自然を尋ねる人

自然の素晴らしさ、豊かさ、人と自然の係わり合いを求めて!自然から私たちにくれる贈り物を見つけるために今日も歩く。

松の木ばかりが!

2006-12-26 01:13:31 | Weblog
 今回がブログを初めて1年5ヶ月。200回の記念すべき回となりました。
 松の木ばかりが松じゃない(オヤ、どこかで聞いたような迷文句!)
時計を見ながらただ一人、あなた待つのもまつのうち。
もういくつ寝るとお正月、正月を待つのもまつのうち。
まづ松の木から始めます。



黒松(男松)と赤松(女松)が並んで空を眺めています。これは夫婦松。
「明日は雨が降りそうだね」「そうかもね」長い間一緒らしいこの松夫婦、
もう少しムードのある言葉はないのかい、お二人さん。



松並木道の無法松。
誰か剪定をしてやらないかなー!電線に悪戯をしているぞ。



この間まで元気な松が枯れて茶色松。
まだ50年は十分生きられるのに無理して犬と一緒することは無いのに!
酸性雨と松クイ虫に負けたんだって、かわいそうになー。



人間様に役立ち100年以上生きている松。温故知新、ふるきを学び新しい知識を探り出す姿、かっこいいなー。
松脂を提供した跡が痛々しいけど!生きる様を教えています。



新しい命を生み出す松。
マツカサは毎年毎年作られるのか、古いものも大事にするんだなー、恥ずかしいけれど知らなかったのです。



松の木ばかりがまつじゃ無い。ほたる恋、来年を待つのもまつのうち。
蛍の幼虫は食事中、カワニナを食べていました。



タラノキの芽の上で、自然に調和して虫が来るまでじっと動かず蜘蛛が待つ。
もう寒いから葉の布団に帰ればよいのに。腹が減っては眠れない。なるほど!



猪が餌を探しに来た場所か。それとも誰かにシッシッと追われた跡なのか。
まだ来ぬ年だから、姿は見えないのは当然だ。
来年は亥の歳、猪を待つのもまつのうち。

来年も頑張ります。
皆様、良いお年をお迎えください。



冬至のいろいろ

2006-12-23 12:03:41 | Weblog
 1日の昼間が1番短い22日も無事に終わりそう。
今日も自然を尋ねて歩けば何かに当る。
犬みたいな感はするが1日の出来事を紹介したい!



暗く感じるのは(後で分かる人もいるでしょうが)カメラがしたことで空ではトンビが舞っている。
昔のはやり歌「夕焼けトンビ」を思い出したが
「ホーイのホイ」が出る雰囲気ではない。でも20数羽が舞うからすごい。



市役所支所へ17時ぎりぎりで忘れ物を届けるために急いでいる時、同級生が対面から来る。
手を上げると「おい」と声を掛け合い車を停めたら、福山市文化財協会発行の本「福山城」を貸してくれた。
他の用事3件を済ませると、西空には消え入るようなお月様。



お日様が1年の南限へ沈んで今日1日を振り返ると、
午前中は堂々川の川沿いに捨ててあるゴミを拾いながらホタルの里へ、そこでは今年初めて蛍の幼虫を発見。

午後からは冬至を思いだしユズとカボチャの薬効勉強会。
この時期忙しいのだろう、誰も相手をしてくれないから一人で紙上公開をする。
ユズ。



ビタミンCが豊富。
ビタミンCが不足してくるこの時期に100gあたり150mgを含む果実をお風呂で楽しんだり、食べたりする風習は昔から伝わっているが当時他の果樹が有るのにユズを選んだ人はすばらしいと思いません。

カボチャについて説明する。



カボチャは可食部100gあたり、西洋カボチャがβカロテン4000μg、日本カボチャ730μg含まれる。
何度かカロテンの効能を書いたことが有るがおさらいすると
カロテンは眼の網膜に有るロドプシンという物質を作るために必要で、この物質は光を感じて脳に伝える役割が有る。
だからカロテンが不足すると暗がりで物が見えなくなる夜盲症=鳥目になる。
先ほどの三日月が見えますか。見えないとカロテン不足ですよ。
また、寒くなると鼻の粘膜などを痛めて風邪をひく。
カロテンは皮膚や粘膜など上皮細胞の形成に関与する。
だから風邪を防ぐためにはビタミンAが効くといわれる。
分析する技術が無い昔から、こんな理屈を伝えているおばあちゃんはすばらしい。
おばあちやんを馬鹿にするとノロウイルスに襲われますよ。
こんな1日を過ごしました。



とり、鳥、撮り

2006-12-20 19:22:40 | Weblog
 2日ほど寒かったが、今日は暖かい。
がん検診をはさみながらも、桃の剪定作業は捗った。
枝を切る寸前見つけた虫の日干し、



百舌君の忘れ物、いや悪戯か。



高みの見物をしてござる。いや高笑いだ。
こんな光景を見たので今日は鳥の本当の姿を見ていただく。
久しぶりにジューシマツが20羽ほど裏庭に遊びに来てくれた。



そこへ物好きなジョウビタキが加わり鳥の楽園を築いた。



悪戯好きな百舌がその仲間に加わると鳥達は隣のクスノキに逃げた。
そして、それを見ていたヒヨドリが百舌のいたスモモの木に移ってきた。





百舌はどこかへ消えたが山鳩がそれを見ていた。



ヒヨドリは十姉妹が遊ぶクスノキに飛んだが、そこへからすがやってきたのでとり、鳥たちはみな逃げていった。
やはりこの世界でも黒幕はカラスなのか。



、この鳥たちの世界、約15分間を鵜に話したら2匹いた鵜の一方が





ウソーと羽根を羽ばたき笑いこけた。

かきからかきへ

2006-12-18 11:28:41 | Weblog
 冷たい雨が降る日、
この日と決めていたから仕方がない。でも、やはり師走の雨は冷たい。
山から海へ旅に出た。

途中の道ではまだ10月桜が頑張っている。



山の柿は熟した果実が落下したり、鳥に食べられたりで少なくなった。





柿はトップクラスの薬効をくれる木だ。柿の実が熟し始めると医者が青くなるというのもうなずける薬効を持つ。
柿の葉を御茶代わりの飲むと最高の健康予防薬、又この時期の2日酔いには重宝する。
この柿の旬はもう終わるになる。

これからは海の牡蠣だ。
山から海へ進出しなければ成らない理由は山の幸が終わるから、海の幸へ、「海のミルク」を食べる為だ。
静かな瀬戸の海!







網の向こうに牡蠣いかだが眼では見えたが!
牡蠣打ちをしているそばの海へ
おびただしい量が岸壁についている。





牡蠣は水揚げされ牡蠣打ちと呼ばれる作業で身を取り出す。



牡蠣は水温が低くなれば実が引き締まり1段と美味しくなる。瀬戸内の牡蠣は1月中旬以降さらに美味しくなる。

残念な事が有る。
今全国的にノロウイルスによる発熱、下痢、嘔吐の症状が蔓延しており、この原因が下記といわれている。
2枚貝が病原菌をもっ、生食される等牡蠣が悪者にされてかなり購買される量が減っている。
廣島、宮城の方々はこの根拠無い悪評に困っている。
適当な流布はしないで欲しい。
人の噂も75日なのだろうが噂が消えるその頃はシーズンが終わるのだ。




黄色の涙

2006-12-15 10:59:47 | Weblog
 地球温暖化。
日本の気候がおかしい。
雨が降り出すと雨ばかり、晴れが続くと晴ればかり、
まるで、サバンナ地方の乾季と雨季の始まりのような移り変わりを感じている。
こんな天気を憂いて黄色の花や果実が涙を見せている。
それらをごらん頂く。





ロウバイやレンギョウの花が咲くのは少し早いけど、泣く事は無いだろう。




漢方薬やカレールーに入るウイキョウは今でも花が咲いているけれど、やはり涙ぐむ。









ユズ、レモン、キンカン、ハッサクどの黄色い実もこらえきれずに泣いている。

1日1歩、3日で3歩、3歩歩いて2歩下がるのペースであろうとも温暖化が進むと50年後の日本はアフリカのサバンナみたいになるのは間違いない。
木が無くなる。
 確か、日本でオリンピッが開かれた頃、この国では化石燃料を大量に使い、そして公害の垂れ流しをしたが、今、数年先にオリンピックを開催する国も当時の日本に似ている。
国が大きく、人口が多いから温暖化を進める炭酸ガスの排出量は多いがはずである。

我々は、昭和の時代‘黄色いサクランボ’ウッフンフン等とうつつを抜かした時代を反省し、今我々ができることは何か、黄色い植物が何故泣くのか、黄色信号が出ているのだから本気で再考したいものである。
 ジョウビタキ君と一緒に考えよう。





すずめの学び舎

2006-12-12 12:20:39 | Weblog
 花にもいろいろあるけれど
師走の土手で咲く花は車の音で消されるが結構大きな声がする。



こんな川面のすぐ隣の出来事です。
雑木に花が咲いていました。



良く見るとおかしい。チイチイパッパの声がもれる。



すずめの先生が何かを教えているようにも見えます。
生徒は飛び、動き回って聞いていないようです。





先生は考えました。良く聞けと飛びながら教え始めました。
何を教えているのか聞いてみると
他の鳥たちが裸にした「クコ」の薬効を教えているではありませんか。
少し前まではこんな綺麗な実をつけていました。



すずめの先生の話を通訳しますと。

クコは疲労回復に良く効き、私達のお爺さん、お婆さんのその前の前のお婆さんからずーつと飲んでいたものです。
お婆さんがいつも先にこつそり飲むから、今でもおばあさんのほうが長生きしてるでしょう。

今日はクコの赤い実「枸杞子」のお話をします。
この実は疲労回復以外に低血圧、高血圧の血圧安定、熱が出たとき解熱の薬として使います。私達は冷え性でいつも丸くなっていますが冷え性にも良く効きます。



使い方は
この実が秋に赤く熟したら採取して、日干しにします。そして35%の焼酎1.8リットルに200グラムの乾燥した実と氷砂糖を200グラム瓶に入れて暗く涼しい場所で6ヶ月寝かせます。
時期がきたらお酒を越して飲みます。
1日さかずきに2杯から3杯飲むのです。沢山飲んではいけません。

こんな具合に鞭を振り振り、羽をバタバタさせながら教えておりました。

ちなみに人間にはすずめの先生が教えるより他に
春の若葉を御茶代わりにして飲むと胃腸強化、便秘、血液の補充、糖尿病
等にも効くそうです。

続あなたの蕎麦が

2006-12-09 11:46:59 | Weblog
 12月に入り、寒さが到来、そして昨日から雨、あめが降っています。
       (この話は10月12日の‘あなたのそばが’から続いています)

 9月初めに植えた蕎麦は10月になると花をつけ白が輝き、虫たちを呼びます。







それからしばらくは虫たちと同様にホタルの人も遊びました。



こんな静か田舎の町で若い心を燃やした蕎麦も、人の噂も75日、
そろそろ噂が消え始めた11月に刈取られる事になりました。



サー、蕎麦が食える、蕎麦が食える、脱穀をする。
仲間が集まりエンヤコラー天気もよいからおまけだこらしょ。







楽しく遊んだその後に悲しい捨て子がいっぱい這っていました。



これを見たカエルは
「寒いのに監視をがんばってきたけれど、もうこんな姿は見ておれぬ」
「俺はカエル」と草の中に消えていきました。



悲しい出来事を忘れる為に、年が代わる大晦日に年越し蕎麦を食べる事にしております。
今年頑張った、そばの人たちへのお礼です。

ウサギと亀とサギ君と-2-

2006-12-06 22:16:27 | Weblog
 多くの皆様からおちを要求され、オチオチ眠れないので明日の予定を変更しました。
続きをどうぞ。


青サギ君のはじめの計画はゴール寸前でウサギさんに眠るよう指示する予定であった。
500mも手前で眠られては大変。大急ぎで飛んできた。



そして最初は優しく起こしたが起きないのでくちばしでつつく、足で蹴るのし放題。
ウサギさんは疲れてもう動けない。悔しい!
眼を真っ赤にして涙をいっぱい流していた。
どうもこの時からウサギの目が赤くなったらしい。

青サギ君はあきらめて次の金儲けの行動に移った。
石州銀山街道を通る両替商にウサギが絶対負けるから賭けなさい、良く眠っているでしょうと勧める。



又瀬戸内を通る唐、天竺の貿易商にウサギさんが負ける。亀さんが勝つから賭けなさい、絶対に儲かるよと強引に賭けさせた。
その頃になり、かけっこのルールに多少に違反した亀さんが走ってきた。川は砂がいっぱいで泳げないから、1歩、2歩、3歩、砂道を10歩、10歩、歩いて首を振る。首を振りながら、
「あれ、ウサギさんどうしたの!その傷、眼も赤い」
「もう走れない、サギにやられて棄権しょうかと考えていたんだ」
人のよい亀さん
「おんぶしていくから背中に乗って!」
ウサギさんを背中に背負い、遅めの歩きに変わったが前に進む。



五番砂留のそばを通り、1番大きい六番砂留を眺め、



堂々公園を横目で見てぬけた。



ゴールの淀が池が見えてきた。



亀さんはゴールへ入るのをどうするか悩んだ。
自分が先か、同時に入るか。傷ついたウサギさんを勝たせるか。
結局、亀さんはウサギさんを背負ったままゴールした。
この結果は最初に青サギが考えた計画だった。
掛け金はウサギさんか、亀さんか、どちらが勝つかで賭けているから同着を賭けた人はいない。
青サギは同着だから掛け金は全て胴元が頂くとお金や財宝を持って飛び立とうとしたので賭けた人達ともみ合いになった。
その騒ぎを向かいの山で見ていた青鬼の権がジャンプして降りてきた。



「こらサギお前はとんでもない野郎だ、殺してやる、詐欺師」と怒鳴った。



寝ていた赤鬼の八はびっくり!自分の縄張りの八丈岩の入り口で権が暴れている。
これは放っておけない、権は短気だから何をするか分からない。
やおら起き出して権に近づき「ここは俺の縄張りだ。わしに任せ」と割ってはいった。
権はしぶしぶ引いた。



赤鬼の八は青サギ君に「馬鹿なことをしたな、皆に謝れ、そして掛け金や財宝は皆に返せ」
「お前はまだ青いからこんな事をしたが今後はしてはいけないよ」と
さとし淀が池からは所払いとした。
青サギ君は青くなって逃げていった。
それからというものこの淀が池にだけはサギが来なくなった。




ウサギと亀とサギ君と

2006-12-04 22:46:31 | Weblog
 ムカーシ、昔
紅葉のお社の池に青サギ君が来て、亀さんを挑発しておった。



「亀さん、亀さん貴方はすばらしい持久力の持ち主ですね。長い道なら、向こうのお山の淀が池までなら、ウサギさんに勝てますね」
人のよい、亀さんはまんざらでもなさそうにうなずいた。



青サギ君はこれなら丁半ばくちと懸賞募集の両方に使えて一儲けできそうと一計をたてて茶ウサギさんの所へ行きました。





「ウサギさん、貴方は昔、かめさんとかけっこをして負けましたね。もう1回勝負をしませんか!私の言うとおりにすれば黄金を差し上げますよ」
と言う裏話を秘めて青サギ君はウサギさんと亀さんの了解を取り、賭け人を大勢探して日にちを決めました。
ある小春日和のお昼に吉野山の下をスタートして堂々川の淀が池までの競争が始まりました。
よーいドン。
早いウサギさん。
500mも行くともう亀さんとは490メートルも差がついた。
亀さんも考えた。歩くと遅いけど水の中なら早いと、川の中へ入り泳ぎだした。
高屋川を経由して堂々川を登り始めた時は計算よりはるかに差は少なかった。
一番砂留のそばではまだウサギさんが早いが亀さんとの差は最初とあまり変わらない。



二番砂留、三番砂留を通る時もウサギさんは早かった。しかし疲れてきた。
眠くもなってきた。





後500mのビオトープを作った四番砂留ではもう我慢が出来なくなり前回と同じように道のそばで眠り始めた。



以下後日へ続く

白を探して

2006-12-01 21:31:44 | Weblog
 北の国では
白い雪が降り、寒いと聞く。
西の国では
白黒の衣を着た和尚さんが走る月になり、多少寒さを感じる。
 私事ながら、昨日の発表会の帰りに白南天の実がたわわに実っていたのを思い出した。
発表会は「○○とほたる」の話で自己採点では成功。
ところで我が家の南天は何点、少し黒いものが見えるから80点。
どちらも優が貰えたか?



白が合格点をもらえたので、今日は家の周囲の白を探してみよう。


南天のそばに有るヒイラギはほのかな香りを漂わしている

そしてヤツデの花々は虫たちの楽園みたいだ


この花たちは少し季節を間違えたみたい!


裏庭でひっそり咲いている白百合

寒くなるのに一番上の枝で咲く利休梅


悪戯に籾殻をかぶせていたドクダミを掘り出してみた。
予想通り茎は白くなっていた。太陽の恵みは偉大なのだろう。



こんなドクダミでは薬草研究発表も出来ないから
変わりに
今年の雪の積雪高をカマキリの卵の産み付けられた高さの位置から占ってみよう。


紫蘇に生みつけられた高さは25cm

別の紫蘇の2本はどちらも100cm


事例が4件と少ないが昨年に比較するとかなり低い位置にある。
カマキリ降雪予想では今年は雪が少ないと出た。

断っておくがこの予想は当グログが勝手に決めているのではない。
この研究は新潟で古くからされている。