自然を尋ねる人

自然の素晴らしさ、豊かさ、人と自然の係わり合いを求めて!自然から私たちにくれる贈り物を見つけるために今日も歩く。

ホタル同好会の10大ニュース

2017-12-30 21:31:26 | Weblog
時計コチコチ動きは鈍いと思っていたが、12月も20日を過ぎたころから
早く動いてくれる。そのせいで22日以降更新をしていない。
今年も明日だけ!!ようやく今年の1年堂々川ホタル同好会の10大ニュースを
まとめて役員に配布を始めた。

10大ニュースを発行し始めて9回目、改めて事務局にお礼を言わないといけない。
能書きはさておいて、
会のコンセプトは「ホタルと花と砂留と」このテーマで活動した。

1.全国ボランティア表彰、全国ボランティアフォーラムへ参加
  11月16,17日パシフィコ横浜国際ホールで表彰(ソロプチミスト
  日本財団殿より全国から30団体強が表彰。とんぼ返りで18,19日
  福山でボランティア全国フォーラム2017が開かれ第4部会「トライ”協働”
  による地域づくり」のパネラーとして参加した。全国の冠が付くボランティア
  活動を4日間で片づけた。なぜ疲れない。その秘密は内緒?


社会ボランティア賞をいただく

全国ボランティア大会のパネラーとして代表が参加


2.全国砂留シンポジウムが10月福井県南越前町で開催された。


前年第1回大会を開催したことから先頭で事例発表をした

現地 この時はまだ雨も風もいない
が翌日は台風が大暴れした


3.彼岸花の里堂々川 花数18万本、花色17色が咲いた。
  今年の球根は9980球を小学生、幼稚園児と植えた。
  NO1の里が鹿の食害で花がほとんど咲かず、堂々川が今年だけの
  NO.Ⅰの里になったようだ。


雨の日で見てもらえる幸せの紅白

花色を写真で撮影して掲示


4.砂留の整備
  2004年創立の団体、会員が老人化し、マンパワー不足で作業は遅れ気味


5.中南米10ヵ国、アジア地域等の公務員15人JICAメンバーが堂々川の視察
  災害他で交流した。2回に分けては初めてである。


地域の校長先生にも臨時講師を依頼した


6.小・中生と堂々川の水質調査。
  堂々川の3カ所の水中に住む水生昆虫を捕まえ、指標生物の数で水質を判断する。
  昨年と同じややきれいな水の判定。



7.堂々川の四季イベント
  堂々川では花が咲いた、紅葉が綺麗など人を集めるイベントは行わないが
  自然を整備してその結果がアクセスの良さとマッチしてひとを呼ぶようにしている。
  

春は桜の水鏡、秋は紅葉との水鏡

桜の植樹 苗木は福山市より提供してもらった


8.堂々川のホタル
  前々年の建設工事ミスアクシデントから復活し、約倍になった。
  しかし広島県文化財の竹田のホタルがよく飛んだのでマスコミは竹田を取材、
  でも堂々川のホタルは道路アクセスが良いうえに子供に人気がある


5番川原のホタル乱舞

この場ではヘイケボタルが人の服に止まる確率が高い


9.猪被害が増える
  今年は7月、8月の2回で箱罠に5頭が入った。
  今年はドングリが豊作で10月、11月は被害が少なかったが
  12月になって彼岸花植栽地を耕してくれる。
  今のところ対策が浮かばない。


毎晩のように出没


10.砂留研究会を設立
   4月に堂々川、深水川の代表が日本で1番古い砂留を探し
   保全につなげる資料を作りを目的に、堂々川サブとして設立した。
   4月以降山には蛇が、6月から11月にかけてはスズメバチが出るので
   12月になり活動を開始した。


江戸時代1600年代後半の築造砂留か
谷の名前がわからない

天王谷西寄りの谷にある砂留
ここにも微生物が発生して石を赤く染めている


番外には
11.不法投棄 
12.福山市史(原始から現代迄)に堂々川が記載されている
   今年3月発刊、図書館にはある。301頁と37頁 
13.同好会の情報紙が12月で155号、
   2006年から理屈上では毎月発行されている。

このように堂々川ホタル同好会はよく活動をしている。
総務大臣表彰をして欲しいと言ったら15年活動しないと無理の一言。
もう少し時計が早く回っていれば即無理の発言はないと思う。

愚痴やら喜びやらの1年でしたが、応援ありがとうございました。 
来年もよろしくお願いいたします。 

冬至の頃

2017-12-22 21:19:05 | Weblog
今日が冬至であることをすっかり忘れていた。
ここ5日間、砂留研究会を4月に立ち上げて以来
蜂と蛇が怖くて活動を自粛していたが
もう大丈夫と活動を始めた。
新規の砂留(砂防堰堤)探しを始めたがそれは後日に。

ここ3日は堂々川の砂留を年内に整備する計画に対して
マンパワー不足で自分がする羽目に!
寅さんの気持ちがわかる「男はつらいよ」

堂々川の6番砂留
(しつこいようだが)
日本登録有形文化財で日本最古級、しかも石積みでは
日本トップクラスで車の中からでも見られるアクセスの良さは日本一である。
その砂留の整備と水と砂が作る芸術を確認するために石に張り付いて調査。



3番砂留、ここは草を取り砂を取りの整備


2番砂留川原から見る

横から見てもきれいになった

大きさを理解してもらうためにはさみと比較


それから黒豆の収穫をする。干してあった豆をたたいて実を出し
トオミという前近代的道具を使い選別する。



枝豆としてほとんどを処理したので黒豆としては、えっと(ビンゴ弁=たくさん)無いが
それでも1斗よりは多かった。

本日、用事で通りかかった神辺の池
ミコアイサというパンダ鴨が居るというのを忘れていたが、姿を見たので
車を止めて撮影した。








今年はバンは見ないがオオバンはたくさん見る


夕日が山の端にかかると暗くなるのは早い。

ところで冬至の日の朝のみ見られるという岩の割れ目から
朝日が登る岡山県と広島県の境に位置する石
(冬至の日にはこの石の前でかぼちゃ汁の接待が行われていたが
 ここ10年は接待する人がいないので昨年接待小屋も倒壊した)

この場へ写真を撮るために行く予定がここ数日の疲れからか
朝寝坊と認知の影響ですっかり忘れていた。


自転車と遺跡を楽しむ会の会長さんに
無理を頼みメール配信のものを使わせてもらった


ブログ更新ができていないのでまとめて言い訳をさせてもらった。



神辺の太陽柱

2017-12-15 20:02:57 | Weblog
12月12日太陽が醸し出す自然の芸術が現れた。
16時54分神辺駅を発車した府中行の電車が高屋川を渡る。


太陽柱(サンピラー)が現れるような予感の雲


現れる確率がほぼ間違いないと確信して堂々川の堤防へ車を走らせる。
約6分、着くとすぐに炎が上がり始めた。







時計を見るのは忘れたが最大に達した炎





消え始めるのも早い。
初めから終わりまでの流れをカメラに収めたのは初めてである。

今年の御領山は古墳ブームらしく訪れる個人、団体は多く
この日は広島県三原市と竹原市から団体客が来られ
私にもガイドの依頼が来た。当然ボランテァ。

竹原市の場合、堂々川ホタル同好会とのかかわりは深い。
広島県景観会議の地域ボランテァ景観賞を竹原市が主催する年
(2009年)に5番砂留の風景と我々のごみ拾い・草刈り整備が認められ
確か第16回広島県景観会議最優秀賞をいただいた。

そして3年前ホタルについて学びたいと竹原市からバス1台の人数で
我が川へ、その後6月にはホタルの勉強会で当時の事務局長が
勉強会講師として招かれた。
昨年は御野公民館が竹原市を訪ね、今年は竹原市の方が来訪された。
菅茶山と頼山陽の江戸時代のつながりが現在につながっているのか?
いずれにしてもホタルというツールが結んだ中興の交流である。


公民館で記念撮影




堂々川から御領山の古墳巡りと
広島県で一番大きい神辺平野を山の上から見ていただいた。

もう一つ理屈をつけると
この山には江戸時代の筆記用具3点の岩がある。
硯岩、墨坪岩、筆置き岩
詳しくは別の機会で紹介できると思う。

太陽という自然が導いた不思議な縁である。

師走が来た

2017-12-11 22:15:17 | Weblog
11月はにし向く侍という人もいるらしいが忙しい忙しいで何とか過ぎた。
12月は楽になると思っていたが急に冊子ができたから記者会見をしたいと
いう要望が飛び込んできた。
予定があるから参加は難しいと言ったが嫌いな仕事ではないので結局協力をした。
もう数日なのに日にち指定を受け、お願いできる人に電話をし、記者クラブの
幹事会社を聞き、知人に根回ししてその方へ電話して無理を頼んだ。
日にちも決まり、あとは自分たちでやれよと言いながら、一方では予定を変更した。
最終的には、7日の11時前に記者クラブへ出向いた。
でも、会見の当事者は2人だけ、司会がいない。
個人的には前代表だったから、誤解を招かないように司会だけすることにした。

記者会見前


想像以上の新聞社の方が来られ
予定時間で会見を始めた


よく考えたらこの「御領の古代ロマンを蘇らせる会」のカメラマンはいない。
誤解を招かないように撮影もした。

どんな会見か?
先での会は古墳を調査しているうちに神辺でも2基か3基目の前方後円墳らしきものを見つけ
自分たちで段取り企画、測量機器を借りて実施と末恐ろしいことをやり遂げ
その成果を冊子にまとめたのである。県や市が文化財発掘に予算、人手が回せないことを
承知で前に進めた。陰で市や県の関係部署がこっそり応援しているのは知っていたが
正式な書類ではないから文化財にはならないが多分、史上初の出来事だと思う。
この冊子を作るのには当然お金がかかる。
福山市も陰ではやるもんだ!。
ガバメントクラウドファンディングで資金集めを応援している。
読者の皆様、可能なら福山市情報発信課へ問い合わせ、寄付していただけませんか。
もちろんメリットはふるさと納税制度が適用になるし、他のにもメリットが!

お昼前には記者会見は終わり、今度はホタルの用事で動く。

福山市公園緑地課へ枯れた桜を植替えするため苗木の申請をしていた。
その桜を貰いに苗木のある場所へ


ここで支給を受け


考えてみたらお昼抜き


カキ小屋があるのを思い出し訪ねたがまだ時間が早い


10日はホタル同好会の定例会。それまでの保管を我が畑に穴を掘り埋めた。



そして定例会の日、町内会の行事とダブり時間変更





草刈りと桜の植樹






てな具合でやること、なすこと中途半端であるが、成果だけは出すように計画している。

本日の内容は急ぎ旅でよくわからない人もおられるので再度箇条書きで!

①古墳を発掘し、その内容を32頁、全頁カラーで図示や写真で説明の冊子
 その活動のため寄付を募るファンディングのPR
②ホタル同好会が桜を植えた。自分の桜として看板を掛けたい人は事務局へ
 このブログのコメントから話しを進めてもよい
③ホタル同好会が会員を募集している

ここ2、3日 結構疲れていたが今どき咲いたカワラナデシコに癒され
元気を回復して、次の見学会や忘年会などに対応したいと考えている。




今日の北西の強風は冷たかったが師走が来たことを感じさせてくれた。


冬が来た

2017-12-06 20:24:20 | Weblog
冬が来た、冬が来たどこに来た。
山に来た、土手に来た、近くすべてにやってきた。
昼間の気温が10度以下だと「寒いの」掛け声だけでは温かくならない。

冬が来た証拠


朝起きたら霜に交じって雪の結晶


黒豆を収穫していたら、北の山すそは時雨模様




今年はほとんど見られないモズが
豆を干している先に止まる
モズモズさえずっているのはわかるが意味不明


山の木の葉もかなり落ちたが、コナラなどは紅葉がピーク



風が吹くと木の葉は舞う。冬鳥しょうとも顔を出す。




夕日は雲間から大型の天使を連れて降りてくる




午前中は猪の掘り返した跡は1カ所だったはずが手前は増えている。
昼間から餌探し?ジビエをくれる天使。



山にも土手にも冬が来た。





山の中の砂留や川の護岸を見ていると

考えなくてもよいことまで頭に浮かぶ。


川の土手の石垣が崩れ始めている


今年3月ごろ砂留の上の土を取り除き、石垣が見えるようにしたはずが


70mm強も砂が流れ堆積している


砂留は砂を止める役割を果たしたのに、
はて、自分は今年何をしたのだろうか。
うーん、季節の流れるまま、自然を尋ねただけだったか?
まだ1年を反省するのは早いが冬は来た。

晩秋の堂々川

2017-12-01 10:30:17 | Weblog
会の前身が発足してもうすぐ14年を迎えようとしている。
つまり13年目の秋が終わろうとしている堂々川
マンパワーも年の経過として落ちてきたが、きれいという名の川の
葉は堂々と残っている。


堂々川上流の池、淀ケ池の水鏡

江戸時代に作られた淀ケ池東砂留があり
そこを整備した


最上流の池、江戸時代1600年代の早い時期に作れられた大原池


数年前からカワウが増えた(ブラックバスが増えるに比例して)

この池の砂留にはカワセミが常駐しているようだ


この池付近はコナラなどの落葉樹の絨毯が敷かれている。


ブレーキは踏まないことだ!


11月26日会の定例会と慰労会。


毎回ごみを拾います

最近ごみの量が多くなった


ソロプチミストローズ福山の皆さんにお誓いしているのですぐには
やめるわけにはいかない。定例会以外にも週1~2回は誰かが拾っている。
その数AさんBさん他3名。これからは寒くなる。
備後弁曰く「すてんようにしてくれんかいのー」

草刈り作業は2番砂留河原と4番砂留河原







昨年全国砂留シンポジウムを開催する基になった活動
5番砂留東側の山すそにモミジとツツジを合計で100本近く植えた。
その木々も放置すれば笹や雑木に負け、また森林組合の整備で伐採される。
伐採されないように赤のテープを取り付けた。



11時には作業を終わり、会費制の慰労会を開催のため場所移動。

その時ある人がささやいた。ここで昨夕、イノシシ2頭が散歩していたと。

上流のゴルフ場や老人施設、会社勤務の人 2、3、4、5番砂留付近
獅子との交通事故に注意してください。
昨年2件衝突事件があったとか?

慰労会、今年5頭の猪捕獲、プロの方にすべて差し上げた。
その方が慰労会をするということで寄付をしていただいた。


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会費制だがお酒類の持ち込みもあった。
鹿児島県の焼酎「佐藤」の銘柄は1.8㍑は早々になくなった。
人の噂では1本3~4万円もするそうだ。

しかしジビエは残ったようだ。

やっぱり人気がないと売れないのか。
でも県北の道の駅では1KG@3000の値札が付いていたが!