自然を尋ねる人

自然の素晴らしさ、豊かさ、人と自然の係わり合いを求めて!自然から私たちにくれる贈り物を見つけるために今日も歩く。

もう秋

2011-10-31 21:57:55 | Weblog
一雨降るたびに秋が深まる。
秋が来た 山に来た 里に来た ジョウビタキが来た。
前回ジョウビタキが渡ってきて、これが証拠と出した鳥は
とりちがえた鳥だったが今回は間違いない。


まだ人間を恐れていてすぐ逃げていく



家の屋根など高いところで鳴く


これからは冬鳥がどんどん遊びに来てくれる。
楽しめそうだが、よりトリ見トリ、どの鳥でもよいと言うわけにはいかない。
下手は下手なりにプライドを持つて鳥撮りをするつもりだ。
さて、安芸と言えば広島
間違った、
秋と言えば木の葉の色が赤くなったり黄色くなったり、
まるで恋を知り始めたぼーやが好きな人の前にでたような色になる。
毎年登場する世界3大紅葉樹のニシキギとスズランの木、あと一つは我が家にはない。


スズランの木

ニシキギ


本では3大紅葉樹なのだが我が家ではモミジ、南天、アメリカ花ミズキ、柿の木、櫻の木
等の方が見ごたえのある紅葉を見せてくれる。
まだ少し先に赤や黄色になるはずだが今はまだ負けている。
あえて比較するなら柏葉アジサイが目立つ程度かな。



葉っぱの紅葉は当面このくらいだが
実もそろそろ色が増してきた。
タラヨウ=別名郵便局の木
庭の7木の一つだが
この木、神社仏閣、旧家に多く植えられている。
昔々、7木入り争いをクロガネモチとしたそうだ。
クロガネモチは実が小さい庶民向きの木でタラヨウは前に説明した通り
お金持ち等が植えていた木。
昔も今と同じように評定があったがその時は強いものやお金持ちが推薦する方が勝つたようだ。どうも7木入りの評定ではタラヨウが勝ったのだ。
そうしたらよう、庶民の木は負けたのが悔しくてそれからは実をたくさんつけるようになったそうだ。


タラヨウの実


今日は話題が多い。
オオスズメ蜂がサザンカの花の蜜を吸いに来ている。
近づいても攻撃は無い。が顔は怖い。



秋がもう少し進むと彼らの出番は減る。
今日も猪の罠を見に行く。
餌を食べた形跡はないが罠から50m先は16の独断場だ。
今のところ彼岸花の植栽地は異常なし。
黄色の残リ花が数本残っている。



たかさごユリもまだ根元を掘られていない。
けなげに咲いている。



これはきのこ



もう50年も前のことだが、このキノコ食べられると教えてもらったアミタケだ。
家に持って帰るか、やめるかしばらく考えた。
やめた。
もし毒キノコだったら
ここ最近、新聞に顔写真を沢山載せ貰ったからお供えはたくさん来るだろうが
命あってのものだねだから持ち帰りはアキらめた。

帰ってきたホタル

2011-10-28 21:29:03 | Weblog
おとぎ話「かぐや姫」の竹原市、
そこの大井公民館から「おおーい」と声を掛けられ、
御領のホタルが「こーい(恋)」と返した。
竹が輝く里とホタルが光る里の意見が合い交流することになったのである。
とはいってもすでに他の行事が入っており、お断りしたが
かなり強引にホタルを学びたいとの心意気気に負けて了承したのである。
さて、木枯らし一番が吹いた街もあるようだが堂々川にも冬の渡り鳥が帰ってきた。


声はジョウビタキなのだが身体は違うようにも見える
遠いからジョビ姫にしておこう。


本題のホタルだが今年はある事件の為にホタルの幼虫の飼育をしていない。
(6月のことだが、何時か話すことがあるだろう)
「堂々川今昔」の表紙のデザインをしてくれた人が昨日会員になってくれた。
その人が竹田ボタル(広島県の天然記念物指定の源氏ボタル)復活の為に
ホタルを飼育しているので訪ねてホタル談義をした。
その日のホタルの幼虫の動きを紹介する。


飼育箱には石があり
多くのホタルは石の下


石を取り除き、飼育箱の清掃を行うことになった。


白いホタルの幼虫発見


彼は色素が抜けている幼虫なのか?慎重に取り扱っていた。
今後の経過をよくみると言っている。
石を取り除くとたくさんの幼虫が現れた。


100匹をはるかにに超えている

慣れて来るとそれらが一斉に動き出した。


餌のカワニナを入れるようにお願いした。
彼は、幼虫は餌を夜しか食べないと思っていたらしい。新しい発見にびっくり!
すでに幼虫がカワニナを襲い始めている。
生態研究をする前に身体検査もして見る


伸びて縮んでまた伸びて
最大30mm


大きめの個体だが源氏ボタルの♀と推定した。
ここには平家ボタルもたくさんいるらしい。
どれが平家でどれが源氏か見分けはつかなかった。
カワニナが動き出すとホタルの幼虫も
カワニナに食いつく個体が増えだした。




1匹のカワニナに2匹の幼虫が噛みつく


ある幼虫はカワニナを咥えて引きづりまわしている。
石があれば石の下にもぐり、
カワニナの幼虫の肉の部分に消化液をだして
肉を溶かして吸いとるのだそうだ。
水の中で吸いとる?
どのようにして吸いとるか、まだ疑問は目で見ていないので解決はしていない。

久しぶりにホタルの幼虫を見た。
活動する幼虫の姿を見ると来年のホタルが帰ってきたように思える。
こんな出来事もあった秋の昼下がり、
これを文化と言えば、そうともとれる文化の日の行事に追加になったホタル恋である。

春の花

2011-10-25 21:49:15 | Weblog
祭りの季節だワッショイ ワッショイ 神輿だワッショイ


ゲンノショウコ
又の名を神輿草(みこしグサ)


赤や白の花が咲き終わり実が出来、その実が割れて神輿の形になる。

10日前まではひかえめに咲いていた10月櫻も10月が終わり近づくと
10月と名がつくゆえに、急に元気になり花をたくさんつけ始めた。
春にも咲いていたが
また大量に咲いている10月櫻、
銀モクセイと同じで年何回も咲く不思議な花だ。


10月櫻


そばでは花桃の花やライラックも咲いている。


花桃

ライラック

ブルベリーの仲間
名前は忘れたがアントシアニンの量が多い種


この花達、春にも咲いていたがなんで今頃咲くのかな!
夏に葉っぱを虫や風にやられて無くすと秋の小春日和になると
季節感覚を間違え花をつける。


西洋タンポポ
花が咲いていたから意味なく載せてみた


薬草系の黄色の花


エビスグサ


エビスグサはハブソウーの代用として使われる薬草で
この草の実である決明子がハブソウの実に比べて5倍以上収穫が多いから
今ではこの実がハブ茶として使われることが多い。
同じく薬草やカレーに使われるフェンネル又の名をウイキョウ


蝶の幼虫が好きなハーブだ


今頃花が満開のグミ
普通は春から初夏にかけて花が咲くが
多分常緑のグミの仲間のだろう。そんな理由で名前などわからない。



終わりは秋の七草の一つとも言われるアサガオ



テーマは「春の花」なのにアサガオが顔を出すなんておかしいと思われるだろう。
そうです。最近の暖かい日は小春日和と言われるように春の陽気なのです。

ホタルを飛ばす

2011-10-22 21:12:13 | Weblog
ジャジャンー
平日の朝8時、堂々川のホタルが飛ぶ場所の草刈りを行う4人衆。
作業がし易い時期とはいえ損得抜きのボランティアががんばる。
この川原の葦(アシ)は人間の背丈より高く、伸びすぎて作業が困難な悪いアシだ。
でもこの葦(ヨシ)は水を浄化してくれる良いヨシだ。
だからこの草は「ヨシ・アシ」と言われるのか!


今年ホタルが舞った川原


作業は困難で、草刈り機の刃物が石にあたり、チーンと跳ねる。



石をはねた場所を見ると山繭蛾がいるではないか。
草刈り機を置いて、カメラを取りに走り、蛾を追うが羽のあるもの方が速かった。
撮り逃がした。ちなみにこの蛾の幼虫が作った青い繭は高級品で高価な価値がある。
途中でお茶の時間を含めて約3時間、成果が現れた。


下流3番砂留

ホタルが3次元空間を舞う
最高のロケーションの場所


4番砂留はホタルの繁殖に適した場所だが
今回砂留が壊れたので県が修理されたから来年はホタルの数は少し減るだろう。
が、ホタルは強い虫だから我々の苦労を汲んで今年以上飛ぶ可能性も残る。



ホタルを飛ばしたい方がおられたら参考にして欲しい。
ホタルが卵を産む場所は
苔が生えていて、それに水しぶきがかかり、直射日光が当たらない場所で、
ホタルの幼虫が孵化したら水に落ちる場所だ最適である。
餌のカワニナがたくさんいる場所も条件に入る。

草刈りが終わるとすぐにアキアカネ?マユタテアカネ?がやってくる。
イトトンボも近くまで飛んできて一休み。
どちらも名前が特定できない。






草刈りが終わって、しばらくホタルと猪談義をしてそれぞれ別の仕事場へ帰って行った。

一人残って周囲を探索すると
でた―、蛇ジャーン!蛇です。
でもこの蛇おとなしい蛇でミミズや魚などを食べるそうだ。
私のハ虫類の師が「ヒバカリ」と教えてくださった。
昔の人はこの蛇に噛まれたら、その日のうちに死に至ると信じてつけた名前とか!
当然無毒のヘビである。
でも気持ちの良いものではない。





捕まえて道路においたら逃げ始めたが、
車が多くなった道路だからすぐに発見場所へ逃がしてやった。
(なぜ車が多い・・・10月1日からこの川の最上流に火葬場が完成しオープンしたから)

今日も有難いこと蛇、想像以上の成果ががった。

16を食う

2011-10-19 20:16:54 | Weblog
秋の新聞記事、特に3面記事をにぎわすキノコとハチは怖い。
蜂は今がピークのようであちらこちらで被害が出ている。
6番砂留と鳶ケ迫砂留に巣があり、福岡の事例寸前だった。
当方は東洋産業さんがボランテアで処理してくださったので被害はなかった。
1個所は石を投げて巣を壊した輩がおり、近くを通るとハチが襲う確率が大だった。


すでに巣は取り除かれていたが
数匹のハチが周りを飛んでいた


16日は同好会の10月の定例会。なぜか多くの人の顔が明るい。
16日に16(4x4=しし=猪)を食べる計画があるからだ。



10月も例月通りゴミを拾うところから始める。



水仙を植える人達



草を刈る人たち



猪、捕獲の罠を仕掛ける人たち



今回から新しく入会した水生植物・魚などの保護活動家で県の絶滅危惧種を決める委員もいる。
その人が早速「ハッチョウチョウトンボ」らしきトンボを発見。
このトンボも珍しい。



12時ちょうどに副会長のあいさつで宴は始まり
16の料理と海の幸(堂々川ホタル同好会の活動と実績を研究に参加の人の差し入れ)
丸焼き機で焼く肉は美味しい。タレにつけてある肉も柔らかくて美味しい。
残してくれることを期待した事務局が甘かった。
準備をした人間の口には、ほとんど入らなかった。
食い物の恨みは恐ろしい。今後機会あるごとに愚痴を言うことにした。
生ビールの樽とサーバーを返却して家路に向かう時の夕日がやけに目に焼きついた。





かなり頭に血が上っていたが
夕日の赤さと川の水に移る光り、時々西空を横切るカラスの「阿呆、アホウ」に
食べることの恨みつらみはどこかへ消えていった。





見た目は綺麗だが
同好会の財布は自然が握っている。
こんな時ぐらい役得「徳」を考えなければ!
明日も天気が良い。
誰かと会のマネー持ち逃げして遊びたい。
希望者募集。・・でもね
ここには「加藤茶」見たいにはいかない、とうに50の過ぎた人のかなしさがある。


花はどこ

2011-10-16 21:55:25 | Weblog
さゆりちゃん遅くなってごめんね。
花を探していたんだよ。君が好きなきんもくせいを!


今が盛りと金木犀が咲く


ある新聞社の記者さんから取材要請があり堂々川がPRできるのならOKと協力した。


逆取材もOKの許可をもらいパチリ。


堂々川の事務局長も忙しいがこの方の忙しさはレベルを超えた忙しさだ。
容姿端麗、頭脳明晰故、情報提供者が多いのかもわからない。
14時近くになり、ようやく昼食をすることになった。
後ろをついていくと


これ何!事故!


別の場所では


これは事故だ


我が町はこんなに事故が多かったかな!

ようやく解放されて、堂々川へ帰った。
我が縄張りでは監視の目や種々の対策がされ始めたのでゴミは捨てにくい。


鼬の仲間、テンの縄張りのしるし。

源流域近くでの不法投棄


ここのゴミを拾う程、今日は元気がない。
ちなみに我が管理地の不法投棄の多い場所は立ち入り禁止に!
自分地の近くのゴミステーションに捨てればよいのに!
沢山のガソリン代をだしてまでここに捨てに来る。
その上、運の悪い人は40%程度の確率で反則金を払っている。
妙齢の男女の密会場所はどこか他の場所へ移動をお願いする。


侵入できないように柵が完成


同好会としてはゴミを拾うのがかなり減と予想できる。
その場所ではイタドリの花が満開だ。


イタドリの薬効
痛みを取る(長野県あたりではそれを信じているようだ)


ところで遅くなってごめんね。



小百合ちゃん。ようやく紹介できた。

17時、雨はあがった。
明日(16日)は16バーべキュウ会の日だ。
「秋の夕焼けは鎌を研げ」と言われるように
晴天になるから鎌を準備しておけ、稲刈りが出来るから!
秋の夕焼けは昔から晴れお天気の予報指標だ。
(ちなみに、春の夕焼けは蓑を出せ=雨予報の指標)


夕焼け


次回は16日のホタル同好会定例会の内容を掲載の予定です。

堂々川今昔

2011-10-13 21:28:23 | Weblog
約2年多くの人に教えを請い、資料や現地を探してようやく出来上がった冊子「堂々川今昔」。


神辺美術協会の仲間がデザインを
してくれた表紙

目次

雉のいない記事 砂留の頁
ブログ仲間のフォト雉もいる頁あり


その冊子が福山市協働のまちづくり課の支援で完成した。
作者は自信を持っているが上には上があり批判も耳にする。
上、中、下で評価すると批判する人には下に見えるらしい。
でも、広島県より北の県の境港にはまだ下があるから心配していない。
横道に外れたが
その本を教科書代わりにして御野小の6年生が総合学習の一環で堂々川を見学した。
歴史や自然、環境保護を学ぶ科外教師に自然を選んでくれて
約1時間半、堂々川800mを一緒に歩いた。
かなり暑さを感じたのに良くついてきてくれたものだ。
その上、史跡の場所が書いてある頁を探していると、・・ページと彼らが先に言う。
前回ヒガンバナを植えてくれた子もいたから予習が良くできていたのだろう。


すごい
誰が情報提供したのか
井原放送のテレビカメラが回っている

1番砂留で堂々川の概要を学ぶ

6番砂留で最後の説明を受ける


穴の海の謎や堂々谷餘滴の話を聞いているが
うなずいているところみると、かなり難しい内容だが理解している子もいるようだ。
中国新聞の女性記者さんもその様子を見ていた。
そして13日の朝刊福山版の最上部中央に2段抜きの記事が載っていた。
嬉しいことに記事のコメント欄に
「川に興味がわいた。環境保全に協力する」と書いてあった。


ミゾソバ


前回名前を間違って載せた花がたくさん咲いていて綺麗だった。
又、鳶ケ迫砂留をバックに鳶も舞っている。


堂々川NO.2の砂留
違う角度から見ると日本でNO.2の砂留でもある


一通りの説明が終わり子供たちと別れたそのすぐ後
同好会の役員がアケビがたくさん採れたと持ってきて、記者さんにプレゼントした。



そのアケビは3つ葉アケビで実が割れていた。
臨時の教師役はしどろもどろだったがなんとか終わった。
午後からは焼酎「黒姫」の絡みで福山大学まである教授を尋ねたがそれはまたの機会に!

12日の仕事の終わりは
夕日が白色を薄ピンクに染めて鷺を詐欺のように綺麗に変えたねぐらの光景



夕日を美しく感じさせる秋の夕暮れだった。

秋桜

2011-10-10 21:05:36 | Weblog
私馬鹿よねー、おバカさんよねー。
こっち(高知)へ来いと招待されたのにカメラを忘れて旅に出た。
そんな理由で3日ほどご無沙汰したのですが須崎、土佐、安芸のことは記事にはならない。
記事になるのは須崎でカツオの塩振り藁焼きたたきが美味しかったことと
ひろめ市場付近の日曜市、数百のお店が道路に並びいろんなものを売っていた。
その中で、ヒガンバナの白を販売していた花屋さんの前で250円で4球入リを買った。
全部買うから「1000円にならないか」と言うとあーだこーだと5分間程独り言を
言うおばあさん(自然より若い)に付きあった。悩んだのだろうが結局OKになった。
ちなみに黄色のヒガンバナを売っていた店で1本500円の売値がついていた物を
500本買ったらいくらにするかと聞いたら家では30本が限度だから売れないと断られた。
そのヒガンバナを堂々川で10日に植えていたら
可愛らしい小学生3人組みが上流から降りてきた。
「ヒガンバナを植えているのだが手伝ってくれないか」と声をかけたらNGの回答。
やっぱり人相と年の問題でダメかとあきらめかけたが
電話をしていた一人が迎えが来るまでなら良いと良い返事。


御野小6年
12日に勉強会がこの川である
その予習で散策に来たとか

堂々川の歴史本を
先生からもらったのでそれが役に立ったと言う


ホタルの「ホ」の字の13球を植えたところでお母さんが車で迎えに来られた。
「良い経験をさせてもらって感謝します」と母親のお礼はさわやかだった。
さわやかな気持ちでヒガンバナ全数で「ホタル」文字にして次へ移動。
ゴミを捨てた奴がいた。その側ではカラスが羽を捨てていた。
怒れば「カラスの勝手だ、あほう」と鳴いて飛ぶだろう。


カラスの羽は中央左上


いつもの例に倣って我が家の秋桜の花を見てもらう。









白で締めてみると、主に白、面白くはありませんか。
畑で群生しているコスモス。50本以下の花でもまとまれば綺麗に見える。



コスモス(秋桜)を上から眺める10月櫻



時々立ち止まって見る車があるから珍しいのかもわからない。
いや、大根でも植えたらよいのに、あなた馬鹿よねと歌う人だ。
堂々川の話の続き
白の車、小学前の女の子を連れたお父さんがボンネットを明けて、車の点検の本を読んでいた。
ゴミを拾い黄色のヒガンバナの写真を撮り、帰りかけたが携帯をかけては移動している。
「この人ソフトBを使っているな」電話が通じないようだから声をかけた。
バッテリーがあがってエンジンがかからないそうだ。
ブースターケーブルがあればよいのだが!と言うので車からだし、接続したらエンジンはかかった。
ありがとうと一言言っただけでそれ以上は何もなし。
何かを期待して助けたわけではない。
堂々川で困っていたので助けたのだが
せめてありがとうの言葉以外に頭ぐらいは下げて欲しかった。
これも堂々川管理の宿命か、6年生の母親の言葉と足して2で割れば本日は◎か。
恋、いや、濃いオレンジのヒガンバナも咲いている。
少しブルーは残ったが今日も太陽は赤く染まって沈んでいく。





沈む夕日のオレンジと信号のブルーが今日気持ちを表してくれた。

テレビ放映

2011-10-06 20:46:13 | Weblog
夜半までの雨も上がり快晴の朝
神辺ラインズクラブの奉仕作業を堂々川で実施と聞いたので
お手伝いにテレビ放映後初めて砂留まで登った。
川の岸にはミゾソバが咲き、斜面には黄色のヒガンバナが姿を見せた。


ミゾソバは単独でも
集合でも綺麗だ

他のヒガンバナより遅れて
ようやく黄色が咲いてくれた


昨日5日、TSSテレビ放映があり昨日から今日にかけて
30人以上の人が見たよと声をかけてくださった。
さすがにテレビの反響は大きい。(人気俳優の気分を味わった!)
ヒガンバナ撮影も携帯で撮影されていたころとは違い、高級1眼レフが登場している。



テレビで放映された画面をカメラで写してみた。
このテレビは県道区間をくじ引きで決めて、
アポなし、ぶっつけ本番の取材で有名な番組だった。
だから我が家にも突然やってきたらしい。


くじ引きで決まった訪問区間


今回の範囲以外の訪問は、お祭りのキーワードから
八幡神社を訪ねたために区間を外れたらしい。
そのおかげで堂々川の国の登録有形文化財がPRができ多くの人に知って貰えた。
これも「蟻蛾鯛琴蛇」のおかげと思っている。
テレビ画像から


砂留バックにヒガンバナが咲く

色々な色を紹介

綺麗が監視の役割をする
そう信じた人がいる






レポーターの森本さんとしばし景観を見る。
テレビの画像であるにもかかわらずコメンテーターがカメラ画面で目をつぶられた。
画面と現実が輻輳した瞬間である。
テレビのおかげで堂々川の名前が売れたが
悪い奴の挑戦にあった。



コーヒー缶、てんぷら油缶
不法投棄の割には選別して捨ててある。
「不法投棄の監視の眼」と宣言してすぐに捨てれれた53。
大丈夫?、雨の前に捨てられていたとの情報があり、
放映前の出来事だから、まだ監視の芽は摘まれていない。
良かった。良かった。

自然の赤

2011-10-03 21:14:24 | Weblog
最近の堂々川は忙しい。
江戸時代に築かれ現存している砂留8基のうちの1基
4番砂留が崩落しつつあるのが判明し、
県にお願いしたら直してくださった。


修理中

修理が終わり水が溜まる


同好会が真面目に堂々川の復活を願い活動しているご褒美か!
県の予算が少ない中、議員さんにお願いすることもなく完成した。
改めて、会員の力を評価したい。
一つ砂留が修理できた。
二つ小学1年生が堂々川の自然を勉強に来てくれた。
ヒガンバナの手入れをしているときの来訪であった。
子供たちを見るとつい一言話したくなり先生にお願いして臨時の勉強会を開く。



たわいのない話だが
ヒガンバナが咲いている。何種類の花が咲いているか。
赤白黄色、ピンクにオレンジと話した後、何種類か質問すると
全員が5種の色を正確に言い返してくれた。
その時、空からトンビがやってきて、高さ5mまで降りてきた。
思わず首をすくめたが円を書いて高く舞い上がって遠くへ行った。
エゴノキとヤマガラの関係、ホタルを見たことがあるか等の話をした。
後で先生は鳥やホタルで質問攻めにあったらしいと噂に聞いた。
さてピークを過ぎたヒガンバナ、ある意味では今が1番綺麗、
女も30歳が過ぎると色気が増すと言うがその通り!
特に赤の色気が目立つ。


車を止めるて見る人が多い

白色が赤を引き立たせる


ところで9月26日のブログで円鍔さんの実家と紹介したのだが実は大間違いだった。
訂正を宣言して、改めて奥田元宋先生の実家を紹介する。


奥田元宋・小由女夫婦の実家


広島県三次市吉舎町辻、近くを馬洗川が流れ、その水は江の川に合流して日本海へそそぐ。
奥田先生の作品はすぐ近くに咲く県トップのヒガンバナは足元にも寄れない、
赤に特異を見出した風景を表現する和風作家だ。ここでも赤が浮き出る。
今日のテーマは自然の赤
我が家で満開のなでしこ



なでしこの親戚、250円で買ってきたセンノウが2回目の花を咲かせた。



まだ色づき始めたばかりだがスズランの実



三つ、夕方になると夕日の観察もしないといけない。


ススキと夕日


四つ、この時間帯になるとヒガンバナ泥棒が堂々川の斜面に現れる。
そして白いヒガンバナをとる。



今日も後一歩のところで逃げられた。

ヒガンバナを撮るふりをして盗る人まで監視するとは!
こんな人は頭が赤くなるまでセンノウしないといけない。
本当に忙しい。
今日も一日かくして終わらんとす。