの縁がわでは先日接ぎ木をしたバラが芽を出している。
多分待っていれば黄色のバラに魅せられてきつと来るだろう黄色のチョコが!

もうはるか

2009-02-10 21:53:07 | Weblog
 里で見つけた黒いキノコ。
カワニナを採っていても何か悪いことがあったかと堂々川が気になった。


黒いキノコ(名前は知らない)

水もぬるんで冷たくない


案の定誰かが弁当の食べ残しを捨てた。
それをカラスが散らかしたのだろう。
食べた後を始末しないのはカラスも1部の人間も同じだと証明してくれた。





水浴びしたカラスは我が方を見ながら逃げて行った。
さすがにこの時は「阿呆・あほう」と鳴かなかった。
カラスも悪いことをしたと反省していたようだ。

カワニナを新しく造ったビオトープに放流した。
今月地元の小学校へ留学しているホタルの幼虫や幼いために保育所で預かって貰っている幼虫をこの場に放ち土にもぐらすのだ。
ここでも6月にはホタルが見られるはず!砂留とホタルが絵になるはずだ!



放流したすぐ近くの道端では水仙が花をつけ、
アジサイの芽が殻を破って緑色を見せてくれている。





下流では梅の花がようやく1輪咲き、
マンサクが黄色と赤を見せてくれる。
もう春なんだそんな気がする最近の陽気。





虫たちも春に無視されるのが嫌で顔を出した。


くさきり?


花粉をばらまく悪魔の杉の木。昨年よりも2割がた花が多いようだ。
花粉も飛び始めている。マスクなどの対策を!



少し長くなったが最後に堂々川では今エナガが盛んに餌を食べている。
餌を食べている時は夢中ですぐ近くまでやってくる。



背中から見ると尾は黒い。
面白くない出来事が多い中、ひっくり返ると「尾も白い」
何度か使った言葉だが「面白い」とはこのことか。
ただし、ひっくり返したときだけだから誤解がないように。

しまった

2009-02-07 10:33:12 | Weblog
 私が東京へ行く時に、周りの人が言った事
「のろのろ、うろうろ、少し動きが鈍いから、電車に乗る時注意しろ」
今回の旅、どんなことが起こるのかその時はノウテンキな人でした。
今月の初め東京はビックサイトに行きました。



福山の名誉とこれからの発展を背に受けて
しかし、展示を始めて一休中、地震もないのに飾り付けが落ちた。



今回の不吉の予感がしたけれど、始まってからは大盛況、




この会場、写真撮影は禁止だがこの日はまだ準備中


いろいろあったその晩は夕食しながらウトロ、うとろと舟を漕ぐ。
翌朝は朝日が燃えて、空が綺麗でやる気満々。



「最初の苦労はその後に役立つ」と誰かが言ったが言葉通りの内容になった。
鞆と言う地の利と
「アニメ、崖の上のポニョ」、「来年の大河ドラマ決定」効果、
こんなところでも対面の「そのままんま」効果のおかげでたくさんの引合いがあった。
満足感を味わいその晩は新橋なる場所へと足を延ばす。



ある人との楽しい反省会の帰り道、一緒した人は電車の中、私はホーム。
ドアーは閉まった。「しまった。どうしょう!」
知らない場所での一人旅、酒も手伝い、目には涙のうるうる心境。
そんなの関係なしに電車は動く。


ダミー


久しぶりに長居した東京最後の日
新宿駅南口の広島県アンテナショップ、
そこで福山のとくさん展が開かれていた。







新宿でもお隣のアンテナショップは宮崎県



広島県の物産も宮崎県の物産もどちらも良く似た品物がそろっている。
でも、
そのまんまで東に向けて情報発信を一生懸命にする人と
フジダ(と物見)ゆうざんするひとの違いは集まる人の数が違っていた。
もうすぐ選挙もあるだろう人の選び方を考える必要があり、
売る力は情報発信と人気力が大きく左右していると痛感した旅であった。
あ、しまったではもう遅い。



銀の道

2009-02-01 20:24:20 | Weblog
 景気はどんどん悪くなる。
「どぎゃーにかせんとおえん」この言葉の地方で
軽四輪車を買ったら10万円バックする自治体が出てきた。
そうじゃ総社と実施する。
 我が郷では「かおう、かおう」と鳴くカラスのそばを別のカラスが飛んでいく。
もう何か買った見たい。そのお金はどこから出たのか!



少し調べてみた。



我が地は昔石州街道が通っていた。
山陰の太田市大森から岡山県の笠岡市まで
その途中に神辺はある。







昭和の時代まではこの国分寺交差点の中央みぎあたりに道しるべはあったが
今は八幡神社の西南に鎮座している。
ここから西約17km、神辺平野の最西端に府中と言う町がある。
そこにも道しるべがあった。


北 上下、小畑石州道

この場所は府中市出口という町である。
山から出てここから平地になるから出口!


西に向かった街道がここから北に方向を変えて
上下、吉舎、三次(じょうげ、きさ、みよし)を経由して
石見銀山の世界遺産へ続くのである。






カラスはこの街道で旅人の銀をくすねて買い物をしたようだ。
海賊の話はソマリアあたりで聞くがここにはまだ山賊がいたのだ!
 
 冗談はさておき、何で味噌が出るのだ!
この出口に友人が経営している金光味噌がある。
江戸時代に塩や銀の運搬路の石州街道出口で味噌や醤油を作っていた。
この地は江戸の中期大戸久三郎が白味噌を作り全国の品評会で
優秀賞を獲得して以来高級味噌として名前が全国に広がった。
少しくどくなるが
府中は米味噌文化圏の南端、麦味噌文化圏では最北端
又味噌は日本列島の中北に行くほど辛口で、南に行くほど甘くなる。
日本の狭い地域名をつけた産地は八丁味噌と府中味噌だけで特異な存在だ。

 こらこら、一企業の味噌のを宣伝するのはほどほどにしたら!
 3日から、備後の物産を東京有明のギフトショウに出店して我が郷を何とかしたいと思う気持ち鈍らせないで!
手前味噌(てまえみそ)故(ゆえ)お許しを!

本来はここで御終いなのだが
ブログが少し長い休みなのでおまけ記事を載せる。


ヘリこブターが空から写真を撮影している

それ以後発掘工事はされていない


多分この遺跡は道路の下埋められる。
保存されないまま道路の基礎工事で壊されてしまうだろう。
現状では広島県NO.1だけれども!
これが見納めになるだろう。