伝統ある英国のTANNOY IIILZで聴く、音楽の父J.S.バッハ音楽を知る喜び・・・

音楽好きのIIILZ Monitor Goldユニットの箱を改良して楽しむダメオヤジ金ちゃんです。

ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデルのMessiahオラトリオHWV.56を考察する。

2017年05月23日 | クラシック音楽・オーディオ

本日のタイトルを見ると宗教がかっているかの様なタイトルですが、音楽の話です。

今週TEAC MA-7 Armoniaのパワーアンプをセットして、音楽三昧したいと思ったんですが、生憎仕事で朝から遠方に約片道1時間30分の道のりには音楽でもとiPhoneを聴く、最近アップグレードがあり何となく音質が向上しているようです。

聴きながら帰ったら何をテストで聞こうか、迷います。バッハのマタイ受難曲がクリスタルなら土の温もりの漂うヘンデルのメサイヤ(ヘブライ語)メシアは英国人指揮者の英国盤がふさわしい筆者のお宝のLPレコード盤です、(昔は直輸入盤が入手できず、日本プレス盤で我慢してました。)

誠に残念な話であるが、国内プレスの物しか入手出来なかったのが今でも不満ですが・・・・

やはり聴きたいのは声ですね!あの合唱です・・・・・・拙宅にはオーバーハングが定まってないレコードプレイヤーで 日本プレス(ロンドン)のサー・ボールト指揮 ロンドン響&合唱団のレコードを聴きたい。

せめて(3) 受難passion(第24曲~第25曲)だけでも良いので、聴いて見よう・・・・

仕事内容は大した事は無く、そんな事を思いながら帰って来ました。

早速音楽を・・と思っていたら先日直したMacProが故障、しかも直したグラフィックボードが故障です。

翌日前回購入したMacProのメモリーが少ないので32GBの増設をと、メモリー部品を取りにいき、早速装着やはり32GBの力は凄い。多少の重いデーターもサクサク動き、今回グラフィックボード故障したMacPro持ち込む。

此の部品グラフィックボードは保証が付いているので新品と交換して頂いたが、時間は其れなりにかかるようです。簡単に仕事を終わらせ、MacProセッティングをして、熱い珈琲でも淹れ音楽を楽しむ。

 そこでTEAC MA-7そこでの事を調べると下記の様な記事が見つかりました。

此の記事でアンプの事が分かってきます。

タンノイとティアックが『音楽の再発見』と言う共通目的で製作したそうです。

興味のある方はお読み下さい。

デザイン的には凄くシンプルで、本体の裏側にメインスイッチが付いています。

 裏面にメインスイッチがあるため狭いラックを使用した場合は取扱が面倒です。

この辺りの環境デザインは今一であるが其処から奏でる音は独特の癖のある音質のようで、TANNOY専用と言った音がします。

こうして試聴すると、タンノイの技術も相当貢献し此のアンプに期待したようです。TANNOY御用達のクワードの音とも違い此のアンプの持つ独特の癖とTANNOYⅢLZの癖とが実に上手く独自の音を奏で思わず引き込まれる。

総重量は22キロあり、モノラル2基構造のためか?ずっしりと重い、メインアンプって実に重い。

 

さて今日の本題に入りましょう。

ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル ドイツ語: Georg Friedrich Händel 英語名でジョージ・フリデリック・ハンデル、George Frideric Handelと呼び、イギリスの作曲家として扱うべきとする意見もある。

何かとバッハと比べられるようですが、日本では母『音楽の母』呼ぶこともあるが、これは日本人がヘンデルをバッハと 対等の存在として位置付ける意味で考案した呼び名であり、欧米にはこのような呼び名は存在しないようだ。

バッハが主として教会の礼拝で用いる音楽(教会音楽)で活躍したのに対し、

ヘンデルはオペラや(劇場用の)オラトリオなど、劇場用の音楽で本領を発揮した。特に、オラトリオ《メサイア(救世主)》は曲中に有名な「ハレルヤ・コーラス」を含み、今日でも非常に有名で良く聴く曲です。 後は、オペラ、オラトリオや世俗カンタータの他、管弦楽曲としては、管弦楽組曲《水上の音楽》《王宮の花火の音楽》が有名。

また、合奏協奏曲、室内楽、オルガンやチェンバロのための作品がある。

筆者はヘンデルの良く聴く曲にヴァイオリソナタとメサイヤ(メシア)があります。

最初はアルフーフ盤のカール・リヒター指揮のレコードで聴いていましたが、ボールト指揮の物を教えて頂き、当時購入した45.6年前の愛知の田舎ではレコード専門店も少なく、散々苦労してボールト指揮 の日本プレスを購入しました。

調べて見ますと、1967年にプレスされた模様です。相当古い物ですね(笑)購入は45.6年も前になります。

オラトリオ《メサイア(救世主)》は曲中に有名な「ハレルヤ・コーラス」を含み、今日でも非常に有名であるが3部構成の約2時間半のこの大曲の楽譜をヘンデルはわずか24日間で書き上げたと伝えられます。

 聞いた話ですが、作曲するころ、ヘンデルは失意のどん底にあり、すべての俗事を忘れてこの曲に没頭し、感動のあまり涙に泣きぬれて筆をすすめたといわれるが、人間、究極のところでは、 ヘンデルほどの才能ある芸術家でも人を衝つのは自らの涙によってであることを、この挿話は教えてくれる。 

救世主メシアは、ヘブライ語のマーシアハの慣用的カナ表記で、「油塗られた者」の意。

メサイアは、Messiah の英語発音。 出エジプト記には祭司が、サムエル記下には王が、その就任の際に油を塗られたことが書かれている。

後にそれは理想的な統治をする為政者を意味するようになり、さらに神的な救済者を指すようになった。

ユダヤ教におけるメシア(w:Jewish Messiah)はダビデの子孫から生まれ、イスラエルを再建してダビデの王国を回復し、 世界に平和をもたらす存在とされている。

やはりハイライトは(3) 受難passion(第24曲~第25曲)

まずテノールがアコンパニアート(第24曲)で、イエスをあざ笑う民衆の様を歌います。

続く第25曲の合唱がその民衆があざ笑う言葉で、 「彼は神を信じているのだ。それなら神が助ければいい。本当に神のお気に入りなら、神は助けてくれるはずではないか。」という現実的な奇跡を示せという内容です。

おなじような民衆の声はマタイ受難曲などでも歌われています。

当時の民衆の神の捉え方はそういうものだったのでしょうか。

ヘンデル オラトリオ「メサイア」第2部 HWV 56 ボールト指揮 ロンドン響&合唱団

 サー・エイドリアン・ボールト指揮が良い、筆者の持っているLP盤は残念ながら直輸入盤ではなく、日本でプレスしたものです。

全体にテンポがやや遅めなので歌手は歌いやすいでしょう。 英語で歌うボールト指揮が良いのか?やはり「メサイア」はドイツ語より英語が良いかな? やはり古さを感じさせる音です。

でも、せっかく再会したのでいつまでも大切に聴き続けて大切に保管していこうと思います。

やはり古い音がしますね、いやぁ時代がかった演奏ですね。オールドタンノイにはロマンティックです。昔ながらの「メサイア」を楽しみたい方にはこれがイチオシです。

ヘンデル オラトリオ第3部 (3) 受難passion(第24曲~第25曲)HWV 56 ボールト指揮 ロンドン響&合唱団

やはり何度聴いても終了時には感動を覚えます。

処分出来なかった、と言うより処分しなかったレコード盤の一つでしょう。オールドタンノイⅢLZこの様な古いレコードの音は実に良く鳴ります、MA-7 Armoniaの音はLINN、オーレックス、等と比べますと音源が近くに聴こえるため、説得力があるようです。

全体で聴く弦の音も良いようですが、今一オーケストラには迫力不足はスピーカーのようです。

でも深夜音量を小さくして聴いていますが、受難passionは十分満足出来る音のようです。只一つ不満はヴァイオリンがヴィオラに変わる所があるようです。今後の課題点です。

ヘンデルとバッハが存命していた当時のヨーロッパにおいては、バッハはヘンデルよりも格下の扱いを受けており、 両名は決して対等の存在ではなかったと言われる。

当時のライプツィヒの新聞で作曲家の人気投票を行ったところ、1位はテレマンで、ヘンデルは2位、バッハは7位だったという記録がある。

あのバッハが7位だって!やはり教会音楽、教育音楽が圧倒的に多いバッハは庶民からはやはり違った存在だったのでしょう。

此処まで聴くとやはりオールドタンノイⅢLZの締めには聴きたくなる最後にCDでアルフレード・カンポーリ編最後にピアニスト、ジョージ・マルコムとの共演による、ヘンデル作品ヴァイオリン・ソナタ第4番ニ長調 実に素晴らしい。又々ブラボー!

いい音楽を聴くために。やはり良いレコードプレイヤーとMCトランスを探してみよう。



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