はちみつと青い花 No.2

飛び去っていく毎日の記録。

角野隼斗さんとルイサダ先生

2021年10月22日 | ショパンコンクール

2021/10/22

 

今日は冷たい雨が降っています。

東京は12月の気温だとのこと。それでも外気温は15℃、室温は22℃ですが、陽射しがないので寒く感じます。

座っているとひざ掛けが欲しい。一気に冬になった感じです。

さて、3次まで進んだ角野隼斗さんは惜しくも本選進出とはなりませんでしたが、ツィッターには、ルイサダ先生に会いにパリに来ていると動向を載せてくれています。

元気そうな様子で、何よりです。
 
 
朝日新聞のインタビューも載っています。
 
 
「3次が終わったあと、ファイナルの1日目だけ聴いて、パリに来ました。」
 
ということは、反田さんの演奏を聴いた後かな。本選結果はパリで知ったということでしょうか。
 
朝日新聞の有料記事だそうで、差し障りのない程度に引用させていただきます。
 
ルイサダさんのレッスンは、
 「特徴的だと思うのは、音の出し方、つまり、どういうサウンドをつくるかということに対しての教え方ですね。指使いとか、腕の使い方とか、バリエーションがものすごく多くて。一見とっぴに思えることでも、言われてやってみると、あ、なるほど、と。例えば、あるワルツの曲で、右手で弾く旋律の一番高い音を、普通は5の指(小指)で弾くのに、先生はわざわざ、2(人さし指)、4(薬指)、1(親指)とくぐらせて、1の指で弾いたりするんです。なんで、そんなわざわざミスりそうなことをするんだろうと思うんですが、でも、弾いてみると、彼の音になるんですよね。手の使い方でも、「空手」とか。」
 
・・・
 
全文は記事でお読みくださいね。
 
私はYou Tubeの「かてぃんラボ」に登録しています。
これが、私のようにヘタなピアノを弾くものにとっても参考になるのです。
 
難しいところもあるけれど、角野さん自身が音の規則性を見つけて、理論的に語ろうとしているのが、そういうふうに考えるのかと、私にとっても新しい学びになります。音の出し方、手の使い方、クラシックとジャズの違い、転調について、など。
 
先程の「空手チョップ」も「かてぃんラボ」の中でおっしゃっていましたね。
ああ、なるほど、ルイサダさんの言葉だったのだなと思いました。
 
 
私は1度だけルイサダさんのコンサートに行ったことがあります。静岡市民文化会館(この言葉だけで懐かしい)に来てくれたことがあって、聴きに行ったのです。
 
たぶん2005年頃のことではないかと思います(確かではないけれど)。ルイサダさんはNHK教育テレビのピアノ番組の講師をしていて、私はそれを見て、ルイサダさんを知ったのです。
 
静岡のコンサートでは何の曲を弾いたのか、もう記憶がないのですが、外見の印象は今のお写真とほとんど変わりません。かっこいいピアニストでしたね。
 
 
朝日新聞からの引用
 
「 ――パリで再会した時、先生、何て言ってくれましたか。
 
 まず、無言で10秒くらい抱き合いましたね。その後は……覚えてないや。」
 
その無言の10秒に、思いがこもっていますね。残念な気持ちといたわりが。
 
実は角野さんのツィッターの更新が少なくなっていたので、もしかしたら落ち込んでしまったのではと心配していたので、ちょっとほっとしたところです。
 
たくさんの経験をして、いろいろなものを見て、これからの自分にとって糧になるものを見つけて帰ってこられることと思います。
 
 
 
 
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ショパンコンクール2021 入賞者ガラ・コンサート続報など

2021年10月21日 | ショパンコンクール
2021/10/21
 
2022年、日本で行われる入賞者ガラコンサートのお知らせがアップされていましたので再掲します。(一時消えていたのですが)
 
第18回ショパン国際ピアノ・コンクール2021 入賞者ガラ・コンサート

日時:2022年2月1日(火)、2月2日(水)

場所:東京芸術劇場コンサートホール
 
《チケット発売情報》※発売日は変更になる場合がございます。
① 11月6日(土) 10:00a.m.~発売 夢倶楽部ネット会員 WEB
② 11月7日(日) 10:00a.m.~発売 夢倶楽部会員 TEL
③ 11月11日(木) 10:00a.m.~発売 ジャパン・アーツぴあネット会員 WEB
④ 11月13日(土) 10:00a.m.~発売 一般 TEL/WEB
詳細は、後日WEBなどで発表いたします。
 
 
 
 
 
BSプレミアム「クラシック倶楽部」で反田さん、小林さんの放送があります。
 
26日(火)午前5時  反田恭平 オール・ショパン・プログラム
27日(水)午前5時  小林愛実 前奏曲集、英雄ポロネーズ・・
 
 
録画予約しなくちゃですね。
 
 
 
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ショパンコンクールの続報など

2021年10月21日 | ショパンコンクール

2021/10/21

 

日本のメディアも反田さん、小林さんの快挙のニュースを伝えていますね。

なお、ワルシャワでは明日未明(日本時間)から、入賞者のコンサートが行われます。

コンテスタントたちは発表が遅れて3時間くらい待っていたようで、あまり寝ていないんじゃないかしら。いえ、それよりも興奮で寝られないかもしれませんね。

 

入賞者披露コンサート予定です。
◎第1位入賞者コンサート 10/21(日本時間10/22 午前2:00)
◎第2位入賞者コンサート 10/22(日本時間10/23 午前2:00)
◎第3位入賞者コンサート 10/23(日本時間10/24 午前2:00)

 
配信はこちら
The 18th International Fryderyk Chopin Piano Competition, first prize-winners' concert, 21.10.2021

 

反田さんの記者会見動画
 
反田恭平さん 第18回ショパン国際ピアノコンクール第2位入賞記者会見より
 
 
この会見動画、聴きごたえありますね~
 
6年前からずっとショパンコンクールを目ざしてプログラム作りをやってきた。
 
反田さん、ちょっと体型が小太りになったなと思っていたのですが、あれも演奏のためだったとは!
 
「海外のホールで響かせないといけないので、2年前から体作りをやってきた。筋肉を脂肪に変えてきた。髪型もサムライとして覚えてもらっている。本選は、40分間夢がかない続けた最高の瞬間だった」
 
本当に素晴らしい本選の演奏でした。私はただ感動してしまって、ずっとウルウルしていたもの。
 
一次予選では、やめたいと思うくらい悩んだこともあったとか。様々な迷いもあったのですね。
 
「これから自分を守るということをしていきたい」とおっしゃるのは、今後、巻き起こるであろう反響やコンサート依頼やら、諸々で身辺が騒がしくなるということでしょうね。
 
しばらくは自分のペースを守るのは難しいかもしれないけれど、6年間走り続けてきたのだから、少し体を休めて、祝杯をあげていただきたいですね。
 
 
 ぶらあぼ 高坂はる香さんのレポート
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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反田さん2位 ! 小林さん4位入賞! ショパンコンクール

2021年10月21日 | ショパンコンクール

2021/10/21

 

ショパンコンクールの結果がついに発表されました。

長く待ちました。

 

第1位 Bruce(Xiaoyu) Liu ブルース・リウ(カナダ、24歳)

第2位 反田恭平(日本、27歳)

第2位 Alexander Gadjiev アレクサンダー・ガジェヴ(イタリア/スロヴェニア、26歳)

第3位 Martin Garcia Garcia マルティン・ガルシア・ガルシア(スペイン、24歳)

第4位 小林愛実(日本、26歳)

第4位 Jakub Kuszlik ヤクブ・クシュリック(ポーランド、24歳)

第5位 Leonora Armellini レオノーラ・アルメリーニ(イタリア、29歳)

第6位 J J Jun Li Bui ジェイ・ジェイ・ジュン・リ・ブイ(カナダ、17歳)

入選
Eva Gevorgyan エヴァ・ゲヴォルギヤン(ロシア/アルメニア、17歳)
Hyuk Lee イ・ヒョク(韓国、21歳)
Kamil Pacholec カミル・パホレツ(ポーランド、22歳)
Hao Rao ハオ・ラオ(中国、17歳)

 
【最優秀演奏特別賞】
マズルカ賞  Jakub Kuszlik ヤクブ・クシュリック(ポーランド)
コンチェルト賞 Martin Garcia Garcia マルティン・ガルシア・ガルシア(スペイン)
ソナタ賞 Alexander Gadjiev アレクサンダー・ガジェヴ(イタリア/スロヴェニア)
 
反田さん、2位おめでとうございます!
2位は2人です。イタリアのガジェブさん、浜松コンクールの優勝者です。
 
小林愛実さんは4位。おめでとうございます!
 
日本人の2位は、内田光子さん以来51年ぶりだということ。2人とも入賞はうれしいですね。
 
 
 
発表がだいぶ長くかかりました。決めるのが難しかったんじゃないでしょうか。
 
そう来たか!という結果でしたね。
私はブルース・リウさんはノーマークでした。演奏もこれから聴きます。
 
動画を貼っておきます。
BRUCE (XIAOYU) LIU – final round (18th Chopin Competition, Warsaw)
 
 
入賞者披露コンサート予定
◎第1位入賞者コンサート 10/21(日本時間10/22 午前2:00)
◎第2位入賞者コンサート 10/22(日本時間10/23 午前2:00)
◎第3位入賞者コンサート 10/23(日本時間10/24 午前2:00)
 
 
 
朝日新聞 
 
ぶらあぼ


 
 
 
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本選の反田さん

2021年10月19日 | ショパンコンクール

 

2021/10/19

 

本選の反田さん、もう胸熱でした。LIVEでは聴けなかったので、朝一番に聴きました。

正装で出てきた反田さんを見たときから、もう涙腺がうるうる。

私も予備予選からずっとショパンコンクールを追って来て、ここまでやってきた長い道のりを知るにつれて、その重圧、強い思い、惜しくも退いていった日本人コンテストタントたちの思いも背負っての登場だと思うと、ほんと、それだけで胸が熱くなるのです。もう親戚のおばちゃん状態。

 ホールの後方から撮った会場全体と天井に輝くシャンデリアとステージに並ぶオーケストラ、正装で演奏するコンテスタント。コンクールというより、ほんとうに晴れがましい雰囲気。
 
 
 

ピティナ広報部さんのレポートによれば、「反田さんはこのオーケストラと指揮者のボレイコさんとは、まさにショパンの協奏曲第1番をツアーで共演した経験がおありだということ。」 

これは大変な強みですね。お互いに呼吸もわかっている仲ですから。 

演奏が終わる前からフライング拍手とブラボーが起こって、ほんとうに私も涙ぐみそうになりました。スタンディングオベーションの人もおり会場中が拍手喝采。
 
演奏後のインタビューでは、反田さん自身も「この1か月間ほんとうに長かったが、大満足の演奏ができた」とおっしゃって、会心の演奏ができたようですね。
私は「今までの努力が実ってよかったね」と声をかけたい気分にかられました。
 
 

 

反田さんはもう小林愛実さんのサポートにまわりたいとおっしゃっていました。同じコンテスタントですが、ライバルというより、お互いに目標を同じくする同志的存在なんですね。この言葉もすごいなあと感じ入りました。

そういえば、昨日、高坂はる香さんの現地レポートをLIVEで見たんですが、沢田蒼梧さんが出ていらして、こんなことを話していらっしゃいました。
 
「反田さんが練習室に来られて、ポロネーズが不安だと話すと、練習見てあげようかと言って、練習を見てくれた。ライバルというより、他のコンテスタントに優しい。自分の持っているものを分け与えてくれた」と。
 
単なる競争相手ではないんですね。ともに上がっていく仲間なんですね。
 
 
【沢田蒼梧さん・進藤実優さん特別出演】高坂はる香さんがショパンコンクールのファイナリストを紹介! ~ワルシャワの街から
1:04:23頃から (頭出ししたつもりですが、できているかしら)
 
 
 
2021ショパンコンクール~反田恭平さん本選演奏後インタビュー Kyohei Sorita Interview at Chopin Competition FINAL
 
 
 
 
私は2017年から4回、反田さんのコンサートに行っていました。
2017年10月には東京芸術劇場で、日フィルとのショパンの協奏曲第1番、第2番の演奏を聴いていたのです。
でも、その頃は反田さんがショパンコンクールに出場なさるとはつゆ知らず。あの頃から、もう準備を進めていたんだなと今になって思いました。
 
その時のブログ記事はこちら。
 
 
ワルシャワフィルハーモニーの管弦楽の音の響きのすばらしさ!
今回、You Tubeの配信の映像は鮮明で音響もよくて、ほんとうに臨場感があってコンサートが楽しめています。
 
20日(水)の25時(26日午前1時)から小林愛実さんの登場です。こちらを楽しみに待ちましょう
 
反田さんの動画がアップされましたので貼っておきます。
 
KYOHEI SORITA – final round (18th Chopin Competition, Warsaw)
 
 
 
 
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