「ハービー・マン」は、1930年、ニューヨーク・ブルックリン区で、ルーマニアとロシアの家系を
もつユダヤ人の両親の間に生まれた。初めてプロとして舞台に立ったのは15歳のときだという。最
初は、バス・クラリネット、テナー・サックスおよびソロ・フルートを担当したが、20歳を過ぎる
頃からはバップ・フルートの第一人者たるべく志し、フルート一本に絞った。
久しぶりの休みでゆっくり珈琲を淹れ、ボッサを聴いてます。ボリュームは抑え、メインアンプにSC
-M15にBTL接続のモノーラル使用で聴く、特にJAZZ、Bossa Nova等はTEACのMA-7で聴くと
TANNOYⅢLZの癖がモロに出てJAZZ系統は工合が悪い。JAZZを素直に鳴らす、答えはAurexを使っ
て聴くようにしています。
JAZZファンには怒られそうなマッチングで聴く、若い時の筆者のはこんなチョイスは考えつかないが、
当時東芝Aurex製品は欧州の音作りをしていた製品が多く、最近の人には馴染みの無いメーカーのよ
うですが欧州スピーカー全体には実に相性が良いと思う!筆者も最近改めて使用してみたが、長く聴
いて疲れない音質が一番かも知れない。特にRCAケーブル、スピーカーコードの交換から学んだ知恵
のようです。相当自己満足のようです(笑)、今までの聴き方と随分変わって来た?音楽の洪水?の
様な音はアレルギーが出る!途中、中止してしまう。昔JBLのLE8T,アルテック604Eのまるで音のシ
ャワーを浴びた音には今は裸足で逃げ出してしまうんでしょう(笑)でも偶にJAZZ Bossa Novaは
聴きたいと交錯して結果の音響です。この辺りがオーディオの面白さなんでしょう。自分の好きなス
テージをある程度選べ選択権を持てる・・
最近理解した事ははっきり言って、ジャズという音楽ではフルートという楽器はマイナーな存在です。
何と言っても「音が小さい」。マイクを通さないと他の音にかき消されます。
そんなマイナー楽器一本で勝負したのが、ジャズ・フルートの第一人者ハービー・マンです。
さて、ジャズフルートと言えば何と言ってもこの人Herbie Mann (1930-2003)です。
ジャズでのマイナー楽器フルートで勝負が可能なことを証明した開拓者です。
だれもやったこともない分野で孤軍奮闘して、ちゃんとヒット曲も出したことは賞賛に値する成果だ
と思います。
Herbie Mann - Bossa Nova (Not Now Music) [Full Album]
2年におよぶブラジル訪問で、本場のエッセンスを吸収したマンが、その成果をまとめたジャズ・ボ
サノバの大傑作。早くからボサ・ノヴァに大きな関心を抱いていたハービー・マンが62年秋、みず
からリオ・デ・ジャネイロに飛んで、 現地のミュージシャンたちと共演したアルバム。 まだブレイ
ク前のセルジオ・メンデス率いる“ボサ・リオ・セクステット”との共演や、 アントニオ・カルロス・
ジョビンとの2曲など、聴きどころが多い。ブラジル人プレイヤーと同じ気持ちでボサ・ノヴァに同
化し、華麗にフルートを吹きまくるマンがじつに素晴らしい。
ハービー・マン(sop-fl,alto-fl)ペドロ・パウロ(tp)、
ルイス・カルロス・ヴィナス(p)、
アントニオ・カルロス・ジョビン(p,vo,arr,cond)、
バーデン・パウエル(g)、パウロ・モウラ(as)
セルジオ・メンデス(p)他ストリングス
1962年10月16日、17日、19日ブラジル・リオデジャネイロにて録音
Herbie Mann - Bosa Velha (Old Bossa)
ついにCD化された「毛むくじゃらフルート爺」ことハービー・マンの大傑作盤。スタン・ゲッツ
の浅はかさ&傲慢さに裏打ちされたヤな意味での余裕ぶっこいたプレイと、神様ジョアン・ジルベ
ルトの”こんなハズじゃなかった”という苦汁によって全編が満たされたあまりにも有名なアルバム
「ゲッツ/ジルベルト」(63年「イパネマの娘」収録)。
これのスマッシュヒットにより、60年代アメリカのジャズシーンにおいてボサノヴァは「単なるジャ
ズの模倣で口当たりの良い箸休め」ということにされてしまった。だが、その前年にリリースされた
本作を聴く限りハービー・マンの受け取り方は違っていたようだ。ジョビンの作る美し過ぎるメロデ
ィーとサンバに由来する独特のバチーダ(つまりリズム)に、まったく新しい何かを感じちゃったら
しく、速攻でブラジル滞在を決行。さすがは目利きのスノッブ野郎です。で、自分たちの才能と可能
性に未だ確信を持つには至ってなかった。現地の一流ミュージシャン達とあっさりと合流に成功(ボ
サノヴァ人脈のアメリカ人ジャズメンへの憧憬っぷりは半端でなかった)。そして出来ちゃったのが
本作というわけです。まず参加したメンツの豪華さに驚く。バーデン・パウェル、ジョビン、セルメ
ン、そしてそして、ルイス・カルロス・ヴィーニャス率いる、初代ボッサ・トレス!ボサにときめき
盛りなマンと先載一隅のチャンスを得てハリキッちゃった現地人とのお互いの気合いがスパークして
見事な成果を産んでます。どの曲もホント奇跡的に素晴らしいんだけど、個人的にはvsボッサ・トレ
スによる(ヴィーニャス・トリオとクレジットされているが)カルロス・リラの超名曲、「Voce
E Eu(あなたと私)」がダントツで好き。エジソン・マッシャードの力任せでドスのきいたノリの
良いドラムに、マンの甘酸っぱくも男臭いフルートがかぶさる。テクはイマイチだけどリズム感だけ
はズバ抜けていたというヴィーニャスのピアノもこれまた瑞々しい。非の打ち所全くナシ。ジョビン
の鼻詰まりみたいなヘタウマ唱法が聴けるワン・ノート・サンバも気持ち良いですね。
1962 ATLANTA
- Deve Ser Amor
- Menina Feia
- Amor Em Paz
- Voce E Eu
- One Note Samba*
- Blues Walk
- Consolacao
- Bossa Velha
Date of recording: Autumn 1962, Rio de Janeiro
ジャズ・フルートの第一人者ハービー・マンが、60年代前半アメリカで大ブームになった、ボサノ
バを取り上げた初期ジャズ・ボッサの代表的傑作。ジャズ・ミュージシャンとラテン・パーカション
奏者が一体となって魅力的な演奏を繰り広げている。
Consolação - Herbie Mann & João Gilberto with Antonio Carlos Jobim
さて、フルートという楽器ですが、管体は金属ですが、木管楽器です。他の木管楽器、サックス、
クラリネット、オーボエなどと違ってリードを使いません。「エアリード」という言い方がある
ようです。それだけでも難しそうです。これをジャズで使おうと思うだけで、「勇気あるなぁ」と
私などは思います。ジャズでフルートを使う場合、クラシック音楽では許されない「ブレス漏れ音」
を意識的に出している場合があります。それはサックスなどと同様です。ジャズ・フルート界の魔
術師ハービー・マンがブラジルに赴き、アントニオ・カルロス・ジョビンらと録音したアルバム
『ドゥ・ザ・ボサノヴァ』の収録曲と、ジョアン・ジルベルトが1959年~1961年に録音した曲を
カップリング。少しアントニオ・カルロス・ジョビン色が強いがそれも又いい味出してます。
Herbie Mann & Antônio Carlos Jobim with Strings - One Note Samba
01.アモール・エン・パス
02.ヂザフィナード
03.ボリーニャ・ヂ・パペール
04.インセンサテス
05.マリア・ニンゲン
06.オ・バルキーニョ(小舟)
07.サンバ・ダ・ミーニャ・テーハ
08.ホーザ・モレーナ
09.コンソラソン
10.ワン・ノート・サンバ
11.ビン・ボン
12.デヴィ・セール・アモール
そして最後にジャズ・フルートの第一人者ハービー・マンと、ライトでハスキーな声質で知られる
女性シンガー、タミコ・ジョーンズとの共演が楽しいソフト&グルーヴィーな大名盤。フランシス
・レイ、ビートルズ、リー・モーガンなどジャンルを越えたカヴァーが魅力的な作品。
Herbie Mann & Tamiko Jones - How Insensitive -1967
ハービー・マンの大人のボッサて実に素適です。2003年他界しています。
実に軽い感じで聴けるJAZZ Bossa Nova演奏者もザラにはいないようです。ボサノヴァ音楽は
スタン・ゲッツだけではなく、多くの演奏者が楽しんでいるようです。
庭に香り豊かな蔓バラが咲いています。見事蔓バラとしては大輪のバラの花です。ブラボー!
ハービー・マン
ジャズフルートも初めて聴きました。
ボサノバはナベサダでよく聞きましたが、
ジャズ・フルートの第一人者ハービー・マン
ぶらぼ~♪
こんなコメントでもいいのかな?
フリュートとBossa Novaがやけに
合ってご機嫌な演奏です!
ハービーマンも亡くなってもう5年になりますね!
JAZZの有名な人達も世代交代してますネ!
ハービー・・・ハンコックですよね(笑)
ハービーマンと言えば、
メンフィスアンダーグラウンドが有名です!
又Bossa Novaもスタンゲッツとも違い
爽やかなフリュートの良い味が出てます。
個人的は此方のボッサが好きです。