9/16(日)朝いつものように4時半に目覚め、休暇村周辺を散歩しました。木々は、少し色づき始めていました。
昨晩休暇村でいただいた「芋煮」。山形県では、庄内地方と内陸地方では味付けや入れるお肉に違いがあるそうです。
庄内地方は、豚肉にみそ味・・・いわば、「豚汁」ですね。一方の内陸地方では、牛肉にしょうゆ味。同じ県でも味付けが違うのですね。
里山歩き2日目。会場は、休暇村から車で約5分の手向(とうげ)地区地域活動センターです。車を羽黒小学校に置き、会場へ向かいます。
宿坊街を通ると、宿坊や民家の所に「綱」がつけられています。これは「魔よけの引綱」と言って松例祭(冬の峰)につつが虫(悪魔)を引っ張って焼き捨てる神事に使った綱で
綱をかけると悪魔が近寄らないと伝えられています。
会場では、既に出発式が行われていました。羽黒こども太鼓のあと、山伏による「ホラ貝」の音でスタートします。
宿坊街を通ります。途中、芭蕉の出羽三山を詠んだ句碑が建っていました。
随神門に着きました。ここから羽黒山1,7km、2446段の階段が始まります。今回の鶴岡遠征は、里山ということで「ポール」を持参しました。昨日もこのポールで助けられました。
羽黒山の階段は、随神門から継子坂、祓川神橋、須賀の滝、翁杉、五重塔、二の坂、三の坂と続きます。
五重塔では、現在五重塔の内部を公開する特別参拝が行われていました。
これから階段が急になります。途中から山形のSさんが一緒に歩いてくれました。
二の坂茶屋に着きました。
これから三の坂に入ります。Sさんから石段の石に30数箇所、杯や瓢箪の彫り物があると教えていただき登りながら探していきます。2か所だけ見つけました。
この階段、昨年登ったことがあるのですが、今日は、日頃の運動不足がたたっているのか、もう心臓がパクパク状態です。
また、汗が、帽子のひさしを伝わり雨粒みたいに落ちてきています。随神門から約1時間かかって出羽三山神社に着きました。
三山神社前の鏡池からは、平安・鎌倉・江戸時代中期までの鏡が数百面発見され、そのうち百九十面が重要文化財に指定されております。
霊祭殿では、東日本大震災犠牲者慰霊塔がありました。
このあと、コースは旧参道に入ります。ほとんど下りだろう?と思っていましたが、これが大間違い!
アップダウンがあり、所々泥濘があり滑りやすくなっています。また、看板には「熊出没注意」があります。そういえば、出発式の時に「熊に遭遇したら、走り出さず、ゆっくりゆっくり後ずさりし、
熊の視界から消えたら逃げてください」と注意があったことを思い出しました。出来るだけ一人で歩かないよう4~5人の団体に入って歩くようにしていますが、膝を痛めて特に下り坂が苦手になりました。
徐々に団体から離れていきます。
出発地点の手向地域センターに戻りました。ここでは、庄内風の「芋煮」が振る舞われました。
ここまで8km。この後、12kmは、平坦な道になるそうですが、家内がもうダウン状態です。仕方なく、ここでリタイアすることにしました。
ゴール後の抽選会では、地酒、Tシャツが当たりました。
このあと、お風呂の割引券をいただいていましたので、休暇村に行き、汗を流し、今晩の宿泊地神奈川県小田原に向かいました。
明日から、旧東海道を歩きます。
会津でもさといもが出始めて、豚汁を2回作りました。
羽黒山の五重塔は杉木立の中で、荘厳ななかにも光り輝いて見えます。
内陸は、牛肉でしょうゆ味、庄内は豚肉で味噌味。
どちらも里芋が入っており、おいしかったです。
羽黒山2446段の階段は昨年も登りましたが、今回の方がきつかったように思います。またチャレンジしたいですね。