はちみつと青い花 No.2

飛び去っていく毎日の記録。

プリンスの逸話

2018年04月30日 | 日々の出来事
2018/04/30


夜、NHKFMラジオをつけたら、話のおもしろい、いかにも明るい感じの人の声が聞こえてきた。話題が懐かしい静岡のことだったので、誰だろうと聴いていたら、久保田利伸さんだった。久保田利伸さんは静岡近郊の町の出身で、歌は抜群にうまいし、明るくて話がおもしろいので前から好感を持っていた。
この放送は、NHK静岡放送局でゴスペラーズの村上さんと収録したものだった。

眠かったのでところどころ記憶はとんでいる(笑)が、伝馬町新田(地名)の美容院で、アフロのパーマを当てた、とかいう話はローカル色満載で笑ってしまった。地元の人には想像がつくからである。

そんな久保田さんがアメリカに行って活動している時に、プリンスに会った時のことを話したので、思わず耳をそばだてた。

久保田さんは、仕事のスタッフがプリンスのスタッフと共通していて、プリンスと会ったことがあった。同じ場所で、椅子に座っていたが、プリンスは無口であまりしゃべらない人だったそうだ。なので、話しかけても会話が長くは続かなかった。
そのうちに日本人でプリンスのファンという女の子が現れたので、「あなたのファンが来ているよ」と話をつないでやったが、彼はファンと話すでもなく、すっと立って行ってしまったそうだ。いい感じの女の子だったのにと残念だった。
・・・というようなことをおっしゃった。

プリンスのことはほとんど知らなくて、ただ羽生さんが「Let's go crazy」を滑ったから、プリンスのことを気に留めるようになったのだけれど、そういう感じの人だったのね。ほんの一端だけのお話で、それがすべての性格を表すわけでもないけれど、生きていた頃のプリンスの生の姿を聞いて興味深かった。


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『フィギュアスケートとジェンダー ぼくらに寄り添うスポーツの力』

2018年04月29日 | 
2018/04/29

4月15日発売の後藤大輔さんの新刊本を読み終えました。

後藤さんは朝日新聞のスポーツ部記者で、震災後からソチ、平昌と羽生さんのこともたくさん伝えてくれた方です。

私は本を注文した時点では、フィギュアスケートとジェンダーという題に注目したのだけれど、フィギュア関係の本かと思って読むとそうでもなく、ジェンダーの本でもない。

むしろ、表紙に小さな文字のほうで書いてある「ぼくらに寄り添うスポーツの力」が本題で、「フィギュアスケートとジェンダー」は副題でもいいように思うけれど、あえて、フィギュアのほうを大きな文字にしたのは、平昌五輪直後の発行で、フィギュアが大注目を浴びたからかもしれません。

この本の主題は「スポーツには力がある」ということでしょう。フィギュアスケートと主にサッカーという2つのスポーツから、社会問題におけるスポーツの役割、人をつなげる力、若い世代のお手本となるトップアスリートの姿、これからのスポーツのあり方などが書かれています。

社会問題に対する目線が新聞記者らしく、多少硬派な本。
フィギュアスケートでもなく、ジェンダーでもないとすると、意図は何だろうと考えつつ最後まで読み終え、後書きに、この本を書いた意図がまとめて書いてあったので、こっちを先に読めばよかった~と思いました。

著者は子どもたちのためになるスポーツ記事を書けないかと、迷ったときは立ち返るようにしている。対立や孤立してしまいがちな現代社会の人と人、多様な子どもと大人とを、スポーツが結びつけるような事例は特に意識して記事にしてきた。」(p211)

ここからは抜き書きをしながら内容について。

「フィギュアスケートはLGBTに他のスポーツより寛容です。アダム・リッポンやジェフリー・バトルのように、ゲイのロールモデルとなるように、ゲイであることを公表している選手がいます。」

「五輪に出てメダルを取るようなスポーツ選手が、フィールド内だけでなく、フィールド外でもロールモデルとなることができれば、社会の多くに人いい影響を与えることができるだろう」 

 

「スポーツの世界だけに生きるのではなく、現役中にも家族や友人との生活の充実させ、社会の一員としての地域で何らかの役割を担い、社会貢献活動もする、そんな、よき人生、よき社会人のロールモデルであることを、欧米のスポーツ界は目指そうとしている。」(P35)


 「欧米では能力のある人間には、スポーツでも成功できるように導き、学業も並行して行えるように支援し、社会貢献活動や、言葉や態度で周囲を引っ張るリーダーシップも身につけさせようという意識と仕組みがある。」


羽生さんは日本のスポーツ選手の中では先進的で、すでにロールモデルとなっています。社会に良い影響を与えていますが、日本スポーツ界、特に封建的に感じる相撲やパワハラ問題のあったレスリング協会もこのような考え方に進んでいけばいいなと思います。


「安藤美姫さんの私生活への関心 未婚の母への批判 父親を明かさないことは許されるのかアンケートまであった。憶測や予想情報が繰り返されると、それに引きずられてしまい、それが真実のように受け取ってしまう人も多い。根拠に基づいた情報が世の中に伝わることの大切さを再認識した。」


「ネットには、真偽不明のまとめがあげられている。一般紙でも、プライバシーに配慮しつつ、父親のことについて、確かな取材に基づいた情報をある程度提供すべきだったのではないかという後悔を、著者は今でも持

っている。」


 「確かな取材に基づいた情報をある程度提供すべきだったのではないかという後悔を、著者は今でも持ってる」というところは、私自身、軽い驚きを覚えました。


その当時、この話題を知った私は、なんとなく常識的でないという、ネット報道そのままを受け取っていて、シングルマザーのおかれた立場というものに思いを致すことがなかったのです。

日本社会が、そのような立場の女性(子育てをしながら目標に向かって努力するシングルマザー)を支えようとするどころか、批判的ですらあり、突き放していることの表れであるように感じた。(p32)



 
スケートは友好の力にもなります。スケートを介した日中韓の深いつながり、ロシアとの交流を紹介しています。

都築章一郎コーチは中国から来た選手を育てていた、佐藤信夫コーチも中国の指導者育成に尽力した、キム・ヨナのコーチだったシン・ヘスクは日本でフィギュアを習った、などの事実を知るのはとても興味深かったです。

この後の章では、羽生さんについて書かれていることで、私が日頃感じていることと重なる部分がありますが、長くなるのでまた次回にします。




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よい季節なので体を動かそう

2018年04月28日 | 習いごと
2018/04/28


この冬から、運動不足を自覚していて、4月になったら何か運動をしようと思っていたのですが、元来の消極的な性格(ホント!)と面倒くさがりのため、なかなか重い腰が上がらず。
ウォーキングとストレッチはしていましたが、自分だけでは楽なほうに流れがち。

「今やらなかったら、ずっとやらない」と自分にハッパをかけて、体育館のストレッチクラスと初心者バレエのクラスに参加しました。 

似たような年齢、体の固さもそこそこ同じ(笑)女性たちが集まってました。特に私が出来ないで目立つということもなかった。

行って良かった~ 

前に3ヶ月コースのバレエストレッチを習ったことがありましたが、本格的なものでなくてもいいから、まねごとをしたいと思ってきました。動きが優雅になるかしら?(淡い期待)

1番のポジションとか、タンジュとか言われると、「バレエだ~」とうれしくなるのです(笑)。ただ筋肉が足りなくて、バランスが取れなくて、片足で立って足を上げるのもグラグラ。まあ、なんちゃってバレエですけど。
終えた後はぐったり。でもたんぱく質を摂って筋肉をつけたいな。

今日は筋肉痛が出てますが、思ったほどでもなく、それより肩が軽くなったのがうれしい。
やめてしまうことがないように、今後も続けるために、ここに記録として書いておきます。


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リズムとは流れていくもの

2018年04月27日 | リトミック
2018/04/27

たまには真面目にリトミックのお話を。

リトミック(Rhythmique)という言葉はフランス語です。
ギリシア語の「良い流れ」という意味を持つユーリズミー(eurhythmy 英語読み)に由来しています。アメリカでは、リトミックとは言わずに、ユーリズミックと言っているそうです。
また、川を意味するリバー(river)も語源が近いようです。

語源から考えると、リズムとは流れていくことを示しています。

日本語では、リズムは「律動」と訳されますが、「律動」とは拍のことです。音楽を聴いて、人が自然に手拍子を打ちたくなるタイミングがありますが、それが拍です。
海外の先生のリトミック講習では、拍のことをパルス(pulse)と言ってらっしゃいました。パルスは機械的な信号や心臓の拍動のことも表します、やはり規則的に止まらず動いていく意味なのですね。

西洋の音楽の基本に流れていく意識があります。現代音楽はまた別ですが、止まらずに流れていくことが重要なのです。つっかかったり不自然に止まると、すごく違和感を感じますよね。

リトミックはこの流れていく感じを、歩くこと(ステップ)によって訓練します。手で拍を打つことより、歩いたほうが全身でそのリズムを感じることができます。手より足のほうが運動が大きいので、筋肉感覚を養うには足のほうが有効なのです。
音楽を体の筋肉感覚に伝え、体の反応を良くするのがリトミックです。


ちなみに、邦楽ではこの流れる意識が少し違うようなのです。私は邦楽の知識を持ち合わせていないので、ゼミの時の先生の受け売りなのですが、微妙に合わせないことが、粋だとされているのだそうです。全部きちんとあわせると野暮なんだそうです。

また、相撲や歌舞伎の拍子木を打つのを聴くと、だんだんと速くなっていって、それがいつ、どこでどんなテンポで速くなるのか、勘に頼っているようで、西洋のリズムとずいぶん違う印象を受けますね。
洋の東西で、音楽の拍に関する意識が違うのはおもしろいと思います。
日本のリズムは自然から感じたリズムー風、木のそよぎなど、止まったり動いたりするものから発想を得ているようです。



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春の園遊会 羽生x羽生ご対面

2018年04月25日 | フィギュアスケート

2018/04/25


今日のトピックスはなんといっても園遊会。
午前中の雨が上がってよかったですね。

羽生さんが他の平昌オリンピックメダリストたちと一緒に出席しました。

羽生X羽生のツーショットがついに実現!

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2人とも、すごくうれしそう!

やっと会えたね、って感じかしら。
はにゅうさんのほうから、トントンして、声をかけたそうですよ。
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羽生さんは、まだ有名でなかった小さい頃には、「はぶって読むの?」とか聞かれていたと言っていましたね。天才棋士の羽生さんがいたことは、幼心にすごく刺激になったことでしょう。
奥様の理恵さんは大の羽生ファン。羽生さんは理恵さんのツィッターを見ていますだって!
(課題:どちらが、どちらの羽生さんか、当てはめてね)

いつか対談をぜひ!2人とも勝負の天才。勝負の極意なんぞを語る企画をおねがいします。

アッコさんも、うれしそうだなあ~
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(アッコさんのインスタより)

私は4年前の園遊会のことをよく覚えています。
あの時はまだ羽生ファンと公言できなくて(笑)、〈フィギュアの話題〉なんてタイトルをつけて園遊会のことを書いていました。

4年前の園遊会は4月17日でした。
晴天の新緑の爽やかな日でした。

そのときのことを旧ブログよりコピーします。

☆゚+.☆゚+.☆゚+.☆゚+.☆゚+.☆゚+.☆゚+.☆゚+.

羽生選手が春の園遊会に招かれていましたね。

陛下のご質問にもきちんと答えていました^^)

園遊会に出席した人々からも人気者だったらしく、
まわりに人垣ができておじ様方からもカメラを向けられるの図。
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羽生君、とても忙しかったようです。
昨夜は名古屋で「スターズ・オン・アイス」の名古屋ツアー。
アイスショーが終わってから、昨日のうちに東京入りしたようです。

そして、今夜も6時半から、名古屋でアイスショーの2日目があるので、
園遊会が終わってから、名古屋にトンボ帰り。

☆゚+.☆゚+.☆゚+.☆゚+.☆゚+.☆゚+.☆゚+.☆゚+.

4年前もすごい人垣で大人気でしたね。
アイスショーでトンボ帰りをしたと書いてますが、2日目のアイスショーにも登場したかどうかは不明なんです。
(追記 これは確認したら、2日目もちゃんと出演していました。午後の園遊会が終わって名古屋に移動。夜のアイスショーに出演していました)

陛下との会話をメディアに撮られる人は限られていて、羽生さんは前回も選ばれてマイクをつけていましたね。
お話の受け答えが上手だからなあ。両陛下とかなりお話されてましたね。


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