はちみつと青い花 No.2

飛び去っていく毎日の記録。

サントリーホールへ行ってきました 

2025年02月23日 | コンサート
2025/02/23


昨日22日はサントリーホールへ
角野隼斗さんのツアー公演を
聴きに行ってきたのです。

ブログを前から読んでくださっている方は
あれ?と思われるでしょう。

サントリーホールのチケットは
取れなかったんじゃないの?と。

そうなんです
でも、ひょんなことから
行けることになりました。


浜松から帰った翌日の22日。

しばらく慌ただしい日が続いたので
ゆっくりしようと考えていた朝
角野ファンの知人からLINEが来ました。

「体調が悪くなって
コンサートに行けそうもないので
代りに行ってくれないか?」
というものでした。

ビックリでした!

サントリーホールへいくことを
彼女がとても楽しみにしていることは
知っていましたから。


詳しいやりとりは省きますが
大事をとって休んでおきたいということで
彼女のチケットを譲ってもらう
ことになりました。

そんなわけで
角野さんのサントリーホールの公演に
行くことになったのです。

降ってわいたようなことで
うれしかったのですが
コンサートに行くのも体調を整えたり
気力が必要なのも確かです。

急にシャンとなって
午後4時からの開演に間に合うように準備。


譲っていただいた席は2階の最後列。
すぐ後ろは壁でした。




舞台は遠いけれど後ろに誰もいない席
というのは、気が楽なものです。

そしてほぼ真ん中あたりの席で
全体が良く見渡せました。
こういう席も悪くないと思います。

サントリーホールは
音がよいと言われていますが
最弱音までしっかり届きました。


2回目ともなると
前回よりも理解できた部分がありました。

私自身もリラックスして聴けました。
角野さんも丁寧かつリラックスして
弾いているように感じました。

コンサートの感想というのは
聴く人のその時々の体調や気分
会場の音響、雰囲気に左右されることも
大きいのだと感じます。


〈プログラム〉
  • ストラヴィンスキー(G.アゴスティ編):バレエ音楽「火の鳥」組曲
  • スクリャービン:ピアノソナタ 第5番 作品53
  • J.S.バッハ:コラール前奏曲 BWV639
  • フォーレ:レクイエム ニ短調 作品48より 第7曲「イン・パラディスム」
  • ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
  • 坂本龍一:solari
  • 角野隼斗:Human Universe
  • 角野隼斗:3つのノクターン    (公式サイトより)
演奏順や曲はこのとおりというわけではありません。

・・・・・・・

大阪の時はバッハが始まってすぐに
じんわり涙が出てきました。

そのときは
(ああ、遠い大阪までやって来て
これを聴けてよかったなあ)
という思いだったのです。

サントリーホールでは涙は出ませんが
大阪で涙を流したことを
思い出しました。

バッハを聴くと心が高みへ行く気もするし
また研ぎ澄まされるような気持ち
にもなるのです。


今回はアップライトの音のまるみ
優しさが際立って感じられました。
(大阪の写真ですがサントリーも同じ配置)


テーマの「宇宙の浮遊感」ですが
私には、自分の中に没入していく感じで
ほんとうに今まで経験してきた
いろいろなことが思い出されました。

頭の整理をしたような
そういう意味ではメディテーションを
受けている感覚でしたね。

私は優しい曲調の
フォーレの「イン・パラディスム」
「月の光」
「亡き王女のためのパヴァーヌ」
などに心が安らぎました。

シンセサイザーの重低音は
まるで映画音楽のようです。

「火の鳥」は激しくダイナミックでした。
安らぎの後の突然の激しさに驚かされました。


アンコールは「子犬のワルツ」。
この軽やかさ、指のまわる速度に
感心してしまいました。

その後「猫の日」を忘れていたと
「大猫のワルツ」(笑)

3曲目のアンコールは「ボレロ」。
撮影OKの曲でした。


(ボンヤリ画像)

この曲も大熱演。
総立ちのスタンディングオベーションで終了。



そうそう、行けなかった彼女から
手紙を渡してほしいと託されて
持って来ていました。

手紙を渡せるのか心配でしたが
会場の方に尋ねると
関係者受付で受け取っていただけました。

頼まれていたのでホッとしました。


この公演はNHKのカメラがはいっていて
いずれ放送されるそうです。

行けなかった彼女もテレビで見られるので
よかったと思います。

日時はいずれ告知されるようです。
楽しみですね。





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角野隼斗さんのコンサート『HUMAN UNIVERSE』

2025年02月17日 | コンサート
2025/02/17


大阪のザ・シンフォニーホールで行われた
角野隼斗さんの全国ツアー2025
『HUMAN  UNIVERSE』に
行ってきました。




舞台にはグランドピアノと
アップライトピアノ
プロフェットという
小さなシンセサイザーが
置かれていました。




今回のツアー名は
『HUMAN  UNIVERSE』ですが
昨年秋に『HUMAN  UNIVERSE』
というアルバムがリリースされたので
それをメインテーマにしたツアー。

宇宙をテーマにしたもので
舞台照明もかなり暗くて
地球、月、太陽を模した照明が
ときどき点灯します。

曲を聴きながら
そういえば宇宙は真っ暗な
しかも音のない世界なんだなあと
思いました。

プログラムも天体図のような
地球と月と太陽の3つの円の配置で
その中に曲名が記されていました。

プログラムの選曲を見て
様々なことを感じたのでした。

宇宙というのはいろいろな
意味を持つ言葉でもあります。

広大すぎて、誰もその果てを
見ることのできない空間だったり
脳の中を「宇宙」といったり
「人体の小宇宙」といったりするように
ある一定の規則に従って動く
ごく小さな繊細な世界も「宇宙」
といわれることがあります。


既存のクラシック曲と即興が
融合した感じで
即興的に弾いているようで
いつのまにか曲が始まっているのでした。

アップライトの優しい響きに
うっとりと癒されていると
突然、激しいピアノが始まったり
緩急、強弱の変化はすごいですね。


もうひとつのテーマは「循環」
だということです。

自然界も生命も連綿と続く循環
なのでしょうね。

今回のコンサートは
リズミカルで楽しいというより
瞑想的で哲学的なものでした。


私は今回とてもいい席で
前から3列目のほぼ中央。

機械的な偶然だったのか
e+さんが遠くから来る私を
歓迎してくれた😊 のかわかりませんが
はるばる大阪まで出かけて行った
甲斐があったというものです。


ロビーでアルバムを買うと
抽選でサインをもらえる券が
当たるということでした。

私はもうアルバムを持っているので
サインは欲しいけど遠慮しました。




行くときは大阪駅からJRで
一駅隣りの福島駅まで乗ってきましたが
帰りは、大阪駅まで歩くという人たちに
くっついて行くと
ほどなく大阪駅に着きました。


地理がほとんど分からないけれど
たぶんこのあたりは大阪駅の近くでは。



私は今回、サントリーホールの3日間と
追加のNHKホールはすべてハズれ。

リセールチケットも申し込んで
はずれましたので
『HUMAN  UNIVERSE』のコンサートは
大阪だけということになりそうです。

1回限りと思って
大事に聴いてきました。


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チケットの定価リセールサービスはありがたい!

2025年01月09日 | コンサート
2025/01/09


イープラスから
こんなメールが届きました。

「 角野隼斗全国ツアー 2025 “Human Universe”をイープラスでご購入いただいたお客様で「都合が悪くなりライブに参加できなくなってしまった方」を対象とした 「e+定価リセールサービス」を実施させていただきます。」

これはありがたいですね。

今迄なら一度取ってしまったチケットは
どんな理由があろうとも
キャンセルできなかったのですから。

予定していたその日に
誰もが行けるとは限りません。

別の用事が入ってしまうことや
体調が悪くなることもあります。

そんなとき、近くの会場なら
まわりの人に、「代りに行ってね」と
チケットを渡すことができます。

でも
私のように間違って取ってしまった
札幌のチケットは「代わりに行ってね」
と言うには遠すぎます。

だから定価でどなたかに
譲れるシステムはほんとうに助かります。

私の札幌のチケットですが
ありがたいことに昨年末には
欲しいという方が現れました。

kitaraホールにもほど近い所に
住んでいる札幌在住の方で
「行ってみたかったのでうれしい」
と言ってくださって
お譲りすることが決まっています。


今回の定価リセールを
もう少し早く知っていたら
私も利用させてもらったと思いますが
まだチケットが欲しい人も
たくさんいるはずですから
そういう方にも朗報ですね。


いちばん近いサントリーホールが
まだ取れていない私も
リセールチケットを
申し込んでみようかしらと
思っているくらいです。




コメント (2)
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2024年に行ったコンサート

2024年12月27日 | コンサート
2024/12/27


今年行ったコンサートの記録を
まとめて載せておきます。




1.1月16日 亀井聖矢ピアノリサイタル サントリーホール
2.2月11日 角野隼斗コンサートツアー「KEYS」 所沢公演
3.2月16日 角野未来サロンコンサート ヤマハホール
4.2月24日 Orchestra Canvas Tokyo 第10回定期演奏会 東京芸術劇場
5.3月  8日 角野隼斗コンサートツアー「 KEYS 」サントリーホール
6.3月22日 角野隼斗コンサートツアー「 KEYS 」千秋楽 松戸・森のホール21
7.4月12日 新日本フィル交響楽団 定期演奏会 「すみだクラシックへの扉」
8.5月  3日  ラ・フォル・ジュルネ ジャン・マルク・ルイサダ公開レッスン  東京国際フォーラム
9.6月23日 読響 第267回土曜マチネーシリーズ 東京芸術劇場
10.7月13日 セブンティーズ(義姉のコンサート) 守谷市
11.7月14日 角野隼斗ピアノリサイタル 日本武道館
12.8月22日 務川慧悟ピアノリサイタル サントリーホール
13.8月31日 東京交響楽団第723回定期演奏会 サントリーホール
14.9月  2日  角野隼斗ファンクラブコンサート 東京オペラシティ
15.9月16日 ウィーン放送交響楽団 with角野隼斗  所沢アーク・ミューズホール 
16.12月22日 ぱんだウィンドオーケストラ クリスマスコンサート 調布グリーン ホール



全部で16公演に出かけました。
角野隼斗さんの「KEYS」は
会場を変えて3回も見ました。





私はコンサート会場の雰囲気も
大好きなんです。

生の音はやっぱり良いものです。

遠出はしませんでしたが
心を豊かにしてくれるような
どれも思い出に残るコンサートばかりでした。

来年もチケットが取れれば
(これがだんだん難しくなるけれど)
行けたらいいなと思っています。



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ぱんだウィンドオーケストラのクリスマスコンサート

2024年12月23日 | コンサート
2024/12/23


昨日は調布グリーンホールで行なわれた
ぱんだウィンドオーケストラの
クリスマスコンサートに
行ってきました。




今回の席は2階の後方、やや右より。

ステージからは遠いのですが
全体がよく見渡せる席でした。

それでどの楽器が鳴っているか
ひと目でわかるので
こういう席もいいなと思いました。

ぱんだウィンドオーケストラは
2011年に東京藝術大学の一年生有志で
創立した吹奏楽オーケストラだそうです。

活動初期からサクソフォン奏者の
上野耕平さんがコンサートマスターを
務めていらっしゃいます。

この日の司会も上野さんがなさってました。
毎週FMラジオでしゃべっているせいか
話し上手ですね。



【プログラム】

前久保諒:  PANDASTIC!!
ロジャース:  サウンド・オブ・ミュージック
ラッセル:  シンフォニック・ソングス
ストラヴィンスキー:  エボニー協奏曲
【ソリスト:春田傑】

休憩

ガーシュウィン:  ラプソディ・イン・ブルー
【ソリスト:角野隼斗】
バーンスタイン: シンフォニック・ダンス


そう、角野さんの 
「ラプソディ・イン・ブルー」
が聴けるのですよ!


冒頭の「PANDASTIC!!」は
このオーケストラのテーマソング
というような軽快な曲。

ブラスの響きって
明るくて華やかですね。

いかにも「これから始まる」
といったワクワクするような曲です。

「サウンドオブミュージック」は
もう耳に懐かしい名曲ばかり。

「エボニー協奏曲」では
ソリストの春田傑さんが登場。

春田さんは今年の日本音楽コンクール
クラリネット部門の優勝者です。
上野耕平さんの後輩だそうです。


「シンフォニック・ソングス」や
ストラヴィンスキーの
「エボニー協奏曲」は
変則的なリズムが多い曲。

打楽器も多彩で
音を注意して聴いていましたが
(いつ鳴るのかしら?)とか
(タイミングよく鳴らすのは難しいだろうな)
と、耳がダンボでしたね。

休憩後は
角野隼斗さんの「ラプソディ・イン・ブルー」

ピアノの隣りにドラムスが
セッティングされて
ドラマーの石若駿さんともコラボ。

プログラムにも書いてなかったので
サプライズゲストだったんでしょうか。

この曲は私もコンサートで
何回か聴かせてもらっていますが
カデンツァの部分は
同じ演奏がひとつとしてありません。

変化に富んでいます。

ピアノとドラムの掛け合いも
全身からリズムがほとばしるようで
ノリノリで素敵でした。


Xに演奏会の一部でもあげていただくと
うれしいものです。

バーンスタインの
「シンフォニック・ダンス」は
『ウェスト・サイド・ストーリー』
の中のダンスナンバー。

耳になじんだ曲が多くて
映画が思い浮かびます。

このコンサートのテーマは
「ニューヨーク」だと言われて
なるほどです。

アンコールは
クリスマスソングのメドレー。

そういえば
こういう大編成のブラスの
クリスマスソングって聴いたこと
なかったなあと思ったら
豪華さに感激してしまいました。

今年もたくさんコンサートに行きましたが
このコンサートで聴き納め。

ブラスの音の明るさと若さに
寒風も吹き飛ばすエネルギーを
いただいて帰ってきました。




コメント (2)
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