「秋きぬと 目にはさやかに見えねども 風の音にぞ おどろかれぬる」(古今和歌集)。
三十六歌仙の一人である藤原敏行朝臣の歌だが、猛暑の中にも秋の気配を感じる今日この頃となった。雲も入道雲に混じって鰯雲、すじ雲が天高く浮かんでいたり、未だ生ぬるい夜の帳が下りる頃、マンションの森の茂みからウマオイ虫だろうか、ズイーッチョン、ズイーッチョンと鳴いている。まだヒグラシやツクツクホーシの蝉の声は聞こえないが、マンションの中庭の森には秋の七草が花開き始めている。
もうしばらくこの暑さを我慢すると、「今はもう秋 誰も居ない海 知らん顔して人がゆきすぎても・・・・」(山口洋子作詞)。そんな物悲しい秋がくる。
九州に住んでいたいた頃は夏が好きだった。若かったということもあろうが、それが仕事の任務で東北を転々とするうちに暑さが苦手となり、齢を重ねるごとに「冬がいいねぇ~~~」とカミさんと顔を見合わせてつぶやき頷くようになった。
秋はそこだ・・・・「目にはさやかに見えねども」、肌に予感を感じている。
三十六歌仙の一人である藤原敏行朝臣の歌だが、猛暑の中にも秋の気配を感じる今日この頃となった。雲も入道雲に混じって鰯雲、すじ雲が天高く浮かんでいたり、未だ生ぬるい夜の帳が下りる頃、マンションの森の茂みからウマオイ虫だろうか、ズイーッチョン、ズイーッチョンと鳴いている。まだヒグラシやツクツクホーシの蝉の声は聞こえないが、マンションの中庭の森には秋の七草が花開き始めている。
もうしばらくこの暑さを我慢すると、「今はもう秋 誰も居ない海 知らん顔して人がゆきすぎても・・・・」(山口洋子作詞)。そんな物悲しい秋がくる。
九州に住んでいたいた頃は夏が好きだった。若かったということもあろうが、それが仕事の任務で東北を転々とするうちに暑さが苦手となり、齢を重ねるごとに「冬がいいねぇ~~~」とカミさんと顔を見合わせてつぶやき頷くようになった。
秋はそこだ・・・・「目にはさやかに見えねども」、肌に予感を感じている。