2022/12/29
12月27日に焼津文化会館で行われた
コンサートの記録と感想です。
会場にあったパネル写真の日付は
まだ7月15日になっていましたね。
プログラム
・バーンスタイン(角野隼斗編曲):キャンディード序曲
・亀井聖矢:2台ピアノのための共奏曲
・ラヴェル:水の戯れ(角野隼斗ソロ)
・ラフマニノフ:組曲第2番 作品17
(休憩)
・マルケス(亀井聖矢編曲):ダンソン第2番
・バラキレフ:イスラメイ(亀井聖矢ソロ)
・角野隼斗:エル・フエゴ
・亀井聖矢(角野編曲):パガニーニの主題による変奏曲
華やかなキャンディード序曲でオープン。
2台ピアノの息もぴったりです。
2人とも実力が世界トップクラスなので
ほんとうに素晴らしかったです。
アンコールは
角野さんはカプースチン
亀井さんは「ラ・カンパネラ」
2人でくるみ割り人形の「トレパーク」。
だったと思います。
角野さんの演奏はよく聴いていますが
亀井さんの生演奏は初めてでした。
難曲「イスラメイ」の超絶ぶりと
「ラ・カンパネラ」にはただ感心。
「カンパネラ」は今までキラキラした
超絶技巧ご披露の曲と思っていましたが
亀井さんのは
ふっとため息をつくような感じがあって
この曲にはこんな内省的な味わいがあったのだと
新しい発見をさせてくれました。
お喋りもちょっと笑えたりして
仲の良さが伺える
楽しいコンサートでした。
これを書いている今頃は大阪公演です。
ツアーラストの公演になるので
盛り上がっていることでしょう。
ここからは公演以外の感想です。
私は地方公演ののんびりした感じが好きで
旅行気分にもなり
足を運ぶ価値があると思っていますが
「足の便」があるかどうかに注意しなくては
と、今回は特に痛感しました。
午後7時からの公演でしたが
焼津文化会館に出かけるときは
6時15分頃にホテルのフロントで
タクシーの手配をお願いしました。
すぐに来てくれるだろうと思いきや
車が出払っていて、来るまでに20分くらい
かかりました。
焼津文化会館は大きな駐車場があって
自家用車で来る人が大部分なんですね。
会館の公式サイトを見るとアクセスとして
自主運行バスが紹介されていますが
行きは午後6時台、帰りは7時17分が最終です。
そのことをよく知らず
終了してからバスはないかと
暗い中で乗り場を探して
駐車場案内係の人に訊いて
バス・タクシー乗り場に並びました。
20人弱の人が並んでいたかしら。
ところがタクシーが数分に1台しか来ないので
立って待っているうちに寒くて。
タクシーに乗るまでだいぶ時間がかかりました。
K子さんと一緒だったので
気は紛れましたが、ちょっと心細い。
前後の人と乗り合わせて帰ってきました。
乗っている間に運転手さんに
「みんなどうやって駅に行くのか」
と訊いてみると、どうやら
歩いているらしいのです。
「キョリ測」を見る限りでは
ホテルまでは1800m、30分くらいかかるようです。
私自身は足が丈夫なので歩けそうですが
初めての土地では地理不案内。
夜は暗くて、地方都市の夜ですからね。
目印を探すのも大変。
スマホナビを使ってもなかなか困難です。
会館の関係者は車以外で来る人たちのことを
想定していないのでしょうね。
足の不便さは袋井市のエコパスタジアムでも
感じましたね。
今回のコンサートでも
終了後、焼津駅から各駅停車に乗って
3駅の静岡で、午後10時台の新幹線に乗って
東京に戻れないことはないと思っていましたが
こんなに時間がかかるのだったら
ホテルを取っておいてよかったと思ったのでした。
次回は1泊した焼津と静岡市の様子を
書きますね。