よっちゃんのおててつないで

よっくんとカブの夫婦ウオーキングブログです。
2018年12月長崎出島~東京日本橋完歩。

最上川舟下り~湯殿山の紅葉(山形県)

2017-11-03 15:32:56 | ウォーキング

10/25(水)

ホテルを8時にチェックアウトして戸沢村の最上川舟下りに行こうと思いましたが、ちょっと時間が遅れ、同行のKさんたちはもう出発されていました。

高速を通り約2時間で戸沢村の旧戸沢藩船番所の最上川舟下りに到着。既に会津のKさんご夫妻は到着されていました。

 

戸沢藩船番所は戸沢氏が領主になってから整備された船番所です。特に古口はこれ以降の川下が最上峡だった為、戸沢藩内の最西端の船着場で、陸路もなかったので、

旅人などは古口で舟に乗り換えなければなりませんでした。藩ではこの場所を重要視して番所を設け、川舟荷物の出入りの監視や人物改めなどを行わせました。

番所役人は戸沢藩では中級武士以上である200石と2本の脇差を許すなど重要任務として捉えていました。明治維新後は全国の関所を廃止する事になり戸沢藩船番所も

時を同じくして廃止となっています。古口の川港の立場はしばらく続きますが、鉄道が敷かれると最上川舟運の衰退が始まり、川港として発展した町も以前ほど活気がなくなりました。

最上川は、福島県境の米沢市の吾妻山付近に源を発し、山形県中央部を北に流れます。新庄市付近で西に向きを変え酒田市で日本海に注ぎます。流路延長229km。

この最上川には、芭蕉が「奥の細道」で詠んだ句があります。

  五月雨を 集めて早し 最上川 (大石田にて)   暑き日を 海にいれたり 最上川  (酒田市にて)

最上川舟下りは、古口から草薙までの12kmを約1時間かけて下っていきます。1時間に1本の舟下りですが、ちょうど10:20発の舟に間に合いました。

     

  

  

  

丁度半分ぐらい下った所で休憩します。ここは、ふるさと村。水上コンビニ(といっても7やR,Fの系統ではない)があります。

アユの塩焼きや芋煮、山形のお土産等販売しています。

   

  

  

 

終点の近くには、日本の滝百選の一つ「白糸の滝」があります。最上川沿いに標高300~500mの山地が急斜面を形成する最上峡には最上四十八滝群があり、西端にある

白糸の滝はその中でも最大です。落差120m。滝の横には、不動堂があります。

   

約1時間の舟下りでした。ここから古口の発着点まで路線バスで戻りました。

  

古口港でKさんご夫妻と別れ(といっても夕方ホテルで会います)、出羽三山の一つ、紅葉の名所「湯殿山」を目指します。

出羽三山とは、羽黒山、月山(がっさん)、湯殿山のことを指します。

三山のそれぞれの山は、羽黒山が現世(正観世音菩薩=観音浄土=現在)、月山が前世(阿弥陀如来=阿弥陀浄土=来世)、湯殿山が来世(大日如来=寂光浄土=未来)という

三世の浄土を表すとされます。近世の出羽三山詣では、羽黒山から入り、月山で死とよみがえりの修行を行い、湯殿山で再生する巡礼が多く行われ、

生まれ変わり(死と再生)の意味をもった「三関三渡(さんかんさんど)」の旅とされました。

 戸沢村の舟下りから湯殿山まで約60km。

鶴岡市に入ると、途中の田んぼでは、「コハクチョウ」が飛来していました。目勘定で100羽以上かな?

  

途中、月山(がっさん)は、冠雪していました。

 

 

  

紅葉がきれいです。

  

  

 

湯殿山本宮前の鳥居に着きました。ここから参拝バスで参拝所まで行きます。

湯殿山本宮は、ここから撮影禁止となります。本宮では、参拝に際して現在でも履き物を脱ぎ、裸足になり、御祓いを受けてからでなければお詣りは許されません。俗世とは切り離された神域です。

湯殿山の本宮は、岩の上からお湯が沸きだしていました。

 

  

   

朱印をもらいました。  鳥居の所には、先ほどまで多くのカメラマンがいましたが、雲がかかってきたのでもう帰られていました。 

  

 今夜の宿は、「休暇村 羽黒」です。Kさんご夫妻は、もう到着されていました。

明日は、羽黒山2446段の階段上りに挑戦します。