12/8(土)2年ぶりに名護やんぱるツーデーマーチに参加しました。
2年前は、天気も良く絶好のウォーキング日和でしたが、今日は、風が強く、時折雨が降る悪天候です。それでも気温は20度近くあります。
8:00 勝山と屋部みどりの道コーススタート。
歩いていると道路の角などに「石敢當(いしかんとう)」があります。2年前歩いた時、石敢當という姓の人かな?と思いましたが、これは、中国起源の魔よけの石。〈せきかんとう〉とも読む。
中国では,770年に福建省莆田県の知事が県内の安寧繁栄を願って建てたのが最古とされているが,起源年代は不明である。現在では,多く丁字路に造立されている。
日本では,石敢当は青森県黒石市を北限とし,沖縄県まで分布するが,沖縄県が最も多い。多くは石敢当と刻した石を丁字路に造立するが,なかには石敢堂,石当散などの誤刻もある。
徳島県下には,中国同様,石将軍と刻んだものがある(世界文化事典より)
「屋部の久護家」
沖縄県指定有形文化財。久護家は名護市(なごし)屋部の久護集落にある旧家で、屋号(やごう:家名)がそのまま集落名にもなっています。
1906年の建造で、この地方の豪農の住宅形式をよく伝えています。母家は東寄りに南面して建ち、屋根は寄棟造りの赤瓦による本瓦葺きで、雨端(あまはじ・庇)は深く裏までまわしてあります。
南側に配された門の正面には、切石積みのヒンプンがあり、屋敷の周囲には石垣が巡らされ、石垣の内側はフクギなどの屋敷林で囲まれています。
沖縄を歩いていると民家の前などに「シーサー」が置かれています。それぞれ、「阿」「吽」を意味しています。これは、日本の神社にある狛犬も同じですね。
「阿吽」とは、インド・サンスクリット語のアルファベットの最初の字音である「ア」と最後の字音である「フーム」をさす言葉。密教では,この2字が万有の始原を究極を象徴するとし,
それぞれ万有の原理,それらの帰着する智徳を示すとする。また,前者を悟りを求める心 (菩提心) ,後者をその結果としての涅槃(ねはん) にあてることもある。
つまり阿吽とは、初めから終わりまでという意味だそうです。人の一生を表しているのですね。また、「阿」がオスで「吽」がメスだそうです。
このコースには、韓国からのウォーカーも参加されていました。沖縄には、いろいろな花が咲いていました。
コースは、長い上りです。
12km地点「勝山シークワーサー」がチェックポイント。
チェックポイントを過ぎると下りになります。坂の上からは、名護湾が見えてきます。
途中、「安和のくばのうたき」というのがありました。「安和のくばのうたき」は、村の祖先神をまつった御嶽(うたき)です。安和の村の背後にある標高40m位の丘で、この土地の人たちは
「くばのうたき」と呼び、神人たちは「ムラヌフサティ」とか「フバヌタキバン」などと呼びます。聖木と称される、くば(ビロウ)の木は200本あまり群生し、村人の信仰の場となっています。
名護湾に出ました。パイナップルに似たものは、「アダン」です。
フクギの並木を歩き、屋部の町に入ります。
地元の子供さんから「黒糖」をいただきました。
コースは、名護湾の砂浜を歩きます。大会で砂浜を歩くのはめったにありません。砂浜には貝殻やサンゴなどがあります。
再び遊歩道へ。
12:10 20kmゴールしました。今日は雨が心配でしたが、そんなに雨に降られませんでした。然し風が強かったです。
会場では、16時からウォーカーの集いが行われますが、まだ時間がありますのでホテルに戻ります。
道中、沖縄の木々の説明がありました。
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