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あの味を

一日が沈んでいく夕暮れの風


記憶の味を求めて、
前回は天津麺だった。まだ、目的の店には行けていないけれど、天津麺は食べた。記憶の味とは違ったが、こういう状況なのでOKとしておこう。
では次、うーん、いろいろたどってみた。結論、関西にはない。ほとんど東京だ。それだけ東の味に衝撃を受けたということかもしれない。

東京に上陸したときは、食べ物は関西だよと偉そうにしていた。しかし、途中で「え?」となった。「おれは井の中の蛙だった」と思い知らされた。カツがうまい、蕎麦がおいしい、ラーメンもカレーも・・・参りました。
さらにお金を出せば天井知らずに美味なるものが待っている。残念ながらお金はなかったから本のページをめくってがまんした。
その後、あれやこれやとごちそうになり、ガツーンと東京のすごさを思い知らされた。金持ちにはたのしいところだと思う。みんな集まってくるはずだ。金のあるところとおいしい食べ物が揃っているところに人は集まるのだ。

気を取り直して、関西の記憶をたどろう、なにかあったはずだ。
あった! ありました。でも、その店たちはすでに閉店していた。カレー2軒、ビーフン1軒、南森町、西天満に集中している。あー、幻になってしまったか。
かなりの年月関西から遠ざかっていたことを実感する。
ならば奈良はどうだ、京都にはないか? 住んだ場所、通っていた場所にスポットを当ててみたが、奈良にはない。京都だったら、東山通りの八坂神社の近くにあった喫茶店のランチか、スコッチエッグか。うんうん、それならもう一度食べたい。あー、青春だもん。
今もその店は存在しているのか? 
存在していてもランチをやっているのか、「スコッチエッグって・・・はは」と言われないか。


※こんな盛り付けだった記憶な・・・

『そうだ、京都へ行こう』。 





・・・・・・・
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