散歩気分で生きる毎日に一日1本、一行詩!by ミナミヒロユキ
一行詩(うた)メモ日記
「今宵も一杯、ぶらり酒」第四回 近場酒
頭隠して尻尾ちょろちょろ満月の酒
数カ月前に見つけたお店。
我が町からは電車に乗らないといけないけれど、各駅停車に乗れば(そのほかの電車には乗れない駅である)勝手に運んでくれるので、らくちん。
普段はどこに行くにも乗り換えしないといけないので、乗り換えなしというのは、とってもうれしい。「田舎駅はつらいよ」なのである。
隠れる必要はないけれど、「隠れ家」と決めている。「隠れ家」なので頻繁に訪れるわけにはいかない。どうしてって? 隠れてばかりいちゃダメでしょう。隠れる醍醐味がなくなって、ただの行きつけの店になってしまうからね。
と、いうことで、月に一度隠れることにしている。月に一度、ささやかな楽しみを毎月仕掛けておく、たのしみの時限爆弾(火薬少なめ)なのであります。
先日、隠れてまいりました。
今年初めてのサンマが見かけよりもずっと脂がのっていておいしかった。これはもう日本酒でしょうと、いつもの純米酒「末廣」とともにいただく。
秋刀魚塩焼き
フルーツトマト
マグロの赤身と鱧
山椒と鶏肉は合うね
とにかく、コストパフォーマンスが成立しているめずらしい店なのだ。いつもここで食べて、飲んで、お金を払うとき、「安いなぁ」と心のなかでつぶやく。
安いと言われるチェーン店のほうが高い。いい店、すなわちじぶんの好みの店はとても少ないので、貴重な店だ。9月も楽しみである。
「隠れ家」以外に「定宿」も見つけておかないとね。西と東両方にほしい。ならば、東にも「隠れ家」を・・・それはむつかしいか、そうだよな、特別なことがないと無理だろうな。
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