落ち着いた優しい雰囲気が
人に安心感を与えています。
人生100年と考えると、まだ3分の2に来たところ。
まだあと32年もあるとおっしゃるのです。
2021/03/16
先週末、豊島区ワーク・ライフ・バランスフォーラム講演会が、としま産業振興プラザ(IKE・Biz)でありました。
テーマは〈人生100年時代に考える「私の幸せ」 ~ライフを充実させる人と人とのつながり~〉 副題:コロナと居場所 ~子ども食堂の取り組みから~
講師は、NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ 理事長の湯浅誠さん。湯浅さんは社会活動家・東京大学特任教授です。
湯浅さんは大学時代から貧困問題に取り組み、自立生活サポートセンター「もやい」を立ち上げたり、内閣参与、年越し派遣村の活動はテレビでも紹介されて、私も拝見していました。
登場した湯浅さんは、自分の兄が障がい者だった、と話し始めて、なぜ湯浅さんが、ずっとこういう活動をしているのか一端を知ったような気がしたのでした。
育ったご家庭の話、障がいのある兄と介護する母親、2年前に兄が入院してから、元気だった母がうつになり要介護となった。毎日兄の見舞いに行きたい母親と、毎日は送り迎えできない自分、介護離職かと思った時に、近所で親しくしていた方が母親を車で病院に送り迎えしてくれることになった。
これが大変にありがたかったので、日頃から近所に人とのつながりを作っておくのが、人生100年時代の生き方、というのが前半のお話の主旨だったかと思います。
後半は「子ども食堂」について。
子ども食堂は災害の後に始まったことで、誰も取りこぼさない社会を作りたいというビジョンのもと、誰もが安心して行ける場所を整えたいとの思いから。
2020年には全国に4960か所にも増えたそうです。「子ども食堂」とは、子どもを真ん中に置いた多世代交流の地域の居場所。
コロナ禍では密にならないように言われるけれど、日本の地方は疎に向かっている。それを密にする=地域のつながりを取り戻したい。子ども食堂で地縁を取り戻したいというのが目標だそうです。
全国こども食堂支援センター むすびえのHP → https://musubie.org/
HPで見ると、区内にもたくさんの子ども食堂があることがわかりました。お金の寄付をする、食料の寄付をする、調理を手伝う、場所を提供するなど、さまざまな手助けのかたちがあるようです。
数年前に初めて、同じ区に子ども食堂ができたと聞いたとき、いい活動だなあと思ったのでした。これから成長していく子どもたちに、ちゃんとしたご飯を食べさせたい、そのために実際に動く人々がいるということが尊いと思ったのです。
この日は風雨の強い日で雷まで鳴りました。帰りはかなり降られましたが、出かけていってお話が聴けてよかった。自分のできる形で支援したいと思います。
〈追記〉
この後、わずかですが、子ども食堂に寄付をさせていただきました。
2021/02/13
豊島区の男女共同参画都市宣言記念講演会に行ってきました。
としま産業プラザの6階のホールに来たのは、2019年7月の望月衣塑子記者の講演会以来です。
さて、今回の講演会は「『俺たち』は変われるのか?」という題で、講師は文筆家、恋バナ収集ユニット「桃山商事」代表の清田隆之さん。
『さよなら、俺たち』の著者、清田隆之さんと考える男性の、そしてみんなのジェンダー問題というのがテーマです。
この講演会で、私は2つの新しい考えを知りました。
1つは「ホモソーシャル」。
この言葉は知りませんでした。初め、何か同性愛関係の言葉かなと思ってしまいましたが、違いました。
ホモは単一とか、均一のという意味で、男の絆や連帯を確かめ合う恋愛感情のない友情だそうです。男同士の絆を深めるために、女性蔑視や同性愛嫌悪を通して価値観を共有します。
男はこうあらねばとか、男らしくあれ、というような価値観の押し付けがあったりします。
しかし、男性の中にも、さまざまな価値観を持つ人がいますから、同調圧力に息苦しさを感じる人もいるようです。
もう一つは、「Doing と Being」。
Doingとは自分の行動のこと、Beingとは自分の気持ち、感情の動きのことです。
男性は自分の肩書とか、何をしている(Doing)は饒舌に語るけれど、自分がどう感じているのか、自分の身体のこと、自分に起こった出来事のこと(Being)をうまく語れない、言語化できない人がいるということでした。
自分の体のことや感情に気づかない、ないがしろにしているのが、男性の問題なのだそうです。
興味深くて、もっと聴きたかったのですが、都合により、ここまでで退出したのですが、「ホモソーシャル」などは、まさしく東京オリンピック組織委員会や森会長のことを言っているようだと思いました。
こちらもどうぞ AERAの清田さんインタビュー ↓
https://dot.asahi.com/aera/2020102900034.html?page=1
2020/07/21
「チケットの払い戻し手続きがまだ完了していません。25日までに払い戻しがない場合は、その後は一切払い戻しに応じられません」というメールが来てました。
あれ、何だっけ? 見落としてしまったのか、忘れてしまったのか。
見ると、「ワールド・フィギュアスケート」
本来なら3月だったのですが、7月25日に延期となり、それも中止になってしまったようです。
慌ててコンビニに行って、払い戻しをしました。
もう3月ころから、いろいろと8回も払い戻しをしています。そのたびに5千円札や1万円札をレジで渡されて、元は自分の払ったお金とはいえ、何か得したような…笑
この講演会も7月後半に延期となったとき、その頃ならきっと大丈夫だろうと思ったものです。でも、今になってみるとコロナは全然収束が見えません。その時は思いもよらないことでした。本当に残念です。
8月1日に文京シビック小ホールで公演があります。まだ中止ではないようですが、私は、これが心配。
電話で聞いてみると、座席の間隔は開けていないそうです。自由席だから、ということでしたが、自由席でも満席なら密な空間であることは間違いないのです。昨年も一昨年も公演に行っていますから、わかります。人気のある公演ですから、きっと満席でしょう。
こんなに感染者の多い時ですから、もし行われたとしても、私は行かないかもしれません。そうなるとチケットは無駄になってしまいますが、健康のほうが大事、何かあってはいけません。慎重に。新宿のシアターのことなど思い浮かんでしまいます。
一番いいのは延期にしてくれることなんですが。