自然を尋ねる人

自然の素晴らしさ、豊かさ、人と自然の係わり合いを求めて!自然から私たちにくれる贈り物を見つけるために今日も歩く。

天気予報

2006-08-30 16:03:50 | Weblog
 29日 新聞では天気 雨の確率10%であった。(18時以降は30%)
普通10%では雨が降る事は少ない
午前中、ホタルを沢山飛ばすにはどうするか山のホタルの住処を尋ねた。
事件を解決するには、現状からはじめるのだと、よくテレビでやっているのを真似た。
6月のホタルシーズンから2ヶ月後の今、
セイタカアワダチソウは伸びて川も見えないし、お化け屋敷みたいになっている。



皆さんの所のイタドリは花が咲いているのにここはまだみたい。



この場所のセイダカアワダチソウは引き抜き、
日本古来の草花やホタルでおなじみのホタルブクロや柳など植えるのを検討したいのです。
それにしても暑い。雨が欲しい!

川も柳も出たところで友の物まねをして川柳を作ってみた。
「気象庁 はずして欲しい 晴れマーク」と

家に帰った頃から曇ってきた。
庭で蝶やトンボが低い位置で何かを探しているような落ち着きのない、
少しおかしい動きをしていたがあまり気にとめなかった。

遠くで雷が鳴ったようなのでパソコンの電源を切り庭に出た。
しばらくしたらぽつりポツリと待望の雨が落ちてきた。
良くみると伸びるだけ伸びた庭木の枝に蝶やトンボが雨宿りして動かない。







なるほど昆虫は雨を予測して避難場所を探していたのだと気がついた。
又自然の偉大さを教えてもらった。

雨は3回にわたって降り、雨量は5mmぐらいだった。
まだ雨が欲しいのは私だけではない。
イワヒバの姿を見てほしい。
雨が降る前と少し雨に濡れた姿だ。





雨に打たれた翌朝(30日)の姿が以下である。





まだ雨が欲しい!
今日の予報はお昼から70%だから期待できるが
今のところ曇りでも降る気配はない。

2006-08-28 16:36:54 | Weblog
 流れる雲の美しさよりも
今欲しいのはあめ、アメ、雨!
保安林作業許可と砂防作業許可の確認を受ける為山へ登った。
県の担当の方も暑かったと思う。
法面等の指導はあったがおおむね合格らしい。
 さてこの山は標高約188m、花崗岩で出来ているので風化しやすく
風化したらまさ土になり土石流を起こしやすいので砂防地域に指定されている。
木を伐採するにしても自然を考えないといけない地域なのだ。

山に入るとつくつくぼうしが迎えてくれる。
雨が降らないかわりにつくつくぼうしのせみ時雨である。



この山は歴史的にも見るべきものがあるのが分かっているから、
貴方も暑いのに好きネーといわれそうだがめったにない機会だから、
伐採域周辺300mを歩いた。



古墳時代の産物の塚、2基が近くに並んでいるように築かれている。




先日山陽新聞に掲載された戦時中松油脂を取っていた松の木。
60数年前の面影を残してまだ枯れずに立っている。
どこかの学校の教材に、「戦争が忘れ去られている中、痛々しい松の表皮の姿から、平和の尊さを考える資料にしてもらいたい」と寄付先を探している。





暑いアツイと汗をぬぐいながら林道近くまで降りると
百合が白く咲き、黄色い蝶が涼しげに飛んでいる。



その涼しそうな姿は癪だから半分だけ撮した。

ひまわり

2006-08-26 09:56:18 | Weblog
 子供達の夏休みも終わりに近づくと日暮れが早くなった事を感じる。
川で遊ぶ鴨も夕方が来ると約3km北のねぐらにする池に帰る。




それから、しばらくすると太陽が山の端へ沈み始める。
太陽の手前の木がサンゴ色をして綺麗だ。
サンセットはあまり好きではないが明日に期待する気持ちで見送る。



夏を謳歌したひまわりもそろそろ私達にすばらしい贈り物をくれる準備を始めている。
先ず、ひまわりの花を見てください。
(花はvertさんの22日のブログを借りますのでクリックしてください)








これからひまわりの薬効を調べていきます。
ひまわりは種子に多くの栄養素がある。(ゴマと比較しても負けない)
以下は含まれているものです。
必須アミノ酸のリジンやアルギニン、グルタミン酸等
オレイン酸・・・ガンや動脈硬化に効果がある
リノール酸・・・コレステロール値を下げる働きがあるが過剰摂取は弊害を起こす。
カリウム ・・・750mg含みこのミネラルは血圧を正常に保つ働きをする
マグネシウム・・390mg 心疾患の予防、新陳代謝をよくする
リン    ・・830mg 体重の約1%も体内にあり骨などを形成する。
アエン  ・・・5.0mg 体内で新しい細胞を作るとき必要
ビタミンE・・・12.6mg老化現象を遅らせる
他にも標準以上のミネラルなどを含み身体には良い働きをしてくれる。

ひまわりを総括すると
滋養、若返りなどに効果をあらわす。

しかし、ゴマなどに負けない成分を含んでいるにもかかわらず文献や薬草辞典、市販されている薬草の本では評価していない。
でも、 ひまわり園などがひまわりを大量に植えているのはもちろん観光目的だが
ひまわりの種子を搾ったひまわり油の需要が増えていることにもある。





綺麗なうちに

2006-08-23 21:49:08 | Weblog
スズムシの音色が耳元を涼しげに通り過ぎていく。
50匹ぐらいいたが、大人になり2つの虫かごでは
窮屈に見えたので一部を庭に放した。{(M)さんすみません}
放した当座は少し戸惑っていたがやがて昼間なのに鳴き始めた。



しかし、庭には放すべきではないことが分かった。
後から気づいたのだがトカゲが暗躍していた。
見たくない人は顔をそむけて次へ進んでください。でも可愛いと思いますが!



夜の今、家の内と外で絶妙なシンホニーを奏でて秋の近づくのを教えてくれている。

薬草の話に変えさせてもらい今日はエビスグサを紹介する。

植物や虫と話が出来るわけではないが、
畑のエビスグサが言ってることをスズムシに聞いてみると
「綺麗なうちに写して」と聞こえるソウだ。
それならとご希望通りをかなえようと撮影した。



確かにエビスグサが薬草として効果があるのは種子で
種子は秋になると枯れ葉が目立つようになって収穫するから
黄色の花や緑の細長い種子の入った鞘等の綺麗さは見られない。
若さがあるときが綺麗なのは自然の摂理だが、
年をとっても人間には気力があると美があると言う。
私もホタルで頑張ろう。
薬草の話から外れたが
エビスグサの種子は決明子と呼び、薬局ではハブ茶名で売られている。
決明子と言う名前は視力を明らかにするということから名付けられ、
現に疲れ眼には抜群の効果をあらわすそうだ。
他に便秘、口内炎、神経痛、高血圧症、健康維持を保つ常備薬として
使われている。
昔から伝わっている有名な民間薬である。


ボランテァ

2006-08-21 22:31:03 | Weblog
 今日は9時から中学生達と堂々川のゴミ拾いをした。 
総勢30人。新聞社、TV放送局、ライオンズクラブの会長、大学の教授と外野陣もにぎやかであった。
8月19日、今日のために、腰痛が快方に向かったので残りの枯れ草を処理した。
その時にはなかったと記憶していた冷蔵庫などが川の中にある。
つい先日もパトカーに来ていただいたのに、この地区は悪い人が多いのか?
通報すれば、4月からお巡りさんに住所氏名年齢を聞かれるのが3回目になる。
今回は学習効果を発揮して市役所へ助けを求めた。
市役所から川を管理している広島県へ連絡し県の職員が確認に来られた。
そして、処理を約束してくださった。
普通はたらい回しになるけれど今回は抜群に早い処理が成された。
市、県の方ありがとうございます。(お願いして2時間ほどでの対応でした)



土曜日か日曜日の夜、橋の上から投げ捨てた人がいる。
不法投棄だ。
数日前にアパートを引き払った30歳以下の男が捨てたと思える。
さて、このことは子供の目にはどのように映っていただろうか。
今日の中学生はこのようなことはしないと誓ってくれたし、家族にも話すそうです。
子供が学ぶ事で大人が学ぶ事になる実例だ。
輪が広がっていく。
ボランテァ活動の効果がでて嬉しい。
報道機関のかたも聞いていてくださった。明日の新聞が楽しみだ。
その後時間がたった40分後にはこんなにゴミが集まった。



ひとやすみして、カワニナの放流をし(本人達の了解を得ていないので写真は出しません)たり
兵庫県立大学の教授との質疑応答時間を取った。



かなり予定外をいれたから時間オーバーになり、砂留の説明を端折り集合地点に向った。
ツル葦にイナゴが止まっていたのとアザミの花が印象に残った。
又イナゴとお思いでしょうがこの葦の根元に蛍の幼虫がいると今日教わったのだ。





とか何とか言いながら約2時間のボランテイァ活動は思い出を作り事故なく終了した。
又、これを企画、主催した者が安堵した瞬間でもある。

いつもの例であるが鳥を撮ったので見て欲しい。
お母さん鳥の鼻の上が赤いのでバンの幼鳥が飛べるようになったのだと思うのですが鳥の名前が違ったらお許しを!





今日は無茶苦茶に疲れたみたいなのでお休みなさい。

なんとなく秋の気配が

2006-08-19 22:55:06 | Weblog
 少し昔なら210日頃台風が多く来る。
稲もその頃花をつけるからこの頃の台風は特に嫌われていた。
しかし最近はコシヒカリ系などが以前より早く花をつける。
それに連れて台風も早く来襲するような気がする。今回の10号がその例だ。
自然のサイクルが多少ずれている。



稲が早く育つとイナゴもあわせて成長しているみたい。



その隣では黒の大豆が花をつけている。
300本強の大豆が風に揺れている。
この調子なら9月末から10月には枝豆として食べられそう。
差し上げますと約束した人と薬草研究会のメンバーには口に入りそうです。





まだまだ秋の気配を感じられるものがある。
山椒の実も弾けて黒い実が出てきた。
ニラの花も満開になった。
黒大豆も、山椒もニラも優れた薬草で薬効効果はすばらしい。





話は変わって、終戦記念日は過ぎてしまったが
山陽新聞に将来を担う子供達の平和教育の為に戦時中の苦しさを伝える証拠品を贈るという記事が出た。



実名で顔写真まで出ているが
この人、文明の利器、スキャナーの使い方が良く分からないらしい。

イロハ歌と節黒仙翁

2006-08-17 12:20:44 | Weblog
 孫のCDの中に「日本語のおけいこ」という歌が入っていた。
旅をすれば良い悪い関係なく何回となく聞かされる。
この歌の中にイロハが入っていた。
そんなわけでイロハについて少しだけ学んでみた。
 「色は匂えど散りぬるを 我が世誰ぞ常なら無
  有為の奥山今日越えて 浅き夢見し酔ひもせず」
 「2つ3つからイロハを覚えハの字忘れていろばかり・・」
文学に少し調子をはずした歌に童謡にと同じ歌でも範囲が広い。
小さい頃からなんとなく覚えたイロハを1歳強の孫が教えてくれた。
そんな孫が盆を過ぎて去った。さびしいもんだ。
 普通お盆の15日は仕事をしない。
しかし13日草刈機が故障したので遣り残している事が気にかかっていた。



森林組合が管理している公園とそこのトイレ。
草が大きくなって使いにくい。もしもよおしたらどうなる!
周囲の草は高いし、先日は黒い縄が這っていた。
桜が360本春には咲き、新緑、紅葉、山歩き等で多少皆に認識されているのに
「四季の森」の管理は悪いといわれそう。





と言う理由で働いた。
しかし、この暑いさなか、何故自分がしないといけないのかの思いをつのらせると
理事とかその他の役職を放り投げたい。
その気持ちをやわらげたのがすぐそばに咲いていたオレンジの花。
1000メートル級の山で群生していたと聞き、
先日帝釈峡でも珍花として教えて貰った「フシグロセンノウ」らしき花が咲いている。
とりあえず証拠を残す為に撮影した。





いやな思いを一瞬にして忘れさしてくれた花、フシグロ君ありがとう。
現金になものだ。
案外単純な人間なんだなと自問自答のお盆でした。

(M)さんありがとう。
今朝から鈴虫が鳴き始めました。
虫駕篭を2つに分けました。
でもまだ数が多いせいか大きさがバラバラで鳴いているのは2匹。
声もまだ悪く練習中のようです。


寅さん

2006-08-13 22:41:57 | Weblog
 葛飾柴又の寅さんがなくなって数年経つ。
寅さんが後数年長生きしてくれれば今回訪問した帝釈は映画のロケ地になっていただろう。
今年は寂れて、そうめん流しも中止になったみたいだからよけい残念だ。
帝釈天のご本尊様はどちらが源なのか知らないがあまりしつこいと
ブログ仲間の東京葛飾柴又の縄文人さんに叱られそうだ。





風光明媚で国定公園に指定されているだけの事はある。
鍾乳洞や奇岩を見てもらえれば納得する人は多いと思う。
又入り口にあるみやげ物売り兼食堂を経営している「弥生食堂」の女主人が
しきりに花を紹介してくれる。
「キツネノカミソリは沢山あり群生しているけれど結構この辺では群生している。
それよりフシグロセンノウを写真を撮りなさい。珍しい花ですよ」と勧めてくださった。
最近かの子さんのブログで紹介を受けていたからカメラのレンズを取り替えて撮影した。
でもまだ遠い。





別の地では帽子を販売している店主がとんぼがいたから指をぐるぐる回したら
トンボが地面に落ちたので捕まえてここにいる。
これは珍しいから是非写真に撮りなさいと勧めてくださった。
その上トンボを持って花のところで離して早く撮れとせかされたので撮ったのがこのヤンマだ。
トンボは数分後には大空へ羽ばたいた。
指を回すとトンボが眼を回して捕まえられる話は良く効くが
まさかと今でも信じられないが現にとんぼが捕まっている。



わずかな時間に知らない人が首からカメラを提げた私に写真を撮るよう供応してくださった。
「旅は道ずれ世は情け」に近く「袖擂りあうも多少の縁」を地で経験した。
優しい日本人の心がまだ残っている、幸せ感に浸れた良いお盆でした。








虻ない関係

2006-08-11 21:50:40 | Weblog
 人間の体温より高い36.9度。
場所によれば37度以上の気温での出来事でした。
虻の危ない関係をみてしまった。



トンボは最初不倫かと思ったが良く見るとそうではない。



この蝶はどう見ても挑発している。
これも危ない関係だろうか。



こちらはトンボの危険な三角関係だ。
おにやんまをめぐって場所取り紛争をしており、
おにやんまはきずいていないが赤と青の熾烈な戦いだ。





自然を尋ねていると面白い場面に出会わすが、
暑いから狂うのか、当たり前の出来事なのか良く分からない。

薬草研究「面白話」

2006-08-08 17:33:51 | Weblog
 8月6日の薬草研究会の出来事を報告します。
まるで果物の食べ放題試食会になりました。
嫌いな方には申し訳ないと思いますが、楽しかったとの声も多数ある。
その時、鈴虫を頂いたので見てください。(絵をクリックすると多少大きくなります)
 さて、当日の研究題材「みょうが」「桃」「ナス」の面白話をブログ仲間からご要望があるので掲載します。
皆さんが最初に浮かぶのが「みょうがを食べると馬鹿」になるでしょう。





みようがに賢くなる成分が含まれているかと聞かれたら返答できないが
夏の食欲が落ちた時、このみょうがのみじん切りをつゆに入れてソーメンを食べると
不思議に一杯が二杯と量が食べられる。
香りと味が薬味として、夏の食欲不振に対抗して夏ばてを防いでくれる。
さて何故、馬鹿になるという嘘が広まったかというと
江戸時代、落語で熊さん、八さん、大家さんのおなじみのメンバーが
みょうがのうまさを人に知られたくないばかりに長屋の世界で話した噺が
世間一般に広まったのも1つの要因です。
又仏教的な話もあるようだ。

桃から産まれた桃太郎とんでもない「桃から桃太郎は産まれていない」




桃太郎の御伽噺は室町時代に岡山県で発祥伝わった話のようだが定かではない。
おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川へ洗濯に、
そうしたら上流から大きな桃が流れてきた。
それを持ち帰り、切ったら桃太郎が桃から出てきた。
御伽噺で納得してはいけない。
桃にはビタミンEが豊富に含まれており、このビタミンEが若返り効果を持っている。
当時の平均寿命は約40歳、それから推測するとおじいさんもおばあさんも30歳代、
だからビタミンEの豊富な桃を食べて若返ったから桃太郎が授かった。
こう考えると高齢出産かも分からないが十分つじつまが合うのである。
追加の話し、桃の葉の薬効としてあせもには良く効くので試す事を勧める。

なす「秋茄子は嫁に食わすな」
栄養学的にみて、茄子に特別な栄養素が含まれているとは思われない。
しかし茄子には身体を冷やす働きがある。



茄子の諺は姑が嫁に嫉妬やいじめで食べさせないのではなく、
妊婦の身体を冷やさないように、
茄子には種が少ないから子宝に恵まれない事を危惧して食べさせない、
つまり嫁の事を案じて食べさせない良い話しなのであった。

今回の研究会ではこんな話もありました。