ショット

見えないものを見る 感じたことを写真と文章でつづる暮らしと自然のフォト日記

還暦食堂

2008-01-14 19:48:54 | お店


写真のメニューは昔のものではない 今日撮ったものだ
あまりにも安いので確めてきた

家から82キロ所要時間3時間をカーナビが示した 山道走行だ
広い道を回ると遠回りになり100キロ以上もある
狭い道を走りいくつも山を越えた 山の町「水窪」
少し車酔いがしたが 予定時間より早く2時間で到着した 

そこにある「還暦食堂」を新聞で知った 定休日を確めたくて
電話番号を調べたがわからなかったので見切り発車してきたのだ

案の定 店は休みだった 

写真だけでも撮ろうと玄関を開けると鍵はかけてなかったい
声をかけると 「わざわざ来てくれたのだからお茶でもどうぞと」いう
遠慮なくいただいた 

聞くと 還暦を過ぎたばかりのご夫婦 
三軒茶屋で定食屋を営んでいたが この町が気に入りここに移り住んだという 
この町の大人も子どもも皆が挨拶することや
山の町だが 日常生活に不便はない 町には何でもそろっていると話してくれた

開店する時には 町の人々が 暖簾もテーブルも看板も持って来てくれたという 
そういえば テーブルは不ぞろいだった

ここから東京に出るには
1時間に1本の電車で飯田まで1時間
そこから新宿行きの高速バスがあるが 
もう東京に帰ることもないという

時間がゆっくり流れていく 
ここは理想の地だと絶賛している

これから大量の団塊世代が退職していく 
こういう生き方も参考になると感じた

休みにもかかわらずコーヒーまでいただいたが お代は受け取らなかった