ショット

見えないものを見る 感じたことを写真と文章でつづる暮らしと自然のフォト日記

竹は闇夜に切る

2008-05-28 19:27:20 | 自然


きのうハチコをもらって筍のことを書くつもりが竹の話になってしまった 
それが今日は藪になった 荒れほうだいの竹やぶ 
大水でも出れば藪ごとさらわれて 下流に被害が出かねない

中国では建設現場の足場を竹で組んでいたが日本ではそれに使用することはない 
洗濯竿にも使用しない 旗を立てるポールも竹ではない
竹は売れなくなった 利益に結びつかない竹やぶなど誰も手入しないのだ

そんな中 Fえだ市のSねさんは賢い 放置竹を伐採し其れを粉砕して売り出した
この粉末が土壌改良剤として重宝がられ各地から注文が相次いだ
脱臭効果もあると 畜産業者も目をつけた 使い道のなくなった竹も考え方で生かせる
使う用途は違っても竹の消費があれば 荒れほうだいの竹やぶはなくなる 災害も減る

竹材として使用するには  秋に切ったほうが水分を吸っていないので 腐らず長持ちする
月の満ち欠けも関係ある 新月の方が良い満月は水を吸い上げるのでだめ
これは木も同じことだと思う

子供のころ 竹の皮を拾った なんに使うのかわからなかった
草履でも作ったのだろうか 売って小遣いにした
今も竹の皮は羊羹包むか版画の馬簾作るぐらいにしか使い道を知らない
しかも其れが日本産かは定かでない