「スイートスポット」とは、ピアニストの小山実稚恵さんが、
ご著書『点と魂と ~スイートスポットを探して』で使っていた言葉です。
ピアノにもスイートスポットがあり、
それをとらえると無理に力を入れなくても響きのいい音が出ます。
スイートスポットを使いこなすには脱力が不可欠だそうです。
各界の一流の人たちに共通するものは、今やっていることが好きでたまらないということ。
小山さんはフィギュアスケートもお好きで、よく試合を見に行かれるとか!
どこかでお会いしているかも。
ピアノにもスイートスポットがあり、
それをとらえると無理に力を入れなくても響きのいい音が出ます。
スイートスポットを使いこなすには脱力が不可欠だそうです。
各界の一流の人たちに共通するものは、今やっていることが好きでたまらないということ。
小山さんはフィギュアスケートもお好きで、よく試合を見に行かれるとか!
どこかでお会いしているかも。
2017/06/26
先日告知した24日(土)の講演会に行ってきました。
この講演会はキッズファム財団が企画したもので
多くの卒業生の方が関わっていらっしゃいます。
成城学園の駅に降りたのは久しぶり。
東京って、どうしてこうも駅ひとつで雰囲気が変わるんでしょうね。
さて、作家の高橋源一郎氏の特別講演から。
高橋氏はカジュアルなシャツとジーンズで登場。
高橋氏は、子育てはほとんどご自分が担当したとおっしゃってました。
おばさん化しているのだそうです。私は、おばさん化しているおじさんの方がいいです。
弱いもの(私は要医療ケア児のことと解釈しました)を持ったことによって、自分の傲慢さを知ったと、出会った父さんたちが語ったというお話が心に残っています。
重い内容もあったけれど、くすっと笑える話術ですね。
国立成育医療センター病院長・賀藤均氏の「日本の子どもの医療・福祉の現状」は
これこそ、最近私が考えていたことと同じで、とても興味深い内容でした。
ボタン電池を飲みこむ事故のことを例に取り上げながら、親が「自分の不注意だった」と、自分を責めるのではなく、電池を作る会社が注意すべきことだとおっしゃるのです。
親は24時間、子どもの動きに注意していることはできないのです。事故の起こらない製品を会社や国が考えるべきですね。
前にこのブログでも書いたことですが、日本の年金や社会保障費は高齢者に手厚く、子どもの教育にはその何分の一しか使われていない。
シングルマザーの家庭では、平均的家庭の半分ほどしか収入がないのです。教育にお金がかけられないと、貧困が連鎖する可能性が高い。国が子どもにお金をかけなければ、将来、国を背負って立つ人材は育たない。もちろん、これから高齢に向かう私たちは、高齢者に手厚いほうがうれしいけれど。
要医療的ケア児の親の会代表の吉沢綾香氏のお話はちょっと気を抜いていると、子どもの生命にすぐに直結してくるという責任の重さを抱えて日々を過ごしている母親のつらさ、大変さが伝わってきました。
ケア児の親は、介護の大変さとその支援という視点で語られることが多いけれど通常児と同じように発達支援、教育支援も気になるという言葉が印象的でした。
最後は秦万里子さんのコンサート。
とてもすてきなお衣装、シンプルな形に指し色の赤がおしゃれ。派手すぎず洗練された感じ。何気ないメロディに乗せた歌詞は、日常、私たちが感じているのに気づかないようなこと。
トークもおもしろかったです。
知り合いの方が成育医療センターで音楽療法のボランティアをしていますが、この日の講演会で、自分に何ができるか考えさせられました。