教育は明らかに失敗した
知識を与えるだけでは
問題を解決することは できない
どんなに優れた頭脳をもっていても
その使い方の効率が悪かったら
はなしに ならない
過剰なだけの知識は 有害である
大木は枝を伸ばして より多くの葉を茂らせる
日光を遮られると
あたらしい生命をもつ苗木は 伸び悩む
大木が枯れて倒れたときにだけ
そこに ひかり が 差し込んでくる
古いものが廃れて
あたらしいものが誕生するのは
有害だったものが消え去ったとき
抜きんでて巨大化したものは
自らを成長させるために
より多くの日差し(エネルギー)を求める
過ぎたる成長は
貪欲の原泉となることが ある
下草が枯れ
それが有機分解されると
有益な肥料として使える
だが
成長し過ぎた巨木の下では
次代を担う植物は芽生えても すぐ枯れる
有機物が消えて土が劣化すると
日差しがあっても
根の養分は減る
この段階を迎えたとき
大木は倒壊する準備を整えた
ということができるのだ
このようにして
世代交代が繰り返され
全体としての森が維持されている
生命は このようなサイクルを経ることによって
進化し
文明を築いてきた
人類はその結果を享受する身分となったのだが
繁栄の手段となっていた地下資源から
エネルギーを節度なく取り出し続けてきたために
温暖化する地球を
最終的に生み出すこととなったのだった
文明は京都会議から十年以上の時間をかけても
温暖化を止めることが まだできないでいる
手は尽くしているのだが
効果は何ひとつ なかった
方法を変えなければならないはずなのだが
それは一度も実施されなかった
どのような選択肢があるのかということについて
検討を加えることなく
既存の方法をひたすら拡大しようと努めている
それが
太陽光発電の更なる量的な拡大
という方法であった
温暖化が止まろうとしないのは
太陽電池の普及が遅れたからだと信じて
頑として疑わない
自然エネルギーが生み出す直流の電気エネルギーを活かすには
それを貯めておく以外に有効な方法はない
自然エネルギーの普及拡大を急ぐため
方便として
温暖化の原因そのものになっている電力会社の資本力で
太陽電池の導入支援を行って
結果を急ごうとするようになったのだ
このあざとさが 人類をより早く淘汰させるものとなる
尊大であることを自らにゆるした文明は
そのような己の姿に もはや気づこうとすることもない
大木に成長したことが
枝葉を茂らせて自らの倒壊を早めた事例のように
文明は対策の有効性を調査することなく
太陽電池の普及拡大をひたすら急ごうとしている
問題は
選択の誤謬を認識せずに
機能を足しあわせてやりさえすれば
地下資源の消費が減る
と勝手に思い込んでしまったその考え方の特殊性にある
知識だけあっても
思考力が伴っていなければ
-1がハビコっているところに
+1を加えたところで
2にはならないということに気づかない
これが 文明の現状である
相乗効果というものは 要素を乗じることによってのみ
生みだせる
加算することでは 一方がマイナスの場合
生みだされる結果は 相殺効果のみとなる
人類が事実認識をもつときが早くなれば
温暖化を止めることは可能であろう
有効解は 用意されている
遅ければ
文明の再構築を改めて始めなければならなくなる
その最初のステップが 淘汰
誤った判断は 停止した判断よりも
始末がわるい
日本では
判断停止が失われた10年を生み出して
国民から繁栄を取り上げた
アメリカでは
信用収縮を起源とする経済破綻の対策で
誤った判断が
連鎖的に下されるようになっている
見掛け上の効果はあるものの
最終的に
自らの首を それは締め付けるものとなるのだ
エネルギーと経済のそれぞれに潜む諸問題は
教育の失敗を明瞭に立証している
文明は
その事実を認めることができない
知識を持つということと
学習するということとは
同じではない
フィードバックされない情報など
どんなにたくさんあっても
ただ 有害なだけなのだ
知識を与えるだけでは
問題を解決することは できない
どんなに優れた頭脳をもっていても
その使い方の効率が悪かったら
はなしに ならない
過剰なだけの知識は 有害である
大木は枝を伸ばして より多くの葉を茂らせる
日光を遮られると
あたらしい生命をもつ苗木は 伸び悩む
大木が枯れて倒れたときにだけ
そこに ひかり が 差し込んでくる
古いものが廃れて
あたらしいものが誕生するのは
有害だったものが消え去ったとき
抜きんでて巨大化したものは
自らを成長させるために
より多くの日差し(エネルギー)を求める
過ぎたる成長は
貪欲の原泉となることが ある
下草が枯れ
それが有機分解されると
有益な肥料として使える
だが
成長し過ぎた巨木の下では
次代を担う植物は芽生えても すぐ枯れる
有機物が消えて土が劣化すると
日差しがあっても
根の養分は減る
この段階を迎えたとき
大木は倒壊する準備を整えた
ということができるのだ
このようにして
世代交代が繰り返され
全体としての森が維持されている
生命は このようなサイクルを経ることによって
進化し
文明を築いてきた
人類はその結果を享受する身分となったのだが
繁栄の手段となっていた地下資源から
エネルギーを節度なく取り出し続けてきたために
温暖化する地球を
最終的に生み出すこととなったのだった
文明は京都会議から十年以上の時間をかけても
温暖化を止めることが まだできないでいる
手は尽くしているのだが
効果は何ひとつ なかった
方法を変えなければならないはずなのだが
それは一度も実施されなかった
どのような選択肢があるのかということについて
検討を加えることなく
既存の方法をひたすら拡大しようと努めている
それが
太陽光発電の更なる量的な拡大
という方法であった
温暖化が止まろうとしないのは
太陽電池の普及が遅れたからだと信じて
頑として疑わない
自然エネルギーが生み出す直流の電気エネルギーを活かすには
それを貯めておく以外に有効な方法はない
自然エネルギーの普及拡大を急ぐため
方便として
温暖化の原因そのものになっている電力会社の資本力で
太陽電池の導入支援を行って
結果を急ごうとするようになったのだ
このあざとさが 人類をより早く淘汰させるものとなる
尊大であることを自らにゆるした文明は
そのような己の姿に もはや気づこうとすることもない
大木に成長したことが
枝葉を茂らせて自らの倒壊を早めた事例のように
文明は対策の有効性を調査することなく
太陽電池の普及拡大をひたすら急ごうとしている
問題は
選択の誤謬を認識せずに
機能を足しあわせてやりさえすれば
地下資源の消費が減る
と勝手に思い込んでしまったその考え方の特殊性にある
知識だけあっても
思考力が伴っていなければ
-1がハビコっているところに
+1を加えたところで
2にはならないということに気づかない
これが 文明の現状である
相乗効果というものは 要素を乗じることによってのみ
生みだせる
加算することでは 一方がマイナスの場合
生みだされる結果は 相殺効果のみとなる
人類が事実認識をもつときが早くなれば
温暖化を止めることは可能であろう
有効解は 用意されている
遅ければ
文明の再構築を改めて始めなければならなくなる
その最初のステップが 淘汰
誤った判断は 停止した判断よりも
始末がわるい
日本では
判断停止が失われた10年を生み出して
国民から繁栄を取り上げた
アメリカでは
信用収縮を起源とする経済破綻の対策で
誤った判断が
連鎖的に下されるようになっている
見掛け上の効果はあるものの
最終的に
自らの首を それは締め付けるものとなるのだ
エネルギーと経済のそれぞれに潜む諸問題は
教育の失敗を明瞭に立証している
文明は
その事実を認めることができない
知識を持つということと
学習するということとは
同じではない
フィードバックされない情報など
どんなにたくさんあっても
ただ 有害なだけなのだ
