ひとみさんのおうちごはん 「よろしゅうおあがり」

自然の恵みをいただいて、こころとからだが心地いい暮らし

自家製もみしそ

2012年07月29日 | 梅しごと 

先日の土用の丑の日に、「あーそや、梅干しの土用干ししなあかんなあ・・・」と思って、ふと思い出しました。

きゃー、しそをまだ入れてなかった。

今年は梅と赤じそが同時に届いたことを数週間前にここで書きました。

ほんとは梅を塩漬けにして、水が上がってしばらくした頃赤じそが手に入って、アク抜きして梅酢に入れる・・・というのがだいたいの手順。

いい具合に完熟の梅が届き、漬けて、またいい頃に赤じそが・・・となればいいのですが、なかなかそんなにうまくはいきません。

まあそれで、赤じそをアク抜きして(水を使わず塩だけでもみこむ)、保存袋に入れて冷蔵庫で保管していました。

苦労して赤じそを揉みこんだあと、梅酢をかけると、サアーッときれいな赤い色に変わる、それがとっても面白くうれしい。

でもこの状態で保管となると、色が変わるのを見るのがおあずけになって、なんだか物足りない感じでした。

 

ほんでもって、そのまま忘れてました。水が上がってきてるのは確かめたのに。

あー、急いで赤じそを投入しよ。そして、土用干しはあと一呼吸置いてからやろう。

 

 

ボールに開けてみます。結構あります。この2倍以上。

  

さわやかなしその香りがいいです。

 

これに白梅酢を壺からすくってかけ、もみもみします。しその量が多いから梅酢も多めに。少ないと発色しにくいです。

 

 

あんまりわからないですよね。

去年詳しく解説しながら写真つきで載せてますので、見たい方はどーぞ。

   ちょうど1年前の記事  → こちら     



あくる日。いい感じになってきましたよ。

  

来週1週間は大体毎日晴れそうです。今年は6日までが土用。その間に干せるといいなあ。

 

 

梅の水が上がってない状態で赤じそにかかって冷蔵庫保管・・・ちと心配でしたけど、考えてみたら、よく売られている「もみしそ」はこの状態。

実は梅そのものよりこの赤じそと向き合うことの方が大変なので、結構みなさんもみしそを使っていらっしゃる方多いです。

私も1度へこたれて使ったことがあるのですが、全然風味が違うのです。だから、どんなに苦しくてもつらくても(いや、そんなことないのですが)枝付きの赤じそと格闘していつも作っています。

 

何が大変かというと、梅の量が多くなると赤じそもハンパないこと。

でも、今回やってみて、赤じそを何日かに分けて買ってちまちまやれば、一気にやるより楽なのではないでしょうか。

そして、やりたいときに今回のように白梅酢をかけて合わせて・・・。

でも、ちまちまはめんどくさいかなあ。赤じその状態が日によって変わってしまうかもしれんなあ。悩みどころです。

 

 

赤じそを入れると、とたんにいい香りが漂ってきます。お互いにいいところを引き出し合うのでしょうか。

なんだか急に梅が使いたくなって、昨日の夜は梅ご飯にしまいした。

また来年も美味しくなりますように。願いをこめて。

さあ、次は土用干しだ!!

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免許の更新に行ってきました。

2012年07月27日 | 日々のこと

 

今週、運転免許証の更新に行ってきました。

場所は二俣川の運転免許試験場。

え、なんで、更新なんて最寄りの警察署でできるやん・・・って。

いや、あの、そのう。違反者講習受けなあかんかったんです。そう、私、ゴールドになれないんです(泣)。

 

友だちに言ったら大笑いされました。

「ひとみちゃんが違反者やなんて、それおもろい」って。なんやの、それ(ぷんぷん)。

私だって違反くらいできるわよ。(なんかちがいますね ^^;)

 

あれです、「軽微な違反」というやつ。その累積です。

高速道路でずっと追い越し車線を走ってしまった、曲がらなあかんのにまっすぐ行ってしまった、一時停止しなあかんのに停まる時間が短すぎて停まってないと言われて捕まった・・・そういうのです。

いや、全部違反なのです。私が悪いのです。

でも、時々、警察は人を見て捕まえてるんじゃないかと思うときがあります。

一時不停止で捕まったことのある友だち、何人かいるのですが(全部女性)、みんな言ってます。人見て捕まえてるんちがう?・・・って。女やからと言ってばかにすんなって(^^;)。

 

 

一番最近の「指定場所一時不停止」というやつのときは、物陰に隠れてた警察の人にちと抗議したけど(ちょっとだけよちょっとだけ・・・)もちろん聞き入れてもらえず、その間、何台もが私の横を「一時不停止」のまま駆け抜けていきました。

場所は青葉区の住宅地某所。外車が次々抜けていくところなんです。

でも、このとき捕まったおかげで、家のすぐ近くの交差点には一時停止の標識があって、ほぼ全ての車はおまわりさんが言ってた「タイヤの回転が完全に停ってゆっくり一呼吸数えるまで微動だにしてはいけない」状態を遵守していないこと。あそこにもここにも一時停止の標識があること・・・など認識することができました。

そして、今はいかなる場所でも標識のあるところは慎重に慎重に動いています。

もう捕まるもんか、もとい、違反はしません、交通ルールを守ります。

 

 

とにかく累積しているので、軽微な違反も1回ならいいのだけど、2回以上になると試験場まで行かないといけません。

仕方ない。ちょっと怖い心持ちがするけど、思い切って行くしかない。ぼやぼやしてると失効してしまうよ。

 

 

二俣川は遠いです。電車を乗り換えてえっちらおっちら。最後はバスに乗ります。

早起きして出たつもりが、おひさまはすっかり上の方に上がり、あっちいあっちい。

更新手続きは順路に従って進めていきます。途中写真撮影のところで分けられます。ん?そうです。何の講習を受けるかによって、部屋が違うからここで分別されます。なんかものすごく犯罪者の気分(**)

 

一番多いのが違反者講習の部屋に思えるんだけど、まあとにかく天下の神奈川県警だもん、めっちゃくちゃ広いです。

私は京都、奈良と行ったことあるけど、比べ物になりません。比べられないけど。記憶定かじゃないし。まあイメージイメージ。

わわ、私の前で番号がかわりました。残念。ひとり前だとすぐ受けられたのに。一時間近く待つことになりました。

 

しゃあない。いつもの探検隊気分が盛り上がってきたので、犯罪者気分を忘れてあちこち見ることにしました。

うろうろしてるといろんな人がいることに気がつきます。運転免許の試験を受けに来てる人、優良運転者だけど近いから?来ている人、あの人は一般の部屋に入ってった、こっちの人は2時間ともに過ごす人だ・・・。

 

試験中のバスを見る人たち。あの中に私と同じ違反者の人はいるんだろうか・・・。気になります。暑いのにここにいるのはなんでだろうとか、日焼けするよ~とか心配してあげたくなります。

そういえば父は大型バスの免許を持っていて、退職後勤めた職場でマイクロバスの運転をしていたことがありました。父もああやって試験受けたんやろなあ。しばしぼおっとします。

お。そろそろ戻らなければ。

みんなぞろぞろ部屋に吸い込まれていきます。

 

 

私はもうかれこれ20年位前に同じように運転試験場で講習を受けたことがあります。

奈良県でした。それは免停講習でした。

あれは長男がおなかにいたときです。保育園の仕事の帰り、住宅地の交差点で横から中型バイクがものすごいスピードで突っ込んできて、私の車はスピン。ハンドルが効かなくて気がつくと目の前に対向車が迫ってきて。

とっさの判断で反対側にハンドルを切ってガードレールに突撃。それで停まりました。

当然車はそこで廃車の状態。

近所の人が出てきて、私は「赤ちゃんが、赤ちゃんが」と叫んだみたいです。気がついたらその方の家で休ませてもらい、救急車がくるのを待ちました。

相手は無免許の高校生。逃げてしまったので警察の人が探し回って血みどろの高校生を発見。

でも、まず妊婦の私を搬送ということになり、私はかかりつけの産婦人科へ。とりあえずその時はなんともなかったので家に帰れましたが、1週間安静ということになりました。そして、相手の高校生は入院。

 

後日、現場検証とかをやった気がするけど、当然車が悪いということになるので(立ち会った警察の方は同情的に思えましたが)、これで免停になりました。

そして、講習を受けに奈良の運転免許試験場へ。

 

そのとき見たビデオの恐ろしかったこと。

とにかくおまえらは大変なことをした、犯罪者だ、極悪人だ・・・と言われているような気持ちになって、怖くて怖くて。なんせ妊婦ですから気分がナーバスになりがちです。

それで人が轢かれて亡くなるというのを次から次へと見て、私は心臓ドクドク、吐き気はしてくる、おなかパンパンに張る・・・と、ものすごく辛い体験でした。

でもこのおかげで免停は一日で解消。とはいえ、もう怖くてなるべく歩くようにしましたよ。そして、赤ちゃんも無事に生まれてよかったよかった。

 

 

この記憶が深く残ってるから、講習怖かったんです。またあんなのだったらどうしよう。

でも全然ちがいました。ソフトでした。免停のと違反者のとではちがうのでしょうか。それとも、神奈川と奈良のちがいでしょうか。もしくはこの年月の流れの間に変わったのでしょうか。

とにかく無事に2時間が経過。めでたく新しい免許証をいただけました。よかった~。

 

ひとつだけよかったことがあります。写真です。試験場で撮ってもらうときれいに撮れるのです。なかなかいいです。でも、3年なのよ、有効期限。いつかまた5年更新になれるでしょうか。

 

 

さて、二俣川の駅に帰りついてホームに降りようとしたら、階段の天井からなにやら冷たいものが。

ん?と思いながらかけ降りるとホームの天井からも何やら噴霧されているのです。

 

わかりますか。

細いくだのようなものからプシューッと何かが噴射されています。一瞬「毒ガスか!?」と身構えます。

でも、いつもの光景なのでしょうか。そこにいる殆どの人がその下にいて平然としています。むむ、すごい。私も、と思うけど、やっぱり何やら怖くて離れて見守り、写真を撮りました。かなり長い間噴霧は続きました。

帰ってから調べると、毎年恒例のことだそうで、2008年夏から稼働しているドライミストの装置だそうです。人工的なキリを発生させて噴霧、気化熱を利用して気温を下げる装置だそう。

そういえば、うちにも数年前夫が買ってきたのがありました。たしかに涼しいのだけど、水滴でベタベタするのと、音がうるさい。なので今はどこにあるのか・・・不明です。

相鉄線二俣川駅。もし行く機会があればぜひ体験してみてください。

 

 

そこから横浜駅に戻ったら、急におなかがすいてきました。もう2時半だ。

どうしよう・・・と、目についたお店に入ったら、ここがなかなか正解。

 

摘みたて紅茶とワッフルのお店「マザーリーフ」

本日のおすすめランチ。粗挽きポークとペンネのスパイシーサラダ、アメリカンワッフル、ストレートティーのセット。

このサラダがとってもおいしくて、まあいうなればタコスを解体した感じなのですが、夏にぴったりです。家でもすぐ真似できそうだけど子どもたちはブツブツ文句をいいそう。変わったものは嫌がるんです。たぶん、このタコチップは別でおやつで食べたいというにちがいありません。

そして、ワッフルは食べ放題。でも、出てきた4枚で十分です。半分はメイプルシロップをつけてデザート気分で。

帰りがけにもらったチラシを見ると「モスフードサービス」の文字。そうなんだ・・・。

 

 

ふぅ。終わった。帰りに高島屋で買い物をして帰りました。免許切り替えと言えどもわりとキレイめな格好をしてきてよかったと思う。だって、天下の高島屋。洋服一つで対応がちがうもん。

世の中はこうやって見た目でいろいろ差別化されてるなあ・・・としみじみ思います。

 

とりあえず、運転には気をつけよう。というより、私みたいなのはなるべく乗らないのがいいんじゃないかと思ったりするのです。

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猛暑日夕方のひまわり、ビール、ゴーヤ。そして着物の私。

2012年07月26日 | 着物

 

あっつい、あっつい、あっついです。

・・・なんて言うたらもっと暑なると思うんですけど、今日も暑かったですね(^^;)

この暑さの中、今日はお稽古。で、気合で着物を着て出かけました。

 

 

先週も2回お稽古があったので、ちょっと迷ったのですが、やはり着物を着ました。

7月8月は薄物。でやっぱりここで限定に弱い私は「着とかなあかん」と思うんですよね。

というより、今年に入ってお茶の稽古のときはほとんど着物を着ています。1回だけかな、洋服で行ったのは。

慣れると着物でないと落ち着かないんです。気分も家を出る時から切り替わるしね。

 

さて、2枚持ってる薄物。どちらにしよーかな。

1枚は誂えたもの。薄桃色の着物に薄緑の川島織物の夏帯。一番大好きな組み合わせ。でも、お稽古にもったいない気がする。

もう一枚はいただきもののクリーム色の地色の着物に、6月にも締めた芭蕉布の帯を合わせよう。お稽古だったら、これの方が気楽に行ける気がする。

うーん。迷う・・・。

 

でも、7月初回だし、夏物最初に着るのなら誂えのいい方にしよう。8月も着たら5回くらいは着られるかも。それで洗いに出せば汗かきまくってもきれいになるから。

と、決まりました。

 

るんるん、やっぱりいい気分。もちろん暑いよ。でも、風が吹くと単衣以上にさあ~っと体を風が駆け抜けてく。気持ちいい。

電車の冷房に長くいると寒くなるくらい。

 

帰りにこの前「こんにちは」と子どもに言われた路地のようなとこを通ると、も少し大きい女の子がふたり。

通り過ぎたら後ろから「ねーねー。きれいだね」「着物・・・だよね」って聞こえる。

わ、私ですか!? え、着物が!? いやまあいいや、褒められたのにはちがいない。るんるんで帰りました。

 

 

次の日またお稽古。この日は気分を変えてもう一枚にする。

これはこれでいい。なんかちゃきちゃき歩ける気がする。お古だけどほとんど袖通されてないみたい。いたみが全然ない。

でも、惜しいことに「ゆき」(裄丈)がちょっと足らない。ちょうど一寸くらい。それくらい・・・って思うんだけど、ちょろっと袖口から長襦袢が出てしまう。

いただきもののこの着物、友だちのおばちゃんのだっけ、たぶん私より少し小柄なんやろなあ。惜しい。ほんとに惜しい。

 

 

もし、後者の着物しか持ってなかったら、あまり気にならなかったかもしれない。でも、誂えのピタッとくる感じを知ってると残念な心持ちになるなあ。

でも、せっかくいただいたので、たまには着ようと思う。

 

 

で、写真は帰り際に見たひまわり。

近くの畑の道路よりに見事に植わっている。すごいなあ。大きい。

でも、少し曇ってきた夕方のひまわりはちょっとさみしい。

 

 

すごく大きいのが一本。お空を仰いで、何を考えているのでしょう。

 

 

家に帰って玄関に入ったとたん、汗が吹き出る。不思議やなあ。急にです。

外で気合が入ってると、汗まで止まるのか。何しろ暑い。すぐ全部脱ぎ捨ててシャワーへ直行。化粧も落として、あーすっきり。

これがまたきもちよくて、それも夏に着物を着てしまうささやかな理由です。

 

 

さて、本日。今月3回目の着物はどちらにしたでしょう。はい、薄桃色のにしました。

やっぱり気分がいい。いい・・・んだけど、あれ?今日はめっちゃくちゃ暑い。暑く重くよどむ空気の中、日傘を出して出かける。

ええいっ。こんな日は洋服でも何着てても暑い。それなら着物を着ていたほうがいい、と言い聞かせる。

 

わかりにくいけど、着物には薄墨色で朝顔が描かれています。着付けた写真は汗だくで撮れませんでした(^^;)。一応、去年も7月に撮って載せています。

 

 

でも、今日はキツかった。帰ってきてへとへと。へばってしまいました。

そうはいっても、ごはん作らなくちゃ。今日は次男とふたりだ。でも、ふたりと言えども作らなきゃいけない、食べなきゃいけない。

できたできた。はい、ごはんだよ。え、もう食べた?残りは後で・・・って。

え、塾?そうだ、夏期講習だ。ほな、私ひとり?さびしい。えーいっ、暑いしビール飲んじゃえ。

 

うんうん、ゴーヤがうまい。ビールもうまい。お店のあわあわがクリーミーなのが恋しいけど仕方ない。一気に飲み干しちゃいました。

あれ?家では飲まないんじゃないの?とおっしゃる方。そうです、そうなんです、去年はこのカップで水飲んでたんです、夜。

家で飲むと片付けしたくなくなるし、なのに、なぜか酔っちゃうし。

だから、ガッツでいそいでほぼ片付けてから飲んだのです。だから、あとかたづけも15分。よかったよかった。

ちなみに献立は、ゴーヤチャンプルー(と言っても豚バラ肉と炒めただけ)、切り干しときゅうりの酢の物(作りおき)、冷や奴、雑穀ごはん、玉ねぎとさつまいもの味噌汁。

実は夜作ったのはゴーヤとお味噌汁だけ。だから、15分で晩ごはん。片付けと合わせてさて何分?

 

と、二本目もあけようかどうしようかと迷いながら画面に向かってたら、すっかり酔いも覚めました。ほら、小僧も帰ってきたぞ。今日は早めに休みましょ。

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「ごはんやひとみ」夏季休業のご案内

2012年07月25日 | ごはんやひとみ

 

「ごはんやひとみ」店主の上野ひとみです(^^)。

子どもたちも夏休みに入りましたので、しばらく夏季休業といたします。

なんちゃって。

でも、今、9月まで次回の仕事もイベントも入っていませんので、自分の意識を夏の間のれんをおろしておこうかと思っています。

なので、夏季休業です。

 

夏休みといっても子どもたちは引退前の最後の部活、そして勉強の毎日です。

今年は子どもがダブル受験を控えているので、私も母として何かと忙しい・・・。まあ、学校見学や説明会について行ったり、ごはんつくったり、ごはんつくったり、ごはんつくったり・・・(^^;)。

家のこともやらんとイケンしね(どこの人や)。

この機会に、今年ももう下半期に突入してはいますがどんな日々にしたいか何がしたいのか考えようと思います。

そして、秋からまた頑張ります!!

 

 

って言ったって、ブログはたまった書きたいことを書くでしょうし、好きなところに出かけもするでしょうし、いつもいつもあまりかわりばえしないかもしれません。

でも、ひと区切りでおやすみ宣言です。

 

 

秋以降のお仕事・イベント等のお誘い、ご依頼は、ブログの左側「メッセージを送る」からご連絡くださいませ。

よろしくお願いいたします。

 

 

って終わろうと思ってたら、なんと今しがた、秋のお仕事舞い込んできました。

イベント出店のお誘いをいただいたんです。

すごい、すごい。なんというタイミング。

出店にはいくつかのハードルがあるのですが、そのことも夏の間に調べたり考えたりしてクリアしたいなあと思っています。

決まりましたらまたお知らせさせていただきます。

わ~ん。うれしいです(#^.^#)

 

 

ではではみなさま、よい夏を。

ブログは今までどおりですので、遊びにいらしてくださいね(^^)。

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やられた!!(泣)

2012年07月25日 | 日々のこと

梅雨明けしたのに、無性に蒸し暑い横浜です。

今さっき、やられました。くやしい(泣)。

 

夕飯を作ってて、青じそを取りに庭に出たんです。

で、ふとハーブガーデンと称してるとこを見ると、あれれ、イタリアンパセリが丸坊主。

そこにあのにっくきアゲハ蝶の幼虫が!!

まるまる太ったのが誇らしげにこっちをむいてました。

うそっ。朝はあったよ。お花も。

パセリのお花って好きなんです、だから、とうがたっておいしくなくなるのはわかってても、白いレースな感じが涼しげでそのまま摘まずにいたんですけど、それも何にもない。

おまけに、よく見たら1匹だけじゃなくて、10匹近くいました。

もしかしたら周りに同化して見つけられてないのかもしれない。そやし、もっともっといるかもしれん。

 

 

でも、ここで気を取り直して「写真撮っとこ」と思ったんですな。ブログの記事にしちゃおうと。

それで携帯取りに行ってパチリパチリ。

だけど、じーっと見てたらなんか気持ち悪くなってきました。だって、いっぱいいるんですもの。

 

 

以下、幼虫嫌いの方は見ないでください。(画像あり ^^;)

 

 

 

 

 こいつです。初めに見つけたのは、

 

 

さて、何匹いるでしょうか。

 5匹じゃききません。  

 

 

いもむし系は苦手です。きらいです。こわいです。

でも、見つけると自動反応で観察してしまいます。昔、幼稚園の先生してたときはお部屋でアゲハの幼虫飼ってました。そしてさなぎになって、蝶になって飛び立っていくのを子どもと手を振って見送りました。

その時の高揚感、思い出してしまうのでしょうか、つい凝視してしまうのです。

 

 

で、こわっと思いつつ写真に収め家に入ろうとして、・・・うわあ、蚊に刺されてるやん、それもいっぱい。

かゆっかゆっかゆ~っ。

踏んだり蹴ったりです。

そして、肝心の青じそは・・・最近雨続きで油断してほったらかしだったからでしょう、ちりちりになってるやん、あかんやん。

仕方なしにましなのだけ摘んで・・・やられっぱなしの夕飯時でした。

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やっぱり「京のおばんざい」が好きかもです。

2012年07月24日 | おばんざいつれづれ

 

今日はひとつ仕事を。

秋から3連続講座の料理教室をします。その献立を考えていました。

それは「おばんざい」の料理教室です。私が主催じゃありませんよ、お話をいただいてやらせていただくことになりました。

8月になったら募集が始まるので詳しいことを書けると思うのですが、今は内容をつめています。

一汁二菜とごはんで組み立ていますが、これが「どれにしよーかな」って迷ってしまうんです。でも、一応できました。よかった。

 

 

このブログを書き始めた頃からずっと、「おばんざい」について悩ましい心持ちを書いてきましたけど、いつからか私の中では割り切ってきました。

いわゆる「京のおばんざい」は「京都の人が普段作り食べてるおかず」ということで言われ始めたのが初めらしいですけど、いつの間にか言葉もイメージもひとり歩きしていると思います。

でも、じゃあ京都の人が自分たちの食べてるもんを「おばんざい」というかというと言わない・・・はずです。「おかず」です。いや、言う人も増えてきてるのかもしれない、それは住んでないからわからない。でも、何人か聞いたところによるとそうでした。

どちらかというと、飲食店やお惣菜屋さんで使われてるんじゃないでしょうか。ただの「おかず」じゃ、色気もわくわくもないですもんね。

 

 

ごはんに限らず「京の」というのは「京の」人以外からはかなりイメージが先行する部分が大きいようです。

京都を離れて生活しているとしみじみ実感します。

普通に話して普通にしているのに「やっぱりはんなりしてらっしゃるわねー」なんて言われたり(はんなりというのはかなり使いにくい言葉であんまり京都人自身は使わないと記憶しているのですが、京都の皆様、いかがでしょうか)、「京のおばんざい教えて」って乞われたり、光栄なことではありますが、ちょっとヘンコな(ってわからないかも ^^;)とこのある私は逆に頑なになっちゃって「絶対おばんざい教室なんてやらない!!」と誓ってた時期もありました。

その反面、「京都出身」ということでトクすることもあります。

女性っぽく見られたり、やさしい人に思ってもらったり。(これも実は私は根底はイケズやったりするのです ^^;)

宴席で何か芸をやらないといけなかったときに、苦し紛れに舞妓さんのマネをしたこともありました。でも、これは昔ちと舞妓のモデルをしていたことがあるので、あながち知らないものではないのであります。

まあ、関東に来てかれこれ15年以上経つなかで、私もだんだんしたたかになってきたわけです。(なんて種明かししなくてもねー)

 

 

去年あたりからだんだんお料理の仕事が広がってきていろいろやらせてもらい、「ごはんやひとみ」を開店する中で、私に求められるものはやっぱり「いわゆる京のおばんざい」だということがわかりました。

イメージで食べたいと思うだけでなく、イタリアンやカフェなどの外食産業があふれるこの地では、ほっとするごはんが逆に求められているようです。

そして、できるなら自分で作ってみたいと思う人もたくさんいるのでしょう。

今さら習うものでもなく、本当は普段自分がおうちごはんとして食べてきたはずのおかず、食べてきたならば記憶を頼りに作ったり親に聞いてやってみたりするのが一番と思うけど、今はその伝承さえもうまくされなくなっています。

普通のおかずはその家その家の味があり、おいしさがあり、人それぞれが「おいしい」と感じるツボみたいなのもひとりひとりちがうはず。

それをお教えするのなど私はおこがましい。今もそう思います。

 

 

でも、「京のおばんざい」というかんむりがつくことで野菜や乾物のおかずを作ってみようと思ったり、食べたいと思う人が増えたり、楽しいと思ってもらえたりすればもうけもんです。

そして、それをきっかけにそれぞれが自分の家の「おいしい」を思い出し、感じ、伝えていく、そのささやかなお手伝いができたらいいなあ、そのきっかけになればいいなあと思っています。

まして、うちで作るいろんなおかずの中で、私が作って楽しいおいしいうれしいと思うのはやっぱり「いわゆる京のおばんざい」なんだなーと、この料理教室の準備をしていて思うのです。

そしたら、これはとってもイイコトだ。

だから、きっといい講座になると思うんだなー。

 

 

もちろん、作り方は「ごはんやひとみ」流です。ただ普通にていねいに作るだけではおもしろくない。

手をかけるとこかけて、かけないとこかけないで、心をかける・・・それで頑張ってまいります。

そのうちまた「京のおばんざいランチ」も企画してもいいな。

一番好きなごはんを作って食べていただけるのですもの、こんなに楽しいことはありません。

そのときはまたみなさん、たくさんいらしてくださいね。

 

 

ということで、写真は私が作るのも食べるのも大好きな「炒りおから」にしてみました。

おからはおいしい、栄養価が高い、お通じもよくなる、安い・・・といいことづくめ。それだけでなく、冷蔵庫のお掃除もできる、これぞ始末の精神、京都の心そのものの「おかず」ではありませんか。

月末だけでなく、私は食べたいなと思ったらいつでも作ります。ただ、この真夏は足が速い。要注意であります。

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ひろうすとおなすの炊いたん

2012年07月23日 | ごはん

 

真夏の暑い時でも、かなりの頻度で煮物を作ります。とわざわざ書くのは、夏は暑くて煮物なんて作ってられないや・・・とよく聞くから。

でも、やっぱ食べたくなるし。リクエストもされるし。

 

今日は「ひろうす」の話。

といっても、関東で言っても通じません。「がんもどき」ですね。

甘辛く煮たひろうすを冷たく冷やしたのを真夏に食べるのってめちゃくちゃおいしい。それも朝ごはん。

おかずの中で、私はかなりの高順位につけたくなるだいすきなおかずです。

でも、ビジュアル悪いよね。というか、私はひろうすの写真うまく撮れたことない。でもうまくは炊けます。だから、いいっか。

 

 

なんでうまく炊けるかは、母が作るのが美味しかったからだと思うんです。

でも、今こうしてひろうすのことを書いてるのを知ったら、「あんた、なんでそんなもんわざわざ書くのん。」と呆れると思います。だって普通のおかず。普段着も普段着、ユニクロのTシャツみたいなもんでしょうか。

母はいつも雪平で炊いていました。アルミの万能な鍋で出来上がるおかずのなんと多かったことでしょう。毎日何かしらが炊かれていました。

それはたいてい、次の日になると味がしみて美味しい小さなおかず。

朝ごはんにちょこっとあるとおいしいおかず。

 

 

横浜ではおいしいひろうすにはなかなか出会えません。でも、なんとか見つけて買っては炊きます。

こちらでは、「チンしておかかじょうゆ」とか「家でも一度丸揚げしてあつあつをねぎとおかかじょうゆ」とかがポピュラーみたいです。

「たこ焼きソースをかけてもおいしいよ」というのは最近聞いた話。

そう聞いても頑なに甘辛く炊いてしまいます。だから、我が家ではこれが定番だし、しょうゆやソースをかけた暁にはめっちゃ非難されそうです。

 

 

先週のひろうすは「みやぎや」さんのもの。パっと見は固くて炊いてもパサパサしてるんじゃないかと思える感じ。

でも、きっと、ゆっくり煮含めたらおいしくできそうです。

これを夏っぽくおなすと炊き合わせることにしました。というのは、ちょっと気取った言い方。単にどっちも食べたかったからなんですけど。

 

 

ひろうすを平鍋に入れて、みりん(私は味の母)、お酒か料理酒(まだあった蔵の素)、濃口醤油、塩とお水を入れて、味をみながらお砂糖(粗糖)を足して、甘めちょい濃いめの煮汁で煮ます。

煮ているうちにほらほら、やわらかくなってきたよ。

ひじき、にんじん、きくらげ、胡麻、それからなんだったかな、具沢山のひろうすだったから、昆布もいれませんでした。ひろうすからおいしいだしがでて勝手においしく炊けるはず。もちろん、だしの素など使いません。そういうのを入れるからおいしくなくなると思うんだなあ。

ちと煮崩れる寸前で火を止めて置いておきます。家で食べるのだし、これでいいんです。おいしいのが一番。

あ、ここにいんげんを入れて煮汁に浸し、保温調理。

 

おなすは食べやすく切って、隠し包丁を入れて、中華鍋に唐辛子と多めの菜種油を入れて揚げるように炒めます。十分油を行き渡らせて。

ほんとはさっと揚げると色よくできるんだけど、あと油の処理に困るから、使い切るためにもこんなふうにします。だって家で食べるのだし。

夏だから、油を使って少しスタミナをプラスするのだ。おなすもおいしくなるし。

 

フライパンの油はほとんど吸われて残っていません。

ここにお酒、みりん、濃口醤油を入れて濃いめに甘辛く。これだけでもおいしい。これをおそうめんに添えてもおいしいよ。

今回はひろうすと合わせるので、味が行き渡ったらひろうすの煮汁をこちらに入れて少しなじませました。

 

さて、器に盛り付けよう。そして、写真。

うーん、やっぱり上手く撮れないや。いんげんがちと無愛想な切り方にしてしもたのが気に食わない。まあいいや。とにかく食べよう。

 

やった。やっぱりおいしい。今回のひろうすも記憶の味にかなり近い。

子どもたちにも好評。

翌朝、ひとつ多めに煮てあったひろうすを見つけて「これ食べてもいいの?」と聞いてきたのは誰でしょう。心の中でにんまり。エラソウに言ってても、ふふ、ひろうすの魅力には勝てへんやろ。しめしめ。

次は何で負かしてやろうかな。

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「We are the world」歌ってきました。

2012年07月22日 | 日々のこと

ひょんなことから、今日はスタジオで録音だぜっ。歌ってきたぜ。

はぁ~?って(^^;)

いや、ほんまですのん。まあ聞いてくださいませ。

 

 

今日参加したのは、友だちが仲間と立ち上げた「Blue-Bellプロジェクト」というものなのですが、なんでも「We are the world」の完コピ、再現PVを作るらしい。大人の遊び・・・だそうだ。

なんだかよくわからないけど、楽しそう。

 

スタジオって、たしか昔に行ったことがある。あれは大学の時、学園祭で友だちとバンドをやったのだった。1回きりだったけど楽しい思い出。いや、実際は緊張して冷や汗ものだったけど。

 

 

建物の地下2階にそこはありました。

なんか、それっぽい人がいっぱい集まってる。うーん。私、大丈夫か。

誘ってくれた友だちとは数年ぶり。知ってるのはもうひとり、こちらも同じくらい久しぶりの友だち。ちと心細い。

でも、あいさつ、練習、本番と進んでいくうちにいろんな人と話して楽しくなっていく。

何より面白かったのはヘアメイク。近くでじーっと見せてもらう。

私はコーラスなので普通に参加だったけど、あれれ、順番にスティービーワンダーとかボブディランとかティナターナーとかが出現。

もともとどんなお顔をされてた人だっけ?

すごいすごい。とっても楽しい♪

 

 

気がついたら3時間が経過。まだまだ続いていたけれど私のところの収録は終わったので、主婦業に戻らなければ・・・と早帰りの人たちと帰らせてもらいました。

これは完成したらYouTubeにアップするそうです。

うーん、楽しみ・・・だけど、かなり心配。だって、苦手な英語、もごもごしてたし、ドキドキ緊張いっぱいでカチコチ。でもそんなの全部ふっとぶくらい最後は楽しかった。

これ1回だけじゃなくてこのあとたくさん企みがあるみたいで、また参加してしまうかも。歌うってやっぱたのしいな。カラオケとは全然ちがう、高揚感に包まれて帰ってきたのでした。

世の中、いっぱいおもしろいことあるね。

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「紅型」行ってきました。

2012年07月22日 | 着物

浅草のことを書きましたけど、お昼を食べたあと息子と別れ、六本木へ。

サントリー美術館で開催中の「沖縄復帰40周年記念 紅型 琉球王朝のいろとかたち」を観てきました。

新聞屋さんからチケットを貰ったのだ。そうでなくても「紅型」は大好き。いつかは紅型の着物を着てみたいと思いながら、気が付けばもう似合わない年になった気がする。でも憧れの気持ちは変わらない。

調べると浅草から六本木、30分もかからない。えい、一気に行っちゃえ。

 

 

東京ミッドタウン。駅からてくてく歩いていくとオブジェが。

HPを見ると、これは裏っ側のようです。でも、素敵だった。行きも帰りも少しとまってじーっと見ました。

オブジェはあちこちで見かける。今さらだけど、おしゃれなところだ。

 

 曇り空です。

 

 

ガレリアのほうに行く。そしたら「風鈴彩祭」というのをやっていました。

   

      

ジャングルジムみたいな組木に、いろんな風鈴がいっぱい飾られてます。さわって音をたしかめることもできました。

同じように写真を撮ったり、鳴らしたりしている人がたくさんいました。

 

 

 

エスカレーターを登っていくと吹き抜けにこうやって展覧会の看板が吊られていました。あの灯りのとこかな。

 

会期終了間際だからどんなだろうと思っていったら、混み具合は思ったよりまし。

好きな着物で立ち止まったり、次はスルー・・・と、わりと好きなペースで見られました。

 

 

「紅型は琉球王朝の時代に、王族や士族など特定の階層の衣装に用いられ、王府の庇護のもとに発展した染色の方法です」・・・とはパンフレット参照。

色使いのきれいなこと!!

「鮮やかな色合いは亜熱帯の強い日射しに対応出来る顔料を用いているためで、まさに気候風土により生み出されたいろといえます」・・・展示の解説をこれだけそっと書き留めました。

 

 

この展示を観るまでは、黄色や赤といった「いろ」が紅型と思ってました。

でも、そうでなく、浅葱色、薄水色、花色(ピンクのような色)のほか藍や墨色の地色もあって、そこにまた何色もの鮮やかないろがのっています。

細かい模様は市松模様や菱形、格子、青海波、流水などに梅、桜、菊、紅葉、竹、鳥などが描かれ、貝や海草、藻といったものもあるのがこの土地ならではの印象。

 

 パンフの裏です。

 

 

とにかく、いろとかたちの美しさにうっとり。

じっくり堪能しました。

素材は綿や苧麻(ちょま)がほとんど。暑い沖縄もこれを纏えば、ずいぶん楽に過ごせるのでしょうか。絹とはちがった風合い、力強さ、生命の躍動みたいなものもガラス越しでも感じました。

 

 

憧れの「紅型」。

展示を観るまでは、あの鮮やかな美しさに惹かれ、似合わない年だと言いつついつか・・・との思いもあった憧れの存在。

でも、染め抜かれていく過程を知ったり、数度訪れた沖縄の空気などを思い出したりするうちに、神奈川で単におしゃれで着るものではない気がして、またとても着こなせない。これは沖縄のものだと思いました。

そして、ふと、慣れ親しんだ京友禅のことを思い出すのでした。

でも、機会があったら、ふんわり纏うだけでもしてみたいな。いろいろ感じても考えても憧れは永遠です。

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本日、浅草デート。

2012年07月19日 | 着物

今日は各地で雨が降って大荒れの天気。昨日までの暑さがうそのようで、横浜は半袖では寒いくらいでした。

そんな中、浅草へ。

 

言わずと知れたスカイツリー。・・・に見えないか。

この間の同窓会で会ったある友だちは、京都から一泊ですでに来たらしい。混んでるとこがあんまり好きでない、流行りが苦手な私は、まだこうやって遠くから眺めてるだけでいいんです(^^;)。

それよりこの手前の人力車のオニイサンが気にかかる。このあと、そばを通り抜けるときしっかりカメラ目線だった。

ごめんね。写ってないのん・・・。

 

 

さて、デートです、息子とだけど(^^;)。

夏本番、花火大会シーズンを前に、浴衣に履く下駄がほしいという。

どこかで探して買えばいいやん・・・と言うと、私に見立てて欲しいそうだ。まったく・・・エラソウに言うくせにこんなときだけねえ・・・まあ悪い気はしない。

で、そういえば前に着物友だちがいい履物屋さんが浅草にあると言ってた、そこを訪ねてみよう。

私もいいのがあれば買おうっと。

 

 

駅からほど近いそのお店は「長谷川商店」。

下駄・草履の問屋さんで、着物好きには有名なお店らしい。

中を覗くと、わぁー友だちが言ってた通り、鼻緒がバナナみたいにいっぱいぶら下がっている。

台をまず決め、それに合う鼻緒を選び、すげてもらう。

まず息子のから。いろいろ悩んだすえ、着物にも使える組み合わせを考え・・・悩む悩む悩む・・・。

やだなー、これって私の血だわ、さっさと決めなさいよと傍で思うけど絶対しばらくかかる。

だって、鼻緒だけでもものすごい種類と色がある。いろんな織り柄、印傳も。柄と素材の少しの違いでフォーマルとカジュアルガラリと変わるし、印象も全然ちがう。

そりゃあ悩むよなあ、よし、この間に私のを。・・・いつの間にか買うことにしてる(^^;)。

 

 

夏の草履を・・・というと2階に案内してくださいました。

うわー、1階だけでも半端なかったのに、ここにはまたちがう趣の草履がいっぱい。

パナマやホースへアの、とってもいいけれど、問屋さんとはいえいいお値段がする。うーん、悩むなあ、うーん。

できたら夏のお茶会にも履けるようにというと、エナメルの台に夏用の鼻緒をすげたら涼しげでよいと勧めてもらう。たしかに。

ちょうど夏の薄物の着物と帯の写真を持っていたのでお見せすると、合う色のを見つけてくださった。

季節に合わせて鼻緒をすげかえても楽しめると聞き、わーそれっておしゃれ・・・とほぼ本決まり、

でも、見てしまった、麻の草履。白っぽくて涼し気な感じ。

これはもうこの一点しかないという。うーん、どうしよう。なんでもこれを作れる職人さんがいなくなってるからだとか。

困ったなあ、そう、私は「限定」に弱いのだ。

 

エナメルもマット素材もその他草履はいろいろ持ってるけど、履いたときにふと涼やかな気持ちになれるのもいいなあ。

お茶会用は一応何足かあるから、お稽古に履いていけたらいい・・・と、麻にしました。鼻緒は共布のがついててお得な値段だった。

 

すげるのに少し時間がかかるということで、また取りに行くことになりました。

その時鼻緒を微調整とかしてくれるらしい。世界にひとつだけの下駄・草履、です。

履物屋さん。京都で知ってるところがあって作ってもらったことがあるけど、京都と浅草、いろいろちがっておもしろい。それを楽しめるようになってきたのは、少し関東にも馴染んできたか?

選びながらお店の方に聞いた話が興味深かった。

雑誌の特集の裏話、とんでもない合わせ方をしようとするイマドキのひとのこと。それはそれで現代のおしゃれなのかもしれないけど、私はできるだけ伝統にのっとった身に付け方をしたいなあ。

まだまだわからないことだらけだから、また来て教えてもらおう。

 

 

さてそのあと、もうお昼だったのでその並びにあったちょっといい感じのイタリアンに入る。これがとってもおいしかった。

悉皆屋さんとかが並ぶ通りに、今風の店構え。黒板にランチ980円と書かれてる。ピザかパスタ、サラダ、スープか飲み物付き。

なんかすごくおいしそだけど、ほんとにこの値段!?

後で見たら、1階はオープンキッチンになっていて、大きな石窯のピッツァ窯がありました。赤くてとってもおしゃれ。

 

かわいい看板が埋もれて見えなかった。 「トラットリア・ピッツェリア・ポルトーノ」

2階席に通される。テラコッタ風の2階に通じる外階段がいい感じ。ちょっとワクワク。窓際の端の席、すいてたのでお料理撮っちゃいました。

 

 

牛と豚のひき肉とズッキーニのスパゲティーニ?なんかそんなのだった。お、おいしい♪ 息子はスープのセット。ビーツの冷製スープ。これがきれいなピンク色でうっとり。

うっとりしているうちに、長男ガブガブと・・・。撮りたかったのに!! サラダにもビーツが入っていた。いい使い方。

 

デザートは私だけ。200円で追加できます。

スイカのグラニテとチョコのムース。わーん、スイカです、スイカ。おいし。きれいおいしい言うことなし。

 

 

あてずっぽうに入ったけど本当に美味しいお店だった。

いろいろ話せたのもよかった。小言も言った。いい買い物もできた。

 

浅草。スカイツリー人気で駅はうじゃうじゃ人がいたけど、うまく動けば今もそんなに混んでないことがわかったし。今度草履を取りに来るときにはまた他も探検してみようかな。今度は誰と!?

コメント (2)
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