午後7時からは下生坂区において、脱炭素事業に関する村民説明会を開催しました。
出席者は、男性20名、女性3名、地区担当職員は竹内、山本、村議会議員は、山本議員、島議員でした。
私の挨拶の後、村づくり推進室長から、6月に全戸配布を行ったパンフレットにより、生坂村がゼロカーボンに取り組む理由、生坂村の現状、村の特徴、脱炭素で目指す将来像について説明を行いました。
続いて、脱炭素先行地域づくり事業内容について、生坂村の地域エネルギー会社『株式会社 いくさかてらす』について説明し、生坂村と地域エネルギー会社との役割分担について説明を行いました。
その説明に対してのご質問やご意見、ご要望の概要については、
太陽光パネルメーカーは決まっているかとの質問に対して、今年度調査設計して決めていくと回答しました。
現在太陽光パネルを設置している家についてはどうしていくかとの質問に対して、今後個々に調査して対応していくと回答しました。
現状、太陽光パネルを設置している家で状況に違いがある。太陽光パネル設置後の流れはどうなるかとの質問に対して、エネルギー会社で太陽光パネルを設置し、その電気は会社が売電していくと回答しました。
自分の家にパネルを設置した家とそうでない家について電気料金はどうなるかとの質問に対して、家に設置した方とそうでない方では電気料金に差を設けていくと回答しました。
中部電力の送電線は使うのか。また、電気が足りない時はどうするかとの質問に対して、中部電力の電線は使うように計画している。電気が足りない場合は電力会社から買うように計画していると回答しました。
オフサイトとオンサイトの電気料金の差はどうなるかとの質問に対して、設置条件により電気料に差を設けていくと回答しました。また、料金についてはこれから調整して次回の説明会で可能な限り示していくと回答しました。
電気料金は事業終了後も同じかとの質問に対して、同じ料金にしていくと回答しました。
太陽光パネルを保育園、小・中学校に設置するようになっているが、保育園は設置するのかとの質問に対して、各施設の状況を調査して検討していくと回答しました。
PPAのオフサイト設置で下生坂の設置場所について地域の状況を考慮してほしいとの意見に対して、進め方等についてはオンサイトの設置状況により地域の皆さんと協議して設置していくと回答しました。
築50年は設置しないとなっているが、設置した家も50年経過していくがどうするかとの質問に対して、設置するときは耐荷重等もしっかり調査して設置していくと回答しました。
村内が太陽光パネルだらけになり景観が悪くなったり、反射で被害が出ないかとの質問に対して、太陽光パネルの設置は村内で電力消費量に対して設置し、住民と協議して環境を考慮して設置場所は決めていくと回答しました。
生坂村は森林が多くセロカーボンにしていくのに容易にできるのではないかとの質問に対して、森林の吸収量も考慮して検討していくと回答しました。
会社の場所と内容はとの質問に対して村民会館に会社に設置し、「株式会社いくさかてらす」の出資者について説明しました。
蓄電池の設置はどうなっているか、設置費用はとの質問に対して、1カ所200万円と積算していると回答しました。
1つの家庭でパネルが16枚設置できず分けてもいいかとの質問に対して、個別の状況で設置していくと回答しました。
ペレットにこだわる理由はとの質問に対して、冬場の暖房として高齢者も扱いやすいように提案段階では計画した。しかし木材の使用量も含めて今年度調査していくと回答しました。
電力会社の出資者のヒッタイショウはどういう会社かとの質問に対して、村内で起業した企画等を行っていく会社と説明しました。
この事業はやるという説明だったが、やるというではなく事前に説明できなかったかとの質問に対して、今回のような地区説明は行わなかったが、区長さんに説明や区の総会の席で地区担当職員から概略は説明している。また、脱炭素先行地域づくり事業申請段階で採択されるまで、今回の地区説明会の実施事業は決まっていなかったので、現段階の説明に至ったと回答しました。
議事録は共有していくかとの質問に対して、議事録は公表していく。公表の方法は検討していると回答しました。
小水力発電はダムに設置する以外の方法はないかとの質問に対して、村内の状況を調査して今回の生坂発電所の定時放流水を利用する計画になったと回答しました。
その他の意見や要望については、
・太陽光パネルの材料は外国からで、水の説明は必要ないのでは。
・子育て世代に対してアーカイブ等で発信してほしい。
・保小中に太陽光パネルを設置するときに保護者に説明してほしい。
・ペレットストーブについても無償でお願いしたい。
・ペレット工場を作るのに炭素が出る。逆説を唱えている人の話も聞きたい。
下生坂区の皆さんには、多くの忌憚のないご質問やご意見、貴重なご提言をいただきありがとうございました。私は、皆さんの意見等を全部反映することは不可能だと考えていますが、なるべく多くの意見等を反映して計画を作成し、来年1月から2月の説明会には、より具体的にお示しできるように取り組んでまいりますので、引き続きのご理解とご協力をお願いいたします。