連休も最終日となった、庭には真っ赤な薔薇の花が咲いた、連休前半は急な仕事を片付け、連休の最後は雨模様である。連休中には地震大国の日本の石川県が地震被害に陥り大変であろうが一刻も早い復旧を祈ります。
相変わらず筆者は暇に任せ愛用のパワーアンプ、サンバレーSV-501SE-300Bシングルパワーアンプを使っていますが、メーカーによれば、’96年発売のアドバンスM-501の改良機となっています。ドライバー段に6AN8を使っていたが安定後が良い3極+5極複合管の6BM8に交換した様です。イーピーダンス: 4Ωか8Ωを製作時に選択サイズ(突起部周波数特性: 8Hz~30KHz(1W8Ω -3dB)出力イン・玉含む):幅180×奥行き430×高さ220(mm)重量:11.5kgと以外に重い個体である現在三極管は国産品を使ってます。
現在メインの三極管はZaika5300(国産品)に交換し6BM8はsimensに交換して聴いてます。特に6BM8のミニ感はテレビのブラウン管時代に音声用に随分多く使われた管ゆえ未だ程度の良い未使用管も多い事は大変重宝するしかし最近の真空管ブームにより価格が高騰しておりますが筆者の国産品の東芝、日立、松下製品はペアで揃えていつため安心である。
SV-501SEの仕様のコメントををみますと、300Bの球の交換ではあまり音質は変わらなく、ナス管が相性が良いとのアナウンスがある、WEの球は音質にはあまり変わり映えがしない等あまり良い評価は記載されていない様ですが現在使っているZaika5300は驚くほど音質が向上した。
Zaika5300については以前お筆者のブログをご覧ください、リンク貼り付けます。
レプトンパワーコンダクターグリースを写真上の様にコンデンサー部分の頭の部分に塗布し使っているが、以前より音質に透明度が増したように感ずる、以外と不思議なことに効果は大きく感じる此れはオーディオマジックの様な現象かもしれない。この連休の余暇な時間がある時に作業をする、翌日早速組み立て電源を灯す。スピーカーケーブル等のコード類のネジの締め付けもチェックしてセットし直し電源を入れインジゲーターを調べれるとレプトンパワーコンダクターグリースを塗布した後の数値が若干狂っていたので調整し音出しをする。
タンノイのユニットで弦楽器を上手く鳴らすのなら300Bの球であると思うが、筆者は現在国産品のZaika5300に交換して以降は実に良い具合に鳴る様に変化した、大変残念な事に現在は生産は中止している様です。三極管の特徴が実に上手く馴染んでいる様子である。
試聴は筆者が一番よく聴くGustav Leonhardt(チェンバロ)のJ.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲BWV.988録音1965年4月28-30日、オランダ、Hervormde Kerk, Bennebroekの物を聴く弦に触っや瞬時に弦が触る瞬間の様子が分かる様な感じが伝わる、反応は頗る良い感じでした。
現在ある程度の大きさの据え置き型のエンクロージャーを聴いているが、たまにはブックシェルフ型のエンクロージャーに変えて音楽を楽しんでいるが、現在愛用するGOODMANS AXIOM 80の箱に入れた音がなじみだし良き塩梅に聴こえる。この音に馴染んでしまうとブックシェルフ型の音のスケール感が不満に思える様になった、音質は実に心地よいのですが、低域の厚み等音楽の楽しさは据え置き型のエンクロージャーには敵わない様に感じるこの頃である。
最近気になることは英国のLOCKWOOD社の製品である、現在はタンノイ製品のメンテナンス関連の業務を担当している会社ですが、かつては、TANNOYなどのスピーカーユニットを使用して、業務用のスタジオモニターを作っているスタジオモニターメーカーでした。
よく良く調べると箱の形状は複雑なバックロードホーン形式を用いて10吋のユニットにも何と18.5キロの箱を使っているそうである。随分な重い箱なんだと感心したり、その程度の重量が必要にも思われるが、LOCKWOOD社では自作の箱はお勧めしない事を呼びかけ、材料等には吟味された物のLOCKWOOD社オリジナルの箱を使用してくださいとアナウンスしているそうです。
調べて結果図面も掲載されていますので借用させて頂きます。バックロードホーンをずいぶん頑丈に再作されている様に感じ、因みにスタイルもオーソドックスな家具長の箱の仕上がりになっています。一度機会がありましたら是非試聴したいと思いました。
この写真はLockwood Mini と言う、オーディオファン エンジニアリングのコンパクトな驚異であり、並外れた音質をもたらしそうなもの雰囲気がただ良います。10インチデュアルコンセントリックドライバー搭載ブックシェルフスピーカーユニットには10 インチ(295mm)ロックウッド グリーン ポイント ソース デュアル同心使用してクロスオーバー ネットワーク主にタンノイAシリーズのクロスオーバー で構成されたユニークなウォールナットベニヤを使用して18.5kgのエンクロージャーだそうですが見た目にもバックロードホーンシステムとわからない様な如何にもいい音が鳴りそうな雰囲気を出しています。
最近オーディオ趣味を再開し今まで雑誌等での一般的な評価が随分違っている様にも感じる、手軽に体験出来る各種の接続ケーブルにおいても、この世界は自分の耳だけが頼りに出来、色々改良することが一番善い結果が得られるように感じて初めています。
J.S.バッハ:ヴィヴァルディとマルチェッロ兄弟からの編曲集
(Bach: Transcriptions of Concertos by Vivaldi)
ソフィー・イェーツ(Sophie Yates)
以前にも当ブログで紹介させていただいたが、実に音質の良い録音でもありチェンバロの音色も明るく清々しい音が気になってました、イギリス組曲より古い発売だはあるが英国の清廉なる女流チェンバリスト。ソフィー・イェーツが弾くJ.S.バッハ曲の美しさは実によう演奏と思います。
筆者が思うにチェンバロの音が実にチャーミングで素敵な鳴り方が好ましいところであり無意識に聴くことが多い。
下記のチェンバロはソフィー・イェーツさんの使用楽器だそうですが実に作りが丁寧そうで綺麗な仕上がり具合である。
ソフィー・イェーツは、ボストン古楽祭の国際アーウィン・ボドキー・コンペティションで優勝することからキャリアをスタートさせました。その結果、彼女はアメリカ東部の州全体でツアーと放送に招待されました. 彼女は現在、ヨーロッパ、アメリカ、日本で定期的に演奏しています。
彼女は特にアンティーク楽器の演奏を楽しんでおり、英国に現存するほとんどの演奏可能なヴァージナルで演奏してきました。彼女はまた、この楽器のために現代英語の作品を集めた長期プロジェクトにも取り組んでいます。ソリストとしての活動に加えて、バッハのヴァイオリン ソナタからハープシコードやピアノのための現代作品まで、あらゆるものを探求するさまざまなデュオ アンサンブルで演奏しています。
ヴィヴァルディとマルチェッロ兄弟の音楽からの編曲作品集!J.S.バッハが大きな影響を受けた18世紀イタリアの音楽と作風、そして同世代の3人のイタリア人作曲家、アントニオ・ヴィヴァルディ、アレッサンドロ・マルチェッロ、ベネデット・マルチェッロの「協奏曲」。初期バロック時代における中心地としての役割を担ったヴェネツィア、そこでのヴァイオリンのサウンドを鍵盤楽器で表現するという難しいテーマに挑んだバッハ。
「イタリア協奏曲」へと続くJ.S.バッハのイタリア音楽からの影響、卓越した作曲、編曲技法の妙を、イギリスの名女流チェンバリスト、ソフィー・イェーツの素晴らしき解釈で楽しみます。
『J.S.バッハ: ヴィヴァルディとマルチェッロ兄弟からの編曲集』
【曲目】
J.S.バッハ
協奏曲ニ長調 BWV.972(原曲:ヴィヴァルディ, Op.3-9)
協奏曲ト長調 BWV.973(原曲:ヴィヴァルディ, Op.7-8)
協奏曲ニ短調 BWV.974(原曲:A.マルチェッロ)
協奏曲ト短調 BWV.975(原曲:ヴィヴァルディ, Op.4-6)
協奏曲ハ長調 BWV.976(原曲:ヴィヴァルディ, Op.3-12)
協奏曲ヘ長調 BWV.978(原曲:ヴィヴァルディ, Op.4-1)
協奏曲ト長調 BWV.980(原曲:ヴィヴァルディ, Op.4-1)
協奏曲ハ短調 BWV.981(原曲:B.マルチェッロ)
【演奏】
ソフィー・イェーツ(チェンバロ)
使用楽器: ダブル・マニュアル・ハープシコード(アンドルー・ガーリック1996年)~パリ音楽院音楽博物館所蔵のジャン・クロード・グージョン(748年製、パリ)のレプリカです。
【録音】
2012年8月20日-21日 セント・ジョージ教会(ブランドン・ヒル、ブリストル)
最近1950年代の演奏を聴くことが多かったが、最新の録音は目を見張るものがあります、実に良い録音状態の良さが伺え知れた音に聴こえます。
J.S.バッハが大きな影響を受けた18世紀イタリアの音楽と作風、そして同世代の3人のイタリア人作曲家、アントニオ・ヴィヴァルディ、アレッサンドロ・マルチェッロ、ベネデット・マルチェッロの「協奏曲」。「イタリア協奏曲」へと続くJ.S.バッハのイタリア音楽からの影響も強く感じます。
あの明るい透明感のあるイタリア・ヴェネチアの雰囲気を曲にしてしまうJ.S.バッハの音楽の造詣の深さは流石ととしか思えません。
当分筆者の音響機材は現状維持で当分はよかろうと思う次第です。GOODMANS AXIOM 80の箱のエンクロージャーを導入して3年程経過したのですが、色々改良をした結果納得できる音が聴けるようになりました、今はブックシェルフスピーカーを含め色々の音楽を楽しんで参りたいと思ってます。
音響機器小さな改良の結果音質は以前と比べ若干ではあるが、一層まとまった音質に聴こえる、雰囲気も若干ではあるが何か匂いも感じる様でもある。連休には庭に朝日に浴びた赤い芍薬が花を咲ました。ブラボー!