ショット

見えないものを見る 感じたことを写真と文章でつづる暮らしと自然のフォト日記

森光子88歳

2008-05-09 17:52:28 | 鑑賞

今日5月9日は森光子の誕生日だ 1920年生まれ88歳
いつまでも変わらぬ美貌で 綺麗なおばあさんだ
なぜ詳しいかと言うと ネットで調べた
なぜ調べたかと言うと先日4日に博多で舞台を観たからだ

鹿児島中央駅から博多駅まで2時間ちょっとで着いた20時頃だった
博多どんたく前夜祭で賑わい 駅前の特設舞台は人の山だった
その晩は カプセルホテルに泊まった 

翌朝空席を確め博多座「放浪記」に当日券で入った
3階C席 すり鉢の淵から底を見るようだった
双眼鏡を借りた 手振れで少し観にくいが 味噌汁の豆腐まで見えた 
A席15000円でもこれほど見えるのかと思程はっきり見える

公演回数1938回目 波乱万丈の林芙美子の半生 
それを演じる森光子 88歳 国宝を見る思いだった 
双眼鏡で 有森也実を探している時に 会場が沸いた
森光子がでんぐり返しでもやったのだろうか そこは見落とした

後半 林芙美子が疲れて眠ってしまう場面は演技なのか
森光子自体が疲れているのか 区別がつかないほどだった
本当に眠ってしまったのかとさえ思った・・が
カーテンコールで森光子が舞台中央へ座っている
客席全員をゆっくり見渡し深々と頭を下げた 感動した

来年の誕生日に2000回目の公演を目指す まだまだいけそうだ
ずうっと100までも続けてもらいたい 
「花の命は短くて苦しきことのみおおかりて」は林芙美子
こういう考えだから 苦しい日々ばかりだったのかも知れない

森光子は「華の命は長い 楽しきことのみ多すぎて」と思っているのだろう
だからいつまでも変わらぬ若さを保つことができるのだと推測する

博多座の隣り福岡アジア美術館では
ガンダーラ美術とバーミヤン遺跡展があった
これは静岡で見たからパスして中州に向かった


    ・・・ きのうへつづく ・・・