ひとみさんのおうちごはん 「よろしゅうおあがり」

自然の恵みをいただいて、こころとからだが心地いい暮らし

祇園囃子はアカンでしょっ。

2012年01月26日 | 日々のこと

突然ですが、昨日、着物で出かけた時のこと。

着物着ている時って、なんとなく思考回路も和な感じになってたりします。目に留まるもの、耳に聞こえてくるもの・・・。そのせいだったかわからないのですが、とある商店街の中を歩いていると、耳慣れた音楽が聞こえてきました。

ん・・・、これは。

きっと祇園囃子にちがいない。

京都人だったらすぐにわかる。あまりにも馴染んだ音。

今は遠くなってしまった京都だけど、体に染み付いたものは消えないもの。絶対そうだ。それに、前にも書いたけれど、私は祇園祭が大好きだったんやもの。好きすぎて、大学の卒論のテーマにも選んだほど。

こういうのって、今はCDとかYouTubeとかで手軽に手に入るけど、昔(昔だよなー ^^;)はなかったから、北山の府立図書館の資料庫とか行ったもん。

だから絶対に間違うはずがない。・・・なんてムキになることないんですけどね。

とにかく聞こえてきたから、何か和雑貨とか売ってるんかなあって思ったんです。

ところが、なんやー、居酒屋だー。

そこから大音量で祇園囃子が流れてきていたのでした。

 

見ると、ほんとにふつーの居酒屋です。うーん、まあ、何を流そうと勝手やけどなー。でも、この場所で1月に祇園囃子は聞きたくないなあ。あれは夏のもんやんか。こんなん、京都のお店やったら絶対しはらへんわ。いや、夏かってわざわざ呼び込みのBGMに使わはらへんやんなー。

 

なんかいつの間にかことばが・・・(^^;)。

 

とにかく、大好きな祇園囃子が思わぬところで流れてきて、懐かしいという思いより「ちゃうやん(=ちがうでしょ、って感じ?)」って思ったのでした。

でも、そういえば、都内とか「京のおばんざい」のお食事処とか居酒屋さんとかあるものね。そういうとこでは流れてたっけ。

考えてみたら他にも、炭坑節とか佐渡おけさとかメジャーな民謡だけど、地元の人からするとやっぱり変なとこでかかってたら???って思うのかな。そしたら、チャンチキおけさだったら全国どこでもどんなときもいいかな。誰でも許せるんとちがうやろか。

なんだか頭の中がとんでもないところにいきかけながら帰途を急いだのでした。

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