自然を尋ねる人

自然の素晴らしさ、豊かさ、人と自然の係わり合いを求めて!自然から私たちにくれる贈り物を見つけるために今日も歩く。

ろうばい

2007-12-29 23:11:33 | Weblog
 明日からお正月にかけて
お天気が荒れる予報に
初詣に、ゴルフの約束等計画があるから狼狽している。
それなのに庭の蝋梅はノーテンキに
良い香りを四方へふりまき花が咲いてきた。



急にエナガが飛んできたが人がいたので驚き狼狽している。



もう後2回ほど眠ると新しい年になる。
百舌鳥の目で見た今年を振り返ろうとしたが
いやだと言うから、今年の10大ニュースは新聞に任せ
最近の堂々川を見てもらい今年の締めにしたい。



堂々川で1番大きい砂留の6番砂留を初め
各砂留や八丈岩等景観と歴史を見るウオークが来年1月19日神辺町観光協会主催で行われる。
「かんなべアルプスウオークin八丈岩冒険ウオーク」
私の専門分野で案内役の1部を務めるから、もう張り切っている。



この綺麗な砂留を昔の石済み姿に返す作業を始めた。


川の両岸のアシを刈り取り上流に進む

正面石垣の笹子、野いばら、漆の木などを刈り取る。


刈取ったアシを取り除くとそこにはホタルの幼虫がカワニナを食べていた。
ホタルを養殖していると、この光景は日常茶飯事であるが
自然界で見つけてフォトの奇跡を残すのは珍しいことだと自負している。

最後の最後でまた自慢話になりましたが
堂々川ホタル同好会は来年もがんばります。
堂々川のホタルンはルンルン気分で愛に恋と皆さんを誘います。
本年のご支援ありがとうございました。

HPここをクリックして見て



真似

2007-12-25 19:30:31 | Weblog
 人が作る真似をして
お正月の縁起物の1つ干し柿を作ってみた。


お店で売っていた和歌山産干し柿
10個の柿が左右に各2個、中に6個


自分で剥いた外ニコニコ(2個2個)中睦まじく(6つ)


外では笑顔、家庭では仲良くむつまじく
世の中こう(幸)ありたい。

旬に収穫出来なかったから少し熟しぎみ、
よく熟れて皮が剥けなかった柿は
しかたがないからメジロのえさにした。



今日は「実」をテーマに周囲を捜してみた。


レモン

八朔、
もうすぐ収穫して1ヶ月程保管して食べ始める


お茶等椿科の木は花と実が同時のものが多い

椎茸が今頃生えてきたがこれを実と言うか。言わない。
ならこれを何と呼ぶ。
エ・・「きのこ」と言うんですか。「シーン・・・」



私にとっては懐かしい楠の実を見つけた。
クス玉鉄砲で遊んだのは半世紀前だ。



来年のスギ花粉飛散は多いか少ないか。
ちょっと見(実)ならば多いですぞ!





今から対策しておきましょう。
紫蘇ジュースとか紫蘇佃煮など作られていたら食べてください。
紫蘇はスギ花粉対策には有効です。

南天ものど、声、咳にはよく効く薬ですが
素人さんは自分でプロの真似をして薬を作らないでください。
毒がありますから!

ルールムシ

2007-12-21 23:01:54 | Weblog
 あらい(新井)やだ。
廣島のかねのもと(金本)やシーツまではいで優勝したところが
外人争奪戦で敗れて騒いでいる。
この場合ルールがあってお金があるかないか、
人気があるかないかで決まり、恋(鯉)してもだめだ。

ルールがあっても無視されるものがある。


神辺の秋丸の人だろう、鍋やおおきなカナダライ、タイヤを捨てている
おかげで処理センターまで運ばされた

百舌鳥君みていたのだろうが今日はやけに口が堅い
いつもなら良くしゃべるのに。


自然のルールはどうなっているのだろうか。
ビオトープの中は藪になっている。





アシ(葦)を刈り取ったらヨシ(葦)良し綺麗になった。
ルールムシではなく管理を無視していたから藪になっただけだった。

昨晩のこと福山市協働のまちづくり課主催で提案型助成事業団体の
中間進捗報告会と団体相互の交流や事例を参考にする会合があった。
堂々川ホタル同好会も参加して報告した。
来年のことを言えば鬼が笑うだろうが
再来年のことを言えば誰も笑はないだろうと思って
ホタルを3000匹飛ばすと豪語した。
最後の講評で委員長が
堂々川にホタルを3000匹飛ばすと報告があったので期待すると話された。
しまったと思ったがもう遅い。
今日早速山の川に行ってホタルに聞いた。
心配するな我らががんばるからと言って
カワニナを食べているところを見せてくれた。



川岸のコケもここに卵を産んでくれたら
1ヶ月大事にして孵化させると励ましてくれた。



ルールムシをして困らせる人も要るけれど
自然はまだまだ自然を尋ねる人を無視してはいませんでした。

堂々川の赤と黒

2007-12-19 10:57:24 | Weblog
新しく造ったビオトープは作って
1週間もすると赤い水が流れ出した
赤い水は水に溶けている水酸化鉄が太陽光線に照射されて酸素と結合した結果だ
そしてそれが進行すると川の石などが黒い色に変わる


ビオトープの赤い水



砂が堆積していない渓谷の黒い石


何故なのか原因を探してみる
この山は花崗岩質の山で通常時期は湧き水が流れ出ている川である
山の状況から説明する


ここらあたりでは1番高い山「観音山」の石切り場

大きな石を平地へおろして適当な寸法に砕いていく


花崗岩は風化しやすく風化すると真砂土になる
この真砂土は水が浸透しやすく、水を含むと重くなって流れ出す
土砂を含んで流れるから大雨が降ると土石流災害が起きる
だから砂留が必要になる


花崗岩の風化、石の下部は砂になっている


花崗岩を分析してみると
石英、長石を主成分としてわずかに黒雲母、磁鉄鉱、マンガン他が含まれる
やはり鉄分が含まれてている
この鉄分が影響していると思える
今回、川全体が赤い水になったのは、
今までは葦などの草が川面をさえぎっていたが
今回ホタルの同好会が砂留を守るため、ホタルを沢山飛ばすため
川の中や岸の草を刈取ったから太陽光線が川面に直接当たるようになった
また、葦がイオンレベルで吸収していたので赤水は少なかった
少ないながら流れていた水酸化鉄は渓谷では
岩にこびりつき、いつか黒い石に変化させている



赤い水も黒いお化粧水も
生物に害を与えることはない綺麗な水だ


黄セキレイ(鳥ミングした)


800mほど下流から採取放流したカワニナ5000匹は今も元気
(カワニナはやや汚い水を好むと言うことだがここは栄養分が豊富だから
藻の発生があり、カワニナの餌はあるみたい)



カワニナの天敵、ヒル、ヘビトンボや猪の出没には気をつけたい
イノシシはもうすぐねずみに引き継ぐから大丈夫かな

けんしゅう

2007-12-16 22:00:52 | Weblog


 福山からバスに乗って100km先の廣島についた。
高速バス約1時間15分の旅



廣島は大田川の三角州から出来た街だから
川の交通もあるが駅から原爆ドームまで1500円



ドイツ製の市電は同じところまでは150円
(廣島の市電は日本全国の市電が集まっているが最近は外国製が多い)
廣島駅に着いて研修場所まで歩いて10分
その前にお昼を新入会員になってもらった方と
廣島ならお好み焼きということで食べることにした
お好み村まで行かずに廣島駅ビル2F



いつものことだが人気のある店とない店の差が出ている。
(PR費はもらっていない)この店いつも満員
隣の店は1人もお客がいない
どちらもおたふくソースを使い、キヤベツも同じ、
違うのは店の名前と店員さんの忙しさだけ
会社経営のけんしゅうを肌で学んだ
本題はこれから
今日はビオトープを学びに来た
広島県ビオトープ建設協会の主催
ここの会長さんに昨年コンサルを依頼した関係から
まじめで無料の内容だから参加した
講師は
広島大学の中越教授の「湿原の復活について」
鳥取おうちだにでホタルを「1晩に4800匹飛ばした」先生の話
NPO日本ビオトープ協会理事の先生の「ビオトープの維持管理」
の3題3時間半の講義
満足。
休み時間には私が抱えている問題点を
広大教授に指導してもらった。
納得。



2週間前に堂々川ホタルの会員になってもらった方が本日の講師の先生
我が同好会のレベルも高くなったものだとうれしくなった
話は前に遡り教授に教えてもらった内容は
私たちが作ったビオトープの水が赤くなっている
なぜこうなったか質問をした



この答えは次回になる

今日出あった鳥を見てもらって本日の締めとする


白色セキレイ


黄セキレイ


白色も黄色のセキレイも綺麗だった
「サムー」
冬型は今日でおさまるから。

トリとり

2007-12-12 11:06:03 | Weblog
「雨が降らない、雨が降らないと」言っていたら
昨日から今日にかけて、わずかではあるが天が期待にこたえてくれた。 

 主のいない鳥の巣が青い空を眺めている。
時代をあらわすように、
化石燃料から化けた材料がふんだんに使われている。
鳥の世界も近代化している。



我が家の近くでは多くの種の鳥が飛んできている。
それを観てもらう。


キーキーと楠から声を発しているのがこの鳥のようだ。
ヒヨドリかな?


スズメではない君の名は!


ジョウビタキとキジバトの陣地争い。
木から木へお辞儀をしながら電線に飛び移り
鳴き声をあげた途端に大きな鳩が
そこへとまったから逃げざるをえない。





こちらの3羽はスズメたち
寒くなると群れを作るスズメ、
葉の落ちた杏の木に沢山いる。



そのそばの柿ノ木ではめじろが10羽ぐらいさえずり
今年は少ない柿の実を順番に食べている。




バラの蜜を吸うめじろ


少し離れたスモモの木では
エナガが餌を食べている。餌は何だろう。


ここでも百舌鳥が飛んできて縄張りを宣言したから
エナガの群れは逃げた


百舌鳥君よ高いところから俺は強いと威張っても
上には上があるもんだ。



化石燃料をたらふく飲んで高いところまで飛ぶ
飛行機を造った人間様のほうが上なんだ。


活動成果

2007-12-09 22:43:31 | Weblog
 ライラックが咲いている。
何かの間違いかなと思ったが事実咲いている。
バックのシュロの木がお化けみたいに見える。
やっぱり今頃咲くのは不思議な現象なのだと納得。



さて8日に堂々川を綺麗にする活動をしたがその報告をする。
前日アジサイを植えるために穴を掘り、
福山市緑地センターへアジサイの苗を貰いに行く。
担当者は太っ腹だった。
「ここの中の好きな苗を自分で掘って持って帰っていいよ」
大きい苗と小さい苗、大きくなり損ねた苗もあったから
大きいのを選んで掘り取りトラックに積んだ。
これで30本だからうれしい。





当日会長の挨拶で作業を開始した。




アジサイを植えて水をやる人


花を植える人(水仙200本以上ある)


ゴミを拾うのは子供たちの役割


草を刈る人


砂留モニュメントの周辺にも水仙を植えた。



予定の2時間を過ぎても作業は終わらない。
予想を超えた沢山の花の苗や球根をありがとうございました。
春よ恋、ホタル恋
今日の参加者は平均すると若さ一杯の人たちですが
賞味期限の切れた人もあれば若すぎる人もいました。
でも、なんでもありのこの世相なのに
この人たちがホタルと砂留を守る純粋な気持ちで
集まってくれるのですからうれしい。
お昼からは福山市神辺町中央コミュニセンターで開催されている
「いきいきフェスタjnかんなべ2007」の展示を見に行った。



福山市役所の展示を勧めてくださった方のご好意と
その方の展示センスが良くて、5つある公民館の
どこの展示と比較しても目立つ存在であった。
ここでも感謝。
 フォト撮影者の前で某地区の蛍と
堂々川のホタルの数の比較をする団体があったが
実際は当方が少ないのに多いと説明してくださった
ご婦人には心からお礼を言いたかったがやめた。
少し遅れましたがブログ上で感謝。

堂々川ボランティア

2007-12-05 16:53:22 | Weblog
 庭のハナミズキの赤い実を鳥が食べている寒い朝
カワニナを取りにいつもの川に行く。
そこにはカワセミがいた。
お腹がすいているのかいつもならあっという間に逃げ去るのに
撮影準備をするまで待ってくれた。
でもぼけた。(寝ぼけていないのですが)



さて、以下は12月8日(土)の作業内容を知っていただくための掲示板である。
1番砂留の案内板付近に水仙を植える。
今年の春わずかに咲いた水仙がもう芽を出しているから
その隣あたりから2番砂留までの道路の端の草むらに植える。
下流には今回は植えない。橋が出来るからだ。


説明板の影の部分から上流に芽が出ている。

この少し下流で基礎工事が始まる


日本語は難しい。はしといっても端と橋がある。
3番砂留のモニュメントから上流にアジサイを30本植える。
福山市からいただくことになっている。



ここにはモリアザミらしい花が咲いている。(薬効はあとで)
その上流4番砂留ではジャーマンアイリスが200本ぐらい
葉を出し始めている。
ここでは昨年作ったビオトープの中の草を刈る。





もうすこし上流の5番砂留下の渓谷の中の草を刈る。



時間があれば新ビオトープの護岸に小石を敷きたい。


カワニナを5000匹も放流したのに
どこへ雲隠れしたのかな


薬草研究に入る前に
この川は11月4日に機械を入れて平らにした。
その後1ヶ月ほとんど雨も降らないのに
水はみずからの意志ではないが
高いところから低いところに移動していた。
それが1ケ月過ぎたら水路を作りせせらぎになっている。
自ら路を切り開いた。
すばらしい。皆習わなくてはいけない。



アザミの薬効だが湿疹や尿がよく出てむくみなどを取る効果がある。
初秋から咲き始めたアザミはモリアザミらしく
根はヤマゴボウとして売られている。
今頃根を掘り取り味噌や粕漬けにしたり、
春の若芽は天麩羅やおひたし、汁の具として食す。

自然の教え

2007-12-01 23:49:13 | Weblog
 福山ではカマキリが高いところへ産卵している。
こんな年は雪が多く寒い。





比較的雪が少ない地方だから皆さんはタイヤチエンなどを準備していないはず。
今年はカマキリ予報を信じて、今の時期に買っておけば雪が降っても
あわてることもないし、高いものを買わなくて済むと思う。
一つカマキリにだまされてみてはいかがでしょう。
こんな福山地方で
2007年備後産業市場、物産展が開催されたのは
前回紹介したが、その中で福山物産協会が開催した
第1回福山物産協会主催の物産コンテストが開催され
その表彰式が先日あった。
頭を悩ませ試行錯誤のコンテストも多くの方の支援とご協力で無事
福山市長賞、福山商工会議所会頭賞、
福山市観光協会会長賞、福山市物産協会会長賞他9点が決まり
それぞれに賞状と副賞が渡された。
そして、総評に続き審査経過などを報告して懇親会に場を変えていった。
受賞された皆さんおめでとうございます。



ちなみに選ばれた産品は「くわい」を使った焼酎やコロッケ、瀬戸の小魚を材料にした練り物、保命酒、備後絣などであった。
この仕事をお手伝いしたからかなり疲れた。
疲れをとる薬草はないかな!
このテーマから今日は「クコ」を紹介する。


クコの花

クコの実


クコは生薬名を実で枸杞子、葉で枸杞葉 根の皮を地骨皮と呼び
良い薬になることがわかる。

さてクコの薬効だがビタミンB1、B2、必須アミノ酸、ルチン等を多く含んでいる
中国の古い本「神農本草経」には
「久しく服すれば筋肉をたくましくし、身を青年の如く軽くする」とあり
血管を強くし、高血圧や低血圧改善し、動脈硬化を予防して、肝機能を高めるのだそうだ。
そのほかに便秘を改善し、冷え性や糖尿病、疲労回復に効き不老長寿の効果があるとされている優れものである。
いずれもお茶の代用として飲むかクコ酒にして飲むのが良い。
特にお茶はカフェインを多く含むから寝る前に飲むと興奮するがクコ茶にはそれがないから良い。
皆さんの家庭にぜひ植えておいて必要なときには葉等を利用すると良い。
ただ木により実が多くなるものとそうでないものがあるから挿し木や取り木をしてふやすときには注意しよう。

ここからはしばらくブログをずるしたから我が家の赤を紹介する。
その前に1つ、ある方が紅葉の時期を計るのは難しいと連絡してくださったが
確かにその時期を図るのは難しい。毎日日参すればよいのだがそれが出来ない場合は阿吽の呼吸が大切である。



備後国分寺の仁王門横の紅葉
この仁王門には阿、吽の鬼が左右に分かれてたっている。


世界3大紅葉樹のニシキギ

野村もみじ

梨の木

ブルーベリーの仲間

八重桜

カシワバアジサイ


木々それぞれその木の色を出している



最後はナンテンだがかなり実が赤くなりもう80点以上の点が
付けられるが見る人により採点が違うのが難点の1つである。