国家として自立しているところの政府は
独自の戦略に基づいた計画をもっていなければならない
独立した状態にあることを証明するには
明確な哲学をもち
長いスパンの行動計画を実行する体制が整っているかどうかを
みれば よい
国際社会の中で
日本が
アメリカの属国という身分に甘んじていたのは
この度終息した旧政権が奉っていた
日米同盟のカタチに歪みが生じていたにもかかわらず
55年体制を構成していた
くぐつ
のまま従順に振る舞って
しかも恥じない歴代の内閣とその成員たちの行動の結果であった
特異な政治を行ってきた者たちに共通する
防衛に関する偏った認識が
敗戦を受け容れた時代に刷り込まれていたのだったが
その事実に目をふさいで
アメリカのためにしかならない不正な愛国心を醸成しようとし
防人として機能するための軍事力を急いで整えただけでなく
太平洋海域における米軍を再編するための費用さえ
負担することに率先して応じてきたその経過には
属国以外のなにものでもない日本の姿が明瞭に映し出されていた
その桎梏となっていた主なものは
安全保障政策と呼ばれていたのだったが
この国に最もふさわしくない
条約となっていた
日本とアメリカの関係は
日米和親条約に始まり
戦後の安全保障条約を経て
連綿と続く不平等条約が成り立たせてきた近代史にみるごとく
顕著 な優劣の関係が成り立っていた
安全保障に基づく日米同盟が不平等なものでなかったのなら
国民がこれほどの困窮生活に陥ることはなかったであろう
平等性の欠けた条約を押し頂いてきたこれまでの戦後政治の経過が
アメリカのいいなりになって恥じない政権を育んでいたという事実
自覚なき者どもが国民から拒絶されたことにより
この国は
ようやく健全化へと向う道を遅ればせながら歩みだせるようになった
国家としての戦略をもつ必要がある
という認識は
核の傘の下に入ることで得られていた不健全な安全性から離れ
独自の方法で安全を保障する制度を確立する
という意志を体現させることを意味している
運用方法が正しければ
日本は世界を指導する立場へと
嫌でも押し上げられていくであろう
健全な認識は国をたすける
誤った方法に準拠していると
止まらない軍拡と温暖化
そして貧困に国民が苛まれる結果を招くだけとなる
アメリカ型の資本の論理と
力による防衛力の増加に基づく見かけ上の平和状態とは
密接不可分の関係にある
それを生み出してきたのはアメリカ建国に始まる
歴史的な背景にあった
正視に絶えない血塗られた過去の存在は
米国民に自衛しなければならないという強烈な意識を与え
有害であることが分かっている銃の保持を
法律で規制しようとする運動を繰り返し拒絶する結果を生んできた
アメリカがもつその強迫神経症ともいえる病根は
その建国の歴史に原因をもっている
アメリカの防衛本能に
日本が倣う必要などなかったのだが
同じ病に罹ってしまった
侵略するという行為を歴史にもつ国は
侵略された状態の意味を体験から学んでいる
侵略者となったことがある国では
未知のあらたな侵略者からの襲撃に備えなければならないのだ
自分たちがかつて行ってきたのと同じことを
どこかの第三国がやらないというという保証は ない
同盟を結びたがるのは
侵略という経過をどちらかの形で体験したことがある国に限られる
ネイティブアメリカンを滅ぼしたのは
アメリカ人たちの祖先に他ならない
その時から
インディアンの逆襲が永遠のテーマとして
米国人の深層心理に重大な影響を与えるようになったのだ
日本は
ドイツ第三帝国がやったような人種の殲滅工作こそ行わなかったが
東アジアの複数の国から支配権を奪ったという歴史をもつ
一度でも侵略を行ったことがある国は
侵略される事態となることを
恐怖するようになるのだ
防衛力を強化しなければならない
と思い込んでいったのは
自衛する以外に侵略を防ぐ有効な手段がなかったからである
アメリカが防衛力を強化すると
ミリタリーバランスを維持しておくために
その他の国々までが
自動的に防衛予算の比率を基本の状態へと戻そうとする
軍拡が止まろうとしないのは
力の政治を行ってきたアメリカに通底する宿痾の病が
防衛予算を増やし続けることで
世界一優れた軍事力を誇る国へと押し上げていたからだった
アメリカは最高の軍隊をもつことで
敵からの攻撃を防止していると信じているのだが
民間組織に過ぎない拠点なきテロリストの集団を
中東から排除することさえできずにいる
防衛力の増強という単純な構造の枠組みから離脱しない限り
地球に平和という状態はやってこない
ドルの発行益を与えている原油の価値が高まっていれば
アメリカはエネルギー資源を供給するビジネスを
円滑に運用管理することで
軍事力を高めていくことができる身分を継続しようとする
防衛能力が平和の基礎だと信じられている世界では
軍拡と温暖化とはセットで同時進行する循環へと
必然的に陥る定めとなる
貧困化とテロリストの増加とは
その結果として
産み落とされたものだった![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyob_hat.gif)
独自の戦略に基づいた計画をもっていなければならない
独立した状態にあることを証明するには
明確な哲学をもち
長いスパンの行動計画を実行する体制が整っているかどうかを
みれば よい
国際社会の中で
日本が
アメリカの属国という身分に甘んじていたのは
この度終息した旧政権が奉っていた
日米同盟のカタチに歪みが生じていたにもかかわらず
55年体制を構成していた
くぐつ
のまま従順に振る舞って
しかも恥じない歴代の内閣とその成員たちの行動の結果であった
特異な政治を行ってきた者たちに共通する
防衛に関する偏った認識が
敗戦を受け容れた時代に刷り込まれていたのだったが
その事実に目をふさいで
アメリカのためにしかならない不正な愛国心を醸成しようとし
防人として機能するための軍事力を急いで整えただけでなく
太平洋海域における米軍を再編するための費用さえ
負担することに率先して応じてきたその経過には
属国以外のなにものでもない日本の姿が明瞭に映し出されていた
その桎梏となっていた主なものは
安全保障政策と呼ばれていたのだったが
この国に最もふさわしくない
条約となっていた
日本とアメリカの関係は
日米和親条約に始まり
戦後の安全保障条約を経て
連綿と続く不平等条約が成り立たせてきた近代史にみるごとく
顕著 な優劣の関係が成り立っていた
安全保障に基づく日米同盟が不平等なものでなかったのなら
国民がこれほどの困窮生活に陥ることはなかったであろう
平等性の欠けた条約を押し頂いてきたこれまでの戦後政治の経過が
アメリカのいいなりになって恥じない政権を育んでいたという事実
自覚なき者どもが国民から拒絶されたことにより
この国は
ようやく健全化へと向う道を遅ればせながら歩みだせるようになった
国家としての戦略をもつ必要がある
という認識は
核の傘の下に入ることで得られていた不健全な安全性から離れ
独自の方法で安全を保障する制度を確立する
という意志を体現させることを意味している
運用方法が正しければ
日本は世界を指導する立場へと
嫌でも押し上げられていくであろう
健全な認識は国をたすける
誤った方法に準拠していると
止まらない軍拡と温暖化
そして貧困に国民が苛まれる結果を招くだけとなる
アメリカ型の資本の論理と
力による防衛力の増加に基づく見かけ上の平和状態とは
密接不可分の関係にある
それを生み出してきたのはアメリカ建国に始まる
歴史的な背景にあった
正視に絶えない血塗られた過去の存在は
米国民に自衛しなければならないという強烈な意識を与え
有害であることが分かっている銃の保持を
法律で規制しようとする運動を繰り返し拒絶する結果を生んできた
アメリカがもつその強迫神経症ともいえる病根は
その建国の歴史に原因をもっている
アメリカの防衛本能に
日本が倣う必要などなかったのだが
同じ病に罹ってしまった
侵略するという行為を歴史にもつ国は
侵略された状態の意味を体験から学んでいる
侵略者となったことがある国では
未知のあらたな侵略者からの襲撃に備えなければならないのだ
自分たちがかつて行ってきたのと同じことを
どこかの第三国がやらないというという保証は ない
同盟を結びたがるのは
侵略という経過をどちらかの形で体験したことがある国に限られる
ネイティブアメリカンを滅ぼしたのは
アメリカ人たちの祖先に他ならない
その時から
インディアンの逆襲が永遠のテーマとして
米国人の深層心理に重大な影響を与えるようになったのだ
日本は
ドイツ第三帝国がやったような人種の殲滅工作こそ行わなかったが
東アジアの複数の国から支配権を奪ったという歴史をもつ
一度でも侵略を行ったことがある国は
侵略される事態となることを
恐怖するようになるのだ
防衛力を強化しなければならない
と思い込んでいったのは
自衛する以外に侵略を防ぐ有効な手段がなかったからである
アメリカが防衛力を強化すると
ミリタリーバランスを維持しておくために
その他の国々までが
自動的に防衛予算の比率を基本の状態へと戻そうとする
軍拡が止まろうとしないのは
力の政治を行ってきたアメリカに通底する宿痾の病が
防衛予算を増やし続けることで
世界一優れた軍事力を誇る国へと押し上げていたからだった
アメリカは最高の軍隊をもつことで
敵からの攻撃を防止していると信じているのだが
民間組織に過ぎない拠点なきテロリストの集団を
中東から排除することさえできずにいる
防衛力の増強という単純な構造の枠組みから離脱しない限り
地球に平和という状態はやってこない
ドルの発行益を与えている原油の価値が高まっていれば
アメリカはエネルギー資源を供給するビジネスを
円滑に運用管理することで
軍事力を高めていくことができる身分を継続しようとする
防衛能力が平和の基礎だと信じられている世界では
軍拡と温暖化とはセットで同時進行する循環へと
必然的に陥る定めとなる
貧困化とテロリストの増加とは
その結果として
産み落とされたものだった
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyob_hat.gif)