フランツ・コンヴィチュニー(指揮)(1901年8月14日 - 1962年7月28日) ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団旧東ドイツを代表する、巨匠の一人。
1901年8月14日、チェコのモラヴィア生まれの指揮者。1962年7月28日ベオグラードでリハーサル中に死去。
ブルノのドイツ音楽学校を経て、ライプツィヒ音楽院在学中、フルトヴェングラー時代のライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団(以下GOL)でヴァイオリンを弾く。
1927年から指揮者に転身、1930年、シュトゥットガルト国立歌劇場の首席指揮者に就任。
1949年よりGOLの常任指揮者となり生涯その地位にあった。
じみな芸風ながら独特の重厚さがあり、ドイツの伝統を受け継いだ指揮者の一人。
戦後、ゲヴァントハウス管弦楽団を世界有数の優れた管弦楽団に育てる。
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団は、250年を超える歴史を誇る由緒あるオーケストラである。その発祥は、ライプツィヒの商人たちが資金を出し合って発足させたコンサート愛好会に遡る。この愛好会が、音楽界の歴史を作り、世界でも最も有名で、かつ高い名声を誇るオーケストラを育ててきた。
歴代のゲヴァントハウス・カペルマイスターは、フェリークス・メンデルスゾーン、アルトゥール・ニキシュ、ヴィルヘルム・フルトヴェングラー、フランツ・コンヴィチュニー、そしてクルト・マズアらが務めてきた。
彼らはいずれも、比類ない音楽的言語を持つこのオーケストラに、確かな足跡を遺してきた。今後東西のベルリンの壁も無くなり、フランツ・コンヴィチュニー指揮の新譜が発見されるのも知れません?
戦後、49年から没年までライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の首席指揮者を務める。
残された演奏は決して多くはないが、そのすべてが圧倒的クオリティーであり、ベートーヴェンの全集は、クラシックファンでもそうでなくとも是非とも聴きたい指揮者です。
CD盤のセットでも購入可能のようです、少し古いが演奏録音も素晴らしく筆者は好きな指揮者です
戦後の厳しい時期を長年連れ添った楽団員との間には、家族のような絆があったと言います。
長年の現場演奏で培かわれた、一切の贅肉がそぎ落とされた引き締まった演奏で、誰が言ったか、さながら重く、大きな蒸気機関車がごうごうとまっすぐな線路を邁進するがごとくで、力強くトルク、そして駆動部一つ一つの滑らかさ、実に見事です。
一つ一つの部品はしっかりと磨き上げられており、それらはぴったりとはまり、東欧を中心に実に多くの人を乗せ、力強く走り続けた。
アナログ最盛期の見事な録音も素晴らしい!
リハーサルの前にも飲んでしまうほどお酒が好きだった、と言う人間らしくて好いです。
Beethoven, Symphony No 7 Op 92, Franz Konwitschny,cond
特に筆者お勧めは余り馴染みのないベートーヴェン交響曲第七番KEFQ300である程度ボリュームを上げて試聴する。今回のレコードを視聴し、決してスマートではないが、ごつごつした、骨太のベートーヴェン。しかし、細部もゆるぎなく構築されている。
作曲家ベートーヴェンがイメージしていたのは、こういう音楽だったのではないか。引き締まったリズムで、音楽は力強く進行する。各楽器のバランスは極めて良い。
木管の響きは、「古めかしい」と言えばそうかもしれないが、むしろ「懐かしさ」を感じ、なおかつ録音を超えて瑞々しい。やはり、交響曲のような低域は不満が残るが、音楽全体を奏でるフレンツ・コンヴィチューニー(指揮)ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の演奏を終わりまで一気に聴いてします。
勿論第九の合唱も良いが交響曲第七番はおすすめです。
筆者のレコードライブラリーは処分しななかった物は100枚程しかありませんが、圧倒的にバッハが多い中からほんの数枚のベートーヴェン、モーツアルトがあります、考えれば50年以上前のレコード盤なのですが、此の頃から録音状態も安定してきたようです。
所詮家庭でフルオーケストラを聴こうとするのは無理な話で、せめて雰囲気だけでも感じて聴きたい。
例えば大型のエンクロージャーで鳴らしてもオケのナマの音を求めることは所詮無理な話です、ブックシェルフのKEFQ300は小さな割には良く鳴ってくれます。
何となくコンヴィチュニー指揮の重量感の雰囲気が分かる、TANNOYと比べ少し一口に言えば明るめではあるようだ、中低域不足はこのスピーカーでは望むのが無理ではある此のような低価格のものでもベートヴェンの音楽を鳴らすツボは心得ているようです。
特に当時の東ドイツのフレンツ・コンヴィチューニー指揮の演奏は重厚で実にベートーヴェンの交響曲には相性が良い、雰囲気を壊さず十分感動出来る音質で、流石良き英国の音を匂わせる、こうなると其れに対応するアナログプレイヤーが欲しくなる、愈々筆者もオーディオの泥沼に嵌っていくようです。
でも機械音痴な筆者には何から手をつければ良いのかも分からない状態である。今までスピーカーは海外の物特に欧州製品を選んでしまうが、やはり英国の音が好みのようだ。
当時あの有名なカラヤンの演奏に疑問を持つようになった筆者は、当時テレビでバッハのブランデンブルグコンチェルトを指揮した時目をつむったままの演奏と必要異常な表現が嫌いになり1960年以降からの演奏するカラヤンは全く聴かなくなった。
カラヤン・カラスの頃のカルメンは実に好演奏だったのに何故か変わってしまった・・・・・現在のカラヤンの演奏と比べるとわかります。
1961年、ヨーロッパ最古の民間オーケストラであるライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の102名が指揮者フランツ・コンヴィチュニー(Franz Konwitschny, 1901-1962)と初来日しました。
大阪フェスティバルホール、日比谷公会堂でベートーヴェン交響曲全曲演奏を行ったそうです。
筆者のLPレコードの中にフランツ・コンヴィチュニー指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団のベートーヴェン交響曲全集(フィリップス盤)を所有しています、此のレコード盤は確か1961年日本来日公園がありその記念盤のような感じで販売したようですが、今思えばコンヴィチュニーは翌年60歳で亡くなっており、後になって此の指揮者を筆者は高校生になって知り、小遣いとアルバイトして早速レコードを購入した記憶が残る。
最近はすっかりコンヴィチュニーの事は忘れていたが、昔のレコード盤を出して、此の管弦楽団でとレコード針を落とす。録音の古さは感じるが、ゲヴァントハウス管弦楽団の演奏の素晴らしさを感じるレコードでした。
年末年頭にはやはり昨年暮には聴かなかったベートーヴェン交響曲第九番を聴く、
交響曲第9番短調Op.125「合唱」
インゲボルク・ヴェングロウル(S)
ウルズラ・ツォレンコップフ(A)
ハンス=ヨアヒム・ロッチュ(T)
テオ・アダム(Bs)
ライプツィヒ放送合唱団
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
フレンツ・コンヴィチューニー(指揮)
コンヴィチュニーの指揮は伝統的なドイツ的な表現でスケールも大きく、誰もが安心して聴くことのできる演奏だと思う。
楽譜に対して客観的に誠実に取り組んでいるものが多く、ゆったり目のテンポでスケール大きく描きあげられた演奏は、オケの音色もあって実に魅力的。
重量感ある仕上がりが独特の味わいを醸し出しています。
当時は直輸入品レコード盤の購入は高額で、難しく例えばHis Master's VoiceのNipperのロゴ『ニッパー (Nipper) 』が削り取られたレコードを購入した覚えもあります、此のレコードはユーディ・メニューインのバッハのヴァイオリン・ソナタ全集ですが・・・
当時も「エテルナ」のレーベルは有名でしたが当時輸入盤の販売している店舗を知らず普段のお店で購入した、でも充実したオーケストラの響きを聴くことができる。
今は失われつつある、重厚な「ドイツの音」がする。
どこか無骨と言うか、職人的な音楽作りは、往年のドイツの名指揮者に相応しい。ブラボー!
10代で聴いた最初のコンサートがこの曲でした。以来ベートーベン交響曲の中で最も好きなものです。
昔はラストの盛り上がりで興奮して聴きましたが
ここ数年来は2楽章が胸を打ちます。
運送中の傷・・・
上手に直してもらえるといいですね。
心配ですよね。
この送られたスピーカーの音が聞こえるようになれば、重厚な交響曲を聴く事が出来ます。
多分運送会社との解決は長引くようですが、
じっくり対応します。
今後も遊びに来て下さい。