自然を尋ねる人

自然の素晴らしさ、豊かさ、人と自然の係わり合いを求めて!自然から私たちにくれる贈り物を見つけるために今日も歩く。

お隣の国

2008-07-29 22:41:42 | Weblog
福岡から舟に乗って釜山に着いた。
そこは港町。世界一の物流基地に見えた。







コンテナーの多さ、マンションの多さに驚いた。
ここからバスに乗り換えて韓国の旅が始まる。
3日間を美男美女が私達を案内してくださった。



国花の花が咲く時期でとても綺麗。その芙蓉の花は八重咲きだった。



浦項市と友好関係の都市が招待をされており、光=花火を見ながら友好を深める福山市のメンバーの中の1人に入っている。他に中国などの国も招待を受けていた。
今回竹島=独島の問題でいろいろな交流がキャンセルされている中の訪問であるから困難を覚悟していた。
が関係各位の努力で素晴らしい親善ができたと思う。


都市近郊はマンション群の花盛り

ハングル文字

車が多い


これからのレポートで何回か食事の場面が出てくるだろうが唐辛子がどの場面でも出てくる。
韓国の友人が食べているのを見て「なーんだ辛くないのか」と思い食べてみた。



最初の1分間ぜんぜん辛くない。
次の1分間少し辛い。
調子に乗り半分食べた。
3分間過ぎた頃から「水、水・・・」
目から涙、身体が熱い、周囲の皆は笑う。
それでも辛さはおさまらない。



オオバやチシャなどの野菜に肉等を包み食べると少し辛さはおさまった。
1本の唐辛子を食べきらないない奴がと言われてもしゃくだから涙を出しながら残りの半分を食べきった。
今日は少し意地を張りすぎたかな!
唐辛子の辛味はカプサイシンやカロチノイド色素がもたらすもので補温や殺菌効果があり、脂肪を燃焼させるから身体が肥満になり難い特典がある。
韓国の人が忍耐強く、体力、地力があるのはある意味では唐辛子のおかげである。

最後に今回レポートして気づいたこと。
日本の道路や公園より韓国のほうがごみがない。
教育的指導が良くごみを捨てないのか、それとも誰かが拾っているのか。



ホタルを飛ばす理由でごみ拾いをしている私達にとっては見習って欲しいと声を大にして叫びたい綺麗さだった。
私達の気持ちの中では韓国は少し汚れた町というイメージであったが今回訪問して考え方を変えないといけないということ知ったので紹介しておく。

夏だ 虫だ

2008-07-23 10:43:24 | Weblog
 暑い 今日も猛暑日らしい。
ちなみに夏日は気温が25℃以上、真夏日30℃以上、猛暑日35℃以上が気象用語だ。
温暖化が進むともうすぐ超猛暑日?を作る必要がある。
作れば又自然が追いかける。気象の世界でもイタチゴッコはあるようだ。
さて、どこでも蝉が鳴いているだろう。
我が地でよく見かける蝉3種。
蝉の抜け殻から


アブラゼミの抜け殻


ニイニイゼミ、アブラゼミ、クマゼミ




メスだから鳴かない


朝早くからはニイニイゼミ、7時前からクマゼミが鳴き、お昼前にアブラゼミが鳴く、アブラゼミは夕方前と雨が降った後は特に強く鳴く。
アブラゼミが鳴くと暑さをよけい強く感じ、脂汗みたいなのが出てくる。
そんなときには少し清涼感を感じたい。
近くの国分寺にはオオガハスが植えてある。



涼しさを少しでも感じてもらえば、しかし雨が欲しい。
一雨来るかな。入道雲が近い。



虫たちが活躍する季節、この虫には特に注意、葉の裏から葉を食べており、知らずに触ると飛び上がる痛さだ。
この虫に刺されると、市販薬やドクダミ、カタバミ、ヨモギ、朝顔の葉やきゅうりなどを塗布すると痛みは消えても翌日又じくじくする。
それを解消してくれるのはニラだ。
揉んで汁をつけると30分もすると痛みは消え始める。そして翌日まで持ち越さない。


イラガの幼虫

特効薬ニラ


今日の最後は蜂に蝶だ。


フェンネルの蜜を探す蜂

蝶が仙翁の蜜を吸う


ああー!
自然ってまだまだわからないことが多いけれど
上手く利用すれば値上げの世の中でも
素晴らしいコストダウンと節約が隠されている。

堂々川ホタル同好会

2008-07-21 11:22:53 | Weblog
 7月20日 天気晴れ 集合時には30度を超えている。
36人が作業を開始する。
ごみを拾う人
アジサイに水をやる人
土嚢を作りビオトープを修理する人
草を刈る人


国分寺付近の道のごみを拾う人たち

球根を植え、アジサイに水をやる人、草を刈る人

大雨で壊れたビオトープを直す人

草を刈る人


作業が終わったら役員の方から差し入れられたスイカをご相伴
食べた後の残ったスイカの皮はカワニナの餌になる


何と美味しいスイカだろう

3時間後のスイカの皮にはカワニナが集まり始めている
カワニナはお掃除屋さんだ。ごみにならないのがうれしい


そのカワニナを有志5名で採取しに山野まで出向く


小田川の水に入る
35度の気温も別天地にいるみたい
下流では家族連れのテントが多数あった


この石についているカワニナ約100匹


採取した約10000匹のカワニナを放流する場所では
スネークがお出迎えしてくれた。
シマヘビか、ヒバカリか、毒のあるヤマカガシ、マムシではないようだ。



カワニナの放流





源氏ボタルが孵化しているか、役員のお宅を訪問して確認。
孵化していた。近々川へ放流してもらうよう依頼した。



我が家でも孵化しているが夏休みの子供達の観察用として
しばらく飼育してから放流することにしている。

もう何時ホタルを放流しても生まれて間もない食べごろの餌のカワニナが沢山繁殖している。
今のところ平家ボタルの大雨による損失をカバーして来年度の目標数を達成できる可能性が高い川の環境が出来上がった。




山野草

2008-07-19 09:51:52 | Weblog
 姫ホタルを尋ねて、広島県の中北部を右往左往、その結果出会った山野草の里が2軒。
どちらも自宅と続いた自分の山を切り開いて作られ、、入場無料で開放されている。
どこの世界にも上には上の方がおられるものと感心した。

さて、山野草を紹介するが珍しい動物も一緒させてもらう。


帝釈のサンショウウオ
鱒が一緒に泳いでいるが山椒魚が腹をすかしたときは餌になる


両生類が出てきたから神石高原町のかえるを見てもらう。 
この池ではつい最近までモリアオガエルが卵を木の上に産んでいたとか。
今はこの池でおたまじゃくしとして生活している。



其のモリアオガエルは見えなかったが
色が違うだけで手足の吸盤、後ろ足の長さ、どう見てもモリアカガエルと思える固体を発見する。


当家の奥様の説明では
名前はわからないが突然変異のようなこの色を時々見るといわれた

この熊笹の中には数十匹アマガエルがいたと推測する


ホタルも飛ぶし蛇もいる自然が豊かな環境にあるこの山では


今は見えないがミズバショウが繁殖している

ワラビの仲間

オトギリソウ
秘密を守るために弟を切ったといういわれの山野草


語れば長くなるけれど時間の都合で次に進む。
帝釈の近くの山野草園は各地から集めた約500種
季節的には花時期でないから素人の自然さんでは判断が難しい。
しかし松本センノウなる花が可愛いのは記憶した。
そこを辞して姫ボタルの郷へ急ぐ途中、百彩館と言う地場の物産を販売しているお店でこの花を見つけて買い求めた。
そして本日我が家ではセンノウ類が花を咲かせているから紹介する。


買い求めた松本センノウ(@320円)

我が家で繁殖中のフシグロセンノウ

節黒仙翁の名は節が黒いからだそうだ

ガンピ

いつの間にかセンノウの仲間が3種我が家に存在したことになる。

おまけの世界だが同じ仲間の花、撫子が堂々川で咲いていた。




姫ホタル

2008-07-17 15:55:57 | Weblog
 以前紹介したことのある来見村発「くるみる会」
合併を繰り返し、今では神石高原町元井関小学校廃校跡
ここで故郷をよみがえらそうと友人がくるみる会を発足させている。
今回其の取材に広島テレビが来たさいの刺身のつまをおおせつかった。
薬膳料理を始めるそうだ。
そこで薬草の勉強会を開いてくれとの依頼に簡単にOKを出したが、
福山物産協会が福山ブランド新製品を開発する会議で事例をテーマに話す本来の仕事を忘れていたからこの資料は久しぶりに一夜漬けで作った。
そして暑い日の10時から現地勉強会


綺麗なキャスター

下痢止めと便秘薬不思議な効能を持つ
薬草ゲンノショウコ

馬鹿になる馬鹿になると教えられたが
本当は薬草のみょうが

誰でも知っているが最近は食べる事が少なくなったヨモギ
天麩羅にしたら最高の味


屋外で採取した食材は選別され、薬膳料理の材料にされる。



料理が出来る1時間を薬草の勉強会に当てる





いくら電線の上で精一杯俺が一番と声を張り上げて鳴いてみても
今回の薬草教室はあくまでも友情出演であるから目立っては行けない。
薬膳料理ができたら早速試食を始める。





西ドイツから来た若者がなれない手つきでみょうがを食べようとする。
インタビューも面白そう。

 しかし、別の目的があるので今回の薬草研究会・薬膳料理の試食が大成功で終わったのを確認して次の目的地に急ぐ。
薬草教室も友情も大事だがなんといっても今の自然を尋ねる人はホタル恋に生きている。
姫ボタルの光る里へ急ぐ。
光る場所3箇所を確認 其の中の1つ元井関小学校から約30分の所に決めて
明るいうちに光る場所確認しておく。


細い山道を通りたどり着く

昼尚暗い山


里に下りて少し早やめの夕食をとり再度山の中へ
20時前より小さな光が1秒に数回光る。
光が上手く撮影できない。
近くの人に尋ねたらISO1600で5分露出とか。
上手く撮影できないから別のカメラで
光っている幼虫と道に落ちて光る成虫を撮影した。





教えてもらったように5分間bulb(バルブ)で開いて撮影したら



右も左も真っ暗闇ですがA4版に拡大してみたら無数の光が確認できた。
失敗。しかし1歩前身。
最高の1日が無事終わった。

あうん

2008-07-11 23:00:21 | Weblog
 誰に言われたわけではないがもしも誰かにけがをさせたら大変だ。
そういうことでおもいお尻を上げて門を修理することにした人がいる。
その門には鬼瓦の上にシャチがいる。





阿吽を少し学んでおくと「梵語」で

口をあけたほうが阿形(口を開いて最初に出す音・発声すると「ア」が発音される)(メス、北又は左に位置する)
   
口を閉じたほうが吽形(口を閉じて最後の音・発声すると「ん」の発音になる)(オス、南又は右に位置する)

その方は多くの事について自分で確認しないと気がすまない性格らしく周囲を確認したと言う。
国分寺の仁王門





近くの神社の狛犬





もう一つのお稲荷さん





そして施主の門のシャチ





確認してみたが3者三様な姿のような気がする。



二人の人物が呼吸まで合せて行動している様を阿吽の呼吸と言うが呼吸が合って行動することがいかに難しいかと言うことが今回の調査でも理解できた。
ただ、表から見て左と裏から見て左とは違うからそこのところがわかりにくい。
多分「う、うん」で片付ける人が多いから「あうん」が適当になっているのだと思う。

見えないリス

2008-07-09 22:39:51 | Weblog
 旅に出た。
ここでも鵜公害で白くなった岩がある。
うっふん糞を感じる前に
みやげ物屋さんが並び人通りが多い町のとあるお店で
「リスが多いから気をつけろ」と大将が叫んでいた。
どこ、どこ、と本気で探したがリスはいなかった。







リスの話は忘れて、賞味期限が云々の問題を起こした赤福を注文したが
賞味期限は明日までですと店員が言う。
一晩泊まることになるから買うのをやめた。
現金は多分後ろポケットしまったままのはずである。



さて翌日のお昼前馬鹿の何とかみたいに赤福を探しそして買う。
お金を払うだんになり、後ろのポケットを探すがお金がない。
おかしい!
昨日の大将の言葉を思い出した。
リスとは逆の発想をしなかったから気がつかなかった。
すりの言葉が頭の中にあれば
知らない土地での
お尻合いには特に気をつけるのに今頃気がつくなんて!
お尻のポケットに入れてあるものがこうも簡単になくなるとは!
しかしすられたものか
ハンカチをポケットからだすとき一緒に出して落としたのか。
今となっては検証できない。
気のめいる話はさらりと捨てて次回はシャチの話にする。



集中豪雨

2008-07-07 23:06:03 | Weblog
 5日未明、神辺町で74mm、
お隣の井原市で100mmの降雨があったと言う。
そんなことに気をとめない可愛い花を咲かせたねじ花が憎い。



3、4日と連続して平家ボタルの幼虫を2000匹以上放流している。
5日も子供達と一緒に放流を約束していたので現地へ赴く。


すぐそばまで川が増水

16時ごろ確認すると水はひいている。跡形を残す。

同好会が整備している5番砂留上流


日本最大規模の6番砂留付近


6番砂留を遠くから見る

砂留の最後部から下を眺める
怖い

水量はピークからかなり少なくなっている


ホタルがたくさん光った4番砂留


見るも無残なビオトープ


3番砂留砂堆積地


砂の流れが速い

新ビオトープも壊滅


1番砂留の水流は最近では見たことがない



ホタルを放流した地点を改めて確認した。
大水のためすべての幼虫はかなり下流へ流されたか土に埋めこまってしまった。



空梅雨みたいな予測をしていたので放流を各場所で準備又は実施している。
平家は源氏にくらべればかなり生命力はある。
が自然は好き勝手に動き、自分達の理想に戻そうとがんばるので蛍の理想地は壊滅したように見える。
平家ボタルよ!
源平戦争で負けて平氏は各地に残党として隠れ集落を作ったように今年は我慢して生き抜いてくれ。
それにしてもホタル同好会にとってショックな集中豪雨であった。

ホタルの半生

2008-07-04 19:34:48 | Weblog
 ソメイヨシノの桜が散った後、春めいた雨の夜
9ヶ月も水の中で生活したホタルの幼虫は光りながら陸へ上がった。



そして陸の土にもぐり蛹になり
5月下旬に光り始める。


この光りは源氏のようだ
輪を描いたように飛ぶ

平家ボタルは直線的な光り
今日の話は下の平家ボタルの話である


種ボタルと称して雄3匹、雌1匹をセットにして捕獲
籠の中に強制収用してラブとは言えないラブをさせて卵を産ます。





卵を狙ってくる虫たちから守り
そして約1ヶ月後その卵がふかした。


団子虫が卵を食べているように見えた

2mm程度の幼虫が動いている


ホタルの幼虫を放流する前に
餌のカワニナやヒメタニシを放流する


カワニナ
巻貝の一種で子供は貝殻付けで親の形をしたものが生まれる

ヒメタニシを放流する


ホタルを放流する前にホタルの幼虫を観察する
若きも老いも興奮してルーペを見る。
小さくてもホタルの幼虫の型をしている。
今後5回程度脱皮して陸に登る。
ホタルの幼虫の第1回目の放流を行う。





今まで飛んでいない鳶ヶ迫砂留の下流に放流



無事に育てよと高いところから見守る。
この仕事、
ひょっとしたらようしょく(養殖、洋食)
大丈夫です。
間違いなく堂々川の平家ボタルです。
自然界で普通に育てたら平家ボタルは卵を約100個産む。
それが成虫になるのは5%前後であると言われている。
5%の生存率を上げるために卵時代を保護して生存率を5倍にする計画が今回のプロゼクトである。
平安時代に名がついた純国産のホタルです。
いまさら、外国産が云々とかの産地偽装等はしていません。

アジサイ

2008-07-01 23:23:06 | Weblog
地震雲が夕日に染められている。
自信のないくもをつかむような話だ。



先日
堂々川から下流13kmの芦田川河口付近
ここにある18年もののアジサイを処分するからこの指たかれ
とネット掲示板に掲示された。
堂々川ホタル同好会のPRと
アジサイを沿道に沢山植えて不法投棄をさせない綺麗な川にする目的で
昨年から植栽を続けているから欲しいと手を上げた。
10本も貰える事になった。
当日は雨が降ったりやんだり、煙ったりしている梅雨時期特有の天候



芦田川の中州のアジサイはボランテァの方が木を堀り動かし始めておられた。







アジサイを中州から運び出しているとき
「卵が沢山あるよ」「誰か育てないか」と声がする。
野次馬根性を出し、カメラ片手にその場に走る。


鴨の卵だそうだ
鴨は渡り鳥で他所の国で繁殖するのかと思っていた

鴨の卵は10個が普通だそうだ


育ててみたい気もしたが今はホタルの孵化が優先だからやめにした。
またアジサイに戻って、10株の約束が帰ってみたら18株
株が大きいから3つ、4つと株分けしたら結局50株になった。
サー困った、植える場所は20株分しか準備していない。





しかし当初1000株キャンペーを立てたのだからやる気になればすぐ作れる。
植えてしまえば鴨がねぎを背負ってきてくれた気分になる。
どこでどうなったのか良くわからないが
副会長曰く、「積めるだけ積んでほしいと責任者が言われたよ」
とにかくうれしい。



堂々川のアジサイ、ただいままでの植栽296本
昨年10月から植えはじめて最初の木はすでに花をつけ始めている。



草に覆われて花など見えなかったが草を刈れば白い花が現れた。
アジサイ、強い木だ。
あまり管理をしなくても育ち、時期がくれば花が咲く。
アジサイを選んだことは不法投棄をさせない戦略に合致した。
このことは今後の為に経験と自信になる。