伝統ある英国のTANNOY IIILZで聴く、音楽の父J.S.バッハ音楽を知る喜び・・・

音楽好きのIIILZ Monitor Goldユニットの箱を改良して楽しむダメオヤジ金ちゃんです。

最近聴くのはピアノ曲が断然多い、配置場所をえ変えた為であろうか? 新しいセラミックフイルターで淹れる珈琲の味は如何?

2023年06月15日 | クラシック音楽・オーディオ


以前にも紹介したがステンレス製のフイルターいらずの珈琲フィルターではあるが、長くの使用で目詰まりになる欠点はあり、現在の抽出は紙フィルターに戻って珈琲を抽出しているが、この度オーディオ仲間のK氏から有田焼のニューセラミックフィルターなる物を頂く、早速説明書を見る、この商品の優れた点は目詰まりが解消する事ができる点である、珈琲の堕ちる速度が低下した場合はガスレンジの上に載せ金網を敷き燃焼させ、珈琲カスを燃焼させ取り除く方法と記載されている。そして新品に復活する。
後は熱湯のお湯を通し透明になれば終了です。また珈琲抽後は水洗いしその後お湯を入れコーヒーの油分を削除すれば終了である。しかも使えるのはコーヒーだけではない!お水も、お茶も、ワインも色々と使用範囲も増えそうです。



早速使用するが、先ずは珈琲豆を挽く、取り敢えず10gを普段通りの荒さに挽く。そしていつも通りに淹れる、ここで問題は珈琲抽出時の落とし速度が不安定である。取り敢えず試験に頂く、不味い!と同時に若干ぬるめであり、味が濃い。その様な不快部分が大きい、淹れながらも感じた事ではある。
でも味わ濃いめではあるが、テスト抽出は大失敗であった。

次に珈琲豆の挽く粗さを2ステップ粗めに挽く、挽いたコーヒーを良く古い皮の部分を削除する、珈琲専門店ではこの行為を「儀式」と言っている専門店もあるそうです。次に2番目の注意点は抽出する前に熱湯のお湯を通しフィルターを温める、そして若干お湯を淹れ珈琲豆を蒸す、筆者の場合は蒸らし時間は1分程度蒸す。そしてソフトに抽出する、肝心な事は抽出後の珈琲の出方が問題で一定に抽出するなら大丈夫である。
そして抽出後は抽出後の珈琲を良く混ぜ、カップに入れ頂く。味は紙フィルターと同様美味しい珈琲ですが、挽き方が若干粗めにしたことで、より珈琲の味は深い様に感じた、蒸らし時間を30秒程長くすれば如何であろう・・・?
美味しい珈琲を淹れるには時間が必要である様です。これでも濃い様な場合は豆を挽く荒さの調節でお好きな珈琲が頂ける様です、筆者の場合はメモリは7メモリの数値で暫く頂く事にする。

後に判明するが有田焼のニューセラミックフィルター使用は抽出の前のセラミックにお湯通しをし十二分に温めなければ美味しい珈琲抽出はできない。
抽出する熱湯の適温はフイルターより若干高めがより良く抽出され香り、風味、旨さは良い塩梅に感じた、しばらくは珈琲を淹れる楽しみも増えそうである。



余談になるが、茶の心は昔から日本でが鎌倉以前より盛んであった様である。
若い頃は海外も出掛けてはいるが、色々な国で好きな珈琲は飲んだが日本での頂く珈琲が一番美味しいと思う、飲み比べてみると最終的には自分で淹れた珈琲が一番美味い事となる、昔から茶の湯の世界は日本は歴史も古く「一期一会」井伊 直弼(いい なおすけ)曰く、訪ねて来られた人には最高の茶を差し上げるの言葉を刻んでいるようである。
昔は武士の間にもお茶を頂く「一服する」ことであり、そこには世間話しさを含め個人的対応をした訳である、そう様な話に切り離せないお茶の時間である、さて「美味しい珈琲」と共にの珈琲とはお茶であり、人により紅茶であったり、煎茶でもあり又抹茶でもある、そもそもこのお茶の発祥といえば薬であったとも言われる、そこでよりリラックスするには良い音楽が必要ではないですか?

最近良く聴くはは断然ピアノ曲を聴くことが多い、いや多くなったのであり、エンクロージャーの置き方を変え、今まで以上のピアノの音の響きが良く感じる様です。好きなショッパンの曲はBGM的に流す事が多い、イリーナ・メジューエワの京都リサイタルのアルバムよりショパン: 24の前奏曲 Op.28 第2番 イ短調 を流す程よいイリーナ・メジューエワ優しいピアノの響きは実に心地良い。筆者の様てでも実に一音一音が明確にトレース出来も苦苦なく良い塩梅に鳴っている。
エッジはコーン紙がそのままエッジとして使われているフィックスドエッジです。 
IIILZ Monitor Gold以降はHPDと呼ばれるユニットに変わりこちらも素晴らしいものには変わりませんが、やはりオールドタンノイを語るならば、コーン紙が工場火災によりクルトミューラー社製に変わる前のこの時代のユニットは少し前に関西のオーディオ仲間より譲り受けた物を丁重に使ってます。HPDと比べ断然粒ダチがよく高音が実に涼やかに鳴るように変わった。



最近仕事で飯田橋に出かける、多少の時間があり、お隣のお茶も水のオーディオユニオンを除く、相変わらず高級機器が居並び圧倒されるが、何時もそこそこの音が出ていると思っていたが、久しぶりに聴くと若干違う向き的な雰囲気の音に聴こえる、特にピアノ音はご存じの如くフエルトが金属弦を叩きそこから出る音は何と無くフエルトが弦に当たる音が聴こえる様に感じなければならないのに無機的に聴こえる、自宅の音に慣れすぎてしまったのであろうか?最近配置変えしインシュレーターを工夫し音質はようなった事が筆者の耳が感じたのであろう。

ここで改めてTANNO IIILZ Monitor Goldを新たな気持ちで聴く、56年前のユニットにも関わらずスピーカーボックは違えどピアノの音は実に鳴り具合も実に良い塩梅に聴こえる、改めて思うは10吋のユニットは現在では大きく感ずるは時代の違いであろう、確かに古いオールドTANNOでしか出せない深みのある響きの良いピアノの音は最低でも10吋と言うユニットが必要かも知れないと感じた。


この様に感じたことは、確かに全て違う音楽聴き自分自身の音を聴かなければ気づきにくい点なのあろう。兎に角ピアノのフエルトのついたハンマーの部分は確かにどちらかと言えば布製に近い音がする、それをハンマーから弦を打ちます。 そして弦の振動は駒を介して響板に伝わり、響板が空気を振動させることで大きな音が鳴るのです。この様に誠に複雑な響きが人間の耳には心地よく聴こえる、そんなピアノ音を聴きたいのです。いきなりピアノ弦の金属音が聞こえればピアノ音が聴けないと言う違ったピアノに聴こえるからである。
やはり無機的は音より演奏者の違いが解る様な音が聞きたいと思うのです。

ショパンの残した21曲のノクターン(夜想曲)の中でも特に有名なのがノクターン(夜想曲)第2番 変ホ長調 Op.9-2です。今では一般的にノクターンと言えばこの曲を指すといっても過言ではないようだ。
そしてもう一つ有名なのがノクターン(夜想曲)嬰ハ短調「遺作」。タイトルで述べると首を傾げる方も入間もしれないがワンフレーズ聴かせれば、殆どの方はご存知の曲である。ショパンの名曲、夜想曲「遺作」は映画戦場のピアニストのテーマ曲としても知られ、多くの方に愛されています。 遺作とは、作曲家が亡くなった後楽譜が発見され、出版されたという意味があり、ショパンの死後世に出た作品としてなにか特別なメッセージを感じさせてくれます。
この第2番と遺作は映画・テレビ等で数多く使われているので、クラッシク音楽に興味がない人でも一度が聴いたことがあると思います。
どちらも穏やかで憂いを感じさせるメロディで『夜想曲』のイメージにピッタリの曲です。
ピアノの詩人と言われたショパンも39歳の若さで肺結核で亡くなった、ショパンは最後に1847年7月末,パリにひとりで暮らすショパンはサンドから決別の手紙を受け取った。と記録されている。その様な時期に作ったピアノ曲の数々には驚かされます。(夜想曲)嬰ハ短調「遺作の方はさらに「寂しげ」、「儚さ」、「切なさ」といった印象があります。
遺作というタイトルもそう感じさせる要因ですが、これはショパンの没後に出版されたためにそう呼ばれるだけで、曲の印象とは関係ないようです・・・。

イリーナ・メジューエワ/ショパン:ノクターン全集(2016年ライヴ)名器スタインウェイと出逢いにより更なる高みへ飛翔したピアニズムが良い、ピアノ曲の好きな方は是非お薦めします。YouTubeリンクも掲載しました。


イリーナ メジューエワ IRINA MEJOUEVA
ロシア出身。モスクワのグネーシン特別音楽学校とグネーシン音楽大学(現ロシア音楽アカデミー)でウラジーミル・トロップに師事。1992年ロッテルダム(オランダ)で開催された第4回エドゥアルド・フリプセ国際コンクールでの優勝後、オランダ、ドイツ、フランスなどで公演を行う。

メジューエワ初のアナログ盤!ほぼ同内容のCDは「レコ芸特選盤」
CD未収録の「ノクターン(遺作)」を含む
ヴィンテージ楽器の輝かしいサウンドを最大限に伝える優秀録音
イリーナ・メジューエワ「京都リサイタル2016」LPで発売!
確かに彼女の演奏するピアノ曲はJ.S.バッハが断然多いが最近シューマン、ショパンの曲も聴いています。

メジューエワ初のアナログ盤。ほぼ同内容のCD(若林工房:WKLC-7022)は「レコ芸特選盤」、CD未収録の「ノクターン(遺作)」を含むヴィンテージ楽器の輝かしいサウンドを最大限に伝える優秀録音。
メジューエワによる恒例の京都リサイタル・シリーズ、2016年は得意とするオール・ショパン・プログラム。いずれもホール・セッション録音の存在するレパートリーですが、ライヴでのテンションの高さと燃焼度はやはり格別。まさに「一期一会」と呼ぶにふさわしい演奏が展開されています。確信に満ちた解釈を名器ヴィンテージ・スタインウェイ(1925年ニューヨーク製、CD135)による輝かしいサウンドが楽しみ。のコメントを見て購入した。



ショパン:ノクターン全集
Disc1 
 ノクターン 嬰ハ短調(遺作))
 3つのノクターン op.9
 3つのノクターンop.15
  2つのノクターン op.27
  2つのノクターン op.32
Disc2  
 ノクターン破短調(遺作)
 2つのノクターン op.37
 2つのノクターン op.48
 2つのノクターン op.55
  2つのノクターン op.62
 ノクターンホ短調 op.72-1
 3つの新練習曲(遺作)より第1番ヘ短調
 プレリュード ホ短調 op.28-4
 プレリュード 嬰ヘ短調 op.28-8

 イリーナ・メジューエワ(ピアノ/1925年製ニューヨーク・スタインウェイCD-135)
 録音時期:2016年6月18日
 録音場所:東京文化会館小ホール
 録音方式:ステレオ(DSD/ライヴ)



ピアノの音が綺麗に聴こえた原音は以下の様な事柄だったのか、配置変えするまでは余り感じなかった音が聴けた様である。確かに最新の録音技術は素晴らしい作品を味わうことができるは大変ありがたいことである。
(7年の歳月を経て、メジューエワガショパン:ノクターン全曲を再録音したそうです。(2016年6月の東京リサイタルのライヴ録音となる今回は、神戸から1925年製のニューヨーク・スタインウェイを運んで使用 )サウンドと圧倒的な名ダイナミクスを併せ持つ器スタインウェイ、メジューエワの薫り高いピアニズムは類稀なる調和を向き、ショパンの詩情の結晶ともいうべきノクターンの宇宙を見事に再創造される如くでもある。
確かにショパンの作品の美しさには舌を巻く、イリーナ・メジューエワの演奏するスタインウェイCD135素適な音楽は勿論テクニックも相当のものであろう、プロヂュースされる若林工房との三位一体となる作品でもあろう。



ここで以前GOODMANS AXIOM 80の箱を頂きTANNO IIILZ Monitor Goldのユニットを移植して愛聴して5年程過ぎ去りやっと据え置き型のエンクロージャーから演奏される音楽が良い塩梅に鳴る様になった、以前聴いた音楽も聴き返すと感動を覚える最近でもある、昔良く聴いたダヴィッド・フレイ(P)を再度聴く。録音状態の響きであろうか、筆者には幾分金属的すぎるピアノの音の様にも思うが曲が進むにつれ慣れてくると清流を思わせる透明感の如くに感じる。
確かにダヴィッド・フレイのJ.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV.988を聴く限り、かなりテンポはゆっくり目である、筆者も少し前の鍵盤楽器演奏者を聴く人には余り感じないが比較的ピアノ演奏を聴く最新のバッハ愛好家はテンポの違いが気になるのかも知れない、しかしJ.S.バッハは演奏のテンポは指定して無く演奏者にお任せである、確かにバロック音楽の楽譜の指定は大変おおらかで細かな指示がない事が人気があったようです。
当時作曲家の収入は楽譜の譜面の販売が収入源であり、当時は簡単な練習で演奏でき、素敵なメロディーが人気があったようで、J.S.バッハ等の楽譜は可也の製薬のあった楽譜で人気はなかったと言われています。
ダヴィッド・フレイのピアノ演奏は確かに美しいピアノ音が鳴る、コメントを読めば分かりが、演奏会場の教会でしかもペテルを多くの箇所で多用し響きを多くしているが、筆者としては普段お演奏が望ましい。
特にショパン作品集を聴けば解るがモダンピアノの演奏する音質は最高に美しく聴こえる、清流を思わせる透明感ある音色と、情感と抑制の絶妙なバランスがショパンの音楽に新しい風を吹き込んでいる。この様な状態のJ.S.バッハも聴いてみたいのが本音である。ブラボー!

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