2025/01/25
テレビをつけると
ニュースでもワイドショーでも
中居さんのこと、フジテレビのことが出てきます。
最初は、ああまた、
くらいに思っていたのです。
個人的なことだったはずが会社の話になり
他社は自分たちは関係ないとばかりに
当該テレビ局を攻撃していると
感じていたのです。
でも、そういうことではないと気づきました。
これはすごく大きな問題なのだと。
中居さん個人や、ひとつのテレビ局の
問題ではないのです。
根底にあるのは
長い歴史の中でずっと続いている女性観。
女性の扱われ方や
女の立場、役割がどういうものなのか
それが今問われているのではないかと。
添え物、献上品、慰安、お楽しみ…
昔、女性学を研究している先生と
話したことがありました。
こんなことをおっしゃいました。
「最初は差別問題を研究しようと考えていた。
人種差別とか部落問題とか。
でも気づいた。
一番大きな差別は女性差別だと。
人類の半分は女性です。
ものすごい数の女性が差別されているのです。
だから女性問題をやろうと思いました」
この先生は男性でした。
私はこの言葉が目からうろこでした。
人類の半分が差別されているなんて
考えたこともなかった。
これをきっかけに
社会は大きく変わっていくかもしれない。
単にセクハラ、パワハラ
コンプライアンスの話ではなく
もっと大きく女性観を変えるものに
なっていってほしい。
そういう時期に来ているのかもしれないと
ニュースを見聞きするたびに
願うのです。