滝番小屋

新城市出沢と鮎滝の近況を紹介、その他雑感を少々。

早川孝太郎と渋沢敬三

2019年04月17日 | 寒狭峡郷土研究会
渋沢敬三アーカイブより
 
 
新一万円札の肖像画が渋沢栄一氏に決まった。栄一氏は「日本資本主義の父」と称され、現代日本の礎を創った経済人だと言われている。
その孫の敬三氏は、渋沢家の嫡男である父・篤二が病気の為に廃嫡。祖父の栄一は敬三を見込み後継者に指名。学者になりたかった敬三に、羽織袴の正装で床に頭を擦り付けて自分の後を継ぐよう懇願したとされる。

敬三氏は若き日の柳田國男との出会いから民俗学に傾倒し、自分に代わるべく多くの民俗学者を援助し育てた。その中の一人が早川孝太郎である。
に孝太郎との出会いが収録されている。

孝太郎の著書『花祭り』を出版し、花祭りを東京に呼び公演させたのも敬三氏である。敬三氏との出会いがなかったら、孝太郎も花祭りも世にでることはなかったであろう。敬三氏は日本に民俗学の花を咲かせた偉人であると同時に、この地にとってもかけがえのない恩人である。
 

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