ショット

見えないものを見る 感じたことを写真と文章でつづる暮らしと自然のフォト日記

報徳セミナー

2011-05-19 18:02:17 | セミナー


おでん屋「すいのや」そこに寄った 駄菓子屋の奥にテーブルがあった
なじみらしい酒飲みが一人いた テーブルの花瓶に花 そのにおいがきつい

以前Hぎたくんに「あそこを知らないのか」とすこしないがしろっぽく言われた
余ほど旨いことだろうと期待したが あの人はいったい何を自慢したかったのか

それは竹の丸に寄った時のこと 今度は駅から歩いた
城下町は見どころもありそうだ 街路地は33種類の樹

駅前の金次郎像を撮っている人はキャリーバックを引いている
「報徳セミですか」とお声掛け「わて大阪からきまんねん」

「報徳精神で節約して普通電車乗り継いできました」
「素晴らしいですね昨年も おいでですか」「はい」

「わたしこの店に寄ってからまいります お先にどうぞ」
近辺の食事処もしらみつぶしに調べたといっても8件

それでも早めに着き構内を見学した 日本初の公会堂
毛氈を敷いた吊二階には二宮尊徳を祭ってあった

定刻になり主催者の挨拶や 若くない女性の合唱でなど30分かかった
一人目の講師は寺田一清さんで「尊徳翁と森信三」

両者のことを話されたが聞く方は混乱して良く飲み込めなかった
二人目は元掛川市長榛村純一さん 「今 吹いている風をよむ」

二宮金次郎像が全国に広まった経緯は少年像は押し付けにならず
可愛らしく勤労経済お金の大切さ 勉学道徳心の大切さを表していること

維新から昭和にかけて努力の象徴で わが村の子もかくあれと願った
高岡鋳金や岡崎石屋が売りに歩いたおかげでもある

過去に新幹線駅の寄付が30億円も集まったのは
報徳精神が息づく街だからだとも話された

報徳四綱領は まごころ=情報公開 技術力=品質管理
物事の関係性をわきまえる 社会貢献=ほどこす

五代の報徳は祖父母 親 自分 子 孫の幸せ感謝を基本とする教え
ここの経済門と道徳門のことは以前書いた→ ここ

長い歴史の中でお金がすべてというようになったのは50年
今原点に帰る時期 経済には道徳が必要という話だった

餌を運ぶ 親の情けの羽音には 目をあかぬ子も口を開く
人に優しくできない私に報徳精神のかけらもないと気づいた