2月14日;出沢公民館;
おもてなしサロンのアトラクションで
『寒狭峡伝説を語る会』が開催された。
寒狭峡郷土研究会が、3年ほどかけて蒐集した伝説の中から
三話を選り抜き、今日の公演会となった。
大谷先生の我が古里の民俗学者、早川孝太郎のお話に続いて、
豊川の語り部梅村さんが、
寒狭峡伝説『禄代塚』『大淵と竜宮』『氏神様の話二つ』
の三話を情緒豊かに語った。
日本一足の早い泥棒を捕らえた、荒原の庄屋、
龍神から御用材を取返そうと大淵に潜った、滝川の惣兵衛、
諍いをやめさせようと神様を貰いに行った、大海の庄屋、
泥棒さえも塚となって、旅人を見守る・・・。
民話の中の人々は、我が身を呈しこの地域を守ってきたのだ。
ヤレ自治区だ、交付金だ、プレゼンだと僅かな予算を奪い合う我々を
どんな思いで見ているのだろうか・・。
彼らには及ぶべくもないが、少しでも彼らに近づきたいと
思ってはいるのだが・・。