この前の山椒と一緒に、京都の友だちが八百屋さんと豆腐屋さんであれこれ見繕って送ってくれました。
これがまあ全部美味しいこと!!
食べてしまうのがもったいない、でもたべなあかん、悪くなる・・・とあれこれ思い悩み、そしてしっかり食べてもうすぐ箱いっぱいのお野菜はなくなりつつあります。
ほんまもん上賀茂のほうらしい賀茂なす。
田楽にして食べました。もうめちゃくちゃ美味しかったです!!
うすいえんどう。
京都のはおいしいえ、と言うからとても楽しみに。
ほんまにおいしい。メインは豆ごはんに。皮がやわらかい。
豆ごはん苦手な息子もしっかり平らげて翌朝も残った豆ご飯をリクエスト。これは珍しい。
そして、おとうふ屋さん。
大好きなひろうす、おあげ、生麩、ゆば、(胡麻豆腐)、納豆 ・・・勢ぞろいです。
他にもお菓子とか、とにかくうれしいが詰まってました。
いろいろ作りましたよ。
破竹は湯がいて姫皮はお味噌汁に、固いところは刻んで豚肉と新玉ねぎとしいたけとで甘辛いため。
小松菜は胡麻和え、それからおあげとおつゆに。
万願寺唐辛子は油で焼いて、おかか醤油。
ズッキーニは鶏肉と塩麹でソテー。
きゅうりはそのままで、でもどぼ漬けにしたらめちゃおいしく。
そうそう、椎茸は生麩とお吸い物にもしました。
立派な九条ねぎは薬味はもちろん、卵焼きに入れたら子どもも大喜び。
どれも美味しかったけど、特にびっくりは九条ねぎ。
私の住んでる横浜でも「京野菜」ってコーナーがあるとこも意外と多く、特に九条ねぎは比較的手に入りやすいのです。
と言ってもそれは最近のこと。
関西から引っ越してきたときは探しても探してもなくて、白い太いのはねぎじゃない、ねぎがないって大騒ぎしていたくらい。
それが今では京都産以外でも京都のものでもどちらでも見かけるようになってきたんです。
きっと関西人も多いからでしょうね。
でも、そんなのとは別物。
そうそう。こういうのが「九条ねぎ」だ。
けっして軟弱なものじゃない、しっかりねぎの味もする。
あ~、どれくらいぶりだろう。
このねぎを食べられただけでも、めちゃくちゃうれしい♪
そういえばどれもちょっとちがいました。
小松菜はちょっと草っぽい、青くさい葉っぱの味がしていました。
どれもしっかり野菜の味がした。懐かしい味。
買ってそろえてくれたお店は、特別な高級店というのではなく普通の商店街の八百屋さんと豆腐屋さんだそうです。
それがこんなにおいしい。
もしかしたら、私の母の料理の記憶、その時食べた野菜の味の記憶がこんなのだったかもなあ。
きどったお野菜でなく、京都の人がごく普通に買いに行って煮炊きするお野菜の味。
その記憶に残る味が、この箱いっぱいの野菜でよみがえったのかもしれません。
ありがとう。美味しいお野菜たちは、たくさんのことを思い出させてくれました。
しあわせな今週でした。
しかし、こんなの食べたら京都に行きたくなるなあ、住みたくなるなあ、「都筑野菜でおばんざい」って作っても、野菜がちがうもん、いえそれでいいんだけど、同じ野菜でも味が違う、それを実感したのでした。
きっとみんなそれぞれ、ふるさとのお野菜の記憶ってあるんだろうなあ。
うちんちのほうはもっとこういう味をしてたよって。そしてその野菜に合った調理法がその場所場所であるのでしょう。
ちょっといろんな人に聞いてみたい、そんなことも思ったのでした。
作ったおりょうり、ぽつぽつ書ける分はまたupしますね。